燃料電池ワールド Vol.536 (2009/09/28 10:42)

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□燃料電池ワールド Vol.536
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■2009年09月28日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■燃料電池関連イベント
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☆水素エネルギー先端技術展2009【再掲】
?日本有数の燃料電池・水素関連分野の見本市?

 燃料電池・水素エネルギーに関する最先端の技術や製品の紹介に加え、国内外の著名な講師による水素エネルギーの最新の動向が聞ける絶好の機会です。
「燃料電池・水素エネルギー専門技術セミナー」は事前申込制、先着順です。「第1回 FC EXPO セミナー In 福岡」(経済産業省資源エネルギー庁/リードエグジビションジャパン株式会社主催)も同時開催します(事前申込制・先着順)。
○会期:10月21日(水)?23日(金) 10:00?17:00
○会場:西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
http://www.he-t.jp/access.html
○主催:福岡水素エネルギー戦略会議、経済産業省 九州経済産業局、福岡県、北九州市、福岡市、国立大学法人 九州大学、(独)産業
技術総合研究所、水素材料先端科学研究センター、(財)西日本
産業貿易コンベンション協会
●詳細・セミナーのお申し込みは展示会ホームページから↓
http://www.he-t.jp/

■2009年09月25〜27日のWEB LINK NEWS
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2009/09/25 化学大手 環境技術の開発加速 温室ガス削減へCO2原料化(フジサンケイ ビジネスアイ)

 三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学が石炭を蒸し焼きにした際に発生するコークス炉ガス(COG)をプロピレンの原料に利用しようとしているほか、三井化学もCO2から樹脂原料を製造するため技術を開発している。石油を原料として使う化学業界は、製造過程で多くのCO2を排出する。各社とも排出を抑制できる環境対応技術が、競争力を高める上で不可欠と判断しており、新技術の開発、普及で収益拡大を目指す。

 三菱化学は、石炭を製鉄用コークスに加工する際に副産物として発生するCOGを使い、自動車部材などに使う樹脂の原料となるプロピレンを生産する技術開発を進めている。COGの成分の約6割は水素だが、メタンも約3割を占める。このうち水素はボイラー燃料などとして利用。一方、温室効果ガスであるメタンは触媒と反応させる過程を経てプロピレンにする。通常は石油を原料とするが、COGの活用により製造工程を減らすことで、プロピレン製造時のCO2排出量を抑制できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090924-00000022-fsi-bus_all

2009/09/26 ホンダ FCXクラリティ、燃料電池技術でグローブ賞を受賞(レスポンス)

 ホンダは25日、「グローブ燃料電池シンポジウム」(Grove Fuel Cell Symposium)において、燃料電池電気自動車『FCXクラリティ』の功績が認められ、グローブ賞を受賞したと発表した。

 グローブ賞は、燃料電池開発の科学的な躍進・革新、重要性の高さ、実現された技術や開発の進歩、継続的な取り組みが考慮され、選出されるもの。

 今回の受賞については、ホンダの長年にわたる燃料電池の研究・開発によりFCXクラリティが、科学的な躍進だけでなく、人々の心を捉えるスタイリングも実現している点、自動化ラインでの生産へ移行している点などが受賞の主な理由となったとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090926-00000002-rps-ind
※写真あり

2009/09/26 【鳩山会見(2)】温室効果ガス削減「人間が生き延びるため」(産経新聞)【温室効果ガス削減中期目標】

 --温室効果ガスの25%削減の中期目標について、並大抵のことではないとおっしゃられたが、負担を強いる国民、産業界にどのように説得、説明をしていくか。具体的にどのような達成の見通しを持っているか。厳しい目標だという認識をお持ちだが、自信はあるか
「当然、一部の産業界の方々からは、とてもとても無理だと。日本はもうすでに十分に頑張っているんだから、さらに、ということは無理だという話は当然あります。しかし、私は日本が今日まで高い目標を掲げることによって、世界のだれも到達できなかった目標というものをいち早く科学の力、あるいは技術力によって到達をしてきたという、その彼らの立派な科学技術力というものを展開させれば、決して不可能ではない。十分にできることだと、そのように思っておりまして、その意味では自信は私はあります。日本人を信じております。日本人の科学技術力というものを信じておりますから、十分に自信はありますし、見通しという意味では十分にそのことは見通すことができる。

 言うまでもありませんが、太陽パネル、あるいは燃料電池、さまざま、グリーン・テクノロジーというふうに言われておりますけれども、水素エネルギーというのも将来出てくると思います。こういった、いわゆる代替エネルギー、石油に依存しないエネルギーというものを日本が世界に先駆けてリード役を務める。そして発展途上国などにもその技術力というものをうまく進めていくというようなことを行うことが極めて肝要ではないかと。その中でいわゆる固定価格の話とか、あるいは排出権の取引の問題とか、そういった議論も当然必要になってくると思います。総動員をしながらですね、この問題は十分に、ある意味で日本らしい、日本が先頭を切って走ることが最も望ましい気候変動問題だと、そのように理解をいただきたい。私はそう思っています」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090926-00000515-san-pol

2009/09/26 アサヒ、古紙から新型酵素 バイオ燃料製造コスト10分の1に(フジサンケイ ビジネスアイ)

 アサヒビールは25日、環境対応型自動車の燃料として注目されているバイオエタノールの製造工程で使われる新たな酵素生産技術を開発したと発表した。エタノール製造に必要な麦わらなどを糖へ分解するための酵素で、OA用紙や新聞紙、段ボールなどの古紙から直接、抽出する。安価な古紙からつくるため、エタノールの製造コストはこれまでと比べ1リットル当たり10分の1に低減できるという。大規模な酵素製造設備の導入を検討し、将来は新たな収益源に育てたい考えだ。

 ビールメーカーのバイオ関連事業の取り組みとしては、サッポロビールが今秋をメドに、北海道で、稲わらなどからつくるバイオエタノールの製造を開始。サッポロはまた、ブラジルの石油大手ペトロブラスと組んで、サトウキビのくきなどから、水素を取り出す「バイオ水素」の実用化に向けた開発に取り組んでいる。ビール各社が、ビール類で培った得意の「発酵技術」を生かして、バイオ事業を強化する動きが広がってきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000043-fsi-bus_all
※図あり

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●メディス社の燃料電池製品、今、コストコ・ドットコムで入手可能(2009/08/25)

 メディス・テクノロジーズ社(Medis Technologies)は今、蓄電池や充電池、そして携帯電源の分野の電気製品を集めているコストコ・ドットコム(Costco.com)で、燃料ガスを取り替えできる燃料電池に加えて、燃料使い切りの携帯用燃料電池である「24/7エックストリーム(24/7 Xtreme)」を販売中である。そして、緊急時用にLEDライトを同梱したエマージェンシィキット(Emergency Kit)もラインナップに載せている。
http://www.medistechnologies.com/Portals/Medistech/DataFiles/Documents/082509%20Medis%20Costco.pdf

■情報提供(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆月刊誌「現代化学」 2009年10月号(9月18日発売、800円)【再掲】「リチウムイオン二次電池の化学的原理と越えるべき課題
   ―高出力容量、長寿命、高い安全性を求めて―」
記事執筆:東京農工大学 小山 昇教授
【記事の要点】

 今年は、リチウムイオン二次電池の自動車への本格搭載が始まり、「リチウムイオン二次電池元年」ともいわれています。しかし、技術開発が基礎研究より先行する中、発熱事故の原因となった電極表面反応等の学術的理解は必ずしも十分ではありません。

 そこで、電解液、負極、正極、セパレータの各部材について、候補材料の特性とその長所短所を述べ、リチウムイオン二次電池が、より高出力容量、長寿命、高い安全性を実現してゆく上で欠かせない技術的課題を探ります。電極表面で起こる複雑な化学反応で生じる薄膜層の制御が、性能向上の鍵であることなどが書かれています。

 膨大な文献を著者が整理し、独自に材料特性を比較した表は、関係者にとって役立つ内容かと思います。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆SSKセミナー【再掲】
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】

 経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。

 そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
     (大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月9日(金)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内

         「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
         TEL:06-6225-3666
         FAX:06-6443-5319
         メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp

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