燃料電池ワールド Vol.734 (2010/07/30 10:20)

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□燃料電池ワールド Vol.734
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■2010年07月30日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年07月29日のWEB LINK NEWS
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2010/07/29 自動車産業の明日を占う! ロシアで売れるクルマとは? 新興市場BRICsを行く[1](nikkei TRENDYnet)

 新興国の自動車市場は必ず急成長する。BRICsを自分の目で見ることで、「自動車産業の明日」を知るきっかけにできるのではないかと思い、BRICs自動車ショー巡りの旅を始めた。最初に訪れたのは2008年夏のロシアだった。
見えない環境戦略

 モスクワの昼の顔は80年代の東京に似ている。道路には自動車があふれ、モスクワの環状道路は慢性的な大渋滞だ。頻繁に起きる交通事故もモスクワ名物となっている。自動車が急速に増えたので、大気汚染も深刻化している。日本の失敗を繰り返しているようだ。

 ところで、モスクワでハイブリッド車などのエコカーは走っているのだろうか? 現実はほとんどがガソリン車だ。ディーゼルも価格が高いうえ、ロシアの軽油はサルファ(硫黄分)の含有量が日本の100倍もあるということで高性能なインジェクターが使いにくい。同じ理由でガソリンエンジンも、直噴などのモダンなテクノロジーは使われていない。モスクワの排ガス規制は欧州基準で「ユーロ3」レベルだから一歩遅れている。それも新車のみが対象のようで、古い自動車はまったく規制されていない。

 燃費が気になるところだが、ロシアはガソリンが非常に安い。通貨ルーブルの為替次第という面もあるが、ガソリンが安いといわれるアメリカよりもさらに30%ほど安い。産油国ロシアはサウジアラビアやクウェートと同じように、ガソリンは水よりも安いのである。

 ロシアでも移動手段として自動車がさらに普及するのは間違いないが、石油があまりにも安いため環境意識が薄いというのがロシアの実態であった。ロシア政府も中国のように自動車産業についての明確なビジョンを持つべきなのだが、たしかに寒い地域が多いので電気自動車や燃料電池車の開発促進などは難しそうだ。一方で、ロシアに豊富なエネルギー資源を燃料に使う天然ガス自動車などは非常に有効かもしれないのだが…。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100729-00000003-trendy-ind
※写真あり

2010/07/29 EVやPHV購入に最大68万円の補助 英国(レスポンス)

 英国政府は28日、2011年1月から、EVやプラグインハイブリッド、燃料電池車の購入時に、最大5000ポンド(約68万円)を補助する制度を導入すると発表した。

 この制度は「プラグインカーグラント」と呼ばれ、次世代の環境対応車の普及促進が狙い。英国政府は最大5000ポンドの補助金に加えて、国内に1万1100か所以上の充電スタンドを整備し、普及を後押しする。

 フィリップ・ハモンド運輸大臣は、「英国は低公害車の普及に関して、世界のリーダー的存在となる」と宣言した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000013-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●全米研究委員会、オバマ政府に反論する新しい報告書(2010年06月)

 全米研究委員会(National Research Council)は、「フリーダムカーと燃料パートナーシップ(FreedomCar and Fuel Partnership)」の第3回報告書を発表した。報告書は、水素燃料自動車に対する連邦政府の持続的な研究開発が長期的な利益をもたらす、と述べている。これはオバマ政府が、自動車による地球温暖化ガスの排出を削減するために短期的な成果が得られないような計画には資金配分を段階的に廃止すると述べたことに反駁した勧告でもある。報告書は、内燃機関エンジンのような長期的約束を提案できないけれどもローリスクな技術の調査と同様に、水素のようなハイリスク・ハイリターンな自動車技術にも焦点を充てている。
http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=12939

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!

 8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
 参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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