燃料電池ワールド Vol.537 (2009/09/29 09:00)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.537
■□□□□□□□□□
■2009年09月29日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆水素エネルギー先端技術展2009【再掲】
?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。
「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。「第1回 FC EXPO セミナー In 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します(事前申込制・先着順)。
○会期:10月21日(水)?23日(金) 10:00?17:00
○会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
○主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省 九州経済産業局、福岡県、北九州市、福岡市、国立大学法人 九州大学、(独)産業
技術総合研究所、水素材料先端科学研究センター、(財)西日本
産業貿易コンベンション協会
●詳細・セミナーのお申し込みは展示会ホームページから↓
http://www.he-t.jp/

■2009年09月28日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2009/09/28 <三峡ダム>大事なのは魚か?人間か?エネルギー学者と生態学者が大論争―中国(Record China)

 2009年9月22日、閉幕したばかりの第11回中国科学技術協会年会において、「三峡ダムの建設は利益よりも弊害の方が大きいのか?」、「三峡ダム建設が生態環境に与える影響について考えるとき、人間を重視するのか?それとも魚を重視するのか?」といったテーマで、国内の水力発電の専門家と生態学者が激しい論争を展開したという。網易探索が伝えた。

 年に1度の中国科学技術協会年会は科学者と一般市民、政府、企業との間で活発な学術的交流ができる重要な会議で、今年は重慶市で開催された。これに参加した清華大学水利水電工程学科教授で中国科学院のメンバーである張楚漢(ジャン・チューハン)教授は、「三峡ダムは洪水災害がもたらす環境破壊や感染症蔓延、社会不安を抑えるだけでなく、環境を汚染する火力発電に替わってクリーンなエネルギーを生産できる」としてその有益性を主張した。

 同じく中国科学院のメンバーで同科学院水生生物研究所の曹文宣(ツァオ・ウェンシュエン)研究員は「三峡ダムは人間にとっては有益だろうが、魚にとっては弊害そのもの」と話す。「三峡ダム建設後、川の流れは緩やかになり、水深は深くなった。堆積する土砂の量も増加し、エサとなる微生物の種類も激変した結果、生態系そのものが大きく変化した」と指摘。「長江上流に生息する貴重な魚類にとって最後の砦となった支流の1つ、赤水河の環境は何としても守らなければならない」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000001-rcdc-cn
※写真あり

2009/09/28 エネファームは鳩山首相の秘蔵っ子になるか?( ITmedia エンタープライズ)

 鳩山由紀夫首相が先日開催された国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)で、2020年までに1990年比で25%削減という日本の温暖化ガス削減目標を表明し、温暖化ガスの国際的な議論を主導する姿勢をみせました。一国の首相がこうして明言したわけですが、なぜここまで注目されているのでしょうか。

 鳩山首相は、「(25%削減は)日本の科学技術力なら決して不可能ではない。十分自信はある」と言明しているようですが、ここでいう科学技術力の根拠となるものをわたしたちは吟味しなければなりません。2008年3月に経済産業省が策定した「Cool Earthエネルギー革新技術計画」によると、「重点的に取り組みエネルギー革新技術 技術革新ロードマップ」として21技術が制定されていますが、その1つがエネファームであり、家庭部門からの温暖化ガス削減の要として注目されています。
●余剰電力の扱いが鍵か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000037-zdn_ep-sci

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<輸送>
●ハイドロジェニックス社、バスの追加注文を受け取る(2009/08/04)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、環境と交通のためのセンター(Center for Transportation and the Environment;CTE)によって計画されているプロジェクトの一部であるワシントン州フォートルイス(Fort Lewis)で実施されている無排気バスのための燃料電池出力モジュールを提供するために、プロテラ社(Proterra LLC)からの追加注文を受け取った。このプロジェクトには、国防兵站局(Defense Logistics Agency)の水素と燃料電池研究開発計画(Hydrogen and Fuel Cell Research and Development Program)による資金が提供されている。このバスは、ハイドロジェニックス社のシステムを使う第3世代のプロテラ社の公共バス「エコライド(Proterra EcoRide)」である。

 それとは別に、ハイドロジェニックス社はまもなく、アラバマ州バーミンガム(Birmingham)で、イーブイアメリカ社(EVAmerica LLC)の公共バスプロジェクト「エコバス(Ecobus)」のために2台の16kW級燃料電池「HyPM HD 16」の製造を始める予定である。米国運輸省連邦公共交通局(U.S. Department of Transportation's Federal Transit Administration)からアラバマ大学バーミンガム校(University of Alabama at Birmingham;UAB)へ資金が提供されているこの構想は、アラバマ大学(UAB)の研究チームによって率いられ、また、環境と交通のためのセンター(CTE)によって調整されている。このイーブイアメリカ社のバスは、バーミンガム・ジェファーソン郡公共交通公社(Birmingham-Jefferson County Transit Authority;BJCTA)が運行し、バーミンガム中心部と同様にアラバマ大学の構内を走る予定である。
http://www.hydrogenics.com/invest/News_Details.asp?RELEASEID=400883

■情報提供(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆月刊誌「現代化学」 2009年10月号(9月18日発売、800円)【再掲】「リチウムイオン二次電池の化学的原理と越えるべき課題
   ―高出力容量、長寿命、高い安全性を求めて―」
記事執筆:東京農工大学 小山 昇教授
【記事の要点】

 今年は、リチウムイオン二次電池の自動車への本格搭載が始まり、「リチウムイオン二次電池元年」ともいわれています。しかし、技術開発が基礎研究より先行する中、発熱事故の原因となった電極表面反応等の学術的理解は必ずしも十分ではありません。

 そこで、電解液、負極、正極、セパレータの各部材について、候補材料の特性とその長所短所を述べ、リチウムイオン二次電池が、より高出力容量、長寿命、高い安全性を実現してゆく上で欠かせない技術的課題を探ります。電極表面で起こる複雑な化学反応で生じる薄膜層の制御が、性能向上の鍵であることなどが書かれています。

 膨大な文献を著者が整理し、独自に材料特性を比較した表は、関係者にとって役立つ内容かと思います。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆SSKセミナー【再掲】
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】

 経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。

 そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
     (大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月9日(金)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内

         「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
         TEL:06-6225-3666
         FAX:06-6443-5319
         メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
 □連絡先:pemdream@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1