燃料電池ワールド (2009/09/15 11:07)

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□燃料電池ワールド Vol.530
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■2009年09月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■情報提供
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☆月刊誌「現代化学」 2009年10月号(9月18日発売、800円)【再掲】「リチウムイオン二次電池の化学的原理と越えるべき課題
   -高出力容量、長寿命、高い安全性を求めて―」
記事執筆:東京農工大学 小山 昇教授
【記事の要点】

 今年は、リチウムイオン二次電池の自動車への本格搭載が始まり、「リチウムイオン二次電池元年」ともいわれています。しかし、技術開発が基礎研究より先行する中、発熱事故の原因となった電極表面反応等の学術的理解は必ずしも十分ではありません。

 そこで、電解液、負極、正極、セパレータの各部材について、候補材料の特性とその長所短所を述べ、リチウムイオン二次電池が、より高出力容量、長寿命、高い安全性を実現してゆく上で欠かせない技術的課題を探ります。電極表面で起こる複雑な化学反応で生じる薄膜層の制御が、性能向上の鍵であることなどが書かれています。

 膨大な文献を著者が整理し、独自に材料特性を比較した表は、関係者にとって役立つ内容かと思います。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー【再掲】
●住宅のエネルギーシステムが激変する
?蓄電型エコハウス、ハイブリット太陽光などの技術が描く日本版スマートグリッド?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09289.html
<1>ENEOS わが家で創エネ・PJ
  CO2実質ゼロ「創エネハウス」の概要と実証計画
宇田川 博文氏(新日本石油(株)小売販売本部ホームエネルギー部長)<2>「エコスカイハウス」における省エネ技術
後藤 隆明氏(重エステート(株)建設部設計グループ主査)
<3>蓄電型エコハウスと未来の家の展望
?常識を覆すリチウムイオン2次電池の可能性と経済性?
田路 和幸氏(東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻教授)
◇日 時:9月24日(木) 午後1時?5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2?2?23)
◇受講料:1名につき31,290円(消費税込)
同時に1社より複数ご参加の場合、2人目以降 26,040円(消費税込)
●【イブニング・ディスカッションセミナー】※先着40名限定
燃料電池普及の鍵と勝機はここにある
?技術動向から俯瞰する市場の可能性?
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09324.html
森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
◇日 時:10月29日(木) 午後6時30分?8時30分
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-1-1)
◇受講料:1名につき6,300円(消費税込)

◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850
申込受付FAX 03?5532?8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、下記HPから申し込みができます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】

 経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。

 そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
     (大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月9日(金)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内

         「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
         TEL:06-6225-3666
         FAX:06-6443-5319
         メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp

■2009年09月14日のWEB LINK NEWS
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2009/09/14 家庭用燃料電池は2015年に7.8万台…矢野経済研究所(レスポンス)

 矢野経済研究所は、家庭用エネルギー機器市場の調査を実施し、その結果をめとまた。

 調査は今年3 - 7月にかけて厨房・給湯・暖房機器メーカー、電力事業者、ガス事業者を対象に、面接や電話で専門研究員がヒアリングした。

 調査結果によると、今年から本格的な販売が始まった家庭用燃料電池「エネファーム」の2009年度の市場規模(メーカー出荷ベース)は、6000台を見込む。太陽光発電と組み合わせた「ダブル発電」などの参入事業者の積極的な展開により、15年度には7万8000台に増加すると予測した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000002-rps-ind

2009/09/14 エネファーム、覚えておきたい3大勢力(ITmedia エンタープライズ)

 家庭用燃料電池、統一名称「エネファーム」が普及へのステップに入っています。この業界の3大勢力はそれぞれの強みを生かし、この勝負に取り組んでいます。今回は、エネファームの勢力図についてみてみましエネファームのベンダーは現在のところ、パナソニック、ENEOSセルテック、そして東芝燃料電池システムの3社がしのぎを削っているのは前回もお伝えしたとおりです。このほかのベンダーとして、実証段階で試作機を作ったものの、商品化のめどが立たず、SOFCでの商品化に戦略を切り替えつつあるトヨタ自動車/アイシン精機の勢力や、商業化に踏み切る直前になってFC事業からの撤退を決定した荏原バラードなどのプレイヤーもいますが、現在、家庭用FCの事業化に乗り出したベンダーは上述の3社だけといってよいでしょう。すでに各ベンダーとも実用化開発を開始して10数年の歴史を持っており、それぞれに特徴があります。
●高い総合効率を実現するパナソニック
●実績と生産能力を誇るENEOSセルテック
●コストダウンに自信をみせる東芝燃料電池システム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000038-zdn_ep-sci

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●米国自動車研究評議会、オバマ政権に水素燃料電池研究を支持するよう主張(2009/07/08)

 ゼネラルモータース(General Motors)、フォード(Ford Motor Co.)、そしてクライスラー(Chrysler)が共同で設立・運営している米国自動車研究評議会(United States Council for Automotive Research LLC;USCAR)は最近の文書で、オバマ政権に、水素燃料電池の研究から削減した支出を元に戻すようにするべきで、そうしないと米国は技術面で外国に居心地悪く依存してしまうことになると主張した。この「輸送のための水素研究:米国自動車研究評議会の見解」と題した文書は、水素燃料電池自動車技術は唯一、本当の排出物ゼロと優秀な能力、妥協のない機能性という約束事を提供していること、また、電気自動車は、航続距離と燃料充てん時間で燃料電池自動車と競争することができないことを示唆している。
http://www.uscar.org/guest/article_view.php?articles_id=312

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