燃料電池ワールド (2009/06/29 09:00)

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□燃料電池ワールド Vol.475
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■2009年06月29日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

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■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー
●日本版スマートグリッド」普及の道程と活用システム
〜電力系統に残された課題とメーターに必要な技術とは?〜
<1>スマートグリッドと日本の電力系統
 関西学院大学大学院総合政策研究科客員教授
 YSエネルギー・リサーチ代表
 山藤 泰氏
<2>SAPのスマートメーター活用基盤AMIと海外事例紹介

 SAPジャパン(株)インダストリー&ソリューション戦略本部公益産業担当部長
 松尾 康男氏
 SAPジャパン(株)ソリューション本部
 オペレーションマネジメント部ソリューションスペシャリスト
 川島 浩史氏
◇日 時:7月22日(水) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:1名につき31,290円(消費税込)

  同時に1社より複数ご参加の場合、2人目以降 26,040円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
  TEL 03−5532−8850
  申込受付FAX 03−5532−8851
  E-mail  info@ssk21.co.jp
  または、下記HPから申し込みができます。
   http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09222.html

■2009年06月26〜28日のWEB LINK NEWS
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2009/06/26 モーターショー 福岡に再び登場 12月11−14日開催(西日本新聞)

 次世代のコンセプトカーや最新型車が集結する「福岡モーターショー2009」(正式名称=福岡自動車博覧会、西日本新聞社など産学官41企業・団体で構成する実行委主催)が12月11日から4日間、福岡市博多区で開かれる。世界同時不況で自動車産業を取り巻く環境は厳しいが、国内メーカーの工場が集まる自動車生産拠点として「年間生産150万台」を目指す北部九州をアピールする格好の場となる。

 主会場となるマリンメッセ福岡では、国内の自動車、二輪メーカーのコンセプトカーなどを並べ、福岡国際センターには輸入車を展示。福岡国際会議場では自動車に関するフォーラムなどを開催する。屋外会場でも燃料電池車や水素エンジン車、電気自動車の試乗会や、小学生向け二輪体験教室なども計画する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000007-nnp-l40

2009/06/26 目標5万台、達成わずか42台=燃料電池車普及、計画見直し勧告−総務省(時事通信)

 総務省は26日、低公害車普及に関する政策の評価結果をまとめた。「2010年度までに燃料電池車を5万台普及」とした政府目標に対し、07年度の国内保有台数はわずか42台にとどまり、同省は経済産業省など4省に目標設定や普及促進策の見直しを勧告した。

 燃料電池車は水素と酸素の化学反応による電気で走行し、排ガスを出さない「究極のエコカー」。政府は01年に定めた「低公害車開発普及アクションプラン」で、10年度までの5万台普及を目標に掲げ、04年度から4年間、技術開発などに約197億円の予算を投入した。総務省は「多額の予算投入に見合う普及台数となっていない」と指摘している。

 勧告に対し経産省は、「技術開発は着実に進んでおり、各自動車メーカーは15年から売り出す予定」と成果を強調。今後は実態に合わせた新たな目標を検討するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000049-jij-pol

2009/06/26 どん底からスタートする思いとは――トヨタの豊田章男新社長(Business Media 誠)
――これからのエコカーの方向性についてのお考えをお聞かせください。内山田 現在、脱ガソリン、ポストガソリンということでいろんな種類のエコカーが提案されてきていますが、我々もいろいろ研究して、今重点的に取り組んでいるハイブリッド技術はやはりメインストリームとして外せないのではないかと現時点では考えています。

 一方、燃料電池自動車や電気自動車もエコカーの形態としては考えられるわけです。しかし、現在ハイブリッドカーが持っているバッテリーの技術、モーターの技術、インバーターの技術は要素技術としてはすべて共通しています。ただ、100%すべてのクルマが同じわけではないので、そのほかの部分についてもぬかりのないように開発を進めていきたいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000029-zdn_mkt-bus_all
※画像あり

2009/06/26 <中華経済>新エネルギー車推進に2800億円投入―中国政府(Record China)

 2009年6月24日、中国財政部は12年までに200億元(約2800億円)を投じて新車購入時の補助金や充電設備の建設など、新エネルギー車の推進に力を入れる方針を示した。中国新聞網が伝えた。

 中国国務院発展研究センターの担当者は、「新エネルギー車の技術開発競争は始まったばかり。これまでは先進国に後れをとっていた自動車分野だが、新たな技術開発という意味では各国が同じスタートラインに立っている。中国は政府の後押しが最大の強みだ」と述べ、自動車後進国を挽回する絶好の機会であることを強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000005-rcdc-cn
※写真あり

2009/06/27 山梨大、「エネファーム」向け高性能触媒 小型化、製造コスト減に貢献(産経新聞)

 山梨大の燃料電池ナノ材料研究センター(山梨県甲府市)は26日、家庭用燃料電池「エネファーム」の燃料処理装置向けの高性能触媒を開発したと発表した。燃料処理装置の製造コストを約20%低減でき、装置の容積も約3分の2に小型化できるという。高額な本体価格がネックになっているエネファームの普及拡大に貢献する。

 燃料処理装置は都市ガスを水素に変換する基幹装置で、その際に出る一酸化炭素がエネファームの性能に悪影響を与えるため、現在は外部から空気を取り込んで二酸化炭素に変換する触媒などを使い、除去している。

 今回新たに開発された触媒は、生成した水素を利用し、一酸化炭素をメタンに変換して除去する。空気の取り込みがいらず、そのための配管や装置などが不要になり、燃料処理装置の構造を大幅に簡素化できる。

 触媒素材に熱伝導性の高い「メタルハニカム」を採用したことで、使用する触媒量も削減でき、燃料処理装置の低コスト、小型化が実現できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000171-san-soci

2009/06/28 次世代送電網、今秋実証実験 宮古島などで負荷調査(産経新聞)

 資源エネルギー庁は27日、太陽光や風力などで発電した電力を送る次世代送電網「スマートグリッド」の構築に向け、宮古島や与那国島など九州・沖縄地方を中心とする10カ所程度の離島で実証実験を今秋から始める方針を固めた。離島の独立した送電網を使うことで、自然エネルギーが送電線に与える負荷などの影響を調べる。また、自然エネルギーによる電力をためる蓄電池も設置し、最適な送電方法なども調査する。次世代送電網をめぐっては、米政府が実用化に向けて動き始めており、日本も早期整備を目指す。

 これまでも次世代送電網をめぐる実験は青森県や愛知県で行われたことがあるが、いずれも陸地の送電線と隣接した地域で進められてきた。今回の実証実験は、大規模発電所のある地域と送電線がつながっていない離島を対象とし、主にディーゼル発電設備を中心とする既存の送電網に太陽光や風力などによって発電した電力を流す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090628-00000057-san-soci
※画像あり

2009/06/28 太陽光発電の普及へ、エネルギー消費大国・CO2排出大国の汚名払拭?―中国(Record China)

 現在中国は、再生可能なエネルギーへの転換を進めている。今年3月には、太陽光発電システムの設置を後押しする政策を打ち出しており、50万kW以上の発電システムに上限20元/Wの助成金を出すとしている。江蘇省はすでに、2011年までに260兆Wの太陽光発電システムを設置する計画を明らかにしている。

 ある太陽光発電コンサルタントは、中国が今年設置する太陽光発電システムについて、昨年の40兆Wから150兆〜300兆Wに増加する可能性があるなどと予想しながら、「国内メーカーの生産能力には不安もあるが、中国はまさに今、太陽電池パネルの巨大市場へ向かう分岐点に立っていると確信している」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090628-00000021-rcdc-cn
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●エンパとPSI、燃料電池清掃車を開発(2009/05/25)

 エンパ(スイス連邦材料試験研究所;Empa)とパウル・シェラー研究所(Paul Scherrer Institute;PSI)は、ブーハー・シェーリンク社(Bucher Schoerling)、プロトン・モーター社(Proton Motor)、ブルサ・エレクトロニック社(BRUSA Elektronik AG)とメーザー・スイス社(Messer Schweiz)の協力を得て、地方自治体で使う水素動力の清掃車「ブーハー シティ・キャット2(Bucher CityCat H2)」を開発した。今後18カ月間にわたって清掃車は、「ハイ・ムーブ(hy.muve;hydrogen-driven municipal vehicle)」プロジェクトの一部として複数の都市で試験運行される。
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/05/090518103335.htm
※車体の画像あり

〔訳注〕「ハイ・ムーブ(hy.muve;hydrogen-driven municipal vehicle)」プロジェクト 公共で使う燃料電池車のプロジェクト。シティ・キャット2は、約7kgの水素容量で最高8時間の運転が可能である。これまでの燃料電池車はバスや自家用車が中心だが、スイスは清掃車を全土に普及しようとしている。今回の予算も、連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)、連邦エネルギー局などから出ている。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「技術者育成コース」開催!【再掲】九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
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★好評を頂いている実習をより充実させ、参加者の皆様が機材に触れる機会を増やしました。
★2日目の講義「燃料電池自動車」では、九州で初めて導入された燃料電池自動車「トヨタFCHV-adv」を実際に使ってその構造等を解説します。
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○主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
○後 援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)
○対 象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
○日 程:7月28日(火)〜31日(金)
○会 場:〔1日目〕福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町9番15号)〔2〜4日目〕九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
○定 員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
○受講料:5万円/人
○名刺交換会:1日目講義終了後(参加自由。3000円/人)
○締 切:7月10日(金)〆切(定員に達し次第、募集を締め切ります)
●カリキュラム詳細及び申込みは人材育成センターホームページから!→ http://www.f-suiso.jp/H21gijutsusya1.html
ご希望の方はお早めにお申込みください!!

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