燃料電池ワールド Vol.590 (2009/12/17 08:58)

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□燃料電池ワールド Vol.590
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■2009年12月17日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年12月16日のWEB LINK NEWS
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2009/12/16 <COP15>原発、途上国に不人気「技術が先進国に限定」(毎日新聞)

 【コペンハーゲン会川晴之】国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で、原子力発電所や二酸化炭素を回収・貯留(CCS)する技術を巡る議論が難航している。先進国は、これらの技術を途上国で展開することで、温室効果ガスの削減や、途上国での削減量を自国の削減量に組み込むよう求めているが、途上国側の反発が強く、出口が見えない状態にある。

 原発については、欧州を中心とする環境派の反発が根強いほか、原発関連技術を持つ国が日本や米国などに限定されるため、交渉が難航している。

 回収・貯留技術は、発電所などで発生した二酸化炭素を回収し、油田や炭坑の跡地など地下に閉じこめる技術。日米や欧州諸国が積極的に技術開発を進めているが、技術、コスト両面で課題があり、本格導入は2020年以後と見られている。

 これに対し、中国は好意的だが、ブラジルや島しょ国が難色を示している。ブラジルは石炭火力発電への依存度が低く、貯留地の候補地も少ない。さらに、回収・貯留技術をクリーン開発メカニズムの対象とすれば、市場が拡大して同メカニズム上の「排出権」の取引価格が下がり、収入が減ることを背景に反対している。島しょ国は、温室効果ガスの排出量が多い石炭の利用が増えることを警戒している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000018-mai-int

2009/12/16 シュワ知事が環境問題で地方連携訴え(産経新聞)

 【コペンハーゲン=杉浦美香】先進的な温暖化対策で知られる米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が15日、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)開催中のコペンハーゲンで講演し「国としての合意を目指すだけでは」不十分。市、州といった地方自治体が協力し、温暖化対策を草の根から進めることが必要」だ」と呼びかけた。

 知事は、カリフォルニア州が10年間で再生可能エネルギーの割合を45%までに高める環境目標を掲げ、米投資ファンドの約6割が同州の環境技術開発に投入されていることを指摘。「環境問題への取り組みが経済の牽引(けんいん)力になる」と力説。さらに地域の役割を強調し、都市や州の温暖化対策を話し合う国際会議をカリフォルニア州で開くことを国連に提案する考えも示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000063-san-soci

■海外ニュース
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<定置用電源>
●イーベイ社、燃料電池実用化へ一歩(2009/10/16)

 イーベイ社(EBay Inc.)は、ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)から5台の500kW級燃料電池システムを購入して建造し、使うための最終的な承認をサンゼノ市から得た。このプロジェクトの詳細はまもなく明らかになるだろう。
http://sanjose.bizjournals.com/sanjose/stories/2009/10/19/story7.html〔訳注1〕eBay Inc.(イーベイ社)は、ネット通信販売やインターネットオークションを手がけるアメリカの会社である。インターネットオークションでは世界最多の利用者を誇る。(フリー百科事典『ウィキペディア』より)
〔訳注2〕ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)について、以下のブログページに「情報を全然開示しない所謂秘密会社」という情報があります。
http://ameblo.jp/andykun/entry-10079796431.html
http://ameblo.jp/andykun/entry-10409064360.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 特別講演会【再掲】
「『低炭素社会』実現に向けた現状と展望?有機ハイドライド利用技術の最新動向」
○日 時:12月16日(水) 13:00?17:40
○場 所:弘済会館 東京都千代田区麹町5?1 
     http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html
     JR「四谷駅」麹町出口、
     または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
○会 場:弘済会館 会議室「梅」
○参加費:会員無料(法人会員は無料。複数名可)

     非会員 お一人様 8000円(資料代含む。当日現金払い)
○講演内容
1.基調講演 東京工業大学統合研究院教授 柏木 孝夫氏
「新政権下のエネルギー政策」
2.九州大学・水素エネルギー国際研究センター長教授 佐々木 一成氏「産学官地域連携による水素エネルギー社会実現:福岡水素プロジェクトを例として」
3.株式会社新エネルギー研究所取締役 斉藤 泰和氏
「有機ハイドライドによる海外風力水素の貯蔵輸送利用」
4.財団法人エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部部長 坂田 興氏「水素キャリア(高圧および液体水素、有機ハイドライド)に応じたフィージビリティスタディに関して」
5.財団法人石油産業活性化センター新燃料部長 菊池 和廣氏
「製油所における水素製造と供給システムの今後の展開と有機ハイドライドの活用」
◇申込方法(12月14日(月)申込締切)
メール(奥田okuda@hrein.jp)またはファックス(011?209?9778)にて下記の項目を明記の上、お申し込み下さい。定員となり次第、締め切りとさせて頂きます。
 ・参加者貴名(フリガナ)
 ・貴団体名(フリガナ)
 ・参加者の部署・役職名
 ・住所 
 ・電話、ファックス
 ・電子メールアドレス
○お問い合わせ 有機ハイドライド利用システム研究会事務局
   http://www.organic-hydride.com/

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