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□燃料電池ワールド Vol.524
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■2009年09月07日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■2009年09月04〜06日のWEB LINK NEWS
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2009/09/04 WAS、次世代の車体コンセプトの開発について中間報告を発表(サーチナ)
新日本製鐵、JFEスチール(ジェイエフイーホールディングス)、住友金属工業、神戸製鋼所など、世界の鉄鋼メーカー16社で構成されるWorld Auto Steel(WAS)は、次世代電気自動車、ハイブリッド車の車体コンセプトの開発について中間報告をまとめた。
近年の電気自動車、ハイブリッド車のような環境対応車の需要が世界的に急激に高まる中で、WASは2008年に、次世代鋼製車体プログラム(Future Steel Vehicle:FSV)を立上げ、このほどフェーズ1を完了させ、その研究成果とこれに続くフェーズ2の計画内容について発表した。
報告書によると、フェーズ1では専門家から成るFSV技術チームのメンバーが、2015年?2020年に想定される次世代車の車体について、4人乗の電気自動車(BEV)・プラグインハイブリッド車の小型車と中型車(PHEV)、5人乗のプラグインハイブリッド・燃料電池車(FCEV)の4つのケースについて技術的な仕様検討を行い、それぞれの技術および部品の評価を完了した。
WASでは、将来的には安全性と性能の要求に適合するだけにとどまらず、エンジニアリング設計の最適化と高度な鉄鋼技術を用いた軽量化を達成し、フェーズ2で最終的に設計される車体コンセプトが、環境、燃費、安全性および重量に関する将来の車体設計のスタンダードになると期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090904-00000028-scn-bus_all
2009/09/05 石炭火力でもエコ発電=排熱、水素で効率化-中国電・Jパワー(時事通信)
中国電力と電源開発(Jパワー)は、排熱などを有効利用して効率よく発電する「酸素吹石炭ガス化複合発電」(酸素吹IGCC)の開発を進めている。将来は燃料電池を組み入れた「石炭ガス化燃料電池複合発電」(IGFC)に発展させ、二酸化炭素(CO2)排出量を抑えた「究極の高効率化」(山下隆中国電力社長)を目指す。
燃料を燃やして発生したエネルギーのうち、どれだけの電力を得られるかを示す「エネルギー効率」を比較すると、最新鋭の石炭火力発電の42%に対し、酸素吹IGCCは50%程度。IGFCは60%超までの高効率化が見込まれる。同じ電力量を得るために燃やす石炭を少なくできるため、「CO2排出量が多い」という石炭火力発電の課題克服も期待できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000055-jij-bus_all
2009/09/06 ドイツ総選挙 「脱原発」が争点に 市民団体が大規模デモ(毎日新聞)【ベルリン小谷守彦】総選挙(27日投開票)を前にしたドイツで、「脱原発」を維持するかどうかが争点として浮上している。メルケル首相が主導して中道右派政権ができれば、原発の運転期間延長を目指す可能性が高い。これに反対する市民団体が5日、ベルリンで大規模なデモを開催、社会民主党や緑の党幹部も参加した。世論調査では6割が運転期間延長に反対しており、左派系政党はこの世論を「反中道右派」に結びつける戦略だ。
デモは主催者発表で5万人、警察発表で3万6000人規模。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故をきっかけに反原発世論が盛り上がった86年以来の規模。
脱原発は、社民党と緑の党連立のシュレーダー政権が02年に法制化。05年の総選挙で発足した社民党とメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟の大連立政権は、脱原発政策維持で合意した。
しかし、メルケル首相は最近、「再生可能エネルギーが十分に利用できるようになるまで、橋渡しとして使うべきだ」と、原発の運転期間延長に意欲を見せている。
世論調査機関TNSエムニドによると、59%が運転期間延長に反対している。ただ、選挙と結びつけて考える有権者は少ないとも言われている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090906-00000027-maip-int
※写真あり
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●デュポン社とSFCスマートフュエルセル社、陸軍から追加注文を受ける(2009/07/30)
デュポン社(DuPont)とSFCスマートフュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell AG)は、兵士の任務時間を72時間かそれ以上に拡大することを可能にする小型で軽い携帯用電源のM-25燃料電池の開発のために、米国陸軍から追加注文を受け取った。この計画の費用は、約300万ドルである。
M-25燃料電池は、従来の電源よりも重量を80%まで軽くして、兵士が運ぶことができる統合された装着式の電源の一部をなしている。その上、広範な兵士の装備の電源となることができる。デジタル通信とナビゲーション装置の電源としての軽量さに加えて、M-25燃料電池は静かで連続したエネルギーをもたらし、遠隔地における充電と駆動というような独立した機能を提供する。
http://www.sfc.com/en/sfc-press-release/11099-dupont-und-sfc-smart-fuel-cell-ag-liefern-portables-brennstoffzellensystem-fuer-u.s.-army.html
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