燃料電池ワールド Vol.769 (2010/09/17 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.769
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■2010年09月17日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆水素エネルギー先端技術展2010?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?【再掲】

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。

 「九州・国際テクノフェアー2010」の基調講演会で、トヨタ自動車(株)技監 渡邉浩之氏が「持続可能なモビリティ社会の実現に向けて〜水素社会とITS〜」と題して講演されます。

 「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。

 「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します。(事前申込制、先着順です)
◇会期:9月29日(水)〜10月1日(金)10:00〜17:00
◇会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
◇詳細・セミナーのお申し込みは「水素エネルギー先端技術展2010」ホームページから↓
http://www.he-t.jp/
◇FC EXPOセミナーの申し込みは「第2回FC EXPOセミナー in 福岡」ホームページから↓
http://www.fcexpo.jp/fukuoka/
◇渡邉浩之氏(トヨタ自動車(株)技監)の基調講演会の申し込みは「九州・国際テクノフェアー2010」ホームページから↓
http://www.it-kyushu.net/
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省九州経済産業局、福岡県、北九州市、

    福岡市、国立大学法人九州大学、(独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究
    センター、(財)西日本産業貿易コンベンション協会

☆第2回 山梨燃料電池実用化推進セミナー【再掲】

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 9月21日(火)14:00?17:30
◇会場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センターセミナー室(山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内容 
第1部 14:15?15:45
『日本における燃料電池自動車の開発動向と水素試験環境の整備』
[講師]中村博氏(公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター特別アドバイザー)第2部 16:00?17:30
『世界の燃料電池自動車(FCV)実証実験の動向と将来展望』
[講師]丹下昭二氏(山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター客員教授)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
  http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=74
◇主催 山梨燃料電池実用化推進会議
    山梨県地域産業活性化協議会

■2010年09月16日のWEB LINK NEWS
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2010/09/16 ラットの体内で発電する燃料電池
(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)

 バイオ燃料から代替エネルギーを作る方法にひとひねり加えた燃料電池が開発された。生きている動物に埋め込まれたデバイスが体内の化学物質から電力を生成するという仕組みだ。

 グルコースバイオ燃料電池と呼ばれるこの埋め込みデバイスは、血糖とも呼ばれるグルコース(ブドウ糖)と酸素から電力を作り出す。グルコースも酸素も体内の細胞の間を流れる体液に含まれている。

 研究チームは、グルコースバイオ燃料電池の試作品を作成し、“リッキー”と名付けた白い実験用ラットに埋め込んだ。このラットは燃料電池を身に付けたまま11日間を無事に過ごし、悪影響も起こらなかった。ラットの首から引き出された燃料電池のワイヤーからの計測によって、かなりの量のエネルギーが生成されていることが示された。

 この結果から研究チームは、より小型のペースメーカーや人工臓器などの次世代の埋め込み型医療機器に、このバイオ燃料電池で安全かつ長期間電力を供給できるようになる日が来ると期待している。

 研究の共著者でフランスのグルノーブルにあるジョセフ・フーリエ大学のセルジュ・コスニエール氏は次のように話す。「例えば将来的には、グルコースの濃度を監視してインスリンポンプ(糖尿病の治療に利用される埋め込み型医療機器)を制御できる埋め込み可能なバイオセンサーを開発できるだろう。グルコースの濃度を継続的に検知できればインスリン注入の効率が上がる」。

 今回開発されたバイオ燃料電池の試作品は約2マイクロワットの電力を数時間連続で生成し、単位体積当たりのエネルギー量を示すエネルギー密度の最高値は1ミリリットル当たり24.4マイクロワットだった。

 標準的なペースメーカーの電池は10マイクロワットの電力を持続的に供給する必要があるが、エネルギー密度は非常に小さい。したがって、今回開発されたバイオ燃料電池を大型化すればペースメーカーを簡単に作動させることができ、しかも現在使われている電池よりも小型化できるという。

 コスニエール氏は、このシステムを改良すればさらに複雑で大きな電力を必要とするデバイスに電力を供給できるようになると期待する。例えば、インスリンポンプと同じような仕組みで将来バイオセンサーに電力を供給できるようになれば、ドーパミン、アドレナリン、グルタミン酸などの脳内化学物質を監視・制御でき、パーキンソン病やアルツハイマー病に苦しむ人々の役に立つという。

 この研究はオンラインジャーナル「PLoS ONE」誌で2010年5月4日に掲載された。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100916-00000000-natiogeo-int
※写真あり

2010/09/16 家庭から二酸化炭素削減、市温暖化対策推進協がリーフレット活用呼び掛け/横浜(カナロコ)

 二酸化炭素(CO2)削減につながる暮らしの知恵を広めようと、横浜市地球温暖化対策推進協議会(会長・中原秀樹東京都市大教授)が3種類のリーフレットを作成した。家庭から排出される温室効果ガスの割合が高い横浜市の状況を改善するため、省エネやエコドライブをより多くの世帯に実践してもらう狙いだ。希望者に無料配布する。

 横浜信用金庫の寄付金を活用し、「省エネ」「新エネルギー」「エコドライブ」の3種を3500部ずつ作成。「手軽に持ち運べるように」(佐藤一子事務局長)と、A5判にした。

 「省エネ」では、家庭からの主なCO2排出源である電気の使用量を減らすため、季節に応じた冷蔵庫内の温度調節、テレビ画面の明るさ設定の変更などのアイデアを紹介。白熱灯を電球型蛍光灯に買い替え、電気代の大幅な削減につなげた例も掲載している。

 また、太陽光発電や燃料電池などを設置した市民の声を「新エネルギー」で取り上げ、アイドリングストップや加減速の少ない運転などの効果を「エコドライブ」で具体的に示した。

 リーフレットは今後、区民祭りなどのイベントで配るほか、希望者先着500人に郵送で届ける。入手したい人は封筒に送料140円分の切手を同封し、住所、氏名、電話番号を明記して申し込む。
 問い合わせは、同推進協事務局電話045(681)9910。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100916-00000045-kana-l14
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●クラウン社、燃料電池で操作する電動フォークリフトを20タイプ設定(2010年08月)

 クラウン・イクイップメント社(Crown Equipment Corporation)は、同社の20タイプの電動フォークリフトに対してさまざまな燃料電池と操作する条件整備を完了した。これで同社は、合計29タイプの燃料電池とリフトトラックの組み合わせを提供する。

 クラウン社の技術者たちは、燃料電池とリフトトラックの組み合わせを成功させるために最初に、バッテリー駆動のトラックについて、牽引とか持ち上げ、移動速度などの主要な性能測定基準を再検討する。次に、バッテリーを燃料電池に置き換えて同じ指標を測定する。研究チームは、燃料電池駆動のフォークリフトを、リフトトラックの性能や効率、安全基準など最初に設計されたものと同等になるように保証するために、両方のモデリングと適応性試験を通して必要となる特定の設計変更を決定する。
http://www.crown.com/usa/news/usa_company_news/2010/twenty_forklifts_fuel_cell_qualified.html

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