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□燃料電池ワールド Vol.407
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■2009年03月16日発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■情報提供
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☆「現代化学」3月号(発売中)【再掲】
「太陽光発電は真に地球環境・エネルギー問題を解決するか」という記事を東工大名誉教授の鯉沼秀臣氏が書きました。
要点は下記の通りです.
・フィードインタリフ制度で盛り上がった太陽光発電ブームのバブルはいずれ冷める
・色素増感系の技術の完成はまだまだ先であり,シリコンが現実的
・そのシリコン生産関連技術には解決すべき基本的課題が残されているので,いまから基礎研究に取組む必要がある
そのうえで,基礎課題を具体的に示しております。
また,今月末に行われる学術会議+ローマG8で日本が提案する「サハラ・ソーラー・ブリーダー計画」も紹介しています。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://shopping.tkd-pbl.com:8080/t_dojin/FMPro?-db=maindb.fp5&-format=detail%5fg.htm&-lay=cgi&-sortfield=%8f%91%96%bc%82%e6%82%dd&-sortorder=descend&-max=1000&-recid=33689&-findall
■2009年03月13〜15日のWEB LINK NEWS
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2009/03/13 信越化学が東大と化学分野で共同研究(フジサンケイ ビジネスアイ)
信越化学工業は12日、4月から東京大学と化学分野の共同研究を行うことで合意したと発表した。契約期間は2012年3月末までの3年間で、研究名称は「未来を拓く研究推進 信越化学プロジェクト〜汎化学に関する知の構造化〜」。人員は東大、信越合わせて10人前後で、年4000万円を信越側が負担する。同社の半導体分野の技術を使い、医療分野で病原体などの問題部位を正確に測定する装置を開発したり、太陽電池、燃料電池の要素技術として活用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000017-fsi-bus_all
2009/03/13 【注目株】軟調 新日石、新日鉱HDなど元売り 原油価格維持なら飛躍も(フジサンケイ ビジネスアイ)
石油業界の軟調が続いている。原油価格の急落に伴い原油在庫の評価損が発生した影響で2009年3月期の連結経常損益が軒並み赤字に転じる見通しのためだ。ただ原油価格が現状程度の水準で推移すれば、評価損の計上はなくなることから来期業績は大幅に改善する可能性もある。業績回復期待に加え、新日鉱ホールディングス(HD)が12日の終値(前日比23円安の330円)ベースで4.85%の配当利回りとなるなど、“高配当企業”が多い業界だけに3月末に向けて注目を集めそうだ。
原油価格が安定すれば、収益改善効果が見込まれるものの、国内の石油製品市場は少子化の影響で縮小が続く。また、環境意識の高まりで、さらに“脱石油”の流れに拍車がかかる可能性もある。このなか、各元売りは、太陽電池や燃料電池、蓄電池といった新エネルギー分野や、電子材料といった高収益が期待される分野に相次ぎ進出し石油需要の落ち込みを補いたい考え。こうした新分野をいかに育成できるかが今後の株価を左右する要因となりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000023-fsi-bus_all
2009/03/14 自動車基準調和推進で合意---国連WP29(レスポンス)
国土交通省は13日、国連の自動車基準調和世界フォーラム(UNECE/WP29)で、自動車の安全・環境基準の国際調和活動を一層推進していくことを日本側から提案し、合意したと発表した。
11日に行われたWP29会合で、同省は「金融危機に端を発した現在の厳しい経済状況においても、自動車産業界における安全・環境改善に向けた取り組みが停滞しないよう、UNECE/WP29において基準調和活動をより一層推進し、さらにはこれを以て自動車産業界のコスト削減に資する」ことを提案し、同フォーラムに参加した37か国の政府、自動車産業界代表などからの支持を得たという。
WP29では今後、燃料電池自動車や被害軽減ブレーキの基準策定のほか、歩行者保護基準の高度化、アクティブヘッドレストの評価、乗用車等の排出ガスなどの基準策定作業を進めていく予定だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090314-00000006-rps-ind
20090315 福岡水素タウン:システム設置完了 CO2排出30%削減、4年かけ実証実験 /福岡(毎日新聞)
水素を使った家庭用燃料電池システムの実証実験としては世界最大規模の「福岡水素タウン」で、前原市の対象世帯へのシステム設置が完了し、14日、市内で完成記念式典があった。今後4年間にわたり、各家庭の人数や生活スタイルの違いによって、省エネ効果がどのように変わるかなどを調べる。
式典は、地区内の南風小学校であり、地元住民や行政・企業関係者ら200人が参加した。
麻生渡知事は「この技術は生活に変化をもたらすだけでなく、地球温暖化対策など環境問題への解決策にもつながる。実験を成功させ、世界に役立つ技術にしたい」とあいさつ。前原市の松本嶺男市長は「水素タウンのある、環境にやさしい町として積極的にPRしていきたい」と述べた。
実験に参加する女性(40)は「使い方は従来と変わらないのに(自然と)環境に貢献しているというのが面白い。4年後にどんな実験結果が出るのか楽しみ」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090315-00000137-mailo-l40
20090313 シュワ知事、水素燃料スポーツカーにひと目ぼれ!?(レスポンス)
米国カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネガー知事は10日、Ronn(ロン)モーターカンパニー社の『スコーピオン』に試乗した。雑誌でスコーピオンの記事を見て興味を持った知事の要請で実現したもので、水素燃料スポーツカーの世界を初体験した。
スコーピオンは米国テキサス州の新興メーカー、ロンモーターカンパニー社が2008年11月のSEMAショーで初公開したスポーツカー。そのハイライトは水素とガソリンを混合して走行できる点にある。
水素自動車は大手メーカー数社が開発しているが、重く高価な水素タンクがネックとなり、普及には程遠い状況。そこで、ロン社は水から水素を作り出すシステムを開発し、スコーピオンに搭載した。
水を電気分解して水素を生成し、それを動力源に使うアイデアは1990年代に米国で実用化されたといわれる。スコーピオンには容量11.3リットルの水タンクを搭載。この水から作り出した水素を、ガソリン60%に水素40%の割合で混合し、走行する。水は約1600km走るたびに補給するだけでよく、重い水素タンクを搭載する必要がなくなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090313-00000017-rps-ind
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●ドイツNRW州とオランダ、燃料電池バスの開発でパートナーとなる(2009/02)
ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州(North Rhine- Westphalia;NRW)とオランダからの6企業の共同事業体は、公共輸送のために全長18メートルの燃料電池/バッテリー・ハイブリッドバスの開発を始めた。このバスは、オランダから参加しているAPTS社(Advanced Public Transport Sistemus bv)によって製造され、ネッドスタック社(NedStack fuel cell technology BV、オランダ)の120kW級燃料電池スタックを搭載する。4台のバスは、2010年5月にドイツ、エッセン市で開かれる第18回世界水素エネルギー会議2010で披露される予定である。そして、ケルンとアムステルダム間を走行することになるだろう。
http://www.energieland.nrw.de/_infopool/page.asp?InfoID=4639
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■燃料電池ワールド
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