燃料電池ワールド Vol.692 (2010/05/28 10:17)

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□燃料電池ワールド Vol.692
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■2010年05月28日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年05月27日のWEB LINK NEWS
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2010/05/27 【中国】新エネ車年産を15万台に:広州市が振興計画(NNA)

 26日付広州日報は、広州市政府が独自に策定した、新エネルギー車の長期的な振興計画案の概要を明らかにした。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)を重点的に普及させ、5年後の2015年までに新エネ車の年産能力15万台を目指す方針だ。

 振興計画案によると、15年までに◇新エネルギー車の実用化・普及を実現するための一体的な各種のインフラ整備を実施◇広州での新エネ車の年産規模を15万台にする◇ホンダ系広汽本田、トヨタ系広汽豊田、東風日産など新エネ車メーカーの連携◇新エネ車による公共交通機関網の都市部での整備◇新エネセダンの一般家庭への普及――などを進める。さらに20年までに、広州で自主ブランドや核心技術を保有する、国際的な新エネ車メーカーを1?2社育成するなどとした。

 計画の対象となる今後10年間を通じて、HVとEVを優先的に普及させ、環境が整い次第、高コストで普及が困難とされる燃料電池車などの新エネ車の普及にも力を入れるとしているのが特徴。短期的には年内に、現在広州にある自動車メーカーの現有生産能力を頼りに、新エネの乗用車や商用車の年産能力を1万台とすることを目指しているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000001-nna-int

2010/05/27 EVの次は燃料電池=トヨタに対抗心も―ゴーン日産社長(時事通信)

 【スマーナ(米テネシー州)時事】日産自動車のカルロス・ゴーン社長は26日、同社の米生産拠点であるスマーナ工場で記者会見し、「ゼロエミッション(排出ガスゼロ)分野での次の波は燃料電池車だ」と述べ、電気自動車(EV)後をにらみ、燃料電池開発を強化していることを明らかにした。

 水素を燃料とする燃料電池車は、EVに比べ燃料充てんにかかる時間が短く、走行距離の長いことなどが特長。トヨタ自動車やホンダ、独ダイムラーなどは2015年までに市場投入を目指しており、エコカーをめぐる競争は激しさを増しそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000049-jij-int

2010/05/27 経産省、5事業を廃止=省庁版仕分け2日目(時事通信)

 経済産業省は27日、省庁版の事業仕分け「行政事業レビュー」2日目の作業で9事業を取り上げた。天然ガス・LPガス自動車を購入した企業や個人への補助金支給など、5事業を「廃止」と結論付けた。

 自動車購入補助のほか、公的機関の入札情報に関するポータル(玄関)サイトの運営補助をはじめ、全国中小企業団体中央会を通じた補助金支給3事業などを廃止とした。5事業の事業費総額は2009年度予算ベースで約24億円。

 また、燃料電池自動車の実用化に向けたデータ収集・分析など、残る4事業を「抜本的に改善」するよう求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000163-jij-pol

2010/05/27 ノーベル賞受賞者が科学の魅力を伝える 国際会館でフェスタ(京都新聞)

 内閣府や文部科学省、経済産業省などは、最先端の技術や研究成果を発信する「科学・技術フェスタin京都」を6月5日に京都市左京区の国立京都国際会館で開く。2002年に始めた産学官連携推進会議を一般向けに拡充した。ノーベル賞受賞者が集まり、科学の魅力を伝える。

 大学や研究機関、企業などが約370ブースに分かれて最新の研究内容や試作機を発表する。燃料電池の組み立てや超電導の体験イベント、ソーラーカーや3D撮影機材の展示などを予定している。大学の研究者が有機ELディスプレーや介護用のロボットスーツなどを実演する。

 午前9時半?午後4時半。参加無料。予約が必要だが、当日参加もできる。同フェスタのホームページから申し込む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000020-kyt-l26

■海外ニュース
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<その他>
●新しく2つのウェブサイトが誕生(2010年04月)

 ノースダコタ大学エネルギーと環境研究センター(The University of North Dakota Energy & Environmental Research Center:EERC)は、新しく「水素技術ナショナルセンター(National Center for Hydrogen Technology:NCHT)」のウェブサイトを立ち上げた。
http://www.undeerc.org/ncht/

 もう一つは、燃料電池の雇用に関する新しいウェブサイトが誕生した。このサイトは、雇用主が募集について掲示して、燃料電池の仕事に就きたいと考えている労働者にその機会を提供する。
http://www.jobsinfuelcells.com/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□──────────────詳細は、http://www.fcworld.jp/fc_02event.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第12回 技術者育成コース」開催!

 7月27日(火)から30日(金)の4日間、「実践的な実習」と「幅広い講義」により技術者に必要な知識の習得を目指す「技術者育成コース」を開催します。

 少人数制で参加者1人1人が機材に触れることができる実習や、水素ステーション、燃料電池自動車の実物を使用した構造等の解説が特長のコースです。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○日時:7月27日(火)?7月30日(金)
○会場:
・1日目 福岡県中小企業振興センター 4階 401B会議室
(福岡市博多区吉塚本町9番15号)
・2?4日目 九州大学伊都キャンパス 稲盛フロンティア研究センター ホールC(福岡市西区元岡744番地)
○受講料:50,000円/人(交流会参加の方は別途3,000円)
○締切:7月13日(火)※定員20名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/12th_gijutsusya.html
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
○後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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