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□燃料電池ワールド Vol.406
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■2009年03月13日発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■情報提供
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☆「現代化学」3月号(発売中)
「太陽光発電は真に地球環境・エネルギー問題を解決するか」という記事を東工大名誉教授の鯉沼秀臣氏が書きました。
要点は下記の通りです.
・フィードインタリフ制度で盛り上がった太陽光発電ブームのバブルはいずれ冷める
・色素増感系の技術の完成はまだまだ先であり,シリコンが現実的
・そのシリコン生産関連技術には解決すべき基本的課題が残されているので,いまから基礎研究に取組む必要がある
そのうえで,基礎課題を具体的に示しております。
また,今月末に行われる学術会議+ローマG8で日本が提案する「サハラ・ソーラー・ブリーダー計画」も紹介しています。
○提供元 月刊誌「現代化学」編集室 TEL:03-3946-5311
http://shopping.tkd-pbl.com:8080/t_dojin/FMPro?-db=maindb.fp5&-format=detail%5fg.htm&-lay=cgi&-sortfield=%8f%91%96%bc%82%e6%82%dd&-sortorder=descend&-max=1000&-recid=33689&-findall
■2009年03月12日のWEB LINK NEWS
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2009/03/12 マイクロ燃料電池、日本規格が国際標準へ(産経新聞)
日本が提案した「マイクロ燃料電池」に関する互換性や性能評価の規格が、専門の国際機関で業界標準として採用される見通しとなったことが11日、分かった。日本案は2月下旬に公表され、4月にも採択される。マイクロ燃料電池は、携帯電話や小型パソコンなどに利用できる電源として、日本をはじめ各国が開発を急いでいる次世代のクリーン電源。日本は普及のカギとなる業界標準を握ることで、開発競争で優位に立つことを目指す。
電子機器の規格策定機関「国際電気標準会議」(IEC、本部ジュネーブ)の専門部会は4月中にも、国内電機メーカーと経済産業省が提案した性能評価の前提となる基準や、燃料電池の接続口などに関連する規格をベースにした最終原案を採択する。最終原案はその後、微調整され6月に正式成立する見通しだ。
電子機器市場では、標準規格がいったんできると、互換性を持つ製品が市場を占めるようになるだけに、技術とともに標準規格を握ることの重要性が増している。日本案が業界標準に採用されれば、これまでの試験データが生かせメーカーは開発競争で一歩先を行くことができる。
携帯電話などの小型機器は、テレビ視聴など多機能化が進む半面、消費電力も増大しており、1回の燃料補給で長時間使えるマイクロ燃料電池が注目されている。調査会社の富士経済の予測では、小型燃料電池の国内市場は平成32(2020)年に1070万台、売上高145億円に拡大すると予測している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000510-san-bus_all
※産経新聞は同じ記事について、東芝が発表したマイクロ燃料電池を使用した携帯電話の試作機に、燃料のメタノールを注入しているところの写真も配信している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000073-san-bus_all.view-000
2009/03/12 東京ガスの水素製造---世界最高水準の高効率とCO2半減(レスポンス)
東京ガスは12日、水素製造時におけるCO2分離回収の実証試験で、化石燃料からの水素製造では世界最高水準である約80%の製造効率を保ちながら、CO2排出量を従来の約半分に削減することが可能なことを確認したと発表した。
この技術は、既存の都市ガスパイプラインを活用して、CO2の排出を抑えながら水素を製造する技術。
東京ガスは、今回の実証試験の成果を「ローカル水素ネットワーク」の構築に活かしていく。ローカル水素ネットワークは、CO2を分離・輸送・処理する分散型CCTSをともなう水素ステーションを核として、燃料電池自動車への水素充填のほか、周辺エリアの家庭、オフィス、工場などへのパイプラインでの水素供給を行い、高効率な燃料電池などを利用することにより、大幅なCO2削減を図るもの。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000032-rps-ind
※写真あり
■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●DMFCC社、サムソン社と2期目の開発契約を締結(2009/03/02)
バイアスペース社(VIASPACE)の子会社のダイレクトメタノール・フュエルセル社(Direct Methanol Fuel Cell Corporation;DMFCC)はサムソン社(Samsung)と、家庭用電化製品に電気を供給する燃料電池向けの高信頼性を備えたメタノール・カートリッジを配送する2期目の開発契約を締結した。
http://www.viaspace.com/press_article.php?id=1250
〔訳注〕この情報は、以前は明らかにされなかったが、2月20日にサムソン社への最終報告書がDMFCC社から提出されたことで発表された。このメタノール・カートリッジの製造パートナーは、日本のSato Groupだった。
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