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□燃料電池ワールド Vol.772
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■2010年09月24日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー
●経済産業省による再生可能エネルギー 全量買取制度と今後の施策
?再生可能エネルギーの導入拡大に向けた動き?
◇講 師=黒部 一隆氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課再生可能エネルギー推進室室長補佐)
再生可能エネルギーは、海外からの輸入に頼らない純国産のエネルギーであり、二酸化炭素などの温室効果ガスをほとんど排出しないことから、エネルギーセキュリティー、地球温暖化対策の観点から非常に重要である。
こうした中、経済産業省は再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、平成21年11月からスタートしている太陽光発電の余剰電力買取制度のほか、再生可能エネルギーの全量買取制度の検討も行っており、8月4日に発表した制度の大枠(基本的な考え方をまとめたもの)を中心に紹介する。
1.制度の基本的な考え方
2.個別検討分野(買取対象、買取価格等)の説明
3.最新の検討状況、今後の展開について
4.質疑応答
◇日 時:10月8日(金)午後3時?午後5時
◇会 場:弘済会館(千代田区麹町5?1)
◇受講料:1名につき26,250円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_10363.html
☆水素エネルギー先端技術展2010?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?【再掲】
燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。
「九州・国際テクノフェアー2010」の基調講演会で、トヨタ自動車(株)技監 渡邉浩之氏が「持続可能なモビリティ社会の実現に向けて〜水素社会とITS〜」と題して講演されます。
「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。
「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します。(事前申込制、先着順です)
◇会期:9月29日(水)〜10月1日(金)10:00〜17:00
◇会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
◇詳細・セミナーのお申し込みは「水素エネルギー先端技術展2010」ホームページから↓
http://www.he-t.jp/
◇FC EXPOセミナーの申し込みは「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」ホームページから↓
http://www.fcexpo.jp/fukuoka/
◇渡邉浩之氏(トヨタ自動車(株)技監)の基調講演会の申し込みは「九州・国際テクノフェアー2010」ホームページから↓
http://www.it-kyushu.net/
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省九州経済産業局、福岡県、北九州市、
福岡市、国立大学法人九州大学、(独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究
センター、(財)西日本産業貿易コンベンション協会
■2010年09月22〜23日のWEB LINK NEWS
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2010/09/22 日本のスマートグリッド、だいぶ米国版とは違うな
(ITmedia エンタープライズ)
今回東京電力を訪問して話を聞くチャンスがあった。そこで疑問に思っていたことを質問してみた。その分野の専門家から話を聞けるということはすごいことだ。大きな収穫があった。
主な質問事項は以下の5点。
1. 日本は電力が十分なのか。
2. 将来にわたってエネルギー確保に問題は無いのか。
3. 電気自動車の本格実用が始まっても電力は十分なのか。
4. スマートメータを設置する理由は何か。
5. 日本のスマートグリッドはソーラーパネルと電気自動車だけか。
米国のスマートグリッド開発の主な理由の1つが、現在使用可能な電力を有効に使用することで電力不足を乗り切ろうというものなので、電力供給状態は興味のあるところだ。「日本は電力が十分なのか」という問いについては、一般的に電力不足はないとのこと。
マラッカ海峡に有事が生じた際、日本のエネルギー供給は大丈夫なのか。専門家によると、備蓄エネルギーを主としてオイルに依存していた昭和に比較して、今はさまざまなエネルギー源を確保しているので、その心配はあまりしなくてもよいようだ。
電気自動車の実用化は米国では大問題だ。電気自動車が売れるかどうかの前に、電力供給の問題が横たわっている。一般家庭の1日の電力消費量と電気自動車1台を充電する電力量はほぼ同じだと言われている。米国のごく普通の家庭では数台の車を所有している。筆者の家の両隣も、それぞれ4台ずつある。何しろ高校生ともなると、子どもも車を持っているのだ。そうなると、電気自動車を買って夜充電しようとすると、家庭の電力消費量は一挙に5倍になる。もちろん、一度に全部の車を電気自動車にはしないだろうが。日本の場合は、10年後に100万台、200万台になったとしても、全体の消費に占める割合は1%にも満たず、まったく問題にならないそうだ。
米国ではスマートメータに変更される前の“ぼんくら”メータは単に使用量を積算するものだった。そのため、発電コストが時間によって異なってもそれに応じた課金ができなかったし、消費者が電力消費のピーク時に使用を控えるよう、料金体系を利用して誘導することもできなかった。スマートメータ導入理由の1つは、時間帯によって異なる料金を反映させようというものだ。ところが現在の日本の電気メータは、3つの料金体系を反映できるように作られている(ダイナミック プライシング)。つまり、一番電気料金が高い昼間、その次に高い朝と夜、そして一番安い深夜の3つの時間帯で電気代が違うのだ。
そして最後に、日本のスマートグリッドは電気自動車とソーラーパネルだけかという質問だ。すでに聞いたように、電気自動車はあまり関係ないようだ。だがソーラーパネルは関係する。太陽光による発電は発電量が一定でなく、時間によりばらつきがある。それを配電網に取り込むには、配電網を流れる電力の量を一定に保つためのコントロールが必要となる。また、夜間など発電していない時には、配電網から家庭へと電気を流す必要がある。こういった状況に応じて電気の流れをスムーズに行うために、スマートグリッドは必要だ。現在は配電網につなぐ小規模な太陽光発電だけだが、今後はスケールの大きな太陽光発電を送電線につなぐ場合も出てくるだろう。その際にも、送電網を流れる電力の量のバランスを崩さないためのコントロールが必要となる。
つまり現段階では、日本のスマートグリッドは、再生可能エネルギーの電力網への取り込みをコントロールするためだけに必要ということになる。今後もこのまま移行するのかは分らない。さらに取材を続けたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100922-00000063-zdn_ep-sci
■海外ニュース
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<定置用電源>
●ヒドラ社、燃料電池ユニットを10月に出荷予定(2010年08月)
ヒドラ・フュエルセル社(Hydra Fuel Cell Corporation)は、同社の5kW級燃料電池の初期生産分を10月に出荷すると発表した。これらのユニットは、メタノールまたは天然ガスの改質装置と一緒に出荷される。メタノールや天然ガスは、消費者の利用の仕方や選択によって決められる水素の供給源となる。
http://www.homepowerfuelcell.com/
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.291 2007/08/19発行「ヒドラ・フュエルセル社は家庭用燃料電池の発注書を受け取る」
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