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□燃料電池ワールド Vol.554
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■2009年10月23日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■Blog ニュース 画像は→ http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream/21821491.html
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☆東京モーターショーレポート(2)
今回は、スズキを取り上げる。スズキは昨年、北海道洞爺湖サミットに合わせて大臣認定を取得し、公道走行を行っている燃料電池車「SX4-FCV」と、静岡県にリースした燃料電池セニアカー「MIO」の実証試験を行ってきた。それに加えて、まだ公道を走っていない初公開の燃料電池スクーター「BURGMAN FUEL CELL SCOOTER」の3種類の燃料電池ビークル製品を出品している。
燃料電池車「SX4-FCV」は、水素ガスを使うGM製の燃料電池を搭載している。スクーターには同じく水素ガスを使用する英国のインテリジェントエナジー社製、車いすにはメタノールを燃料にする三菱ガス化学(株)製の燃料電池を使っている。自社で燃料電池を製造しなくても、いろいろな方法で燃料電池の取り組みが出来ることを、スズキは証明している。
ブログの写真は不幸にして燃料電池車「SX4-FCV」のみとなってしまったが、詳しい情報は以下のサイトでご覧ください。このアドレスから燃料電池を選択します。
http://www.suzuki.co.jp/motorshow2009/special.html#/eco
(つづく)
■2009年10月22日のWEB LINK NEWS
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2009/10/22 東京モーターショー EV、HV前面 エコカー、覇権争い(産経新聞)
幕張メッセ(千葉市)で23日から開幕する「第41回東京モーターショー」が21日、報道陣に公開された。世界的な不況を背景に欧米勢の出展が見送られ、規模は大幅に縮小されたが、11カ国・地域の109社と団体などが参加し、世界初公開車39台が披露された。各社の経営トップはこの日、環境対応車(エコカー)戦略を次々と打ち出し、エコカーの覇権をかけた「環境モーターショー」を強く印象づけた。
豊田社長は年末からリース販売するPHVについて、短距離の動力はEV、中長距離はHVにすることを明らかにし、「すぐ先の未来の普及に適したエコカーと考えている」と強調した。次世代エコカーに関しては、「短い距離は電気自動車、長い距離は燃料電池車とすみ分けができると思う」とも見通しを語った。
ホンダは、軽自動車よりも一回り小さいEV「EV-N」や、3列シートの6人乗りHV「スカイデッキ」、来年2月発売のスポーツタイプのHV「CR-Z」試作車を公開した。伊東孝紳社長はエコカーの究極の形を「燃料電池車」としながらも、「当面はHVを最優先にする」戦略だ。
ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は、軽自動車の次世代モデルについて、「燃料電池車を本命視している」と表明、マツダの山内孝社長は、HVに匹敵する燃費を目指した次世代エンジン搭載車「清(きよら)」を公開した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000046-san-bus_all
※写真あり
2009/10/22 大阪で科学機器展 初日から熱気帯びた商談(フジサンケイ ビジネスアイ)
最新の理化学機器や分析機器を紹介する展示会「全日本科学機器展in大阪2009」(主催・日本科学機器団体連合会、フジサンケイビジネスアイ)が21日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開幕した。
環境教育も盛んになっていることを受け、ケニス(大阪市北区)は教育現場で使う簡易型の「燃料電池実験器」と「太陽電池システム」を開発した。机の上で稼働状況を観察でき、小学生らに分かりやすく新エネルギーのシステムを解説できる。今後の期待分野の一つだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091021-00000010-fsi-bus_all
2009/10/22 【東京モーターショー09】豊田トヨタ社長「HV一辺倒ではない」(レスポンス)
トヨタ自動車の豊田章男社長は21日、東京モーターショー会場でプレスブリーフィングを行い、同社がハイブリッド車(HV)一辺倒でないことを強調した。
例えば、『プリウス・プラグインHV』、小型電気自動車『FT-EV II』、燃料電池車『FCHV-adv』がそれに当たる。「私は将来、ガソリン車を含め、さまざまな動力源を持ったクルマが共存する社会が到来すると思っています。このうち、短い距離は電気自動車、長距離は燃料電池車という棲み分けになっていくと思います」と豊田社長。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000021-rps-ind
※写真あり
2009/10/22 【東京モーターショー09】スズキ、燃料電池スクーターのバーグマンを世界初出展(レスポンス)
東京モーターショー、スズキ2輪車で世界初公開された『バーグマンFUEL CELLスクーター』。フレーム内には2輪車で初めて700気圧の高圧水素タンクを搭載し、空冷式燃料電池システムを使って走行する。
実はこの車両は、2007年の東京モーターショーで『クロスケージ』という名称で参考出品されたネイキットバイクが原型。時代の流れでビックスクーターが流行しているため、クロスケージの燃料システムをスクータータイプの車両に乗せ替えて開発したものだ。
なお、スズキブースのステージ上に展示してあるため、車両をじかに触ることはできない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000024-rps-ind
※写真あり
2009/10/22 【東京モーターショー09】梶川ヤマハ社長「今回は絶好の場」(レスポンス)
ヤマハ発動機の梶川隆社長は21日、プレスブリーフィングの中で、「今回はより多くのお客様に二輪車の魅力と当社の個性についていただく絶好の場」と嬉しそうに話した。
というのも、前回まで同社の展示ブースは四輪メーカーとは別の建物で、メインの会場からは少し離れたところにあった。そのため、訪れる人は二輪愛好家が多かった。それが今回、出展企業の撤退が相次いだため、四輪と同じメイン会場での出展となった。
具体的には、2010年夏の発売を目指して開発中の『EC-03』をはじめ、研究開発中のハイブリッドシステムや燃料電池ジェネレーター、人々の健康志向に先端技術で応える電動ハイブリッド自転車のコンセプトモデルを展示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000027-rps-ind
2009/10/22 東芝、モバイル燃料電池「Dynario」を商品化し3,000台限定で販売(japan.internet.com)
株式会社東芝は2009年10月22日、ダイレクトメタノール方式を採用した、モバイル機器向け燃料電池「Dynario(ディナリオ)」を商品化し、同社直販 Web サイト「Shop1048」において、3,000台限定で販売することを発表した。
同日から受付を開始し、10月29日から順次発送を行うとのこと。
「Dynario」は、メタノールを燃料として発電する燃料電池「ダイレクトメタノール方式」を採用し、携帯電話などのモバイル機器の充電を行える製品。
東洋製罐株式会社と共同開発したという専用燃料カートリッジ「東芝燃料カートリッジ」にて、燃料となる高濃度メタノールを約14ml 注入すると、携帯電話を約2回充電できるほどの発電が可能であるという。
また、リチウムイオン電池とのハイブリッド構造を採用しており、内蔵のリチウムイオン電池に電力を蓄えておくことができる。
本体サイズは約150×74.5×21mm(幅×高さ×奥行)、重さは約280g。「東芝燃料カートリッジ」の内容量は50ml。
「Dynario」の価格は、出力用ケーブル、入力用ケーブル、専用ケースが付属し2万9,800円(総額)。「東芝燃料カートリッジ」の価格は、5本セットで3,150円(総額)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000050-inet-sci
※写真あり
2009/10/22 モバイル機器向け小型燃料電池 京の2社、商品化を計画(京都新聞)
ジーエス・ユアサパワーサプライ(京都市南区)と燃料電池開発ベンチャーのアクアフェアリー(西京区)は22日、外出先で携帯電話はじめモバイル機器の充電が手軽にできる小型の燃料電池を来夏までに商品化する計画を明らかにした。比較的容量が大きいノートパソコンもフル充電できるのが特徴で、携帯型の外部電源として市場開拓を狙う。
アクアフェアリーが開発した燃料電池は、水と独自の水素発生剤を燃料に空気中の酸素と反応させて効率よく発電する。外出先などでモバイル機器に接続し、現在普及している乾電池式よりも大容量を短時間に充電できる。携帯電話、携帯ゲーム機に加え、デジタルカメラ、ノートパソコン用の充電器にも商品化を予定している。
携帯電話用は重さ24グラムで手のひらサイズ以下まで小型化し、約2時間でフル充電ができる。燃料カートリッジを交換すれば、繰り返し使用できる。
すでに機器メーカーなどにサンプル出荷を始めており、事業化に向けてリチウムイオン電池などの開発、量産技術を持つジーエスが製造、販売で協力する。
価格は未定だが、アクアの相沢幹雄社長は「当初は携帯電話など向けの小型で5千円が一つの目安」とし、量産が進めば普及価格で2千円程度に引き下げるとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000048-kyt-l26
※写真あり
2009/10/22 エコな町作りで脚光 スウェーデン・マルメ 再生可能エネ 転換“成功例”(産経新聞)
スウェーデン第3の都市マルメは、風力や太陽光発電を利用して環境に配慮した町作りを進めている。地球温暖化が国際的な共通課題となる中で、化石燃料の消費から再生可能エネルギーの利用への転換を図る北欧の港町の取り組みは国際的にも注目を集め、投資や人口流入をも促している。
1989年、マルメでは造船会社コッカムが撤退した。前後3年間で3万人が職を失い、失業率は22%にまで跳ね上がった。
重厚長大産業への依存からの脱却を迫られたマルメは、「知の町」への転換を図ることを決め、復興を支える大きな柱の1つに「野心的な環境目標を持った持続可能な開発」(マルメ市担当者)を据えた。
具体的に取り組んだのが、風力や太陽光発電など再生可能エネルギーのインフラ整備だ。
ウエスタンハーバーから3キロの地点に風車を建設し、地区内に新たに建てた100棟のビルには総面積1400平方メートルにもなる太陽光パネルを設置した。予算は約1億ユーロ(約135億円)。財源は4分の1を政府が補助し、残りは開発業者が負担した。
最初に開発した全体の6分の1ほどの地区で、電力源や熱源に100%再生可能なエネルギーを充てることに成功し、1000戸に化石燃料を一切使わない電力を供給している。光熱費は、30?40%安く済む。
マルメの人口はここ数年、年間約5000人ずつ増加しており、28万5000人。ウエスタンハーバーには、IT産業やサービス業が進出し、21社が7000人を雇用している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000049-san-int
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●コカ・コーラ社、40台のプラグパワー社製燃料電池フォークリフトを導入へ(2009/10/01)
コカ・コーラ社(Coca-Cola)は、ノースカロライナ州製造センター、シャーロット(Charlotte)工場に40台の水素動力のフォークリフトを導入する予定である。ここは、米国で2番目に大きいコカ・コーラ・ボトラー(Coca-Cola bottler)である。プラグパワー社(Plug Power Inc.)は2010年の早期に、コカ・コーラ・ボトリング社コンソリデイティッヅ(Coca-Cola Bottling Co. Consolidated)に「ゲンドライブ(GenDrive)」燃料電池搭載クラス1座席型フォークリフトを供給する予定である。
http://www.plugpower.com/newsroom/pressreleases.aspx?action=details&newsid=299〔訳注1〕シャーロット(Charlotte) ノースカロライナ州で最大の都市。〔訳注2〕コカ・コーラ・ボトラー(Coca-Cola bottler) コカ・コーラ社と契約して瓶詰めの権利を獲得した現地ボトラー。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.505/2009年08月11日発行 「コカコーラ社、製造工場に2台のUTCパワー社の燃料電池を設置(2009/07/01)」
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆(財)大阪科学技術センター燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会 公開シンポジウム『ここまで来た、SOFCコージェネレーションシステム開発の現状』【再掲】
○月 日:10月27日(火)
○時 間:13:00〜18:00(講演会)、18:00〜19:30(交流会)
○場 所:京都大学桂キャンパス Bクラスター 桂インテックセンター 桂ホール
○講演会参加費:燃料電池部会、FCH基盤技術懇談会会員は無料
協賛団体会員、OSTEC賛助会員は(大学・公的研究機関)2,000円、
(企業)5,000円、それ以外の一般参加の方は10,000円
○定 員:150名
○内 容:『ここまで来た、SOFCコージェネレーションシステム開発の現状』1.基調講演
堀 琢磨氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー対策部新エネルギー対策課燃料電池推進室課長補佐)
2.「小形固体酸化物形燃料電池の開発及び今後の展望」
吉田 真氏(京セラ株式会社総合研究所環境技術開発部責任者)
3.「トヨタにおける家庭用燃料電池コジェネシステムへの取り組みと期待」
荻野 温氏(トヨタ自動車株式会社FC開発本部FC技術部主幹)
4.「新日本石油におけるSOFCコージェネレーションシステム開発への取り組み」
南條 敦氏(新日本石油株式会社FC・ソーラー事業部FC開発グループマネージャー)5.「大阪ガスにおけるSOFCコージェネレーションシステム開発への取り組み」
栢原義孝氏(大阪ガス株式会社燃料電池システム部SOFC開発チームマネジャー)6.総合討議 テーマ「ここまで来た、SOFCコージェネレーションシステム開発の現状」
モデレーター:江口浩一氏(京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻 教授)
○申込み方法:ホームページ参照→ http://www.ostec-tec.info/08/
○問い合わせ先: 大阪科学技術センター技術情報振興部 大原・大浦
電話06-6443-5322 FAX06-6443-5319 m.ohara@ostec.or.jp
○主 催:大阪科学技術センター燃料電池部会、FCH基盤技術懇談会
http://www.ostec-tec.info/08/
☆SSKセミナー【再掲】
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター「経営者コース」/「技術者育成コース」開催!【再掲】
【経営者コース】11月11日(水)開催!
燃料電池・水素エネルギーの基本知識を短時間に習得
今年度から「水素エネルギー新産業の市場展望」をカリキュラムに追加。施設見学では、九州大学の研究施設に加え、9月に供用開始したばかりの「九州大学水素ステーション」、水素燃料電池自動車をご覧いただきます。
○対 象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○場 所:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
○定 員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○受講料:3,000円/人
○名刺交換会:2,000円/人(参加者のみ)
○締 切:10月28日(水)〆切(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/H21keieisha2.html
【技術者育成コース】11月7日(火)?20日(金)開催!
「実践的な実習」と「幅広い講義」により、技術者に必要な知識を習得
好評を頂いている実習をより充実させ、参加者の皆様が機材に触れる機会を増やしました。2日目の講義「燃料電池自動車」では、九州で初めて導入された燃料電池自動車「トヨタFCHV-adv」を実際に使ってその構造等を解説します。
○対 象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○会 場:〔1日目〕 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町9番15号)〔2?4日目〕 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
○定 員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○受講料:50,000円/人
○名刺交換会 :1日目講義終了後(参加自由。3,000円/人)
○締 切:11月2日(月)〆切(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/H21gijutsusya2.html
○主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
http://www.f-suiso.jp/
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□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
□連絡先:pemdream@gmail.com
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