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□燃料電池ワールド Vol.528
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■2009年09月11日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■情報提供
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☆月刊誌「現代化学」 2009年10月号(9月18日発売、800円)「リチウムイオン二次電池の化学的原理と越えるべき課題
-高出力容量、長寿命、高い安全性を求めて―」
記事執筆:東京農工大学 小山 昇教授
【記事の要点】
今年は、リチウムイオン二次電池の自動車への本格搭載が始まり、「リチウムイオン二次電池元年」ともいわれています。しかし、技術開発が基礎研究より先行する中、発熱事故の原因となった電極表面反応等の学術的理解は必ずしも十分ではありません。
そこで、電解液、負極、正極、セパレータの各部材について、候補材料の特性とその長所短所を述べ、リチウムイオン二次電池が、より高出力容量、長寿命、高い安全性を実現してゆく上で欠かせない技術的課題を探ります。電極表面で起こる複雑な化学反応で生じる薄膜層の制御が、性能向上の鍵であることなどが書かれています。
膨大な文献を著者が整理し、独自に材料特性を比較した表は、関係者にとって役立つ内容かと思います。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html
■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池総合イベント“FC FESTA 2009 in Osaka”の出展募集/大阪【再掲】
経済産業省では、燃料電池に関するセミナー、見本市等を同時開催する催事を2005年より大阪において毎年開催している。本年は『FC FESTA 2009 in Osaka』として、12月9日(水)、10日(木)の2日間、大阪国際会議場(大阪市)で燃料電池の総合イベントを開催する。
そのうちの一つである見本市は、優れた技術を有する様々な業種の先端企業、中小・ベンチャー企業等の情報発信と技術交流の場を通じたビジネスマッチングをめざして、現在、燃料電池関連企業の出展を募集している。募集要項は以下の通り。
○会 期 12月9日(水)、10日(木)午前10時〜午後5時
○会 場 大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)3Fイベントホール他
(大阪市北区中之島5丁目3番51号)
○主 催 経済産業省資源エネルギー庁、おおさかFCV推進会議、(財)大阪科学技術センター
○出展参加費用 無料(ただし、小間内装飾に関する費用は出展者負担)
○申込締切 10月9日(金)
○詳細は、http://www.fc-osaka.jp/
○お問い合わせ 財団法人大阪科学技術センター 技術・情報振興部内
「FC FESTA」事務局 河野(かわの)・師岡(もろおか)・大原
TEL:06-6225-3666
FAX:06-6443-5319
メールアドレス:fc-osaka@ostec.or.jp
■2009年09月10日のWEB LINK NEWS
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2009/09/10 トヨタ(7203)、IAAでPHV車のコンセプトモデルを出展(サーチナ)
トヨタ自動車(株) <7203> はこのほど、2009年9月15―27日開催の、IAA(フランクフルト国際モーターショー)で、3代目プリウスをベースにリチウムイオン電池を搭載した、プラグインハイブリッド車(PHV)のコンセプトモデル「PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept」を出展すると発表した。
同社はまた、現段階のエネルギー多様化への対応において、PHVを本格的な普及に適したエコカーと位置づけ、PHVの市場導入と普及に向けて、日米欧のフリートユーザーを中心に、グローバルで合計500台程度を順次投入する。導入予定台数は、日本に約200台、米国に約150台、フランス、英国、ドイツを含む欧州に約150台。
このほか同社は、ハイブリッド技術をベースに、PHV、EV、FCHV(燃料電池ハイブリッド車)の開発を進め、石油消費の抑制、CO2排出量の削減とエネルギー多様化への対応に取り組んでいく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000045-scn-bus_all
2009/09/10 現代・起亜自、世界自動車メーカーと燃料電池普及宣言(聯合ニュース)【ソウル10日聯合ニュース】現代・起亜自動車は10日、世界主要自動車メーカーとともに燃料電池車の普及拡大に向けた共同声明を発表したと明らかにした。
声明には現代・起亜自のほか、ダイムラー、フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ(GM)、ルノー、日産自動車、トヨタ自動車、ホンダが参加し、究極の未来エコカー・燃料電池車の普及の重要性に共感した。2015年までに数千台規模の燃料電池車を普及させ、その後は数十万台規模を商用化していく計画で、これに向け水素充電所をはじめとするインフラの構築を先行すべきだと強調した。
現代・起亜自は燃料電池車部門で世界的技術力を認められており、政府・自治体の支援の下、国内に10基の水素ステーションを備えるなど、燃料電池車開発に向けた環境構築をリードしている。知識経済部と共同で燃料電池車モニタリング事業を進めているほか、米エネルギー省の関連事業施工会社に選定され、米主要都市でも燃料電池車テスト運行を行っている。
同社はこうした技術力を土台に、2010年の燃料電池車テスト運行を200台規模に拡大し、2012年には少量生産体制を整え、燃料電池車をテスト普及させる計画だ。エコカー開発に2013年まで2兆2000億ウォン(約1652億円)を投じる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000022-yonh-kr
■海外ニュース
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<輸送>
●プロトン・モーター社、初めての道路清掃車を納車(2009/07/15)
プロトン・パワーシステムズ社(Proton Power Systems plc)の子会社だるプロトン・モーター・フュエルセル社(Proton Motor Fuel Cell GmbH)は、20kW級燃料電池が装備されている世界で初めての燃料電池道路清掃車をスイス、バーゼル市(Basle)に納車した。この地方自治体の清掃車は、スイスの連合事業体である燃料電池動力の地方自治体自動車プロジェクト「ハイ・ムーブ(hy.muve :hydrogen-driven municipal vehicle)」の一環として開発された。
次の段階では、バーゼル市とスイスの他の都市の区域で広範囲な実証試験を行う予定である。
http://www.protonpowersystems.com/fileadmin/documents_pps/20090715_Proton_Power_-_world_s_first_fuel_cell_driven_sweeper_-_15_July_2009_Final.pdf
〔訳注〕この清掃車は、長さ3.78m、幅1.28m、最大積載重量4.5tであり、最高速度40km/h、350気圧の水素6.5kgで7時間以上走る。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.475/2009年06月29日発行「エンパとPSI、燃料電池清掃車を開発(2009/05/25)」
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