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□燃料電池ワールド Vol.585
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■2009年12月10日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■2009年12月09日のWEB LINK NEWS
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2009/12/09 太陽電池、LEDなど市場規模3兆円超に 富士経済の08年度調査(産経新聞)
民間調査会社の富士経済が9日発表した調査結果によると、太陽電池、LED(発光ダイオード)などグリーンエネルギーの部材「グリーンエネルギーマテリアル」の市場規模は2008年度が3兆1380億円と前年度比14・6%増加した。地球温暖化をはじめ環境問題対策が世界的な課題となる中、環境への負荷軽減が期待できるグリーンエネルギーの需要が高まっており、部材市場も急成長している。
調査は太陽電池部材18品目、蓄電池部材15品目、燃料電池部材6品目、LED部材16品目、有機EL部材5品目を対象に実施。世界的な景気低迷の影響を受け、09年度は前年度比18・5%減の2兆5565億円に落ち込む見込みだが、10年度以降は回復に向かい、15年度には6兆1436億円と08年度の2倍近い規模にまで達すると予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000596-san-bus_all
※写真あり
2009/12/09 パナソニック、三洋買収が成立 重複事業整理が課題(産経新聞)
パナソニックによる三洋電機の株式公開買い付け(TOB)が9日、終了した。発行済み株式の過半数を取得してTOBは成立、パナソニックは月内に取得代金を払い込み、三洋を子会社化する。連結売上高は合算で約9兆5300億円(2009年3月期)となり、約10兆円で国内首位の日立製作所と並ぶ国内最大級の巨大電機メーカーが誕生する。
パナソニックは、三洋を取り込むのを機に成長市場の環境・エネルギー事業を核にした経営態勢への転換を急ぐ。当初予定していた子会社化は半年以上遅れており、グローバル競争で勝ち残るためにも、早期に相乗効果をあげることが不可欠だ。
「三洋電機をグループにすることで環境・エネルギー関連を強化し、(創業100周年を迎える)18年に世界ナンバーワンの企業になる目標を実現する」。パナソニックの大坪文雄社長は10月末の決算会見でこう述べ、三洋買収で電池などの環境・エネルギー分野を中核事業に育てる考えを強調した。
パナソニックの家庭用燃料電池と三洋の太陽電池で発生させたエネルギーを、リチウムイオン電池で蓄え、パナソニック電工の施工技術で住宅内に供給する。家やビルを“丸ごと”囲い込み、パナソニック製品を浸透させる考えだ。
今後、両社の本社部門の人員で構成し、企画・立案を練る「コラボーレーション委員会」の開催頻度を高め、来春をめどにしている中期経営計画の策定を急ぐ。これと同時に、パナソニックは1千億円規模としているシナジー(相乗効果)発揮に向けた投資の配分先も選定する方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000599-san-bus_all
2009/12/09 電気買い取り負担、税金や基金で回収 電事連が提言
(フジサンケイ ビジネスアイ)
電気事業連合会(電事連)は8日、風力発電など再生可能エネルギーでつくった電気の全量買い取り制度の導入を検討する政府のプロジェクトチーム(PT)に対して、買い取り負担を回収するには、広く薄く負担する税金もしくは「再生可能エネルギー買取基金」の創設が適当だと提案した。
新基金は、電力だけでなく、ガスや石油などの利用者が幅広く負担し、電力会社やガス会社などが代行して徴収する仕組み。「地球温暖化防止の政策であり、すべてのエネルギー利用者が公平に負担すべき」(森本宜久副会長)と主旨を説明した。
11月に太陽光の余剰電力に限定した固定価格買い取り制度がスタートし、この買い取りコストは、電気代に上乗せする形で回収している。電事連の試算によると、2020年に太陽光を2800万キロワット導入した場合のコストは、年間1兆円で、これに風力や水力、バイオマスなどを含めると3000億円分が加算される。
これをすべて電気代に上乗せすることは「ユーザーの間で不公平が生じる」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091208-00000023-fsi-bus_all
2009/12/09 「賢い送電網」が本格始動=再生可能エネルギー取り込みへ-米(時事通信)
【ニューヨーク時事】IT(情報技術)を活用して電力需給を細かく制御する次世代送電システム「スマートグリッド(賢い送電網)」が、米国で本格稼働を始めた。複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は8日、電力の調整を瞬時に行える変電設備をニューヨーク市近郊で運転開始。風力や太陽光など再生可能エネルギーで発電された電力の増減に柔軟対応できる体制を整えた。今後、このような設備が全米各地で建設される見通しだ。
ニューヨーク州内の風力発電能力は現在127万5000キロワットだが、5?10年後には800万キロワットに拡大する見込みだ。家庭での太陽光発電も急増している。ただ、このような電力は風量や雲の動きで大きく変動するため、他地域と電力をやりとりして供給を安定させる必要がある。GEによると、新たな変電設備の稼働で、近隣の電力網との間で最大30万キロワットもの電力の融通が数秒で行えるようになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000104-jij-int
■海外ニュース
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<輸送>
●ジャドー・パワー社、無人航空機の電源を提供(2009/10/13)
ジャドー・パワー社(Jadoo Power)の無人航空機燃料電池システム「UAV-100」は最近、アリゾナ州の米国陸軍ユマ性能試験場で海軍研究所によって試験された無人航空機「マコ(Mako)」の実験装置と航空電子工学機器の電源となった。「マコ」は1時間以上飛行し、圧縮水素ガスを8グラム消費した。「UAV-100」燃料電池システムは全飛行中、航空電子光学機器と機首のカメラとビデオの送信装置に63Wの電力を供給した。
http://www.jadoopower.com/PDF/Press%20Releases/2009_10-13_Mako%20Successful%20Flight.pdf
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 特別講演会【再掲】
「『低炭素社会』実現に向けた現状と展望?有機ハイドライド利用技術の最新動向」
○日 時:12月16日(水) 13:00?17:40
○場 所:弘済会館 東京都千代田区麹町5?1
http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html
JR「四谷駅」麹町出口、
または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
○会 場:弘済会館 会議室「梅」
○参加費:会員無料(法人会員は無料。複数名可)
非会員 お一人様 8000円(資料代含む。当日現金払い)
○講演内容
1.基調講演 東京工業大学統合研究院教授 柏木 孝夫氏
「新政権下のエネルギー政策」
2.九州大学・水素エネルギー国際研究センター長教授 佐々木 一成氏「産学官地域連携による水素エネルギー社会実現:福岡水素プロジェクトを例として」
3.株式会社新エネルギー研究所取締役 斉藤 泰和氏
「有機ハイドライドによる海外風力水素の貯蔵輸送利用」
4.財団法人エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部部長 坂田 興氏「水素キャリア(高圧および液体水素、有機ハイドライド)に応じたフィージビリティスタディに関して」
5.財団法人石油産業活性化センター新燃料部長 菊池 和廣氏
「製油所における水素製造と供給システムの今後の展開と有機ハイドライドの活用」
◇申込方法(12月14日(月)申込締切)
メール(奥田okuda@hrein.jp)またはファックス(011?209?9778)にて下記の項目を明記の上、お申し込み下さい。定員となり次第、締め切りとさせて頂きます。
・参加者貴名(フリガナ)
・貴団体名(フリガナ)
・参加者の部署・役職名
・住所
・電話、ファックス
・電子メールアドレス
○お問い合わせ 有機ハイドライド利用システム研究会事務局
http://www.organic-hydride.com/
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