燃料電池ワールド (2009/04/20 09:29)

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□燃料電池ワールド Vol.431
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■2009年04月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年04月17〜19日のWEB LINK NEWS
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2009/04/17 岩谷産業 燃料電池の電源車発表 「クリーン」PR、普及へ発進(フジサンケイ ビジネスアイ)

 岩谷産業は16日、水素で発電する燃料電池の移動電源車を発表した。排ガスが出ず、音が静かなのが特徴で、今後2年でコストダウンを図り、2011年から2000万円程度の価格で販売する。初年度の販売目標は50台。

 電源車は、燃料電池を搭載したトラックと、100立方メートル分の水素ボンベを載せたトレーラーで構成され、8.5キロワット以上の電力があり、6畳用のエアコン18台を16時間動かすことができる。40インチの液晶テレビなら70台を16時間動かせ、ボンベを取り換えれば、さらに長く使える。

 騒音や振動が少なく、二酸化炭素(CO2)を排出しないため、屋内やトンネルのような閉ざされた空間やイベント会場、住宅街の夜間工事の照明などとしての用途が想定されている。

 ガソリンなどで動く発電機に比べれば、ランニングコストは高いが、クリーンエネルギーをPRしたい自治体などでの利用が進みそうだ。

 完成した電源車は18、19両日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれる環境イベント「アースデイ東京2009」に音響システム用電源として出動する。その後は、水素ボンベの供給拠点がある関西国際空港を中心にしたエリアで利用しながら、コスト削減などの改善を図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090416-00000015-fsi-bus_all

2009/04/17 共同住宅に燃料電池システム導入、世界初…南楊州(YONHAP NEWS)

 【南楊州16日聯合ニュース】東洋建設産業は16日、京畿道南楊州市好坪洞に建設中のアパート、好坪パラゴンテラスハウスの広報館で「共同住宅燃料電池導入式」を開き、広報館内部を公開した。

 燃料電池システムは、空気中の酸素と都市ガスを燃料とし、電気化学反応を通じ電気と暖房、温水を同時に作り出すエコ設備。これまでソウル市庁、京畿道知事官邸など一部の公共施設や研究所で試験的に導入されたことはあるが、共同住宅に設置されるのは今回が初めてだ。

 燃料電池システムが設置されるのは、好坪パラゴン全1275世帯のうちテラスハウスと呼ばれる40世帯。1世帯当たり7000万〜1億ウォン(約520万〜741万円)相当の設備が稼動することになる。設置費用は分譲価格に含まれず、京畿道と東洋建設産業が共同で負担する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000011-yonh-kr
※写真あり

2009/04/17 東芝(6502)が3日ぶり反発・赤字縮小を好感(サーチナ)

 東芝が3日ぶり反発。09年3月期営業損益が2500億円程度の赤字と従来予想に比べて赤字幅が300億円程度縮小したもようと報じられている。原子力発電で世界トップを争っており、経済産業省が原子力発電所の建設にかかわる日本企業を対象にして国際展開への支援を強化する方針と報じられていることも刺激となっている。前日には、LED(発光ダイオード)電球、LEDダウンライトなど新照明システム事業の海外規模拡大に向け現地でのマーケティング活動を強化すると発表、ここリチウムイオン電池、燃料電池など多彩な新材料を出していることも材料視。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000059-scn-biz

2009/04/17 特集:オバマ大統領の高速鉄道計画で鉄道関連銘柄に注目!(サーチナ)
■オバマ大統領の高速鉄道計画で鉄道関連銘柄に注目

 オバマ米大統領は、主要都市を結ぶ高速鉄道計画について発表した。整備候補地は、カリフォルニア州やシカゴを中心とした中西部、ニューヨーク近郊など10路線が有力視されていると述べ、積極的に推進する考えを表明した。景気対策法に盛り込まれた80億ドル(約8000億円)に加え、新たに50億ドル(約5000億円)の予算も計上する方針で、投資額は130億ドル(約1兆3000億円)に上る見通し。先の首脳会談では麻生首相が技術協力等を表明したことから、日本国内の鉄道関連銘柄に注目が集まりそうだ。また、日本国内においては「リニア中央新幹線」が2025年開業に向けて着々と準備が進んでおり、関連銘柄への期待はますます高まることが予想される。

 東日本旅客鉄道 <9020> は温室効果ガス削減の動きから、燃料電池電車の開発に力を入れており、出力アップや電池価格など解決すべき課題は多いものの、次世代にかなった電車として商品化に成功すれば、爆発的な需要増が期待出来る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000126-scn-bus_all
※写真あり

2009/04/17 エネファーム:鳥取ガス、来月から家庭用燃料電池を販売 温暖化防止に貢献 /鳥取(毎日新聞)

 鳥取ガスは5月から家庭用燃料電池ユニット「エネファーム」の販売に乗り出す。ガスを使って発電し、その際に生じる熱を給湯に利用。エネルギー効率は70〜80%と高く、エネルギーの消費量を通常の電気利用の場合に比べ、25%削減できるという。CO2の排出量は40%も減らすことができ、地球温暖化の防止に家庭から貢献できる。

 LPガスを使うENEOSセルテック社の燃料電池を5月、都市ガス利用の東芝燃料電池システム社の製品を6月に発売する。工事代金を含めた価格は325万5000円だが、国から140万円の補助が受けられ、個人負担は185万5000円ですむ。年15台の販売を見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000247-mailo-l31

2009/04/18 電力各社、EV普及を牽引 まず600台導入 20年度1万台に(フジサンケイ ビジネスアイ)

 電力各社が、電気自動車(EV)や家庭用電源で充電が可能なプラグイン・ハイブリッド車(PHV)導入を加速させる。「普及元年」となる2009年度には、電力10社合計で600台程度が導入される見込み。7月に発売される三菱自動車の「i MiEV(アイミーブ)」を中心に2000台以上が市場に出回る予定だが、電力各社の導入台数はそのうちの3〜4割を占める。電力各社はEV用急速充電器の設置なども進めており、次世代EVの普及の牽引(けんいん)役を担う。
 ■低価格化へ後押し狙う

 電力各社が、大規模導入やインフラ整備などを通じてEV、PHV普及の牽引(けんいん)役を担うのは「普及拡大の起爆剤にしたい」(電力業界関係者)との思惑がある。通常のガソリン車よりも割高なEVを電力各社が率先して導入することで量産効果による低価格化を促すのが狙いだ。

 一方で、ガス、石油業界はEV、PHVと並び、次世代の環境対応車として注目が集まる燃料電池自動車(FCV)の普及に力を入れている。

 2020年からのFCV量産開始をにらみ、燃料となる水素を供給する水素ステーションの先行整備に乗り出す方針で、家庭から自動車に主戦場を移した新たなエネルギー間競争も予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000048-fsi-bus_all
※写真あり

2009/04/19 ロータリー技術が生んだマツダの燃料電池自動車(産経新聞)

 石油が枯渇してガソリンがなくなる日はいずれ訪れる。その時には、電気自動車(EV)や、水素を燃料とした燃料電池自動車などが取って替わるとみられている。水素は燃料として使用しても二酸化炭素(CO2)を排出しないなど地球温暖化問題にも貢献することから、普及が期待されている。

 将来の低炭素社会をにらみ、マツダは水素燃料で駆動するロータリーエンジンと電気モーターを組み合わせた世界初のハイブリッド車(HV)「プレマシー ハイドロジェン REハイブリッド」を開発、3月25日からリース販売を始めた。月額リース料は42万円と高価なうえ、水素の製造コストが高く、補給拠点も限られるため普及はまだ先だが、その開発過程で生まれた技術が新たな方式のエコカーを生み出しそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090419-00000508-san-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●2002年から2007年までに世界で行われた水素燃料バスの実証事業(2009/03)

 連邦運輸局(Federal Transit Administration;FTA)は、「2002年から2007年までに世界で行われた水素燃料バスの実証事業報告書」を発表した。これは、交通公社(transit agencies)と彼らのパートナーが、彼らの交通車両に燃料電池や水素内燃エンジンを使った水素燃料バスを使用してきた経験をまとめたものである。関係者たちは、燃料電池バスの信頼性に強く印象づけられた。そして、このバスが幅広い運転条件の全域で活躍したこと、そして簡単に収益部門となったことを報告している。

 次世代の水素燃料バスの鍵となる課題には、車両の航続距離の延長や燃料電池の耐久性のさらなる増大、燃料電池とインフラ基盤の信頼性の改善、そして水素充填時間の短縮などがある。この報告書はFTAのために、輸送センター(Center for Transportation)と、我々の組織母体である環境と革新的技術研究所(Environment and Breakthrough Technologies Institute)によって準備され、執筆された。
http://www.fta.dot.gov/documents/ReportOnWorldwideHydrogenBusDemonstrations_2002to2007.pdf
※57ページの報告書全文↑

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「経営者コース」開催!【再掲】

 水素の性質や燃料電池などに関する基礎的な知識を短時間で習得できるコースです。水素ビジネスの可能性に関する講義をさらに強化するため、今回から「水素エネルギー新産業の市場展望」をカリキュラムに追加しました。

 水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部の方々のご参加を心からお待ちしております。
○対 象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
○日 時:5月22日(金)12:50〜18:00
     ※交流会18:00〜19:30(希望者のみ)
○会 場:九州大学伊都キャンパス
     (福岡市西区元岡774 ウェスト4号館914号室)

      → http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
○受講料:3,000円/人(交流会参加の方は別途2,000円)
○締 切:5月7日(木)※定員40名になり次第締め切ります。
○カリキュラム詳細及び申し込み:
     人材育成センターホームページから!
      → http://www.f-suiso.jp/H21keieisha1.html
     ご希望の方はお早めにお申し込みください!!
○主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター
     (福岡水素エネルギー戦略会議)
○後 援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
     (NEDO技術開発機構)

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