燃料電池ワールド Vol.588 (2009/12/15 08:58)

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□燃料電池ワールド Vol.588
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■2009年12月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年12月14日のWEB LINK NEWS
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2009/12/14 【インド】日本パビリオン出展、デリーでエナジーテック開催(NNA)

 ニューデリーのプラガティ・マイダン国際博覧会場で11日、インド貿易振興局(ITPO)が主催する「エナジーテック・エキスポ2009&エンバイロテック・エキスポ2009」が開幕した。2回目となる今回は日本がパートナーカントリーとなり、経済産業省の委託で日本貿易振興機構(JETRO)が日本パビリオンを出展。政府系機関や民間企業などがブースを構え、きょう14日まで日本の進んだエネルギー・環境技術を紹介する。

 エナジーテック・エキスポでは部品・材料、製造・加工、評価・測定・分析・検査装置といったエネルギー関連技術、太陽光発電、風力発電、水力発電、バイオ燃料、石油天然ガス技術、クリーン石炭技術、燃料電池など、エンバイロテック・エキスポでは環境関連技術・機器・製品・サービスをそれぞれテーマとし、各団体が自らの最新技術やサービスを紹介する。

 また、NEDOはブースで燃料電池車なども紹介。「インドで実際に導入されるのは先の話になると思うが、日本の(進んだ)技術をアピールする狙い」(吉田氏)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000016-nna-int

2009/12/14 NYに3番目の水素ステーション(レスポンス)

 GMは10日、米ニューヨークで3番目となる水素ステーションが、ブロンクス地区にオープンしたと発表した。GMの燃料電池車、シボレー『エクイノックス』のために作られた施設である。

 GMは2006年秋、シボレーのクロスオーバー、エクイノックスをベースにした燃料電池車を発表。GMとしては4世代目の燃料電池システムを採用する。モーターは最大出力128psで、700気圧の水素タンクを3個搭載。0-96km/h加速12秒以内、最高速160km/h最大航続距離320kmの実用性も備えている。

 今回シェルが、ニューヨークではホワイトプレインズ、JFK国際空港に続く3番目の水素ステーションを、ブロンクスに開設。すでにニューヨーク市衛生局は、エクイノックスの燃料電池車を公用車として導入しており、そのための水素補給基地として活用する。

 GMは2007年11月から、同車を使用した大規模実証実験を米国内3都市でスタート。燃料電池車普及への取り組みを強化している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000012-rps-bus_all
※写真あり

2009/12/14 大阪ガスと積水ハウスがスマートハウスの実証実験を開始(サーチナ)

 大阪ガスと積水ハウスは14日、家庭用燃料電池と太陽電池を組み合わせた「W発電」に、蓄電池を組み合わせたスマートハウスの実証実験を開始すると発表した。

 経済産業省はスマートハウスの将来的な普及を目的に、平成21年度に「スマートハウス実証プロジェクト」を開始。このたび両社は、経済産業省から事業を受託した三菱総合研究所から再委託を受ける形で実証実験を開始することとなった。天然ガスを利用して発電し、同時に発生する熱も有効利用できる燃料電池と、再生可能なエネルギーである太陽電池を組み合わせた「W発電」に蓄電池を加え、家庭内のネットワーク制御技術を融合することで、低炭素社会の実現に向けた新しいシステム構築を目指す。

 今回の実証実験は、来年1月下旬から2月下旬まで大阪ガスの酉島実験場(大阪市此花区)および積水ハウス総合住宅研究所内の戸建住宅「アネックスラボ」(京都府木津川市)にて行われる予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000062-scn-bus_all
※写真あり

2009/12/14 メルセデスベンツ、燃料電池車の量産バージョン正式発表(レスポンス)

 ダイムラーは11日、同社としては初の量産燃料電池車、『BクラスF-CELL』を正式発表した。年内にファーストロットとして約200台を生産し、2010年春に欧州と米国でリース販売を行う計画だ。

 BクラスF-CELLは、AクラスベースのF-CELLに対して、約40%小型化した燃料電池スタックを搭載。低温始動性の改良にも取り組み、マイナス25度の状態でもシステムを始動できる。モーターの出力は約30%高められており、最大出力136ps、最大トルク29.6kgmを発生する。

 2次電池はリチウムイオンバッテリーで、定格出力35kW、蓄電容量1.4 kWh。水素タンクの容量はAクラスよりも増やされ、充填圧力は2倍の70MPaに高められた。

 BクラスF-CELLの最高速は170km/hで、2.0リットルガソリン車と同等の動力性能を実現。最大航続距離はAクラスの160kmから400kmへ、大きく進化した。水素ステーションでの水素充填は、約3分間の短時間で可能にする。

 『BクラスF-CELL』は、2009年末に初回ロットとして約200台を生産し、2010年春から欧州と米国でリース販売。ダイムラーのディーター・ツェッチェCEOは「プレミアムブランドへの顧客の要望は厳しい。我々はBクラスF-CELLで、持続可能な自動車社会を提案する」と語っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000033-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●国際民間航空機関、燃料電池と燃料に関する規則のいくつかを変更

 米国燃料電池評議会(Fuel Cell Council)と国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization;ICAO)危険物委員会(Dangerous Goods Panel)の努力によって、航空機による危険物安全輸送のための技術指針(Technical Instructions for the Safe Transport of Dangerous Goods by Air)が燃料電池と燃料に対して有利に変更され、認可されたことに感謝します。その技術指針は以下のことを定めています。
1 内燃機関自動車とエンジンの海運輸送の要件と矛盾が無く同等である燃料電池自動車と燃料電池エンジンの空輸を許可する変更
2 非危険物として不燃性ガスで洗浄され、きれいにされて満たされた燃料電池エンジンの空輸を許可する変更
3 可燃性液体燃料や腐食性燃料、液体の可燃性ガス燃料、そして旅客機の乗客によって機内手荷物として持ち込まれた吸蔵合金容器に入れられた水素を許可する変更4 燃料電池カートリッジではなく、飛行機に乗せて運ばれ、そして燃料電池システムとして燃料電池内部で処理される容器を許可する変更
5 規定量以下の空輸荷物として運ばれる燃料電池カートリッジを許可する変更
※出展は明記されていません。

〔訳注〕国際民間航空機関(こくさいみんかんこうくうきかん、International Civil Aviation Organization、ICAO)は、国際連合経済社会理事会の専門機関の一つ。本部はカナダのモントリオールにある。略称は、日本では「イカオ」や「アイカオ」と読まれることが多いが、英語圏では「アイケーオー」と読まれることが多い。(フリー百科事典『ウィキペディア』より)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 特別講演会【再掲】
「『低炭素社会』実現に向けた現状と展望?有機ハイドライド利用技術の最新動向」
○日 時:12月16日(水) 13:00?17:40
○場 所:弘済会館 東京都千代田区麹町5?1 
     http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html
     JR「四谷駅」麹町出口、
     または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
○会 場:弘済会館 会議室「梅」
○参加費:会員無料(法人会員は無料。複数名可)

     非会員 お一人様 8000円(資料代含む。当日現金払い)
○講演内容
1.基調講演 東京工業大学統合研究院教授 柏木 孝夫氏
「新政権下のエネルギー政策」
2.九州大学・水素エネルギー国際研究センター長教授 佐々木 一成氏「産学官地域連携による水素エネルギー社会実現:福岡水素プロジェクトを例として」
3.株式会社新エネルギー研究所取締役 斉藤 泰和氏
「有機ハイドライドによる海外風力水素の貯蔵輸送利用」
4.財団法人エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部部長 坂田 興氏「水素キャリア(高圧および液体水素、有機ハイドライド)に応じたフィージビリティスタディに関して」
5.財団法人石油産業活性化センター新燃料部長 菊池 和廣氏
「製油所における水素製造と供給システムの今後の展開と有機ハイドライドの活用」
◇申込方法(12月14日(月)申込締切)
メール(奥田okuda@hrein.jp)またはファックス(011?209?9778)にて下記の項目を明記の上、お申し込み下さい。定員となり次第、締め切りとさせて頂きます。
 ・参加者貴名(フリガナ)
 ・貴団体名(フリガナ)
 ・参加者の部署・役職名
 ・住所 
 ・電話、ファックス
 ・電子メールアドレス
○お問い合わせ 有機ハイドライド利用システム研究会事務局
   http://www.organic-hydride.com/

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