燃料電池ワールド Vol.722 (2010/07/13 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.722
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■2010年07月13日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年07月12日のWEB LINK NEWS
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2010/07/12 【日本版コラム】パナソニックの大型蓄電池開発に続くのは?―環境ビジネスは「スマートハウス」にも(ウォール・ストリート・ジャーナル)尾崎弘之・東京工科大学教授

 7月8日付日本経済新聞の一面に、「住宅、エネルギー自給型に:次世代送電網、弾み」と題した記事が掲載された。
家庭用太陽光発電の急成長
太陽光発電の欠点とそれを解決する蓄電池システム
家庭用蓄電池がコモディティ化したら次に何が起きるか?

 現在、家庭用蓄電池システム自体が目新しい。それは、これまで電池の技術開発は、主にパソコンと携帯電話向けであり、小型・軽量を目指して行われてきたからである。基本的に大型蓄電池の需要は大きくなかったのだが、現在、家庭、工場、オフィス向けの大型電池の市場成長が始まっているのである。

 ただ、近い将来大型蓄電池が汎用化されて値段が下がるとどうなるか。次に重要なことは、テレビ、空調、冷蔵庫、洗濯機、パソコン、オーディオ、燃料電池、給湯機などの家電機器をトータルで管理して、省エネ、二酸化炭素(CO2)排出削減を行うことである。トヨタ、積水ハウス、大和ハウスの「スマートハウス」進出

 デンソーの蓄電池システム、アイシン精機の燃料電池、豊田自動織機の電気自動車充電器、豊田合成のLED照明、トヨタ紡績の内装素材技術など、確かにトヨタグループには、環境住宅を作るために必要な技術や製品が多彩に揃っている。トヨタ自動車がグループの中心に座っているだけあって、電気自動車の充電システムを最初から想定していることが、トヨタグループらしい。

 トヨタホーム以外に、積水ハウス、大和ハススといった大手住宅メーカーが、こぞって環境住宅の開発に力を入れている。
スマートハウスとは
日本はスマートハウス市場で成長できるか?

 ある大手住宅メーカーの役員に、この質問をしたところ、次のような返答を得た。

 「確かに、我々はスマートハウスで世界一になりたいです。そのためには、家電の規格や技術プラットフォームを統一しなければなりません。しかし、家電メーカーの皆さんと集まって、この問題を議論すると、各社バラバラに自説を主張されてまとまらないんですよ。海外進出どころか、国内も危ないな・・・」

 どうやら、ここでも「ガラパゴス現象」が起き始めているようだ。サムソン、LG、または中国メーカーにこの市場を席巻されなければ良いのだが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000013-wsj-bus_all

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●燃料電池車とバッテリー電気自動車を比較したLBSTの新しいレポート(2010年05月19日)
ドイツの再生可能エネルギーコンサルタント会社LBST
(Ludwig-B〓lkow-Systemtechnik GmbH)とフラウンホーファー協会システム・技術革新研究所(Fraunhofer (ISI) Institute of systemtechnik und innovationsforschung)は、ドイツの公益企業ライン・ヴェストファーレン電力会社(RWE)が5月19日にエッセンで開催された世界水素エネルギー会議で発表したことに代わって、「炭素を含まない最終的なエネルギー源としての電気と水素」と題する燃料電池電気自動車(FCEVs)とバッテリー電気自動車(BEVs)を比較した新しい報告書を発表した。英文の報道発表は
http://www.isi.fraunhofer.de/isi-en/service/presseinfos/2010/pri10-10.phpで見ることができ、ドイツ語の論文は
http://www.isi.fraunhofer.de/Endbericht_H2_vs_Strom-final.pdfからダウンロードできる。

〔訳注〕後者のURLはアクセスしても見当たらない。(7/13現在)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成22年度総会

 7月23日(金)下記のとおり平成22年度の総会・記念講演会を開催いたします。

 本年5月、戦略会議は世界18カ国の地域が参加する閣僚級会合「水素経済のための国際パートナーシップ(IPHE)」から、優秀リーダーシップ賞を日本で初めて受賞しました。

 そこで、今年の記念講演会は、IPHEアワードの受賞を記念して、我が国が誇る水素研究とエネファームをテーマに、九州大学水素エネルギー国際研究センター佐々木一成センター長と、西部ガス(株)黒田明部長にご講演いただきます。世界最先端の水素研究開発拠点である九州大学の取り組みや、世界最大の福岡水素タウン・創エネハウスの建設などを通じてエネファームの普及を図る西部ガスの取り組みをご紹介いたします。

 情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月23日(金) 14:00?18:00
◇場所:ホテル日航福岡
(福岡市博多区博多駅前2丁目18番25号 *博多駅より徒歩3分)
◇日程:
・『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜14:50《会場:都久志の間(3階)》
  会長挨拶 新日本製鐵(株) 黒木啓介代表取締役副社長
  知事挨拶 福岡県 麻生渡知事
  来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長
  議  事 戦略会議22年度事業計画等
・『IPHE(水素経済のための国際パートナーシップ)受賞報告』 14:55〜15:00
・『記念講演会』 15:05〜16:30
「産学官地域連携による水素社会実現に向けた九州大学の取り組み」

  佐々木 一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センターセンター長)「西部ガスグループのエネファーム普及についての取組み」(仮題)

  黒田 明氏(西部ガス(株)エネルギー統轄本部リビングエネルギー本部営業設備部部長)
・『交流会』 16:40〜18:00《会場:都久志の間(3階)》
◇詳細はこちら→ http://www.f-suiso.jp/H22soukai.html
◇参加費:無料(交流会のみ5,000円/人)
◇申し込み方法:7月15日(木)までに入力フォームからお申し込みください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080421174912
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議 http://www.f-suiso.jp/

☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第12回 技術者育成コース」開催!

 7月27日(火)から30日(金)の4日間、「実践的な実習」と「幅広い講義」により技術者に必要な知識の習得を目指す「技術者育成コース」を開催します。

 少人数制で参加者1人1人が機材に触れることができる実習や、水素ステーション、燃料電池自動車の実物を使用した構造等の解説が特長のコースです。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○日時:7月27日(火)?7月30日(金)
○会場:
・1日目 福岡県中小企業振興センター 4階 401B会議室
(福岡市博多区吉塚本町9番15号)
・2?4日目 九州大学伊都キャンパス 稲盛フロンティア研究センター ホールC(福岡市西区元岡744番地)
○受講料:50,000円/人(交流会参加の方は別途3,000円)
○締切:7月13日(火)※定員20名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/12th_gijutsusya.html
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
○後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!

 8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
 参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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