燃料電池ワールド Vol.716 (2010/07/05 10:31)

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□燃料電池ワールド Vol.716
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■2010年07月05日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年07月02〜04日のWEB LINK NEWS
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2010/07/02 太陽光発電と新エネ技術が一堂に結集――PVJapan 2010(Business Media 誠)

 太陽光発電の総合イベント「PVJapan 2010」が6月30日から7月2日までの3日間、横浜のパシフィコ横浜で開催されている。
●世界最高変換効率35.8%を達成した太陽電池
●エネルギーペイバックタイムが1年を切る太陽電池
●再生可能エネルギー技術の開発や普及促進を目指す

 PVJapan 2010と同時開催されていた「第5回 新エネルギー世界展示会」は、再生可能エネルギー技術の開発や普及促進、産業振興発展などを目的として結成された再生可能エネルギー協議会が主催。出展していたのは、産業技術総合研究所(産総研)や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などの研究開発系独立行政法人や、東京電力、東京ガスなどのエネルギーユーティリティ企業、三菱重工業、川崎重工業、日立製作所などの重電・社会インフラ企業などだ。

 産総研のブースでは、リチウムイオン電池のエネルギー密度を大幅に超えるポストリチウムイオン電池や、排熱を直接電気に変える熱発電システム、非食用バイオマスを使ったバイオ燃料製造技術、次世代エネルギーである水素を効率良く製造する技術、同じく次世代エネルギーとして資源開発が期待されているメタンハイドレートやガスハイドレート機能を活用する技術など、産総研の研究開発成果がパネルなどで展示されていた。

 一方、東京ガス/日本ガス協会のブースでは、家庭用燃料電池「エネファーム」と太陽電池を併用したダブル発電や、スマートエネルギーネットワークのコンセプト模型、太陽熱を利用した冷房システムなどを展示していた。電力会社は熱エネルギーの分野に、ガス会社は電気エネルギーの分野にそれぞれ裾野を広げて行こうとしているのが興味深い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100702-00000060-zdn_mkt-soci
※図あり

2010/07/02 住友林業のエコ住宅 薄膜系の太陽電池を追加 居住環境やデザインニーズに対応(住宅新報)

 住友林業は7月9日、太陽光発電システムを標準搭載した住宅「ニュー ソラボ」を発売する。選択可能な太陽光発電システムのバリエーションを拡大した。従来から採用している結晶系シリコンを利用したタイプに加え、薄膜系タイプを用意した。顧客の居住環境やデザインなど多様なニーズに対応する。

 ガスを燃焼させて発電し、発生する熱でお湯をつくる「エコウィル」や、家庭用燃料電池「エネファーム」との組み合わせも提案していく。

 価格は(太陽光発電システム3.2キロワット含む)3.3平方メートル当たり58万円から。初年度4000棟の販売を見込む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100702-00000003-jsn-ind

2010/07/02 省エネ補助のリスト公表、日本車神話が崩壊?―中国(Record China)

 2010年6月30日、国家発展改革委員会は、省エネルギー推進を目的とした購入補助金を支給する「節能産品恵民」プロジェクトに低燃費自動車を加えるとして、対象となる車種のリストを発表した。リストの車を購入すると、中央政府が1台当たり3000元(3万9000円)の補助金を支給する。中国の各メディアが伝えた。

 リストに載ったのは、比亜迪(BYD)、北京現代汽車、重慶長安汽車など16社、71車種(排気量1600CC以下)旧型モデルと比較して燃費効率が20%以上改善した車種が採用されたという。日系は燃費のよさでは中国でも知られているのに、トヨタ、日産系が入らず、「日本車神話の崩壊か」(現地ブロガー)と市民を驚かせている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100702-00000002-rcdc-cn
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●プラグパワー社の燃料電池、シスコ社とウォルマート・カナダのフォークリフトの動力源に(2010年06月17日、22日)

 シスコ社(Sysco)は7月17日、テキサス州の新しいヒューストン配送センターの竣工式を行った。同社は、センターで使われるレイモンド社(Raymond Corporation)の電動フォークリフトの動力源として、98台のプラグパワー社(Plug Power)の燃料電池「ゲンドライブ(GenDrive)」を配備した。98台の内訳は、72台がパレット・トラックのレイモンド・モデル8400で、26台がレイモンド・モデル7400のリーチフォーク・トラックである。燃料電池ユニットは、58万5000平方フィートの工場の至る所で乾物類と冷凍品の両方を運ぶために、すぐさま仕事を始める予定である。

 プラグパワー社の燃料電池「ゲンドライブ」はまた、カナダのアルバータにあるウォルマート・カナダ(Walmart Canada)の冷凍配送センターで、電動フォークリフトに電力を提供する予定である。燃料電池は、クラウン・イクイップメント社(Crown Equipment Corporation)が製造したトラックに取り付けられる。腐りやすい商品や冷凍品などは、西部カナダの小売店に安全に届けるために、ウォールマート・カナダの新設された工場に配送される。「ゲンドライブ」の冷凍ユニットは、マイナス20°F(マイナス29°C)という低温条件で作動する。
http://www.plugpower.com/newsroom/pressreleases.aspx?action=details&newsid=342
http://www.plugpower.com/newsroom/pressreleases.aspx?action=details&newsid=344

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成22年度総会

 7月23日(金)下記のとおり平成22年度の総会・記念講演会を開催いたします。

 本年5月、戦略会議は世界18カ国の地域が参加する閣僚級会合「水素経済のための国際パートナーシップ(IPHE)」から、優秀リーダーシップ賞を日本で初めて受賞しました。

 そこで、今年の記念講演会は、IPHEアワードの受賞を記念して、我が国が誇る水素研究とエネファームをテーマに、九州大学水素エネルギー国際研究センター佐々木一成センター長と、西部ガス(株)黒田明部長にご講演いただきます。世界最先端の水素研究開発拠点である九州大学の取り組みや、世界最大の福岡水素タウン・創エネハウスの建設などを通じてエネファームの普及を図る西部ガスの取り組みをご紹介いたします。

 情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月23日(金) 14:00?18:00
◇場所:ホテル日航福岡
(福岡市博多区博多駅前2丁目18番25号 *博多駅より徒歩3分)
◇日程:
・『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜14:50《会場:都久志の間(3階)》
  会長挨拶 新日本製鐵(株) 黒木啓介代表取締役副社長
  知事挨拶 福岡県 麻生渡知事
  来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長
  議  事 戦略会議22年度事業計画等
・『IPHE(水素経済のための国際パートナーシップ)受賞報告』 14:55〜15:00
・『記念講演会』 15:05〜16:30
「産学官地域連携による水素社会実現に向けた九州大学の取り組み」

  佐々木 一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センターセンター長)「西部ガスグループのエネファーム普及についての取組み」(仮題)

  黒田 明氏(西部ガス(株)エネルギー統轄本部リビングエネルギー本部営業設備部部長)
・『交流会』 16:40〜18:00《会場:都久志の間(3階)》
◇詳細はこちら→ http://www.f-suiso.jp/H22soukai.html
◇参加費:無料(交流会のみ5,000円/人)
◇申し込み方法:7月15日(木)までに入力フォームからお申し込みください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080421174912
◇主催:福岡水素エネルギー戦略会議 http://www.f-suiso.jp/

☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第12回 技術者育成コース」開催!

 7月27日(火)から30日(金)の4日間、「実践的な実習」と「幅広い講義」により技術者に必要な知識の習得を目指す「技術者育成コース」を開催します。

 少人数制で参加者1人1人が機材に触れることができる実習や、水素ステーション、燃料電池自動車の実物を使用した構造等の解説が特長のコースです。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○日時:7月27日(火)?7月30日(金)
○会場:
・1日目 福岡県中小企業振興センター 4階 401B会議室
(福岡市博多区吉塚本町9番15号)
・2?4日目 九州大学伊都キャンパス 稲盛フロンティア研究センター ホールC(福岡市西区元岡744番地)
○受講料:50,000円/人(交流会参加の方は別途3,000円)
○締切:7月13日(火)※定員20名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/12th_gijutsusya.html
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
○後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第3回 高度人材育成コース」開催!

 8月31日(火)から9月2日(木)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
※申込みは先着順です。お早めにお申し込みください。
?コースの概要?
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35才未満)
◇開催日程 8月31日(火)?9月2日(木)3日間
◇会場 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会) [初日の講義終了後。全員参加]
 参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月23日(月)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇詳細・お申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/3rd_koudo.html
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)/独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター/独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援 水素エネルギー協会(HESS)/燃料電池開発情報センター(FCDIC)/公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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