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□燃料電池ワールド Vol.721
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■2010年07月12日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2010年07月09〜11日のWEB LINK NEWS
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2010/07/09 【ドイツ】連邦環境庁、再生可能エネルギーを推奨(NNA)
連邦環境庁(UBA)は7日、2050年までに国内の全供給電力を再生可能エネルギーで賄うことは可能とする調査報告を行った。独経済紙ハンデルスブラット(電子版)が伝えた。
同庁のフラスバルト長官は、再生可能エネルギーへの移行に向けて必要なのは政府の早期決断だと強調、電力供給の安定性を高めるために原子力発電所の操業期間を延長する必要は全くないと断じた。ただしエネルギーの供給網と蓄積システムを拡充し、熱効率の高い建物環境を整えて省エネルギー体制を敷くことが重要とした。
1974年に創設されたUBAは、職員1,400人を擁するドイツ最大の環境シンクタンクとして政府の環境政策にも大きな影響力を持つ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000013-nna-int
2010/07/09 【肥田美佐子のNYリポート】原油流出事故で試される日本の「国際度」(ウォール・ストリート・ジャーナル)
政府によれば、これまで事故処理作業に投入されたマンパワーは4万5000人以上、船舶は6900隻を超える。8月には2本の救助井が完成し、事故処理のめどが立つといわれるものの、BPが、財政的にもイメージ的にも、企業生命が危うくなるほどの甚大なダメージを被ったのは間違いない。持続可能な経済成長やグローバルな企業活動などの問題に詳しいマサチューセッツ・ローウェル大学の地域経済・社会発展学部教授、ウィリアム・ラゾニック氏(同大学産業競争力センター所長)は、次のように警鐘を鳴らす。
「こうした惨事は、世界のどこでも無作為に起こりうる。この事故から得られる真の教訓は、われわれが、グローバル化した企業にサービスやモノを頼っているという事実である。われわれは、国際企業が、『クリーンな』代替(エネルギー)製品の開発に投資し、『クリーンでない』製品から消費者を守ってくれるよう、影響力を行使していかねばならない」
日本メディアの控えめな報道ぶりについては、「地理的・政治的・経済的に距離感があり、災害による実質的・精神的影響をほとんど受けない人たちは、事故に対してさほど反応も示さないことが多い」と、同教授は分析する。
とはいえ、7月3日、BPが、メキシコ湾の油田権益の10%を持つ三井石油開発に対し、約1億1100万ドルの資金負担を求めている事実が判明。原油流出事故は、日本にとっても決して対岸の火事とはいえないことが明らかになった。報道によれば、BPからの請求額は、さらに増える可能性もあるという。
また、エネルギー政策の点でもさまざまな疑問を投げかけた今回の事故は、国を問わず、「万人にとって重要な問題だ」と、ベストセラー作家兼環境問題専門コンサルタントのアンドルー・ウィンストン氏は警告する。
「原油流出は、石油採掘が困難さと危険さを増し、より高くつくものになっている事実をかいま見せてくれた。化石燃料の使用は、人類にとって長期的な解決策といえるのか。いったい何にエネルギーを依存すべきなのか。BP問題は、再生可能燃料への移行について、地球規模の対話を促す転換点になるだろう」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000013-wsj-int
2010/07/09 ドイツの核廃棄物問題:山積みの廃棄物
(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)
ドイツ北西部、ニーダーザクセン州にある岩塩の採掘抗、「アッセII(Asse II)」の深部。現在は廃坑となっているが核廃棄物が山積みになっており、この写真が撮影された1970年代以降、放置されている。
ドイツの連邦放射線防護局ら関係当局は現在、山積みになっている核廃棄物を回収し、別の場所に移送するという前例のない処理方法を講じようとしている。「目下の課題は、核廃棄物の移送が本当に可能なのかを見極めることだ。これまでにこうした処理が講じられた例はない」と、同局の広報担当者ウェルナー・ノールディング氏は話す。
放射線や毒性、可燃性ガスの調査などが順調に進めば、2020年までに遠隔操作機器を用いて廃棄物を運び出す計画だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000002-natiogeop-int.view-000
※画像あり
2010/07/11 燃料電池車:乗鞍スカイラインで実証実験 /岐阜(毎日新聞)
高山市は10日、北アルプス乗鞍岳の「乗鞍スカイライン」(同市丹生川町)で、燃料電池自動車と電気自動車の高所での耐久性や燃費性能を調べる実証実験を実施した。環境省の燃料電池自動車啓発推進事業の一環。午前8時すぎ、同スカイライン(14・4キロ)終点の畳平駐車場(標高2702メートル)まで走らせて燃費や走行性能を確認。続いて、畳平駐車場から桔梗ケ原待避所までの往復約2・5キロで無料体験同乗会を行い、観光客らを乗せた。実証実験と体験同乗会は13、14、17、18、20日にもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100711-00000047-mailo-l21
■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●ヌベラ社、ジーベックス・アドソープション社から圧力スイング吸着法システムを購入(2010年06月15日)
ヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells)は、ジーベック・アドソープション社(Xebec Adsorption Inc.)と複数年供給契約を結んだ。非独占的契約によってヌベラ社は、同社が製造する商標名「パワータップ(PowerTap)」の水素製造機と水素ステーションに組み込むために、ジーベックス社が専売するH-3300圧力スイング吸着法(pressure swing adsorption:PSA)システムを購入する。
http://www.nuvera.com/news/press_release-51.php
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成22年度総会
7月23日(金)下記のとおり平成22年度の総会・記念講演会を開催いたします。
本年5月、戦略会議は世界18カ国の地域が参加する閣僚級会合「水素経済のための国際パートナーシップ(IPHE)」から、優秀リーダーシップ賞を日本で初めて受賞しました。
そこで、今年の記念講演会は、IPHEアワードの受賞を記念して、我が国が誇る水素研究とエネファームをテーマに、九州大学水素エネルギー国際研究センター佐々木一成センター長と、西部ガス(株)黒田明部長にご講演いただきます。世界最先端の水素研究開発拠点である九州大学の取り組みや、世界最大の福岡水素タウン・創エネハウスの建設などを通じてエネファームの普及を図る西部ガスの取り組みをご紹介いたします。
情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月23日(金) 14:00?18:00
◇場所:ホテル日航福岡
(福岡市博多区博多駅前2丁目18番25号 *博多駅より徒歩3分)
◇日程:
・『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜14:50《会場:都久志の間(3階)》
会長挨拶 新日本製鐵(株) 黒木啓介代表取締役副社長
知事挨拶 福岡県 麻生渡知事
来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長
議 事 戦略会議22年度事業計画等
・『IPHE(水素経済のための国際パートナーシップ)受賞報告』 14:55〜15:00
・『記念講演会』 15:05〜16:30
「産学官地域連携による水素社会実現に向けた九州大学の取り組み」
佐々木 一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センターセンター長)「西部ガスグループのエネファーム普及についての取組み」(仮題)
黒田 明氏(西部ガス(株)エネルギー統轄本部リビングエネルギー本部営業設備部部長)
・『交流会』 16:40〜18:00《会場:都久志の間(3階)》
◇詳細はこちら→ http://www.f-suiso.jp/H22soukai.html
◇参加費:無料(交流会のみ5,000円/人)
◇申し込み方法:7月15日(木)までに入力フォームからお申し込みください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080421174912
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議 http://www.f-suiso.jp/
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第12回 技術者育成コース」開催!
7月27日(火)から30日(金)の4日間、「実践的な実習」と「幅広い講義」により技術者に必要な知識の習得を目指す「技術者育成コース」を開催します。
少人数制で参加者1人1人が機材に触れることができる実習や、水素ステーション、燃料電池自動車の実物を使用した構造等の解説が特長のコースです。
皆様のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○日時:7月27日(火)?7月30日(金)
○会場:
・1日目 福岡県中小企業振興センター 4階 401B会議室
(福岡市博多区吉塚本町9番15号)
・2?4日目 九州大学伊都キャンパス 稲盛フロンティア研究センター ホールC(福岡市西区元岡744番地)
○受講料:50,000円/人(交流会参加の方は別途3,000円)
○締切:7月13日(火)※定員20名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/12th_gijutsusya.html
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
○後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!
8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
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