□燃料電池ワールド
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■Vol.338 2008/07/27発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター「高度人材育成コース」
将来の水素エネルギー新産業・研究を担う若手研究者の育成を目的としたセミナーです。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
○日時:8月26日(火)〜 8月28日(木)
○場所:九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 311号室
○対象:大学生・大学院生,若手研究者等(原則30才未満)
○定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
○受講料:無料(ただし、交通費・宿泊費は自己負担)
○申込期間:7月17日(木)〜8月8日(金)
※詳しくはコチラ:福岡水素エネルギー戦略会議
http://www.f-suiso.jp/koudo/H20koudo1.html
■PEM−DREAMニュース
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☆AT International 2008 に行ってみた
「クルマの未来がみえる3日間」と銘打った自動車技術の専門イベント【ATInternational 2008】が7月23日から25日まで、幕張メッセで開催された。JHFC(水素・燃料電池実証プロジェクト)も出展していたので、どんな様子か、見物がてら行ってみた。
会期の真ん中の24日が比較的空いているだろうと踏んで、昼過ぎに到着した。入場してみると、来場者のかなりの部分はワークショップに参加しているようで、各ブースにはあまり人がいなかった。電気自動車・エコカー展示コーナーには手作りのEVが並んでいた。その奥がJHFCのコーナーだったが、ちょうど三菱自動車と富士重工業の電気自動車の試乗会受付が始まる直前で、大勢の人が並んでいて、関心の高さが伺える。
ほんとに専門技術者向けの展示会で、それゆえに来場者も限られてくるのだろうが、JHFCのコーナーには、ダイムラーのF−cellが1台、展示されていた。これは、DHL社が集配サービスに使用中の燃料電池自動車である。他には、日産自動車が自社開発した燃料電池スタックと700MPaの高圧水素容器を、トヨタと日野自動車は燃料電池バスの後ろ半分のカットモデルを出展していた。このバスの模型は洞爺湖サミットで展示されていたものらしい。あとは、壁際にズラッとパネルが並んでいて、それでも何人かは見入っていたり、質問をしていた。
会場をぐるっと回ってメインシアターでの講演を少し聴いた。講師は、自動車に搭載されているコンピュータがますます増えて、もはや自動車内で搭載する場所がなくなっている、と危機感を募らせて話していた。ユーザーとしてはそんなことは全く知らない事柄で、パンパンな状態で仕事をしなければならない技術者は大変だ。ある大手の自動車メーカーは出展していても社員は不在でコンパニオンだけ、そういう関わり方もあるんだなと来てみて分かる微妙なスタンスが印象的だった。
今週はビッグサイトで新エネルギー世界展示会がある。また出かけてみよう。
■WEB LINK NEWS
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2008/07/20 日産、軽井沢八月祭に協賛…エクストレイルFCVを提供(レスポンス)
日産自動車は、8月16日から24日に開催される「第2回軽井沢八月祭」に協賛し、同社の燃料電池車『エクストレイルFCV』2005年モデル2台を音楽祭の演奏者の送迎や環境教育用に提供する。
日産のエクストレイルFCVは、県や市へのリースなどで使用されたほか、民間のハイヤーとしても活躍した。会期中は、同車両2台が演奏者の送迎を行うほか、一般消費者の試乗体験や、地元小学校での環境出張授業でも使用される予定。
期間中の水素充填のため、同社は水素ステーションを渡商会の協力を得て現地に設置する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080720-00000004-rps-ind
※写真あり↑
2008/07/22 自動車技術会、自動車メーカーの技術者向け講座拡充(日刊工業新聞)
自動車技術会(東京都千代田区、岡本一雄会長=トヨタ自動車副会長、03・3262・8211)は、自動車メーカーの技術者向け講座を拡充する。新入社員などを対象とする「自動車工学基礎講座」を09年度をめどに、初・中・上級の3部に再編。先端の要素研究などを行う中堅技術者が、現在の自動車技術を俯瞰(ふかん)できる環境を整える。車両を構成する要素技術が複雑で多岐にわたる中、技術の将来性を見抜く人材の育成が急務になっており、対応を急ぐ。
現在、自動車メーカーは環境問題などへの対応から電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)など次世代車両の開発と普及が最優先課題となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000004-nkn-ind
2008/07/22 「株式」 NTT(9432)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
同社の環境エネルギー研究所が、発電効率の高さと耐久性を両立させた固体酸化物型燃料電池を開発したと伝わっている。発電効率は54%で、1000時間安定して発電できたと。さらに改良を進め、2−5年後をめどに実用化させたいとしているもよう。7月11日の信用倍率0.85倍も好需給で支援材料に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000011-fis-biz
2008/07/22 【夏休み】マツダ、水素ロータリーエンジン展とNagareコンセプトカー展(レスポンス)
マツダは、本社内にある自動車産業見学施設のマツダミュージアムで、夏季特別イベント「水素ロータリーエンジン車展」と「Nagareコンセプトカー展」を7月26日から8月29日まで開催する。
水素ロータリーエンジン車展は、マツダの環境技術として力を入れている水素を燃料とする水素ロータリーエンジン車の特長とその実用化に向けたマツダの取り組みを紹介、来場者により深く理解してもらうのを目的に開催する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000015-rps-ind
※写真あり↑
2008/07/22 岡田副代表 東京ガスの研究施設視察 地球温暖化対策(毎日新聞)
民主党の地球温暖化対策本部長を務める岡田克也副代表は22日、東京ガスの研究施設「千住テクノステーション」(東京都荒川区)を視察した。
岡田氏は「地球温暖化対策を臨時国会でも大きな論点にするため、省エネ技術などを勉強したい」と述べ、燃料電池で動く自動車に燃料となる水素を供給する「水素ステーション」などを見て回った。
視察は今年3月からで、4カ所目。民主党は温暖化対策として、地球温暖化対策税(環境税)の創設や温室効果ガスの国内排出量取引導入をまとめており、その制度設計に視察結果を役立てる方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000088-mai-pol
※写真あり↑
2008/07/23 <電気自動車>満タン115円で100キロ走行可能 「充電スタンド」がカギ(毎日新聞)
ガソリン高騰で、電気自動車に注目が集まっている。安い深夜電力で充電すれば、燃費はガソリンの10分の1程度。三菱自動車などが来年以降一般向けの販売を予定し、大手ショッピングセンターのイオンは、関東の店舗に電気自動車用の急速充電器を年内に設置予定だ。では、ガソリン車や旧式の電気自動車とどう違うのか。九州電力が一足早く導入した最新型の電気自動車を取材し、実用性を探った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080723-00000013-maiall-soci
※写真あり↑
2008/07/23 日産 X-TRAIL FCV…ニュルで燃料電池車の最速ラップ記録(レスポンス)
日産自動車は、ドイツのニュルブルクリンクサーキット北コースにおいて燃料電池自動車の『エクストレイルFCV』でタイムアタックを行い、燃料電池車(FCV)としての最速ラップタイムを記録したと発表した。
一周20.8kmのコースは、全面ウェットでハードなドライビングには厳しい状況。通常のストリートタイヤを装着したエクストレイルFCVは、11分58秒というタイムを記録した。
レーシングドライバーのフランク・アイクホルトは、「FCVを運転するのはこんなに快適だとは思わなかった。いくつかのアップヒルセクションには難しい部分もあったが、速度は十分に速かった。コースが濡れていなければ、30秒から40秒は更に短縮できたと思う」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080723-00000030-rps-ind
※写真あり↑
2008/07/23 「エキサイティングな化学元素」:YouTube動画シリーズ(WIREDVISION)
爆発、毒物、そしてスパイの話。さて何でしょう? 答えは元素の周期表だ。
ジャーナリストのBrady Haran氏が、イギリスはノッティンガム大学の化学者の協力を得て、化学実験セット以来、最良の教育ツールを作り上げた。情報と面白さをいっぱいに詰め込んだ、化学元素についてのわくわくするようなYouTube動画シリーズだ。
水素を取り上げた下の動画では、Haran氏と同僚が風船を水素ガスで膨らませ、マッチで火をつける準備を整え、さあ爆発するぞというところで、語り口の優しい、独特のヘアスタイルをしたMartyn Poliakoff教授による簡単な講義が挿入される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080723-00000001-wvn-sci
※写真あり↑
2008/07/24 岩谷産業 液化水素製造の新工場 2011年めど九州に建設(フジサンケイ ビジネスアイ)
岩谷産業は23日、2011年をめどに、液化水素を製造する新工場を九州に建設する方針を明らかにした。大阪、千葉に続く国内3カ所目の製造拠点で、半導体や太陽電池向けなどの産業用を中心に、九州地区でも水素の需要が拡大すると判断した。新工場の建設地や規模、投資額などは今後詰める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000024-fsi-ind
2008/07/24 「エコ住宅」 一気に追い風 補助金、政府が検討へ(産経新聞)
地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすエコロジー住宅の開発に、ハウスメーカーが力を入れている。太陽光発電システムの導入に対する補助金制度の復活に向け、経済産業省が検討し始めたことも追い風だ。産業界に比べ家庭でのCO2削減の取り組みは遅れているとされる。既存住宅のエコ化を促進させることを目的とした団体も発足し、関心が高まりそうだ。
積水ハウスが今年4月に販売を始めた「CO2オフ住宅」は、自家発電により、発電所で発生するCO2の排出量を理論上、“ゼロ”にするのが特徴。高断熱・高気密仕様で、熱の損失量を減らす。消費電力の少ないLED照明などを備え、電力消費量は一般住宅と比べ約3割も少ない。太陽光発電システムや、業界初の家庭用燃料電池も設置した。
同社の試算では、この住宅(延べ床面積155平方メートル)を家族4人で1年間使用した場合のCO2排出量は5183キログラムになる。これに対し、太陽光発電と燃料電池の自家発電により、発電所のCO2排出の削減量は計5188キログラムに相当した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000912-san-soci
※写真あり↑
2008/07/24 <RX-8>注目エコカーがレースゲーム「レベル・アール」に登場 CO2排出権買い取りも(毎日新聞)
マツダのエコカー「RX-8ハイドロジェンRE」が23日から、ゲームポットのPC用オンラインレースゲーム「レベル・アール」に登場、ゲーム内で“試乗”できる。29日まで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000001-maiall-game
※写真あり↑
2008/07/24 【英国】英国モーターショー開幕(NNA)
米テスラは既に自国で展開している電動スポーツカーを欧州で初めて披露。2009年に発売する方針だ。米ゼネラルモーターズ(GM)は1月の北米国際自動車ショーで世界初公開したキャデラックの水素燃料車「プロヴォーク(Provoq)」を出品している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000012-nna-int
2008/07/24 【EU】太陽光発電でサハラ砂漠から電力調達へ(NNA)
欧州連合(EU)でサハラ砂漠から電力を調達する構想が浮上している。23日付ガーディアンが欧州委員会のエネルギー研究所の話として伝えた。
総工費450億ユーロ(7兆6,200億円)の「欧州スーパーグリッド(送電網)」計画の中核をなすもの。日差しが強力な北アフリカに太陽光発電(PV)パネルを設置した場合、欧州北部の最大3倍に及ぶ電力を得られる。各ソーラーファームの発電容量は5万〜20万キロワットを想定している。
「欧州スーパーグリッド」は英国やオランダの風力発電のほか、アイスランドとイタリアの地熱発電といった再生可能エネルギーを欧州全体で共有する壮大なプロジェクト。北アフリカとは、従来の交流方式より長距離送電中の電力ロスが少ない高電圧直流送電線で結ぶことになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000015-nna-int
2008/07/24 日産、環境出張授業「日産わくわくエコスクール」を開始(レスポンス)
日産自動車は、NPO法人気象キャスターネットワークとの協働による小学校環境教育「日産わくわくエコスクール」を7月25日より開始する。
授業の具体的な内容は、地球温暖化などの環境問題について気象キャスターが解説する座学、未来のエネルギーを体験する燃料電池キットカー製作、日産の燃料電池車『エクストレイルFCV』への試乗、の3部構成。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000003-rps-ind
※写真あり↑
2008/07/25 丸ヱム製作所、低価格の燃料電池向け高温耐性ネジ開発(日刊工業新聞)
【東大阪】丸ヱム製作所(大阪府大東市、松元収社長、072・863・0103)は、住宅や工場施設に設置する燃料電池向けに、低価格の高温耐性ネジを開発した。独自の冷間圧造法で製造することで、切削による従来の製造方法と比べてコストを3分の1まで引き下げた。燃料電池の実用化や普及が進んで台数が増えれば、さらなるコストダウンが可能だという。燃料電池市場の高成長を見据えて低価格を武器に燃料電池専用ネジで高いシェアの獲得を目指す。
固体酸化物形燃料電池は発電時に高温になることから、締結用のネジには高温に耐えられる高合金が使用される。燃料電池の実用化に向けて、高合金を使ったネジを製造する過程での低コスト化が求められていた。
丸ヱムのネジは高合金素材で、900度Cまでの高温に耐えられる。丸ヱムはステンレスネジメーカーで、ネジ製造に使う工具も自社で製造している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080725-00000023-nkn-ind
2008/07/26 <福田ビジョン>CO2貯留、20年までに実用化(毎日新聞)
更に電気自動車や燃料電池自動車の導入支援を打ち出し、動力となる次世代電池や燃料電池の価格を30年までに現状の40分の1まで下げることも盛り込んだ。福田ビジョンの柱の一つとなる排出量取引制度の試行については今秋の開始を目指し、関係省庁による検討チームを設置し、制度づくりを進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000012-mai-pol
■海外ニュース(7月―4)
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<輸送>
●ラピッド社、SFC社の燃料電池をキャンピングカーに取り入れる(2008/06/25)
フランス、そしてヨーロッパで最大手のキャンピングカー製造業者の一つであるラピッドSAS社(Rapido SAS)は、キャンピングカーの標準装備としてSFCスマート・フュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell AG)のEFOY燃料電池を統合するつもりである。
2009年の販売シーズンからは、ラピッド社の9009Dfhと9MHの両キャンピングカー・シリーズは、EFOY燃料電池で装備される。加えて、ラピッド社は、70シリーズのCモデルの全クラスと9MシリーズのAクラスの全クラスに、EFOY1600燃料電池をオプション装備として提供する予定である。ラピッド社はまた、EFOY燃料電池の今後の統合のために車両を事前に提供する。
http://www.efoy.de/index.php?option=com_content&task=view&id=929&Itemid=177
<定置用電源>
●ベライゾン社、DOEからエネルギースター賞を受賞(2008/06/09)
ベライゾン社(Verizon)は、国内で最大の燃料電池施設の運営管理で、エネルギー省(Department of Energy)から誉れの高いエネルギースター賞(Energy StarAward)を受賞した。同社は2005年以来、環境に優しい回線交換センターと事務所ビルで7基の200kW級燃料電池を使っている。
http://newscenter.verizon.com/press-releases/verizon/2008/verizon-earns-energy-star.html
●CCEF、プロジェクト150で9つの提案を受領(2008/06/04)
コネチカット・クリーンエネルギー基金(Connecticut Clean Energy Fund;CCEF)は、「プロジェクト150」第3ラウンドのための提案募集(Request forProposals;RFP)に応募した9つの提案を受け取った。提案された計画は、クリーンエネルギーの能力を備えていて、合計で71メガワットを超える可能性を示している。そのうちの8つは燃料電池の計画である。
http://www.ctinnovations.com/news/CCEF/140.php
〔訳注〕「プロジェクト150」 コネチカット州は2003年に制定した州法で、地元の配電会社は2008年10月1日までに最大で150MWのクリーンエネルギー由来の電力を請け負うことを命令している。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.241 2006/07/09発行「ブリッジポート燃料電池公園に資金援助をするCCEF(2006/05/30)」
Vol.286 2007/07/08発行「CCEFは高校の燃料電池に資金を出す(2007/05/24)」Vol.302 2007/11/04発行「CCEFはコネチカット大学に資金を提供する」
※コネチカット・クリーンエネルギー基金(CCEF16)は、コネチカット州市民にクリーンエネルギーの恩恵を与えることを目的に2000年に設立、基金1600米百万ドル規模で運営している。主に燃料電池に力を入れており、コネチカット・グローバル燃料電池センターをコネチカット大学内に開設、次世代燃料電池の開発と商業化を支援している。同州における太陽電池市場を活性すべく、 23.1kW規模の太陽電池アレイを設置するなどの支援もおこなっている。(NEDO海外レポート2005年度No.8 22〜23ページより)
<燃料/改質器/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社、水素製造システムをロサンゼルスの新しいシェル社のステーションに提供(2008/06/28)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics)は、カリフォルニア州の水素ハイウェイ・イニシアチブ(Hydrogen Highway initiative)の一部としてロサンゼルスに開設する燃料充てんステーションのために、シェル・ハイドロジェン社(Shell HydrogenLLC)に統合した水素製造システムを提供した。
同社の提供した水素燃料ステーションは、電解槽、圧縮機、貯蔵そして分配システムを含んで統合している。燃料ステーションの設置スペースに合わせるために、ハイドロジェニックス社は、全部の設備をステーションの天蓋の屋根で覆って、水素ステーションの設置面積を最小にする天蓋システムを採用した。
加えて、ハイドロジェニックス社の電解槽は、水素製造でもっとも環境に優しい方法を提供して、水から水素を製造する。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=318502
<素材/部品>
●ボロサイエンス社、SCラーンチ!から出資を受ける
サウスカロライナ州技術研究局(South Carolina Research Authority)の一部門であるSCラーンチ!(SC Launch!)は、ボロサイエンス・インターナショナル社(BoroScience International)に12万3000ドルを出資した。ボロサイエンス社は、携帯用燃料電池機器に使用する、費用効率が高く、固体で、ホウ素を基にした化合物を製造している。
ボロサイエンス社は、サウスカロライナ州コロンビアに彼らの永続的な研究開発施設を設立するために、この資金を使うつもりだ。加えて、研究と技術のスタッフも採用する。ボロサイエンス社への7万6600ドルの追加資金は、計画のマイルストーン達成に基づいてSCラーンチ!から入手できる。
http://www.thestate.com/breakingbiz/story/417873.html
〔訳注〕コロンビア サウスカロライナ州の州都。サウスカロライナ大学コロンビア校がある。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.330 2008/06/01発行「大コロンビア燃料電池チャレンジの第2期受賞者が選抜」
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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