燃料電池ワールド Vol.539 (2009/10/01 10:40)

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□燃料電池ワールド Vol.539
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■2009年10月01日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年09月30日のWEB LINK NEWS
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2009/09/30 HV並み燃費 マツダ「勝負エンジン」(フジサンケイ ビジネスアイ)

 マツダは29日、ガソリンエンジンだけでハイブリッド車(HV)並みの燃費性能を誇る次世代エコカーを2015年前後に発売する計画を発表した。燃費はガソリン1リットル当たり32キロが目標。試作車の「清(きよら)」を10月24日から千葉市の幕張メッセで一般公開が始まる「第41回東京モーターショー」に出展する。

 次世代エコカーをめぐっては、ライバル各社は、HVに続く、本命としてHVに注力している。これに対し、マツダは2020年の段階でもEVの本格的な普及は進まないと予測。「すべての動力の基本となるエンジンの徹底的な効率化が必要」(羽山信宏専務)と判断し、ガソリン・エンジンの燃費向上に経営資源を集中する方針だ。マツダでは、ガソリンに代わる次世代エコカーとしては、水素燃料自動車の開発に力を入れている。

 トヨタ自動車やホンダもEV普及には時間がかかるとみて、当面はHVを主軸に据える戦略だ。これに対し、日産自動車はHVをつなぎと位置づけ、HVに注力している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090929-00000013-fsi-bus_all
※写真あり

2009/09/30 【東京モーターショー09】ホンダのEVはこう…EV-N(レスポンス)

 「HELLO!(Honda Electric mobility Loop)」をキャッチフレーズに、クルマの電気化による“脱石油”の未来像を示すホンダブース。コンセプトカー『EV-N』は、その主役となるEV(電気自動車)についてのホンダの新しい提案だ。

 一方で、角のない柔らかな曲面でクルマ全体が構成されるなど、デザイン文法は最先端。張りを持たせながらもクルマとしての硬さを感じさせないソフトな曲面は、前回の東京モーターショーに出品された燃料電池車『PUYO(ぷよ)』と共通する技法だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000011-rps-ind
※写真あり

2009/09/30 東京株式市場・前場=小幅続伸、ドレッシング買い/海外勢の売りが交錯(ロイター)

 個別銘柄では、京セラ<6971.T>と新日本石油<5001.T>が家庭用燃料電池を共同開発し、小型で発電効率の高い次世代製品を2011年度に発売すると報じられ、上昇が期待されたものの、京セラは伸び悩み、新日石はマイナス圏で前引けた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000193-reu-bus_all

2009/09/30 次世代型家庭用燃料電池を販売へ 京セラ・新日石共同開発(京都新聞)

 京セラと新日本石油が次世代型の家庭用燃料電池を共同開発することが30日、分かった。現在主流の製品より小型で発電効率が高い製品を投入する計画で、価格も現在の市場価格の半額以下を目指す。2011年度の発売を予定している。

 一般家庭で使う電力の60%程度を供給できる出力1キロワット級の燃料電池で、化学反応材料にセラミックスを使う固体酸化物形(SOFC)を用いる。発電効率は、現行の高分子膜を用いる固体高分子形(PEFC)に比べ10ポイント程度高い45%を目指す。

 京セラはファインセラミックス製電極部品「セルスタック」を供給する。新日石が発電ユニットや給湯暖房ユニットと組み合わせ、販売する。価格は12年度には現行製品に比べて200万円前後安い120万円程度に抑える方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000026-kyt-l26

2009/09/30 水素で走る究極のエコカー、ホンダ「FCXクラリティ」に乗ってみた(前編)(Business Media 誠)

 そのような中で、未来のエコカーとみられているのが、水素をエネルギーとして使う燃料電池車(FCV)だ。水素と酸素を化学反応させて電気を取り出すFCVは、ガソリンエンジンなどの内燃機関よりエネルギー効率が良く、CO2や燃焼ガスなど汚染物質を発生させない。またEVと比べても、「航続距離が長い」「送電時のエネルギー損失が発生せずトータルの効率性が高い」といったメリットがある。

 筆者はこのFCVの1つであり、世界的に見てもっとも先進的な“未来のクルマ”の1台であるホンダの「FCXクラリティ」に5時間ほど乗車できるという幸運に恵まれた。そこで今回の時事日想では特別編として、FCXクラリティの試乗レポートをお届けしたい。
●FCVは“化学発電所入り”の電気自動車
●気持ちのいい加速感が魅力。運動性能も優れる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000075-zdn_mkt-bus_all
※写真あり

2009/09/30 【東京モーターショー09】ホンダブースコンセプト、“ないものをつくれ。”(レスポンス)

 ホンダは、10月24日から11月4日まで千葉県・幕張メッセで開催される「第41回東京モーターショー2009」に、コンセプトモデルを含む四輪車と二輪車、汎用製品を出展する。

 今回のホンダブースは、出展各社のなかで単独ブランドとしては最大面積となるブースに、四輪車と二輪車、汎用製品を合同展示し、ホンダならではのモビリティの世界を創出する。

 ブースコンセプトは“ないものをつくれ。”で、消費者の驚きにつながるような魅力的な製品を提案することを目指した。

 四輪車では、2010年市場投入予定の『CR-Zコンセプト』などのハイブリッド車を中心に、燃料電池電気自動車、電気自動車などの環境に対する様々なアプローチを紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000025-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●ジェンコ社、プラグパワー社から136台の燃料電池を購入へ(2009/08/27)

 プラグパワー社(Plug Power Inc.)は、ジェンコ社(GENCO Supply Chain Solutions)から136台の燃料電池ユニット「ゲンドライブ(GenDrive)」の注文書を受け取った。この注文は、100台のクラス3のパレットジャッキ(pallet jack)とクラス2の立席型フォークリフト(standup reach truck)向けユニットから成る。

 そして次にはジェンコ社は、ウェグマンズ社(Wegmans)が彼らの生産物と食料雑貨販売店で使うフォークリフトを改造するために、ジェンコ社の分配流通施設でウェグマンズ社にこのユニットを提供する予定である。ペンシルバニア州にあるウェグマンズ社のポッツビル(Pottsville)店で、ゲンドライブ・ユニットは、リフト社(Lift Inc.)によって提供されたクラウン製フォークリフトに取り付けられる。

 燃料電池の資金は、2009年4月に米国再生・再投資法(American Recovery and Reinvestment Act)によって米国エネルギー省(US Department of Energy;DOE)からジェンコ社に授与された610万ドルの一部である。このウェグマンズ社プロジェクトは、2012年に向けてさまざまな段階から成っている。最初の段階は、生産物施設の59台のフォークリフトやパレットジャッキの改造を行い(海外ニュースの燃料/改質器/貯蔵に関する記事を参照;明日のニュースで載せます)、その次の段階では、ウェグマンズ社の各店舗にゲンドライブ燃料電池の使用を拡大することを許可する予定である。
http://www.plugpower.com/newsroom/pressreleases.aspx?action=details&newsid=293〔訳注1〕ジェンコ社(GENCO Supply Chain Solutions) ピッツバーグに本社を置くGENCO社はリバースロジスティクスとアセットリカバリを得意とする3PLプロバイダとして知られている。主なサービスは付加価値をつけた倉庫管理サービス、Value Added Warehouse(VAW)だ。具体的には配送センターの運営、返品管理、配送車両管理および必要なソフトウェアの提供など、倉庫運営に必要なサービスを全て提供している。顧客にはFortune500にランクされる大手企業も多く、現在、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなどに合計80箇所の配送センターと30箇所の返品センターを運営している。
http://74.125.153.132/search?q=cache:NL1NkWiDV9gJ:www.jrep.co.jp/letter/_pdf/special/sp_04.pdf+GENCO+Supply+Chain+Solutions&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_jaより〔訳注2〕PALLET JACK パレットジャッキ(手動フォークリフト)、箱状の重量物を持ち上げるためのジャッキ
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=pallet+jack&lr=lang_ja&um=1&ie=UTF-8&ei=qp6-SsOvCIiO6AO3mqVz&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4  にいろいろな画像あり。
〔訳注3〕standup reach truck スタンドアップ・リーチトラック
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&lr=lang_ja&q=reach+truck&um=1&ie=UTF-8&ei=IaG-SoDLCtPIkAXGkfVW&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1にいろいろな画像あり。
〔訳注4〕Wegmans(ウェグマンズ社)について理解できる面白い記事が以下のサイトに。
http://www.seisenkobo.co.jp/wegmans.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆SSKセミナー【再掲】
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】

 経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。

 そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
     (大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月9日(金)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内

         「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
         TEL:06-6225-3666
         FAX:06-6443-5319
         メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp

☆水素エネルギー先端技術展2009【再掲】
?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。
「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。「第1回 FC EXPO セミナー In 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します(事前申込制・先着順)。
○会期:10月21日(水)?23日(金) 10:00?17:00
○会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
○主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省 九州経済産業局、福岡県、北九州市、福岡市、国立大学法人 九州大学、(独)産業
技術総合研究所、水素材料先端科学研究センター、(財)西日本
産業貿易コンベンション協会
●詳細・セミナーのお申し込みは展示会ホームページから↓
http://www.he-t.jp/

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