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□燃料電池ワールド Vol.525
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■2009年09月08日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
※明日の配信は少し遅れて午後になります。
■2009年09月07日のWEB LINK NEWS
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2009/09/07 低コスト化に光明 京大教授らが温度特性に優れた燃料電池素材開発(産経新聞)
燃料電池発電に必要な固体電解質について、特定の金属化合物と窒素化合物の働きを組み合わせることで、従来難しいとされた温度領域でも高い発電効率が維持できる新素材を、京都大学物質-細胞統合システム拠点の北川進教授らの研究チームが開発。研究成果が7日付(日本時間)の英科学誌「ネイチャー・マテリアルズ」(電子版)に掲載された。
燃料電池は水素を固体電解質に通し、酸素と反応させて電気を起こす仕組みだが、現在一般的な固体電解質は素材が高価な上、温度が100度以下か600度以上でないと十分に働かず、反応が安定する200?300度にするためにエネルギーを余計に消費するという問題点があった。
研究チームは、硝酸アルミニウムの化合物に微少な穴を規則的に開けた素材を作製。この穴に窒素化合物のイミダゾールを入れると、水素イオンがスムーズに移動し、200?300度の状態でも効率的な働きを得られることがわかった。
この素材は従来品に比べてコストが約1割に抑えられ、エネルギーロスも最大約半分に縮小できる。北川教授は「家庭用のコージェネレーション(熱電供給)システムの実用化に向け、今後国内外の企業と実証実験を行っていきたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000502-san-soci
■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●エネルギー省、水素の規制に関するオンライン研修コースを提供(2009/07)
米国エネルギー省(Department of Energy)のオンラインによる研修コース「水素の規制入門(Introduction to Hydrogen for Code Officials)」が今、利用できて、水素と燃料電池技術の概要と、それらの技術が実例でどのように使われているか、そして法律や基準ではそれらがどこまで許されているのかについて情報が提供されている。研修コースは以下の4つのセクションで構成されている。
・水素と燃料電池の基礎知識
・水素と燃料電池の適用事例
・水素ステーションの規制
・燃料電池設備の規制
短いクイズが、それぞれのセクションの終わりに提供されている。コースの終わりでは、あなたはあなたのクイズの得点を計算した修了証明書を印刷することができる。
加えて、このコースは、出版物や関連したウェブページのリンク集、そしてコースで使う用語集などの補助情報の図書部門を持っている。
http://www.hydrogen.energy.gov/code_official_training.html
※全95ページのウェブページをクリックしながら進みます。1ページは1テーマを短い情報で記述して、音声でそれを読み上げます。そのコースを終わるとクイズになり、答をクリックして正否を確かめます。間違っていたらテキストに戻り復習するようになっています。
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