燃料電池ワールド Vol.774 (2010/09/28 09:26)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.774
■□□□□□□□□□
■2010年09月28日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆第3回 山梨燃料電池実用化推進セミナー【再掲】

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 10月28日(木)14:00?17:30
◇会 場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター セミナー室
     (山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内 容 
受 付 13:30〜14:00
第1部 14:15〜15:45
『定置用燃料電池の現状と今後の展望』
 [講師] 永田 裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社技師長)
第2部 16:00〜17:30 
『小型燃料電池の国際標準化の動向と今後の展望』
 [講師] 田島 收氏(株式会社ENEOSセルテック品質保証部)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=76
◇主 催 山梨燃料電池実用化推進会議
     山梨県地域産業活性化協議会

☆SSKセミナー【再掲】
●経済産業省による再生可能エネルギー 全量買取制度と今後の施策
  ?再生可能エネルギーの導入拡大に向けた動き?
◇講 師=黒部 一隆氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課再生可能エネルギー推進室室長補佐)

 再生可能エネルギーは、海外からの輸入に頼らない純国産のエネルギーであり、二酸化炭素などの温室効果ガスをほとんど排出しないことから、エネルギーセキュリティー、地球温暖化対策の観点から非常に重要である。

 こうした中、経済産業省は再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、平成21年11月からスタートしている太陽光発電の余剰電力買取制度のほか、再生可能エネルギーの全量買取制度の検討も行っており、8月4日に発表した制度の大枠(基本的な考え方をまとめたもの)を中心に紹介する。
1.制度の基本的な考え方
2.個別検討分野(買取対象、買取価格等)の説明
3.最新の検討状況、今後の展開について
4.質疑応答
◇日 時:10月8日(金)午後3時?午後5時
◇会 場:弘済会館(千代田区麹町5?1)
◇受講料:1名につき26,250円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_10363.html

■2010年09月27日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2010/09/27 「機会あればためらわない」ポスコ会長M&Aに意欲(聯合ニュース)

 鄭会長は講演で、競争力の中核は資源の自給率だとし、今後は海洋分野ではリチウムとマグネシウムの抽出、グローバル分野では「U&I成長軸」に集中すると述べた。「U&I成長軸」は、中国を中心にモンゴル、ラオス、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、ウズベキスタンをつなぐ「U」字軸と、北米、メキシコ、ボリビア、ブラジルをつなぐ「I」字軸を中心に市場を拡張する戦略。

 鄭会長は特に、中国は東海(日本名:日本海)に出るため北朝鮮の羅津港を利用しようとしている指摘。羅津の提供は朝鮮半島が中国勢力に包囲されることを意味するもので、脅威を感じるべきだと述べた。その上で、北朝鮮に近い吉林省を非常に重要な協力基地と考え、東は丹東に、西は琿春に物流基地を置き、南北統一に備えるべきだとの持論を示した。

 さらに、これを土台に、中国とロシアの間で主導権を握るけん制と均衡の戦略を駆使する必要があると主張した。1段階で長春と琿春、丹東をつなぐ高句麗ライン、2段階でバイカル湖とモンゴルをつなぐラインを築き、最終的にはカナダまで含む北極ラインにまで事業を拡大するべきだと強調した。

 このほか、次世代技術開発にも言及。経済面での収益性はある程度確保したが、環境面での健全性や社会的責任の確保にはさらに努力が必要だと評価した上で、グリーン成長を目指し、2030年までに第4世代の原子力技術と水素還元製鉄に向かうことを目標としていると説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100927-00000015-yonh-kr

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<定置用電源>
●AFCエナジー社、二酸化炭素回収貯留プロジェクトのパートナーに選ばれる(2010年08月)

 AFCエナジー社(AFC Energy plc)のアルカリ型燃料電池技術は、北東イングランドに拠点をおく二酸化炭素回収貯留(carbon capture and storage:CCS)プロジェクトで成功の鍵となる構成技術として採用された。500MWの発電計画は、B9コール社(B9 Coal)によって英国エネルギー・気候変動省( UK’s Department of Energy and Climate Change:DECC)の二酸化炭素回収貯留実証コンテストに提案されている。発電所の候補地として、ノーサン・バーランド州にあるリオ・チント・アルキャン社(Rio Tinto Alcan)のラインマウス・プラントが挙げられており、この計画は、石炭地下ガス化処理(underground coal gasification:UCG)とAFCエナジー社の低コストのアルカリ型燃料電池という主要技術の素晴らしい組み合わせのモデルケースとなるだろう。

 石炭ガス化処理は、合成ガスを生成した後、ガス精製工程を経て水素と二酸化炭素を分離する。そして、二酸化炭素の90%以上を副産物として余分なコストをかけずに捕捉することができる。純水素は燃料電池に送られ、低コストで発電効率60%で電力に変換される。
http://www.afcenergy.com/news/latest_news/Alkaline_Fuel_Cells_to_Power_Clean_Coal_Project.html

〔訳注〕日本でも石炭ガス化燃料電池複合発電の研究が行われているが、日本では使用する燃料電池を固体酸化物型や溶融炭酸塩型の高温型燃料電池としている。AFCエナジー社のこの記事は、日本では過去のものとされているアルカリ型燃料電池を使ってコストを下げるというのがミソである。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=01-04-02-05

 この記事についての詳細な日本語ブログがある。ブログ子は、「「UCG(+CCS)+ AFC」処理による発電は原子力発電より優れているとのことである。原子力発電は、うまく管理し、放射能の危険を回避できれば、またその技術も世界のトップレベルにあるので日本の将来の大規模クリーン発電の本命かと思っていたので、ショックである。」とその理由も含めて書いている。
http://www.fcpat-japan.com/B9CoalJpn.html

 また、世界の二酸化炭素回収・貯留の研究開発動向については、今年8月のNEDO海外レポートが特集を組んでいる。
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1065/1065-7.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆水素エネルギー先端技術展2010?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?【再掲】

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。

 「九州・国際テクノフェアー2010」の基調講演会で、トヨタ自動車(株)技監 渡邉浩之氏が「持続可能なモビリティ社会の実現に向けて〜水素社会とITS〜」と題して講演されます。

 「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。

 「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します。(事前申込制、先着順です)
◇会期:9月29日(水)〜10月1日(金)10:00〜17:00
◇会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
◇詳細・セミナーのお申し込みは「水素エネルギー先端技術展2010」ホームページから↓
http://www.he-t.jp/
◇FC EXPOセミナーの申し込みは「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」ホームページから↓
http://www.fcexpo.jp/fukuoka/
◇渡邉浩之氏(トヨタ自動車(株)技監)の基調講演会の申し込みは「九州・国際テクノフェアー2010」ホームページから↓
http://www.it-kyushu.net/
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省九州経済産業局、福岡県、北九州市、

    福岡市、国立大学法人九州大学、(独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究
    センター、(財)西日本産業貿易コンベンション協会

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
 □連絡先:pemdream@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1