燃料電池ワールド (2008/08/24 16:51)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.341 2008/08/24発行

                     ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                     ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

※9月から編集内容が変わります。詳細はPEM−DREAMニュースをご覧ください。
■燃料電池関連イベント
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☆JHIF第10回会議【再掲】
「低炭素・炭素循環型社会の展望」
○日時:9月5日(金)13:30-16:30(予定)
○場所:大岡山 東京工業大学 百年記念館フェライトホール
○プログラム
・基調講演

 「洞爺湖サミットを踏まえたわが国のエネルギー・地球温暖化戦略」(仮題)
   柏木孝夫氏(東京工業大学統合研究院兼大学院教授)
・講演 「マグネシウム+水素を媒体としたエネルギー循環モデル」(仮題)
   矢部孝氏(東京工業大学大学院教授)
・講演 海外の水素政策・プロジェクトに関連する講演(未定)
・講演 「炭素循環型水素キャリアシステムの可能性」
   加藤之貴氏(東京工業大学原子炉工学研究所准教授)
・分科会報告 「新たな地域エネルギー供給と低炭素化に向けた取り組み」

        ─地域エネルギー供給構想検討分科会の活動報告─
   堀雅夫(地域エネルギー供給構想検討分科会座長)
○締め切り 8月29日(金)
○申し込み方法 FAX又はe-mailで、「9月5日第10回会議参加希望」として、貴団体名(フリガナ)、部署・役職、参加者名(フリガナ)、電話、ファックス、e-mailアドレスを明記の上、事務局(info@ueri.co.jp)までお送り下さい。
○参加費 会員企業・団体は無料、非会員は1人3万円。
○問い合わせ 日本水素エネルギー産業会議(JHIF)事務局
        http://www.ueri.co.jp/jhif/index.html
       TEL:03-5408-1118(代) FAX:03-5408-0058

☆福岡水素エネルギー人材育成センター「高度人材育成コース」【再掲】

 将来の水素エネルギー新産業・研究を担う若手研究者の育成を目的としたセミナーです。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
○日時:8月26日(火)〜 8月28日(木)
○場所:九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 311号室
○対象:大学生・大学院生,若手研究者等(原則30才未満)
○定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
○受講料:無料(ただし、交通費・宿泊費は自己負担)
○申込期間:7月17日(木)〜8月8日(金)  
※詳しくはコチラ:福岡水素エネルギー戦略会議
http://www.f-suiso.jp/koudo/H20koudo1.html

■PEM−DREAMニュース
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☆有料メルマガ創刊―――燃料電池モーニング

 9月1日から、有料のメルマガ「燃料電池モーニング」を創刊します。ぜひ、読者の皆様にも購読をお願いいたします。

 配信はまぐまぐプレミアムを利用して行い、次のような形になります。
□購読はまぐまぐプレミアムの会員登録(無料)が必要です。

 9月1日から30日までに購読申込をした場合、9月分は無料になります。9月以降も申込当月分は無料です。また、申込当月末までに解除すれば課金されません。但し、一度、当月無料が適応されると、次回以降同じマガジンを登録された場合は、課金対象となります。
□購読料:月額525円(税込み)
□発行日:毎週月曜から金曜までの毎日(年末年始、祝祭日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
       http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
□連絡先:pemdream@gmail.com
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        PEM−DREAMでの代行はできません。
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   まぐまぐプレミアム http://premium.mag2.com/

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   マガジンID:0007262、または「燃料電池モーニング」でご覧ください。

□情報発信システムの変革

 2001年5月から発行している無料のメルマガ「燃料電池ワールド」は、現在340号を経過して、7年目を迎えていますが、実は様々な問題を抱えていると考えています。情報発信システムをもっと利用しやすく、発信しやすくするために、全体を以下のように変えていきます。

1.ニュースのスピード・量ともに週刊では追いつかない

 当初は燃料電池に関するニュースも少なく、週刊でも編集に苦労するくらいでしたが、最近は毎日何らかのニュースがあるようになり、この傾向は今後ますます強まってくると思います。
 → 月曜から金曜までの日刊メルマガを創刊する

2.総合的なシステムでビジュアル情報を活用する

 HTML技術がないために、メルマガにビジュアル情報を掲載することが出来ません。ビジュアル情報の活用は、もっと豊かでおもしろい情報提供が可能になります。
 → ブログを始める http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

3.よりリアルな情報を作るために財政基盤を固める

 これまではコストをかけないでニュースを作ってきましたが、そしてその姿勢は大事なことだと思いますが、世の中の動きに互していくためには、財政基盤をしっかりさせて、充実した情報提供をしたいのです。
 → 日刊メルマガを有料にする http://premium.mag2.com/

4.週刊の「燃料電池ワールド」はもっと一般向けに
 現在のコンテンツは、以下の4つで構成されています。
  ・燃料電池関連イベント
  ・PEM−DREAMニュース
  ・WEB LINK NEWS
  ・海外ニュース

 このうち、「燃料電池関連イベント」はこのまま継続します。「PEM−DREAMニュース」はブログに機能が移行するので、週間でブログにアップしたタイトルをお知らせすることになります。

 「WEB LINK NEWS」と「海外ニュース」はともに、現内容の記事は有料メルマガの日刊版に移行させて、記事のタイトル集にします。

 どうぞ、よろしくお願いします。

■WEB LINK NEWS
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2008/08/12 夏休み特集:話題を集めた「環境」の記事(WIRED VISION)ロシアの核施設で海水による腐食、水素爆発の恐れも

 フィンランド国境近くにあるロシアの使用済み核燃料棒保管施設が、海水による腐食で、いつ爆発してもおかしくない状態だと報道されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000001-wvn-sci

2008/08/12 驚愕! 30年前にジャック・ニコルソンが石油危機を解決していた!?(ギズモード・ジャパン)

 もし、水素自動車が未来だと思っているなら、ノンノンノン。それは過去のお話なのです。何を言ってるの? と思うなら、以下のジャックニコルソンのインタビューをみてもらえれば納得してもらえるはず。このビデオの中で駆け抜けるシェビーは、なんと水素で走っているんです。ちなみにこのビデオに映ってるジャック・ニコルソンの髪の毛を見てもらえれば分かると思いますが、遥か昔30年前に撮影されたものなんです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000005-giz-ent
※写真あり↑

2008/08/13 日光市:燃料電池車を1台導入 公用車としてリース−−県内初 /栃木(毎日新聞)

 日光市は12日、水しか排出せず究極のクリーンカーとして将来の利用拡大が見込まれている燃料電池車を、公用車として1台、日産自動車からリースすることを明らかにした。自治体では神奈川県や横浜市が導入しているが、県内では初めてという。導入を予定しているのは、2000CCの5人乗りステーションワゴン。市内にエネルギー原となる水素の仮設供給施設が設置される予定。

 9月議会の補正予算にリース料を計上して、今年度は12月から翌年3月まで導入。その後、約3年間のリースを予定している。リース料は月額42万円。半額が国庫から補助される。市によると、同クラスのガソリン車のリース料と、ほぼ同額になると説明している。

 市は、水素燃料や燃料電池の導入促進を目指して、日光水素エネルギー社会促進協議会を設置。日産も会員企業となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000075-mailo-l09

2008/08/13 2030年までに原発11基新設、政府計画案(YONHAP NEWS)

 【ソウル13日聯合】政府は2030年までに原子力発電11基を新設し、原発施設が電力設備全体に占める割合を26%から41%に引き上げることを決めた。政府は13日、2030年までの国家エネルギー基本計画案に関する2次公聴会を開き、こうした方策を発表した。

 基本計画は5年ごとに20年を計画期間として樹立するもので、今月末に開かれる第3回国家エネルギー委員会で最終確定される。同日に発表された計画は同委員会傘下の専門委員会の議決を経たもので、原案通り可決される可能性が高い。

 政府はまた、再生可能エネルギーを次世代の成長動力に育成するとの方針を立て、再生可能エネルギー普及率を2006年の2.2%から2030年には11.0%に拡大することを決めた。これに向け太陽光と風力、水素燃料電池、石炭ガス化複合発電(IGCC)の4大分野を中心に研究開発を強化する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000037-yonh-kr

2008/08/14 「株式」 セコム(9735)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)

 小じっかり。来春をめどに家庭用燃料電池のレンタル事業に参入するとの報道が伝わっており、手掛かりとなっているようだ。富裕層を中心に、09年度に600件の契約を目指すもようと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080814-00000014-fis-biz

2008/08/15 2010年発売の日産EV「静かで透明感のある走りはとても知的で好ましい」(レスポンス)
 8月8日、日産自動車が先進技術の説明会と試乗会を行った。

 原油高によるガソリン価格高騰や、消費者の環境意識の高まりにより、クルマの次世代パワートレインに注目が集まっている。その究極の姿は「FCV(燃料電池車)」など水素系のパワートレインと見られているが、ここ1年のガソリン急騰で存在感が増しているのが、電気自動車(EV)とハイブリッドカーである。今回の先進技術試乗会でも、日産のEVとハイブリッドカーが用意され、実用化間近の“次のクルマ”として紹介された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000005-rps-ind
※写真あり↑

2008/08/18 【韓国】李大統領の建国記念演説、「新60年は環境産業」(NNA)

 李明博大統領は15日、大韓民国の建国60周年、日本の植民地支配からの解放63周年を祝う記念行事で演説し、新60年のビジョンとして「低炭素・緑色成長」を明らかにした。温室効果ガスを削減し、環境事業の育成によって経済成長と雇用創出を目指す。李政権は日米のように、政府レベルで研究開発(R&D)や普及事業を支援し、ハイブリッドカーや燃料電池車など燃費が高く、排出ガスが少ないエコカーの開発および量産を集中的に後押しする。

 政府はまた、太陽光発電装置や風力、燃料電池などを備えた省エネ住宅を20年までに100万戸を供給する計画だ。太陽光発電住宅が41万3,000戸、風力および地熱利用住宅が各29万2,000戸の普及を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000011-nna-int

2008/08/18 設備やR&Dに今年11兆ウォン投資、現代・起亜自(YONHAP NEWS)

 【ソウル18日聯合】現代・起亜自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は18日に報道資料を通じ、今年は11兆ウォン(約1兆1603億円)以上を設備・研究開発に投資し、4500人を採用する計画だと明らかにした。

 あわせて、起亜自動車が中大型のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)を含め燃料電池自動車を2010年から500台規模でモデル運行した後、2012年からは水素燃料電池自動車を製造し早期の実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000021-yonh-kr

2008/08/19 第一稀元素化学など、SOFC用電極材を国内外で発売(日刊工業新聞)

 第一稀元素化学工業と田中化学研究所は18日、固体酸化型燃料電池(SOFC)の電極材料を発売したと発表した。酸化ニッケルとジルコニウム化合物の複合粉のアノード(燃料極)材料で、従来材料に比べ発電出力の約2割増加が見込めるという。07年6月から先行して3社に材料を提供してきた。今後は広く国内外のSOFCメーカーにサンプル提供と販売を行い、2年後に量産化を目指す。

 SOFCの普及に伴い、既存設備を活用しトンベースの量産化対応を行う予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000020-nkn-ind

2008/08/19 ロータリーエンジンを推進するマツダ:『RX-9』にも?(WIRED VISION)

 「水素は未来の燃料だ――そして永遠に未来の燃料であり続ける」というお決まりのジョークも、マツダが水素燃料の時流に乗ることを押しとどめるものではない。

 マツダは、スポーツカー『RX-8』の次世代モデルに、水素とガソリンのデュアルフューエルのロータリーエンジンを搭載しようとしている。ことによると、その車を『RX-9』という新しい名前で売り出すかもしれない。
 しかし、燃費は悪く、おせじにも環境志向的とは言えない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000004-wvn-sci
※写真あり↑

2008/08/19 燃料電池車:究極のエコカー、FCVに水素充填 移動ステーション披露 /長野(毎日新聞)
◇軽井沢でデモンストレーション

 次世代の自動車として開発が進む日産自動車の燃料電池車(FCV)の燃料水素充(じゅう)填(てん)のデモンストレーションが18日、軽井沢町のスキー場駐車場で行われた。

 同日は2台のFCVに、15本のボンベを積んだ移動式水素ステーションから、高圧水素を充填する作業を披露した。

 FCV2台は、24日まで同町を中心に開催される音楽祭「軽井沢八月祭」に協賛。演奏者の送迎をするほか、22日には御代田南小で試乗体験、燃料電池の仕組みを説明する環境授業にも出向く予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000140-mailo-l20

2008/08/19 現代自、独自開発の燃料電池車で米国横断ツアー参加(YONHAP NEWS)

 現代自動車が18日に明らかにしたところによると、横断ツアーに参加しているのは同社が開発した燃料電池を搭載した「ツーサン」2台と起亜自動車の燃料電池車「スポーテージ」1台で、全区間(4025キロメートル)完走に挑戦している。

 米エネルギー省が主催するこのツアーは11日にスタートし23日まで行われる。ゼネラル・モーターズ(GM)、ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン、トヨタ、ホンダ、日産などが参加し、米ポートランドからロサンゼルスまで18州31都市をめぐり展示と試乗イベントに参加する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000026-yonh-kr
※写真あり↑

2008/08/19 五輪環境対策の結果はいかに(サーチナ・中国情報局)

 五輪での環境配慮は、今や開催地決定の絶対条件となっている。2001年に決定した北京五輪もまた、環境改善を公約に掲げた計画書を提出し誘致に成功した。今回は、北京五輪での大気環境対策について簡単に紹介する。

 次に公共交通機関の改善である。市内の地下鉄は利用者増のため引き続き運賃値下げなど整備を行い、また路線バスには、4000台を超える天然ガス車両が投入された。計画では、年内に独自開発の燃料電池バス・低排出ガスの路線バスを1000台投入し、五輪開催中には50台の燃料電池バスで選手を送迎する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000058-scn-cn

2008/08/20 魅力ある新エネルギー投資先 中国が英国超え第4位(サーチナ・中国情報局)

 世界4大会計事務所の1つ、アーンスト・アンド・ヤングがこのほどまとめたリポートによると、風力発電など再生可能エネルギーの投資先として最も魅力のある国のランキングで、中国が英国に代って世界第4位となった。20日付中国新聞社電が伝えた。中国は前回の第6位からの躍進。英国は、議会でのエネルギー法の審議が行き詰まり、将来の不確実性が増した。中国は風力発電の急速な発展が評価された。ランキングで最も魅力的な投資先である第1位は米国、第2位はドイツだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000052-scn-cn
※写真あり↑

2008/08/22 東京ガス 燃料電池システム3倍増 09年度計画 専門メンテチーム設立(フジサンケイ ビジネスアイ)

 東京ガスは、都市ガスから水素を取り出して発電し電気を供給する家庭用燃料電池システムの普及に向け、専門のメンテナンスチームを立ち上げる。これまでは秘密保持のため、電池を製造するメーカーが保守点検を行ってきたが、メーカー側の協力を得て、自社メンテナンスに切り替える。東ガスでは、2009年度にシステムの販売を今年度見込みの3倍以上に拡大する計画で、本格的な普及段階に入るのに備え、迅速な顧客対応態勢を整える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000001-fsi-bus_all
※写真あり↑

2008/08/22 新日石、家庭用燃料電池を量産へ(日刊工業新聞)

 新日本石油は21日、子会社のENEOSセルテック(群馬県大泉市)を通じて、家庭用燃料電池システムの量産体制を確立すると発表した。09年度までに約20億円を投じて、2010年度に年産1万台とし、さらに60億円以上をかけ2015年度には同4万台体制とする。09年度から商用機の本格販売を開始することに対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000016-nkn-ind

2008/08/22 ENEOSセルテック、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの量産体制を確立(レスポンス)

 新日本石油と三洋電機が合弁で設立したENEOSセルテックは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の量産体制を確立するため、群馬県邑楽郡に新工場を建設すると発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000002-rps-ind

2008/08/22 燃料電池車実用化は20〜30年先 電気自動車への関心急速に高まる(J-CASTニュース)

 同じ次世代エコカーとしては燃料電池車もある。燃料電池車は、タンク内の水素を空気中の酸素と化学反応させることで発電し、モーターを動かす仕 組みだが、製造工程が複雑で1台当たりのコストは数千万円になるという。さらにガソリンスタンドと同様の水素ステーションの整備も大きな課題で、一般に普及するまでには「20〜30年は必要」(自動車大手)というのが業界の大方の見方だ。これに対し、電気自動車はほぼ実用化のめどがついており、より関心が集まっているというわけだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000000-jct-bus_all
※写真あり↑

2008/08/22 「株式」 大崎電(6644)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)

 大幅続伸で上値抵抗線として意識されていた25日線を確実に突破してきている。一目均衡表では雲突破が意識されてきている。8/15時点の信用倍率は2.44倍と前週の3.26倍から改善傾向。電力計測・制御機器などを手掛けているが、政府が普及促す家庭用燃料電池など、温暖化対策関連の一角とも。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000021-fis-biz

2008/08/22 宇部高専:創作の魅力PR 作品展示し「科学体験」−−シーモール /山口(毎日新聞)

 目玉は、03年の中国地区高専ロボコンで優勝した「ぞうさんロボット」。車輪の軸をつなぐ特殊なクランクで、階段をスムーズに上っていくのが特徴。生徒が考え出したアイデアだ。他に燃料電池で動くおもちゃの車や、パソコンで指示を出して動かす2足歩行のロボットなども。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000150-mailo-l35

■海外ニュース(8月―3)
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<輸送>
●アダプティブ・マテリアル社、SOFCシステムをアエロバイロメント社の無人航空機に提供(2008/07/15)

 アダプティブ・マテリアル社(Adaptive Materials)の固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell;SOFC)システムは最近、手投げ試験飛行を行ったアエロバイロメント社(AeroVironment)の無人航空機「ピューマ(PUMA)」に動力を供給した。ピューマの最初の試験飛行で、アダプティブ・マテリアル社の燃料電池システムは、2台の固定された監視カメラシステムを動かすだけでなく試験飛行を7時間以上続けるのに十分な動力を提供した。
http://www.adaptivematerials.com/news/news_detail.php?nid=45

〔訳注〕アダプティブ・マテリアル社(Adaptive Materials) Adaptive Materialsは 2001 年に設立された企業で、出力 1 kW 以下のチューブ形 SOFC を移動体用・軍事用に開発している。2006 年には年間で 10 万セルを生産可能な製造ラインを設置した。現在、国防総省の委託で、無人偵察機用の電源を開発中である。
http://www.jhfc.jp/data/reports/data/h18/eaa_report_03.pdfより【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.287 2007/07/15発行「アエロバイロメント社は成功裏に無人の燃料電池航空機を飛ばす (2007/06/27)」
Vol.310 2008/01/07発行「燃料電池UAVは7時間以上連続して飛行する(2007/11/28)」

●デルファイ社とピータービルト社、成功裏にSOFCのAPUを実証(2008/07/28)

 デルファイ社(Delphi Corporation)とピータービルト・モーターズ社(Peterbilt Motors Company)は成功裏に、デルファイ社の固体酸化物型燃料電池補助電源装置(auxiliary power unit;APU)がピータービルト社のトラック「モデル386」のホテル仕様の負荷に動力を供給する実証実験を行った。デルファイ社のSOFCは、モデル386のディーゼルエンジンが止められている間中、モデル386の電気システムと空調、そしてトラックのバッテリーを維持するために電力を提供した。
http://delphi.com/news/pressReleases/pr_2008_07_22_001/

●H2ロジック社、3つのプロジェクトのために助成金を受け取る(2008/07/11)

 H2ロジック社(H2 Logic A/S)とそのパートナーは、総予算が1190万米ドル(770万ユーロ)以上となる3つの水素と燃料電池R/D/D事業を支える「デンマークエナジー開発・実証計画(Danish Energy Development & DemonstrationProgram;EUDP)」から345万米ドル(220万ユーロ)を受け取った。

 3つの事業のうちの2つは、燃料電池ハイブリッドシステムと荷役・運搬機械用車両(materials handling vehicles)のために水素を再充填する開発と実証に焦点を合わせている。「リンク2009(LINK2009)」と呼ばれるもう一つの事業は、デンマークの水素リンクネットワークの一環で、スカンジナビア水素ハイウェイのパートナーシップを成している。そして、第2世代燃料電池ハイブリッドシステムと、2009年後半に実証試験を計画している小規模な道路運送車両のための水素燃料補給ステーションを開発する予定である。
http://www.h2logic.com/com/shownews.asp?lang=en&id=242
〔訳注1〕R/D/D Research, Development, Deployment
〔訳注2〕デンマークの水素リンクネットワーク(Hydrogen link network)は、スカンジナビア水素ハイウェイパートナーシップの一環として、水素スウェーデン(hydrogen Sweden)とハイノール(hynor)とともに水素ハイウェイ(hydrogenhighway)で形成するノルディック輸送に関する政治的ネットワーク(NordicTransportpolitical Network)によって2005年に設立された。デンマークのユーラン半島全域に計画されている水素燃料補給ステーションでは、バイオ燃料改質、メタノール改質、天然ガス改質、バイオガス/バイオマス水素改質、風力電解などのいろいろな方式で水素を製造する計画である。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.248 2006/09/17発行「ノルウェーに最初の水素ステーションが開設(2006/08/23)」
Vol.287 2007/07/15発行「水素ステーションがノルウェーに開設する(2007/06/17)」

<定置用電源>
●アイダテック社、バラード社との供給契約を延長

 アイダテック社(IdaTech plc)はバラード・パワーシステムズ社(Ballard PowerSystems Inc)と、燃料電池スタックの供給のために2期目の3年間供給契約を結んだ。それらは、アイダテック社の商業的に非常に重要な補助電源供給製品「エレクトラゲン(ElectraGenTM)」の次世代型に使う予定である。

 エレクトラゲン製品をバラード社の燃料電池スタックに完全統合するには、最終テストとスタック性能の確認が条件であるが、契約期間の出来るだけ早い時期に始められる。。アイダテック社は、2つの電力出力、3kWと5kWのスタックを調達する予定である。
http://www.idatech.com/press206542093.asp

<マイクロ燃料電池>
●MTI社、代表的な携帯電話で2倍の持ち時間を達成(2008/07/11)

 MTIマイクロフュエルセルズ社(MTI MicroFuel Cells Inc.)は、同社の燃料電池「モビオン(Mobion_)」チップとシステムで組み立てた実験用燃料電池で2700時間の連続操作を達成した。

 これに対して、アメリカでの一般的な携帯電話の販売企画では、普通程度に使用する人から極めてよく使用する人をターゲットとする場合、その使用時間は1カ月に3000分と考えている。このことは普通の2年間の契約期間に、たった1200時間の使用時間という計算になる。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=336
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.172-1 2005/01/12発行「MTIマイクロフュエルセルズは「ポピュラーサイエンス」と「サイエンティフィッ_ク・アメリカン」の両方で認知された」Vol.174 2005/01/26発行「MTIマイクロが最初のマイクロ燃料電池製品を発売」Vol.318 2008/03/02発行「2008/02/27 モバイル機器向け燃料電池プロトタイプを発表=米MTI〔BW〕(時事通_信)」
Vol.334 2008/06/29発行「MTI、GPSの新しい試作デザインを発表。さらに、日本企業と開発協定を結ぶ」

<燃料/改質器/貯蔵>
●2009水素学生デザインコンテスト

 水素教育財団(Hydrogen Education Foundation)は、2008−2009水素学生デザインコンテストのテーマを「水素とグリーンビルディング」に決めた。コンテストの焦点は、電力供給に水素システムを使ってグリーン寮(二酸化炭素を排出しない寮)を設計することである。この設計は、ニューヨーク州立大学ファーミングデール校(State University of New York _ Farmingdale)のために使われるが、他のところでも使われるかもしれない。
http://www.hydrogencontest.org/
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.289 2007/07/29発行「2007−2008水素学生デザインコンテスト」

<報告書/市場調査>
●USFCC、燃料電池の世界産業調査(2008/07/08)

 米国燃料電池協議会(US Fuel Cell Council;USFCC)は、仕事や販売、そして研究開発の支出の成長を報告する2007世界燃料電池産業調査結果を公表した。関係企業は、燃料電池に特定した雇用を22%、8647人の従業員を増やしたと報告している。調査は、世界の販売は10%、3億8700万ドル、研究に使われた金は4%、8億2900万ドル増えたといっている。全ての数字は、2005年に比べた2006年の数字である。この調査は、USFCC,燃料電池実用化推進協議会(FuelCell Commercialization Conference of Japan)、燃料電池ヨーロッパ(Fuel CellEurope)、水素・燃料電池カナダ(Hydrogen & Fuel Cells Canada)がスポンサーになった第4回目の世界規模の調査である。
http://www.usfcc.com/Final%20News%20release%20for%202007%20Industry%20Survey.pdf
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.262 2007/01/08発行「USFCCが世界的な産業調査を発表する」Vol.263 2007/01/14発行「USFCCは燃料電池製品のリストを発表する(2006/11/13)」
Vol.306 2007/12/02発行「発電のための燃料電池」

<その他>
●自由賞のコンテスト(2008/06/26)

 米国エネルギー省(DOE)と自由賞財団(Freedom Prize Foundation)は、外国石油のアメリカでの消費を減らす計画に400万ドルを授与すると発表した。賞の主要な範疇は、産業、学校教育(K-12 schools)、軍隊、連邦と州政府、そしてコミュニティである。それぞれの賞は50万ドルから100万ドルに及ぶ。自由賞に申し込む方法の詳細は、2008年秋に発表され、申請は2009年1月である。
http://www.freedomprize.org/news/doc/FreedomPrizeLaunch62608.pdf

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