燃料電池ワールド (2009/02/27 09:20)

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□燃料電池ワールド Vol.396
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■2009年02月27日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■燃料電池関連イベント(今日が最終日)
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☆FC EXPO 2009(第5回国際水素・燃料電池展)【再掲】
◇会 期 2月25日(水)〜27日(金)
◇会 場 東京ビッグサイト
◇主 催 リード エグジビジョン ジャパン株式会社
◇共 催 水素エネルギー協会、燃料電池開発情報センター
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/2009_jp/index.phtml

■2009年02月26日のWEB LINK NEWS
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2009/02/26 新日石、リサイクルコンクリート実験 海外展開、UAEに足場(フジサンケイ ビジネスアイ)

 石油元売り最大手の新日本石油は25日、UAE(アラブ首長国連邦)で、石油精製過程で生じる硫黄分を使った下水道用のリサイクルコンクリート「レコサール」を展開すると発表した。まず国際石油交流センターの委託事業で2010年度まで実証試験を行い、市場有望性が確認されれば、現地で製造販売につなげる考え。日本国内の石油需要が頭打ちを続ける中、海外展開を進め収益力を強化する。UAE大学と共同で、まずUAEのアルアイン市で下水道と魚礁ブロック向けとして合計3カ所に設置し、有効性を確認するための実証実験を行う。

 新日石はまずリサイクル製品を展開し、将来的には家庭用燃料電池や太陽電池事業でも同国への参入を目指す。これにより、国内の販売減少分を補い収益率向上につなげる方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000036-fsi-bus_all
※写真あり

2009/02/26 燃料電池の開発、大幅に期間短縮 島津、支援装置実用化(フジサンケイ ビジネスアイ)

 島津製作所は、燃料電池(FC)の性能を左右するFC内部の酸素濃度を一目で分かるよう表示し、発電効率を最適にできる開発支援装置を初めて実用化した。自動車、電機メーカー向けに今夏にも発売する。

 燃料電池は水素をマイナス極に、酸素をプラス極に供給し、両者の反応で電気と水を得るが、プラス極への酸素の供給量が最適でないと発電効率は向上しない。しかし、FCの研究開発現場では従来、想像や手探りで実験してきた。島津が開発した酸素濃度の測定装置により、FCの装置構造や電解質、触媒を変えたときの酸素濃度の分布が分かり、FCの研究開発期間を大幅に短縮できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000038-fsi-bus_all

2009/02/26 「株式」 出光興産(5019)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)*09:44JST <5019> 出光興産 7210 +190

 しっかり。燃料電池向けの改質装置にめどが立ったとの報道が伝わっており、次世代エネルギー関連銘柄としての位置づけから物色されている。同装置は、燃料電池メーカーが2010年代計画する次世代機での採用を目指すと。また、原油先物の続伸も支援材料に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000008-fis-biz

2009/02/26 【FC EXPO09】世界で最も燃料効率の高い車…1リットルで5385km!!(レスポンス)

 25日に東京ビッグサイトで開幕した「FC EXPO2009(第5回国際燃料電池展)」にはさまざまな燃料電池車が展示されているが、中には驚くようなものもある。それが、スイス・パビリオンに展示されている「PAC-Car II」だ。

 同車は世界で最も燃料効率の高い車としてギネス世界記録に認定されている燃料電池自動車。2005年に開催された省エネ自動車レース「シェル・エコ・マラソン」で、ガソリンに換算して1リットル当たりなんと5385kmも走ったという。「今回初めて欧州以外で展示した」(スイス大使館関係者)とのことで、その周りには多くの人が集まっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000005-rps-ind
※写真あり

2009/02/26 コーラで発電、ソニーのバイオ電池──完全ワイヤレスなDMFCスピーカーも(+D Mobile)

 ソニーは、燃料電池業界の展示会「FC EXPO 2009」で高出力化したパッシブ型バイオ電池とともに、コーラ1滴で発電を始めるバイオ電池のデモ、リチウムイオンバッテリーとダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)を組み合わせたハイブリッド燃料電池システムを採用するコンセプトモデルを公開した。

 パッシブ型バイオ電池は、ブドウ糖(炭水化物)を用いて発電する電池として2007年8月に開発を発表したもの。ブドウ糖を酵素で分解して活動エネルギーを取り出す生物(人間も含む)の仕組みを応用し、代わりに電気エネルギーを取り出して発電する。今回は2007年8月当時のものから、単位体積あたりの出力密度を2倍(1ccあたり1.25mWから2.5mW)に向上させた試作機を開発し、これまでの半分の体積(小型化した28cc/70mWのユニット3つ)でウォークマンを動作できるようにした。

 さらに、コーラ飲料を注入すると発電するデモンストレーションにも人が集まっていた。仕組みはユニット型のバイオ電池試作機と同じだが、ブドウ糖を含む身近な飲料を1滴垂らすとモーターにつながったファンがかなり勢いよく回り出す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000042-zdn_m-mobi
※写真あり

2009/02/26 <魁:日本株銘柄レポート>円安一服、上値重く小反落に転ず(サーチナ)

 太陽電池関連株では、トクヤマ <4043> が44円高の525円引け、一時546円までみた。市場では、「燃料電池展へ出品もあり」という。もっとも、同社株は二番底を確認中といった相場が続いており、07年2月に付けた2300円高値でWトップをうった格好となっている。1月の戻り高値849円突破となれば、2月安値465円が1月の安値373円を大底とした二番底を確認。中勢「買い」のサインが点灯するが、まだ、道のりは遠い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000102-scn-brf

2009/02/26 水素燃料と燃料電池セル・スタック市場を調査…富士経済(レスポンス)

 富士経済は、燃料電池の今後の市場展望について水素燃料とセル・スタック部材に焦点を当てて調査を実施し「2008年版燃料電池関連技術・市場の将来展望 下巻」にまとめた。

 今回の調査では、燃料電池の今後の展開と発展の方向を見据えるために重要な「水素燃料」、「セル・スタック部材」に着目し、それぞれの製品化状況や技術開発動向、課題などに関する動向などを調査・分析して将来を予測した。

 それによると燃料電池関連総市場は、燃料電池システム、水素ステーション、水素燃料の3市場で構成し、2020年度には全体で1兆4966億円に達すると予測。2008年度の市場は97億円で、今後12年間で150倍を超える市場となる。牽引役は、燃料電池システム市場ではFCV(燃料電池車)、水素燃料市場では家庭用燃料電池となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000038-rps-ind

■海外ニュース
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<2008年の燃料電池と水素に関する米国の政策活動の要約・その2>
●カリフォルニア州
◎燃料電池を含む再生可能エネルギーの導入基準を強化

 カリフォルニア州知事は2008年11月、同州の再生可能エネルギー計画の承認手続きを簡素化して、州の再生可能エネルギー導入基準を2020年までに再生可能エネルギーによって発電する電力を総電力販売量の33%に増やす行政命令に署名した。同行政命令が規定する技術には、再生可能な燃料を用いる燃料電池も含まれている。
◎州政府、自家発電優遇措置制度による燃料電池と風力発電の優遇の上限を3MWまで引き上げる。

 州法(Assembly Bill)2778によって2008年1月から始められた自家発電優遇措置制度(Self‐Generation Incentive Program;SGIP)は、風力発電と燃料電池(再生可能な燃料を使う場合も再生不可能な燃料を使う場合もともに)技術に限定されている。システムの上限は5MWである。そして、これまで1kWだった優遇措置の上限は、最初のシステム出力3kWに上げられる。再生可能な燃料電池技術のために、一つのサイトの最小システム出力は30kWである。再生可能でない燃料を使う燃料電池技術に対する最小システム出力基準はない。
http://www.fuelcells.org/info/2008StatesH2FCWrapUp.pdf

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■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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