燃料電池ワールド Vol.762 (2010/09/08 08:50)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.762
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■2010年09月08日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆第2回 山梨燃料電池実用化推進セミナー

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 9月21日(火)14:00?17:30
◇会場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センターセミナー室(山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内容 
第1部 14:15?15:45
『日本における燃料電池自動車の開発動向と水素試験環境の整備』
[講師]中村博氏(公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター特別アドバイザー)第2部 16:00?17:30
『世界の燃料電池自動車(FCV)実証実験の動向と将来展望』
[講師]丹下昭二氏(山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター客員教授)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
  http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=74
◇主催 山梨燃料電池実用化推進会議
    山梨県地域産業活性化協議会

☆水素エンジンの音、聞いたことありますか?【再掲】

 〜『2010「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井』に出展
 水素は人類のエネルギー源となり得るのだろうか?

 このことについてウェブ上で時々、否定的な論調を見かける。以前からいろいろな論議はあるのだが、最近のは二次電池との対比での意見の色彩が濃い。

 由来、初めから完璧に迎え入れられるものはなかなか無いのであるから、人類にとって必要なものであれば問題を抱えながら受容されていくはずで、水素はまだ、その未来へのアプローチに運命を託しているのだと言えよう。

 夏休みの先日、東京都立杉並工業高校のクラブ活動で水素エンジン(非常用小型発電機)を見せてもらった。以前から協力していただいている佐藤昌史教諭が作ったものだ。3年前から試作し、今回ようやくノッキングや異常燃焼もなく、安定した運転が出来る仕上がりになったというので、どれどれ、どんな仕上がりかなと出かけていった。この水素エンジンの特長を列記してみよう。
・汎用小型4サイクルエンジン(約50cc)を改造。
・マルチ・フューエルエンジンとして、水素・LPG・バイオガス等での運転が可能。
・燃料電池と比べて効率は低いが、低価格・高い安定性と耐久性がある。
・排気ガスは基本的に水(H2O)と窒素(N)なので環境に優しく屋内運転も可能。 ビニールハウス内でエンジン廃熱も利用できる。

 当日、部員である生徒たちのアシスタントで実際に水素とLPGで運転して、その違いを体感した。頭で理解していたものと違って、毒ガスと山頂の空気ほどの違いをもろに感じ、自動車検査用排気ガステスターで数値的にも確認できた。水素エンジンが自動車に使われるよりもまず、生活の中に普及して欲しいと思ったのは実際に触れてみたからだ。もしかしたら一般に、燃料電池よりも水素エンジンに触れる機会が少ないのかもしれない。

 水素エンジンがどんなものか、小金井市で展示するので、この機会にぜひ体験してみてはいかがですか? 百聞は一見にしかず。
◇日時:9月12日(日) 10:00〜16:30
◇場所:東京学芸大学(小金井キャンパス)
◇入場料:無料
◇主催:2010「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井実行委員会、他
◇展示:東京都立杉並工業高校機械工作部次世代自動車研究チーム

■2010年09月07日のWEB LINK NEWS
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2010/09/07 トヨタとアイシン、新型の家庭用燃料電池をNEDOの実証研究に提供(レスポンス)

 トヨタ自動車とアイシン精機は7日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「固体酸化物形燃料電池実証研究事業」向けに「家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)」コージェネレーションシステム約60台を提供すると発表した。

 トヨタとアイシンが提供するシステムは、大阪ガスと京セラとともに4社で共同開発し、トヨタとアイシンが製造している。

 NEDOの実証研究事業は、北海道ガス、東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスのガス会社5社が参画する。トヨタとアイシンは2009年度に実施された実証研究事業にも機器を提供し、SOFCが省エネ性に優れる機器であることを確認した。2010年度は、これまでの実証研究事業で判明した技術開発課題を克服するため、省エネ性・CO2削減が図れるよう発電ユニットの低出力時の負荷効率の向上を図るとともに、貯湯タンクの容量を増やし、排熱の有効利用度のアップを図る。

 また、商品性を向上させるため、耐久性・メインテナンス関連も改善した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000023-rps-bus_all

2010/09/07 大阪ガス、新型SOFCの実証実験開始=10年代前半の市場投入目指す(時事通信)

 大阪ガスは7日、新たに改良した家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)の実証実験を開始すると発表した。ガス供給エリア内の戸建て住宅に41台を設置し、耐久性などを検証。2010年代前半の市場投入を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000021-jijc-biz

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●ニア社、防衛産業の主要企業と協力(2010年08月20日)

 ニア・パワーシステムズ社(NEAH Power Systems)は、潜在的な顧客ために同社独自の発電方式を開発する目的で、米国防衛産業の主要企業と協力している。世界的な活動を続けるこの企業と協働することで、ニア社はさまざまなことを学ぶことができる。
http://neahpower.com/neah-power-and-major-us-defense-supplier-collaborate-to-deploy-neah-power-fuel-cells【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.324 2008/04/13発行「ニアパワー・システムズ社は新しい資料を発行する(2008/03/18)」
Vol.337 2008/07/20発行「ニア社、技術開発でサンミナSCI社を選択(2008/06/19)」Vol.645 2010/03/17発行「ニア・パワーシステムズ社、サイボルト・エナジーシステムズ社を取得(2010/02/12)」

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