燃料電池ワールド Vol.665 (2010/04/15 10:05)

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□燃料電池ワールド Vol.665
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■2010年04月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■ウェブサイトの更新→ http://www.fcworld.jp/
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※「日本の教科書に載った燃料電池(2)」をブログページに掲載しました。教科書の画像があります。【再掲】

■2010年04月14日のWEB LINK NEWS
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2010/04/14 水素・燃料電池論文で秋田工業高校が最優秀校に(産経新聞)

 水素・燃料電池の技術普及や発展のための技術論文を競う「第1回IPHEヤングスチューデントFCコンペティション」(経済産業省主催)で、秋田県立秋田工業高校が最優秀校に決定。論文をまとめた生徒4人らが13日、根岸均県教育長に報告した。4人は5月にドイツのエッセンで開かれる第18回世界水素エネルギー会議でも研究成果を発表する。

 受賞した同校の「メカクラブ同好会レーシング班」は平成15年から大潟村で開かれる水素燃料カーの走行競争「ワールドエコノムーブ・燃料電池部門」に参加しており、平成20年には3位に入っている。

 今回の論文は、これまでの7回のレースで走行距離を伸ばすために工夫した、余分なエネルギーをためて再利用する装置など先輩から受け継いだ技術についてまとめた。

 報告したのは、遠藤直樹君、佐藤慎太郎君、菊地雄輝君、出原省吾君=いずれも3年、(17)。キャプテンの遠藤君は「何とか分かりやすくまとめられたと思う。ドイツの世界会議では、各国の 燃料電池の研究を聴けるいいチャンスなので、しっかり学んで、今後の活動に生かしたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000021-san-l05

2010/04/14 静岡ガス、三島でエコ住宅分譲へ 静岡(産経新聞)

 静岡ガスは、5月にも太陽光発電システム、家庭用燃料電池、蓄電池を同時に設置するエコ住宅を三島市清住町で分譲する。来年3月の入居開始を予定している。

 同社創立100周年事業の一環で、旧三島支店跡地に22戸建設する。うち20戸は太陽光発電、燃料電池を備え、2戸はさらに蓄電池も設置する。省エネ性能で抑えた二酸化炭素(CO2)の排出権は同社が買い取る。1戸当たり年3・5トンの削減を見込み、価格は年間数千円程度になる見通し。分譲価格は未定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000019-san-l22

2010/04/14 【EU】「グリーン化でも電気料金変わらず」=シンクタンクの分析で(NNA)

 風力など二酸化炭素(CO2)を出さない発電方式に切り替えても長期的には電気料金はほとんど変わらないとする報告書を、シンクタンクの欧州気候基金が13日に発表した。欧州連合(EU)は2050年までに発電からのCO2排出をゼロにする「脱炭素化」を目指しているが、一方で電力価格の上昇が指摘されている。報告書はこの議論に一石を投じる内容だ。

 「ロードマップ2050」と題した報告書は、経営コンサルティング大手マッキンゼーなどの分析を元に、同基金が2050年までの電源構成やコストを試算した。それによると、風力や太陽光など再生可能エネルギー発電を大幅に導入した場合には、多額の初期投資は必要だが燃料費はかからないため運転費用は少なくて済む。一方、石炭や天然ガスなど現行の発電方式を続けると、燃料費がかさみ、さらに発電所の建て替えが必要になるため、両者を比較しても電力価格にほとんど差は出ないとしている。

 また、再生可能エネルギーによる発電は天候に左右されて不安定とされる指摘に対しても、欧州各地に多くの発電所を設け、それらを次世代の送電網であるスーパーグリッドでつなぐことで安定化できるとの見方を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000015-nna-int

■海外ニュース
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<輸送>
●BAEシステムズ社、サンライン交通公社の燃料電池バスを開発中(2010/03/24)

 BAEシステムズ社(BAE Systems)は、サンライン交通公社(SunLine Transit)に納入する排ガスのない燃料電池バスを開発している。この開発には、連邦交通局(Federal Transit Administration)、カルスタート(CALSTART)、カリフォルニア州大気資源局(California Air Resource Board)、南岸地区大気管理局(California South Coast Air Quality Management District)が資金援助をしている。パートナーシップにはまた、バス製造業者のエルドラド・ナショナル社(ElDorado National (California) Inc.)と燃料電池を供給するバラード・パワーシステムズ社(allard Power Systems)が加わっており、バスは2011年9月に納入される予定である。
http://www.baesystems.com/Newsroom/NewsReleases/autoGen_11022416510.html

〔訳注〕カルスタート(CALSTART) 1992年に設立された。現在は、WestStart-CALSTARTのカリフォルニア事業部門。環境汚染を防ぐ運輸技術やサービスを開発する企業約200社からなる非営利団体。電機、ハイブリッド、天然ガス等、環境を考えた新しい運輸システムを開発する企業が会員である。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.648/2010年03月23日発行「サンライン交通公社、2台の新型バスにバラード社の燃料電池を使う(2010/03/02,02/20)]

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「第9回 経営者コース」開催!【再掲】

 水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした「経営者コース」を開催します。

 皆様からのご要望にお応えし、今回から、講義「水素エネルギー新産業の市場展望」では海外の市場動向を新たに追加します。

 また、施設見学では、平成21年9月に供用開始した「九州大学水素ステーション」や燃料電池自動車の実物をご覧いただきます(ご希望の方のみ)。

 水素の基礎から市場展望までを短時間で学んでいただける好評のコースです。

 水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部の方々のご参加を心からお待ちしております。
○対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○日時:5月28日(金)12:50〜17:40
  ※施設見学 17:50〜18:10(希望者のみ)
   交流会 18:15〜19:15(希望者のみ)
○会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡774 ウェスト4号館914号室)→ http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
○受講料:3000円/人(交流会参加の方は別途2000円)
○締切:5月14日(金)※定員40名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/9th_keieisha.html
ご希望の方はお早めにお申込みください!!
○主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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