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□燃料電池ワールド Vol.573
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■2009年11月24日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■2009年11月24日のWEB LINK NEWS
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2009/11/24 【インド】ジェトロがビジネスミッション派遣、中小の関心拡大(NNA)
日本貿易振興機構(JETRO)横浜貿易情報センターは12月、インドにビジネスミッションを派遣する。主に中小企業を対象に、工業団地やエネルギー関連の展示会を視察する計画。中小企業の間でインドへの関心が高まっていることから、JETRO横浜貿易情報センターは進出の動きを支援する方針。日本市場の縮小で中小企業は海外に活路を求めており、今後、中小のインドでの展開が拡大しそうだ。
また、首都デリーにあるプラガティ・マイダン国際博覧会場で開催予定のエネルギー関連の展示会「エナジーテック・エキスポ」を視察。これはインド貿易振興局(ITPO)主催で、省エネなどエネルギー関連技術、再生可能エネルギー、石油天然ガス技術、クリーン・コール・テクノロジー、水素、燃料電池などのブースが設けられる。今年は日本がパートナーカントリーとなり、経済産業省の委託事業としてJETROが日本パビリオンを出展する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000016-nna-int
2009/11/24 長谷川洋三の産業ウォッチ ホンダ社長の危惧:「今のホンダはサラリーマンが多い」(J-CASTニュース)
ホンダの伊東孝紳社長は2009年11月17日、東京都内で開いた本田財団主催の第30回本田賞授与式後のレセプションでホンダ経営の強さを尋ねた私にこう強調した。ホンダはハイブリッド車や小型車が健闘し、2009年4-9月期連結決算で営業黒字に転換、コスト減も寄与して2010年3月期決算では当初予想よりも売り上げ、利益とも大幅上振れとなる見通し。インサイトは初年度から黒字とあって喜びを隠さない。
もっとも「技術者に必要なのはチャレンジ精神だ。私自身もアルミ製のスポーツカーを開発したときには、全責任を任された。赤字だったが達成感はその後の自信になった。しかし今のホンダはサラリーマンが多くなって、かつてのような挑戦意欲が欠けている」と、技術者に対する注文も忘れない。「CO2排出削減問題は自動車業界最大のテーマ」と考える伊東社長は、インサイトの好調を追い風にしばらくはハイブリッドカーの普及拡大に全力投球するが、究極の環境車は燃料電池車と見て将来戦略にも備えを怠らない考え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000000-jct-bus_all
2009/11/24 ランクフルト空港はどんな「エコ空港」を目指しているのか(後編)(Business Media 誠)
欧州有数のハブ空港「フランクフルト空港」が目指すのは世界に誇る「エコ空港」。前回に引き続き、空港を管理運営するフラポート社環境課長Dr.ペーター・マルクスのインタビューを通し、同社が取り組む持続可能な空港発展のあり方を探りたい。――空港では多数の車両を利用しています。エコカーの導入計画は?マルクス 空港内を走る車両は3000?4000台に及びます。特にフォークリフト・牽引車など作業用車両の割合が高く、平均寿命は6?7年といったところでしょうか。2008年現在約30%の車両が電気自動車(EV)となっており、2015年までにこれを50%まで高める計画です。
――他にもバイオディーゼル、燃料電池車、水素自動車などの選択肢もありますが、EVを選んだ理由は?
マルクス これまで、あらゆる可能性を検討したんですよ。まずバイオディーゼルですが、空港で利用する車両(例えば乗降客輸送用バス)は発進・停車を繰り返すため1回1回の走行距離が短く、スピードも低速です。バイオディーゼルはエンジンが温まった状態でないとうまく利用できないため適しません。
燃料電池車は技術的な成熟が必要ですし、水素自動車は新たな充てんスタンドを建設しなければなりません。それに対し、どこでも充電可能なEVは空港での利用に適しているわけです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000038-zdn_mkt-bus_all
※写真あり
2009/11/24 「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞 積水ハウス(住宅新報)
積水ハウスは11月24日、同社の環境配慮型住宅「グリーンファースト」が、「第6回エコプロダクツ大賞」の「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」(エコプロダクツ部門)を受賞したと発表した。
「グリーンファースト」は、通風や日差しを上手に活かした空間設計や、「5本の樹」計画に基づく生物多様性の保全に配慮した庭づくりをベースに、高性能で高効率な「省エネ」技術と太陽光発電システムや家庭用燃料電池による「創エネ」技術により、快適で光熱費を抑えられるとともに、居住時のCO2排出量を大幅に削減できる環境配慮型住宅のこと。
今回、高効率設備、燃料電池、太陽光発電システム等を備えることで、CO2排出量を50%から100%削減できる可能性があることや、庭づくり・まちづくりのために、日本在来樹種の植樹を推進していることなどが高く評価された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000004-jsn-ind
2009/11/24 エネファームは何がすごいのか( ITmedia エンタープライズ)
家庭用燃料電池(Fuel Cell:FC)がにわかに注目を集めています。日本はポスト京都議定書で2050年に二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を2009年度比で60?80%削減、中期計画となる2020年には2005年度比で15%削減を打ち出していますが、実際のところ、温暖化ガスの総排出量は増加の一途をたどっています。
では、エネファームは従来の方式と比べてどの程度のエネルギー利用効率なのでしょうか。エネファームの一次エネルギー利用効率は、電気として35%、熱として45%と約80%が利用できますが、これは火力発電所の電気を利用していた従来の方式と比べると約2倍の効率となっています。また、発電時には二酸化炭素などの温室効果ガスを大きく削減できるのも特徴の1つです。燃料から水素を取り出す「改質」の際に二酸化炭素が多少発生しますが、エネファーム1台で削減できる二酸化炭素は年間に約1.3トン。これは、2800平方メートルもの森が1年間に吸収する量に相当します。さらに、使う場所でエネルギーを作り出すので、従来の方式と比べて配電時のロスも抑えることができます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000077-zdn_ep-sci
※写真あり
2009/11/24 新日石とENEOSセルテックのエネファームにエコプロダクツ大賞(レスポンス)
新日本石油、ENEOSセルテックは、2009年度から製造・販売を開始した家庭用燃料電池「エネファーム」が「第6回 エコプロダクツ大賞」で「エコプロダクツ部門・エコプロダクツ大賞」の環境大臣賞を受賞したと発表した。
エネファームは、家庭用燃料電池の業界統一名称で、今回のエコプロダクツ大賞も、新日石、ENEOSセルテック、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、パナソニック、東芝燃料電池システム、長府製作所の共同受賞となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000024-rps-bus_all
※写真あり
2009/11/24 【フォーカス】CO2抑えるIGCC 福島・いわきで石炭ガス化して発電(産経新聞)
地球温暖化を阻止するため、二酸化炭素(CO2)の排出を少しでも減らそう-。環境保護という時代の要請はあらゆる産業へ及んでいる。発電も例外ではない。福島県いわき市にあるクリーンコールパワー研究所は、より効率的な石炭火力発電技術を開発し、CO2の排出を抑えようと、実証試験を行っている。その石炭ガス化複合発電(IGCC)とはどんなものか。研究所を見学した。
石炭を直接燃やすより、ガス化してから燃焼させる方がCO2を減らせるのはなぜか。石橋副社長は「発電効率がいいので、同量の電力をつくるのに使用燃料が少なくて済む。つまりCO2発生量が少ない」と説明する。
現在、わが国で稼働している石炭火力発電所は65カ所。そのうち、石油ショック以降に運転を開始したのは50カ所。比較的新しい技術を導入しているため、CO2の排出量も以前のものより少ないという。それでも、仮に国内に現在ある石炭火力発電所をすべてIGCC方式に変えたとすると、CO2は「低く見積もっても、2割程度削減できる」(同研究所)。
【用語解説】石炭ガス化複合発電(Integrated coal Gasification Combined Cycle)
設備は大きく分けて、(1)ガス化炉(2)ガス精製(3)複合発電-の3つ。ガス化炉設備では、高温状態の炉に微粉炭と空気を吹き込んで石炭ガスを生成。ガス精製設備では、ガス中の硫黄化合物や窒素化合物などを取り除く。残った可燃性の一酸化炭素と水素を複合発電施設へ送り、燃焼させてガスタービンを回す。また、ガスタービンの排熱で蒸気を作り、ガス化炉でできた蒸気と合わせて蒸気タービンを駆動させ、両タービンの力で発電機を動かす。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000001-san-l07
2009/11/24 トランス脂肪酸 表示義務付けへ(産経新聞)
消費者庁は24日、悪玉コレステロールを増やし心臓疾患のリスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、商品への含有量の表示義務付けを検討することを決めた。福島瑞穂消費者行政担当相が記者会見で明らかにした。消費者庁によると、平均的食生活を営む日本人ではほぼ心配ないが、トランス脂肪酸を含む食用油を使ったスナック菓子や揚げ物を大量に食べるとリスクがあり、注意を促す必要があると判断したという。
トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれないが、水素を添加して硬化するマーガリンやショートニングでは製造過程で発生する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000075-san-soci
■海外ニュース
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<定置用電源>
●カリフォルニア州の自家発電優遇措置制度が拡大(2009/10/11,12)
カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事は、2015年までにクリーン・エネルギー技術のための刺激策を広げる議案ナンバーSB412の法律制定に署名した。この法律は、基金が燃料電池にも提供される自家発電優遇措置制度(Self-Generation Incentive Program;SGIP)を含んでいる。
http://leginfo.ca.gov/pub/09-10/bill/sen/sb_0401-0450/sb_412_bill_20091012_status.html
http://leginfo.ca.gov/pub/09-10/bill/sen/sb_0401-0450/sb_412_bill_20091011_history.html【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.339 2008/08/03発行 「UTC、セントヘレナ病院にピュアセル400を提供(2008/07/01)」
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆【第4回 家庭用燃料電池補機セミナー】【再掲】
?家庭用燃料電池・補機類に関する最新ニーズを把握できる絶好のビジネスチャンス?
本セミナーは、周辺機器(補機類)に応用可能な優れた技術、ノウハウを有する企業の皆様に、燃料電池用補機類に要求される仕様など、新規参入に有用な最新情報を提供しています。
今回のセミナーでは、NEDO技術開発機構より「家庭用燃料電池システムのコストダウンに向けた周辺機器の技術開発」について解説するとともに、補機分野への参入を果たしたメーカーより「補機類の技術課題や開発において苦労された事、参入成功要因」等についてご講演いただきます。
また、講演終了後には、講師および補機分野に精通した補機研究会コーディネーターを囲んで名刺交換会を行います。
参加申込の締め切りは、11月20日(金)となっていますので、お早めにお申し込みください。
○概 要
開催日時:11月27日(金) 14:00〜16:30
会 場: 福岡県吉塚合同庁舎6階 603A会議室
(福岡市博多区吉塚本町13-50)
定 員:100名【定員に達し次第、申込受付を締め切ります】
参 加 費:無料
◇補機セミナーの詳細はこちらから
http://www.f-suiso.jp/H21hokiseminar4.html
◇参加申込み方法(オンラインでお申込みください)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20091009095852
○主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”(参加費無料)/大阪【再掲】
経済産業省は、燃料電池に関するセミナー、見本市等を開催する。その全容が決まり、事前登録が始まっている。(http://www.fc-osaka.jp)
会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時?午後5時
会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
(大阪市北区中之島5丁目3番51号)
主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○セミナー会場では、特別講演、8つの技術セミナー、パネルディスカッションを開催プログラムや事前登録はこちら→ http://www.fc-osaka.jp/seminar/index.html
・特別講演:Fuel cell Hydrogen Network(ドイツNRW州)
・パネルディスカッション:「儲かりまっか エネファーム?中小企業は参入できるのか?」
・技術セミナー:エネファームシステムメーカー、SOFC,PAFC,マイクロ燃料電池、水素インフラ等燃料電池基幹企業が最新の技術開発の動向を紹介
○見本市では、大阪ガス、新日本石油、東芝燃料電池システム、日本エア・リキード、富士電機システムズなど基幹企業をはじめ、優れた技術を有する先端企業62社、新エネルギー財団(NEF)、燃料電池普及促進協会(FCA)、水素・燃料電池実証(JHFC)プロジェクト、おおさかFCV推進会議、関西の主要大学・研究機関が出展する。
○燃料電池自動車・バス等の試乗会も開催される(「おおさかFCV推進会議」主催)
(http://www.fc-osaka.jp/event/index.html)
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター技術・情報振興部内
「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・米田
TEL:06-6225-3666 FAX:06-6443-5319
メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp
☆有機ハイドライド利用システム研究会 特別講演会【再掲】
「『低炭素社会』実現に向けた現状と展望?有機ハイドライド利用技術の最新動向」
○日 時:12月16日(水) 13:00?17:40
○場 所:弘済会館 東京都千代田区麹町5?1
http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html
JR「四谷駅」麹町出口、
または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
○会 場:弘済会館 会議室「梅」
○参加費:会員無料(法人会員は無料。複数名可)
非会員 お一人様 8000円(資料代含む。当日現金払い)
○講演内容
1.基調講演 東京工業大学統合研究院教授 柏木 孝夫氏
「新政権下のエネルギー政策」
2.九州大学・水素エネルギー国際研究センター長教授 佐々木 一成氏「産学官地域連携による水素エネルギー社会実現:福岡水素プロジェクトを例として」
3.株式会社新エネルギー研究所取締役 斉藤 泰和氏
「有機ハイドライドによる海外風力水素の貯蔵輸送利用」
4.財団法人エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部部長 坂田 興氏「水素キャリア(高圧および液体水素、有機ハイドライド)に応じたフィージビリティスタディに関して」
5.財団法人石油産業活性化センター新燃料部長 菊池 和廣氏
「製油所における水素製造と供給システムの今後の展開と有機ハイドライドの活用」
◇申込方法(12月14日(月)申込締切)
メール(奥田okuda@hrein.jp)またはファックス(011?209?9778)にて下記の項目を明記の上、お申し込み下さい。定員となり次第、締め切りとさせて頂きます。
・参加者貴名(フリガナ)
・貴団体名(フリガナ)
・参加者の部署・役職名
・住所
・電話、ファックス
・電子メールアドレス
○お問い合わせ 有機ハイドライド利用システム研究会事務局
http://www.organic-hydride.com/
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
□連絡先:pemdream@gmail.com
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