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□燃料電池ワールド Vol.733
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■2010年07月29日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2010年07月28日のWEB LINK NEWS
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2010/07/28 石炭ガス化、発電以外にも活用 Jパワー、鉄鋼・化学などと共同研究(フジサンケイ ビジネスアイ)
Jパワー(電源開発)は27日、中国電力と共同開発を進める石炭ガス化複合発電(IGCC)で、生成したガスの用途を発電以外に広げるため、鉄鋼、化学、ガス、石油業界と共同で研究を始めることを明らかにした。石炭は世界各地に広く埋蔵され安定的に調達できるため、各国とも将来にわたる主要なエネルギー源の一つに位置付けている。石炭ガスを産業分野でも活用する技術が確立できれば、エネルギーの安定供給と二酸化炭素(CO2)排出削減につながる。
Jパワーなどが開発を進めている技術は、石炭に酸素を吹き付けて“蒸し焼き”にし、水素、一酸化炭素(CO)などの可燃性ガスを生成するもの。その際にCO2も分離、回収する。CO2を地中に閉じ込める技術も開発を進めている。
生成したガスは、発電以外にも活用できると見込まれる。水素は燃料電池に活用できるほか、鉄鉱石から鉄を取り出す際の還元剤にも活用できる。現在、還元剤には石炭が使われているが、これを水素に代えればCO2排出を大幅に削減することが可能だ。また、COはメタンに変換するなどして燃料に活用できる。
こうした技術について、Jパワーは今月末から検討をスタートする。各業界関係者に有識者も交え、今年度いっぱいかけて商業ベースでの実現可能性を探る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100727-00000005-fsi-bus_all
2010/07/28 低炭素化で小宮山理事長が講演 京都の経済4団体が共催(京都新聞)
京都商工会議所、京都経営者協会、京都経済同友会、京都工業会が28日、地球温暖化対策と企業経営を考える講演会を京都市中京区のホテルで開いた。4団体の機能再編の一環で共催した。低炭素化をテーマに東京大前総長で三菱総合研究所の小宮山宏理事長が日本の展望を語った。
小宮山氏は「エネルギー効率を3倍に高め、物質循環のシステムを構築できれば2050年以降の未来も明るい」と述べた上で、「高効率の給湯器や燃料電池を量産できるのは日本だけ」と指摘。省エネ技術で新市場を創造していくべきとの考えを示した。
地球温暖化への対応については「ものづくりでは生産は権利で、効率化は義務」と説き、二酸化炭素の排出削減余地が大きい家庭やオフィス、輸送などの部門で省エネ投資を推進する必要性を強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100728-00000020-kyt-l26
■海外ニュース
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<輸送>
●アクタ社、水素駆動の舟「ハイドロ」を披露(2010年06月05日)
アクタ社(Acta)は、イタリアのビアレッジョで開かれたヨーロピアン・セイリング・チャンピオンシップス(European Sailing Championships)で、世界初の水素駆動の小型舟(本船と岸の間を行き来する小型の舟)をお披露目した。「ハイドロ(HIDRO)」というブランドの新しい小型舟は、アクタ社の水素製造機から水素を得て、バッテリー/燃料電池ハイブリッド船外モーターで進んだ。同社の水素製造機は太陽電池から電力を得ていた。2艘のハイドロ舟は、10月初旬に開かれるジェノバ・ボート・ショーで正式に進水させるより前に、チャンピオンシップスで航行したのである。
http://www.actagroup.it/news.asp?tit=new-video-on-acta-energy-website&id=50&page=
〔訳注〕ここに、このイベントで披露されたボート(HIDRO)と自転車のビデオがいろいろあります。
http://www.actaenergy.it/galleria_video.asp
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!
8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
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