燃料電池ワールド Vol.541 (2009/10/05 09:09)

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□燃料電池ワールド Vol.541
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■2009年10月05日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「経営者コース」/「技術者育成コース」開催!【経営者コース】11月11日(水)開催!
★燃料電池・水素エネルギーの基本知識を短時間に習得★

 今年度から「水素エネルギー新産業の市場展望」をカリキュラムに追加。施設見学では、九州大学の研究施設に加え、9月に供用開始したばかりの「九州大学水素ステーション」、水素燃料電池自動車をご覧いただきます。
○対 象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○場 所:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
○定 員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○受講料:3,000円/人
○名刺交換会:2,000円/人(参加者のみ)
○締 切:10月28日(水)〆切(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
●カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/H21keieisha2.html
【技術者育成コース】11月7日(火)?20日(金)開催!
★「実践的な実習」と「幅広い講義」により、技術者に必要な知識を習得★

 好評を頂いている実習をより充実させ、参加者の皆様が機材に触れる機会を増やしました。2日目の講義「燃料電池自動車」では、九州で初めて導入された燃料電池自動車「トヨタFCHV-adv」を実際に使ってその構造等を解説します。
○対 象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○会 場:〔1日目〕 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町9番15号)〔2?4日目〕 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
○定 員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
○受講料:50,000円/人
○名刺交換会 :1日目講義終了後(参加自由。3,000円/人)
○締 切:11月2日(月)〆切(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
●カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/H21gijutsusya2.html
【主催】福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
http://www.f-suiso.jp/

■2009年10月02〜04日のWEB LINK NEWS
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2009/10/02 パナソニック、電池モジュールを開発 EVにも応用可能(レスポンス)

 パナソニックは、ノートパソコンなどの18650サイズ(直径18×65mm)のリチウムイオン電池を使った1.5kWhタイプの電池モジュールを開発した。

 この電池モジュールを多直列、多並列接続することで、家庭用太陽光発電や燃料電池との蓄電システム、電気自動車(EV)用電源など環境エネルギー分野向けの各種電源に対応が可能となる。

 今回開発した電池モジュールは体積が約7リットル、質量が8kgで電圧25.2V、電気容量58Ahを実現し、電池モジュールを組み合わせ、家庭用蓄電やEV用動力源など様々な用途に対応可能となる。リチウムイオン電池140個を20並列に接続して電力を供給するため、一部のセルが故障してもシステムの稼動停止を回避できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091002-00000025-rps-bus_all
※写真あり

2009/10/02 これがVW ゴルフ 次期型!? モデルの映像流出!!(レスポンス)

 フォルクスワーゲンは9月15日、フランクフルトモーターショーで『L1コンセプト』を発表した。そのPR映像に「次期『ゴルフ』と思しきクレイモデルが映し出されている」、と欧米メディアで話題になっている。

 L1コンセプトは、効率的なディーゼルハイブリッドを搭載。エアロダイナミクスと軽量化に徹底的に取り組んだ結果、欧州複合モード燃費72.46km/リットル、CO2排出量36g/kmという、EVや燃料電池車を除いて、世界トップの環境性能を実現したコンセプトカーだ。

 PR映像は、フォルクスワーゲンのデザインスタジオで、L1コンセプトのクレイモデルが作られる過程を紹介したもの。その映像に次期ゴルフのものと推測されるクレイモデルが、一瞬映し出されるのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091002-00000026-rps-ind
※写真あり

2009/10/02 中国、新エネルギー・再生可能エネルギーのシェアは9%(サーチナ)

 中国国家統計局は、中国の一次エネルギー源シェアを発表、その中で、新エネルギー・再生可能エネルギーのシェアが9%に達していることが明らかになった。石炭が69%、石油と天然ガスが22%。

 その中でも水力発電が主力。水力発電の容量は1億7000万キロワットとなり、年間の発電量は2兆7793億キロワット時。これらはいずれも世界一。一次エネルギー源におけるシェアは7.4%に達している。

 原子力発電は、浙江、広東、江蘇に展開しており、稼働中の容量は885万キロワット、年間の発電量は684億キロワット時となっている。
 風力発電は容量が1221万キロワット。世界第4位。

 太陽光発電容量は15万キロワット。太陽光給湯器の使用量と年間生産量はいずれも世界シェア50%となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091002-00000044-scn-bus_all

2009/10/03 トヨタ社長「円高大変厳しい」 生産能力余剰解消へ(産経新聞)

 トヨタ自動車の豊田章男社長は2日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演。最近の円高について、「大変厳しいというのが現状。販売台数を伸ばすだけでは(トヨタ)単独の黒字にするには難しい」などと述べ、300万台の生産能力の余剰の解消などに取り組む姿勢を示した。

 今後の自動車開発については、「脱石油時代を見据え、ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車とすみ分けが起きるだろう。それに対応していく」として、幅広く車種を開発していく方針を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091003-00000049-san-bus_all

2009/10/03 ホンダ子会社など、金属型カーボンナノチューブの高純度合成に成功(レスポンス)

 ホンダは、研究開発子会社のホンダ・リサーチ・インスティチュート・USA(HRI-US)が米国のパデュー大学、ルイビル大学との共同研究により、金属型カーボンナノチューブの高純度合成に成功したと発表した。

 今回の成果は「カーボンナノチューブ構造の体系的な制御が可能である」とした最初の研究報告として、10月2日発行の米国『サイエンス』誌に掲載された。

 カーボンナノチューブは、炭素原子がハニカム状に結合したシートを丸めた、ヒトの毛髪の10万分の1ほどの細さのチューブ状の物質で、触媒ナノ粒子の表面で成長する。炭素原子シートの巻き方によって金属型や半導体型の性質を示すものが生成されるが、金属型カーボンナノチューブは、銅より高い導電性、鉄より格段に優れた強度、ダイヤモンド並みの熱伝導性を持つ一方で、綿毛のように軽い。従来の合成手法では、この金属型カーボンナノチューブが占める割合は25 - 50%程度であったが、今回91%まで高めることに成功した。

 今回の研究によって高い導電性を持つ金属型カーボンナノチューブの応用の幅が広がり、コンピューター集積回路やエレクトロニクス部品を始め、バッテリー、スーパーキャパシタなどのエネルギー貯蔵材料、太陽電池、燃料電池、送電線、自動車や飛行機用複合材料など、様々な分野で高性能化、高効率化、小型化への新たな可能性が期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091003-00000009-rps-bus_all

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●リバーサイド校の教授、非貴金属触媒を可能にするアルカリ膜を開発(2009/08/19)

 カリフォルニア大学リバーサイド校(UC Riverside)の玉山ヤン(Yushan Yan)教授とその同僚たちは、ある日、ナフィオン(Nafion〓)と置き換えることができた第4級ホスホニウム(quaternary phosphonium)系ポリマーから成るアルカリ膜を開発した。そしてこの膜は、コバルトやニッケル、鉄、銀のような材料で作られる非貴金属燃料電池触媒を可能にする。この膜は、触媒材料の価格を1オンス当たり1200ドルから12ドルに引き下げると予想されている。ヤン教授のチームは、カリフォルニアで創業した企業のフルサイクル・エナジー社(Full Cycle Energy)にこの発明の許可を与えている。
http://www.prlog.org/10315402-alkaline-fuel-cell-membrane-delivers-promise-of-affordable-fuel-cells.html
※アルカリ膜の図あり

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆SSKセミナー【再掲】
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】

 経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。

 そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
     (大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月15日(木)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内

         「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
         TEL:06-6225-3666
         FAX:06-6443-5319
         メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp

☆水素エネルギー先端技術展2009【再掲】
?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。
「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。「第1回 FC EXPO セミナー In 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します(事前申込制・先着順)。
○会期:10月21日(水)?23日(金) 10:00?17:00
○会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
○主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省 九州経済産業局、福岡県、北九州市、福岡市、国立大学法人 九州大学、(独)産業
技術総合研究所、水素材料先端科学研究センター、(財)西日本
産業貿易コンベンション協会
●詳細・セミナーのお申し込みは展示会ホームページから↓
http://www.he-t.jp/

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