From: me639379@members.interq.or.jp
Subject: 5/11
Date: 2008年5月11日 4:54:14:JST
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□燃料電池ワールド
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■Vol.327 2008/05/11発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
※連休中に引っ越しをして、PEM−DREAMの住所が下記に変わりました。〒198−0032 東京都青梅市野上町3−15−5 サンハイツトリード2―303
■WEB LINK NEWS
2008/04/28 <CO2>熱電併給なら30年に10%減 IEA報告(毎日新聞)
地球温暖化防止のため、発電時に発生した熱を利用する「コージェネレーション」(熱電併給)の普及を各国に求める報告書を国際エネルギー機関(IEA)がまとめた。各国の熱電併給による発電量の潜在能力も分析し、その量を確保できれば2030年の二酸化炭素(CO2)排出量を予想より10%以上減らすことが可能としている。7月に開かれる北海道洞爺湖サミットで報告される。
報告書について、経済産業省は「IEAはエネルギー効率向上のために多角的な分析を進めている。報告書を参考にしながら日本は何ができるのか検討したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000011-mai-int
2008/04/28 原油相場が200ドルに上昇する可能性排除せず─OPEC議長=新聞(ロイター)
[アルジェ 28日 ロイター] 石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長(アルジェリア・エネルギー・鉱業相)は、原油相場について、たとえ供給が潤沢でも1バレル=200ドルに到達するシナリオを排除しないとの見方を示した。ドル安が原油高を主導していることを理由に挙げた。
28日付の政府系エルムジャヒド紙が報じた。
同紙はさらに、「ドルが1%下げるたびに、原油は1バレル当たり4ドル上昇する。もちろん、逆もまた然りだ」との議長の発言を報じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000578-reu-int
※写真有り↑
2008/04/30 米再生可能エネルギー、今後10年で4倍に拡大する可能性=GE(ロイター)
[ビバリーヒルズ(米カリフォルニア州) 29日 ロイター] 米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>のエネルギーファイナンス部門幹部は29日、米国で太陽光や風力などの再生可能エネルギーの利用が今後10年間で2倍、あるいは4倍に拡大する可能性があるとの見方を示した。
GEエナジー・フィナンシャル・サービシズの再生可能エネルギー部門マネジングディレクターであるケビン・ウォルシュ氏は、当地で行われたコンファレンスで、米国の電力供給源に占める再生可能エネルギーの割合が、現在の2.5%から10年後には5─10%に拡大する可能性があると指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000826-reu-bus_all
※写真有り↑
2008/05/01 地球を救えエコ授業 松下、中国で小学生対象 省エネ家電普及を促進(産経新聞)
松下電器産業は5月から、中国で小学生向けの環境授業を本格スタートさせる。家電製品の効率的な使い方や省エネ家電の普及が、地球環境の保護につながることを解説する内容で、経済発展を最優先に掲げてきた中国では環境問題が後回しにされがちだったことに対応。次代を担う子供たちに環境の大切さを伝えることが、中国で幅広く事業を展開する松下の使命と判断した。同時に北京五輪を8月に控え、TOP(最高位)スポンサーとして開催国でのブランド力を強化する。
1回につき約30人の小学生を招待して、月2回のペースで開催する。1年間で計720人に受講してもらう計画。約2時間の講座で、クリーンエネルギーとして期待される燃料電池の実験だけでなく、「冷蔵庫の扉を開けっ放しにしない」といった家電製品の正しい使い方などを通して環境意識の大切さを解説する。参加者にはセンターを見学してもらい、「斜めドラム式洗濯乾燥機」の節水性など同社製品の省エネ性をアピールする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000096-san-bus_all
2008/05/03 水素タウン:前原に事務所開設 150世帯モニター公募へ /福岡(毎日新聞)
世界最大規模の水素を使った家庭用燃料電池システムの実証実験をする福岡水素エネルギー戦略会議(羽矢惇会長)は2日、「福岡水素タウン前原事務所」を前原市役所第3別館に開設した。
実験は、LPガスの供給を受けている前原市南風台・美咲が丘団地の1174世帯中150世帯を対象にする。システムは従来に比べ3割の省エネルギーと二酸化炭素排出量の削減が可能とされ、設備工事費は県と参加企業が負担する。前原事務所は12日からシステム設置を希望するモニター公募を始め、16〜24日に8回住民説明会を開く。10月〜来年3月にシステム設置を終え、4年間の実証実験を実施する。
問い合わせは前原事務所0120・210・426。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080503-00000208-mailo-l40
2008/05/06
<中華経済>次世代カー生産許可、燃料電池車・ハイブリッド車など―中国(RecordChina)
2008年5月5日、京華時報が5日までに伝えたところによると、国家発展改革委員会はこのほど、国内の自動車メーカー数社が申請したガソリン、ディーゼルエンジンを動力としない次世代カーの生産を許可した。
生産許可が下りたのは、上海フォルクスワーゲンが申請した燃料電池自動車、第一汽集団と上海ゼネラルモーターズがぞれぞれ申請したハイブリッド乗用車、東風汽車、長安汽車、北汽福田が申請したハイブリッドバス。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000001-rcdc-cn
※写真有り↑
2008/05/06 世界最大規模の風力発電所建設へ―甘粛省酒泉市(Record China)
2008年5月4日、甘粛省酒泉市の発展改革委員会の発表によると、同市に1000万キロワット級の風力発電基地を建設する企画報告が、中国水力発電水利計画設計本院(中国水電水利規画設計総院)の批准を得た。完成すれば世界最大規模の風力発電所となる。新華社の報道。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000005-rcdc-cn
※写真有り↑
2008/05/07 モーターで2000m上空へ??開発進む各種の電気飛行機(WIRED VISION)
あなたが生きている間に、電気で動く『ボーイング747』型機がシカゴのオヘア空港に着陸するところを見られることはまずないだろう。だが航空業界では今、多くのエンジニアが、電気飛行機こそが民間航空の未来を担うと考えるようになりつつある。
そして、こうした考えは正しいかもしれない。
エンジニアたちは、米航空宇宙局(NASA)などの研究成果を利用し、自動車の世界に内燃機関以外の動力源を持ち込んだバッテリーや燃料電池の技術が、軽量飛行機にも応用できると主張している。
サンフランシスコではこのほどElectric Aircraft Symposiumが開催され、NASA研究者や各種企業が参加した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000003-wvn-sci
※写真有り↑
2008/05/07 GM、ハイブリッドカーを3か月に1台投入(レスポンス)
ゼネラルモーターズ(GM)は、2020年までに乗用車・トラックの燃費を現状から40%改善し、1ガロン当たり35マイル(約14.9km/リットル)にするという、新企業平均燃費(CAFE)基準に対応するための取り組みを強化すると発表した。
GMでは、シボレー『ボルト』や燃料電池自動車といった電気自動車の開発も加速する。今年、最先端バッテリーに関する開発契約を2社と締結、8月にはA123Systems社と契約を結び、シボレーボルト用のEV(電気自動車)レンジエクステンダー型パワートレインに特化したバッテリーの開発を加速する計画だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000015-rps-ind
※写真有り↑
2008/05/08 北京五輪にエコカー500台=中心地区を「排出ゼロ」に−中国(時事通信)
【北京8日時事】中国の万鋼・科学技術相は8日、北京で記者会見し、8月の北京五輪で500台余りのエコカーを使用することを明らかにした。政府は「グリーン五輪」を理念の一つに掲げており、競技場が集まる五輪センター地区の温室効果ガス「排出ゼロ」を目指す。さらに、五輪後の大気汚染の改善にもつなげたい考えだ。
導入するエコカーには、リチウムイオンを動力にした大型車50台、燃料電池バス5台、燃料電池乗用車20台などが含まれている。このほか、各種エコカー300台余りを競技運営用、見学用、清掃用の車両として利用。また、100台以上のハイブリッドバスを競技場周辺で運行する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080508-00000103-jij-int
2008/05/08
<科学技術会議>50年に温室効果ガス半減目指す「計画案」(毎日新聞)
政府の総合科学技術会議(議長・福田康夫首相)の作業部会は8日、2050年に世界で温室効果ガス半減を目指す「環境エネルギー技術革新計画案」をまとめた。渋滞を緩和する高度道路交通システム(ITS)や第3世代の太陽光発電など36の技術への重点的な予算配分と、途上国への積極的な技術移転を盛り込んだ。7月の北海道洞爺湖サミットで政府方針として打ち出す。
30年までの短中期的対策として、石炭・天然ガスによる高効率火力発電、情報通信技術を用いて渋滞を緩和するITSや電気自動車、砂漠化に強い「スーパー樹木」などの開発に取り組む。それ以降の中長期的対策では、第3世代太陽電池や水素燃料の航空機、新世代の原子力発電などの開発を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080508-00000130-mai-soci
2008/05/09 DJ-バラード・パワー、印ACMEグループと燃料電池の供給契約(ダウ・ジョーンズ)
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)カナダのバラード・パワー・システムズ(Nasdaq:BLDP)は8日、通信インフラソリューションサービスを手掛けるインドのACMEグループの傘下企業と複数年の供給契約を締結したと発表した。
これにより、燃料電池システムの開発を手掛けるバラードは、インドの無線通信市場において予備発電用燃料電池を供給することになる。
バラードのプレスリリースによると、今回締結した供給契約は両社にとって、インドの無線通信予備発電市場における相互独占契約となる。いくつかの条件を前提としており、期限は2010年となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080509-00000018-dwj-biz
2008/05/09 東芝、2010年度に売上高10兆円を目指す新経営戦略発表(ImpressWatch)
株式会社 東芝は5月8日、2008年度経営方針説明会を開催。グローバル売り上げを拡大し、2010年に売上高10兆円、営業利益5,000億円達成を目指す。
製品力増強の重要な鍵としている、新たなバリュー創出の一例としては、多値NAND搭載のSSD、SpursEngine搭載のAVノートPC、Cell搭載TV、今年4月に発売したばかりの新しいCTスキャン装置などをあげる。
さらに新しいバリューを送出する可能性をもった商品群として、昨年度から進めている環境経営を実践したエコプロダクツをあげる。具体的な製品としては、小型燃料電池を搭載した携帯電話、有機ELディスプレイ、電球型蛍光ランプ、ドラム式洗濯乾燥機といった、「性能向上と省エネを両立した商品群」(西田社長)を挙げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080509-00000024-imp-sci
※写真有り↑
2008/05/09 東邦ガス、最新機器で家庭用燃料電池試験=トヨタ、荏原、松下の3メーカーと(時事通信)
東邦ガスは9日、一般のモニター家庭で実施してきた燃料電池システムの試験について、2008年度はトヨタ自動車 、荏原製作所、松下電器産業から最新機器34台の提供を受けて、評価を継続すると発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080509-00000143-jij-biz
■海外ニュース(5月―1)
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<輸送>
●ヘリオセントリス社は観光バスのために燃料電池システムを配送する(2008/04/01)
ヘリオセントリス・フュエルセルズ社(Heliocentris Fuel Cells AG)は、メクレンブルク・フォアポンメルン州(Mecklenburg-West Pomerania)バルト市(city ofBarth)が所有するハイブリッド中型バスの操業のために、32kW級燃料電池システムを配送した。ヘリオセントリス社は、ハイドロジェニックス社(Hydrogenics)の2つの16kW級燃料電池ユニットを使って、32kW級のバスの統合ユニットを設計して製作した。この公共輸送バスは、22人の乗客を乗せられる。
http://www.heliocentris.com/en/news_events/news/news_detail//3/heliocentris_delivers_32_kw_fuel_cell_system_for_bus_project_in_mecklenburg_west_pomerania.html
<ポータブル/バックアップ電源>
●プロトネクス社は軍隊から365万ドルを受け取る(2008/04/28)
プロトネクス・テクノロジー社(Protonex Technology Corporation)は、「パルス(Pulseェ)M250」軍用発電システムの次世代発電機の開発のために、米国陸軍
研究所(U.S. Army Research Office ;ARO)から365万ドルの契約を受注した。プロトネクス社は、この製品のテストと効率化のためにレイセオン社(Raytheon)とのパートナーシップを続ける。この新しい計画は、10台のパルスM250システムの初期開発と配送のために、あらかじめ授与される350万ドルの契約の成功裏の達成に続く。
http://www.protonex.com/4-28-08_Pulse-M250_Follow-On-Funding_FINAL.pdf
<マイクロ燃料電池>
●DOTは飛行機でのメタノール燃料電池とカートリッジを許可することを裁決する
米国運輸省(U.S. Department of Transportation ;DOT)は、機内持ち込み手荷物として機内で扱う携帯用電子機器用に設計されたメタノール燃料電池用カートリッジと燃料電池システムを運ぶことを旅客と搭乗員に許可する最終決定を公布した。許可の発行日は2008年10月1日だが、決定の自主的協力は2008年5月30日から始められる。旅客たちは、機内持ち込み手荷物として認可された燃料電池と2本のスペア燃料電池カートリッジを持ち込むことを許される。決定は、米国輸送規則が2007年1月1日から発効している国際民間航空機関(International CivilAviation Organization ;ICAO)が承認した世界規則と調和している。米国運輸省はいま、すでに国内規則で旅客への許可を具体化しているカナダ、中国、日本そして英国を含む世界の国々から代理行為を取りまとめている。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=324
<素材/部品>
●ハイドロジェニックス社はグリーンライト社へ試験技術を認可する(2008/05/15)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、燃料電池試験装置の設計と生産に関係したハイドロジェニックス社のある知的財産を使うために、グリーンライト・イノベーション社(Greenlight Innovation Corporation)と協定を結んだ。技術契約は5年間である。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=304643
<報告書/市場調査>
●クリーンな未来への道(2008/03/31)
米国肺学会(American Lung Association)は、『クリーンな未来への道(Road toa Cleaner Future)』を発表した。この報告は、2010年から2030年の間に、ガソリンエンジン自動車から燃料電池を含むゼロエミッション自動車(zero-emission vehicle ;ZEV)技術へカリフォルニア州を走る全ての自動車を転換すると、人間の健康と地球温暖化減少利益は1420億ドルとなると結論づけている。ティアックス社(TIAX LLC)によって行われた研究はまた、低排出ガソリン技術に頼ることに代えて排出ゼロ自動車(ZEV)に転換することによる危険な粒子状物質(particulate matter)の削減で、カリフォルニア州は少なくとも年間の健康コストを22億ドル避けることができることが分かった。
http://www.californialung.org/downloads/RoadToACleanerFuture20080320.pdf
※全文PDF↑
<その他>
●バラード社とヘリオセントリス社は供給契約を結び、ハノーバーでユニットを展示する(2008/04/18,21)
バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、ヘリオセントリス・フュエルセルズ社(Heliocentris Fuel Cells AG)と供給契約を結んだ。その下で、バラード社は特別の商業的そして産業的用途として、ヘリオセントリス社が教育機関に販売する実演と授業システムに統合するために、空冷式燃料電池製品「マーク1020ACS(Mark1020 ACSェ)」を供給する。3年間の供給契約は、契約期間を通じてヘリオセントリス社へ出荷するマーク1020ACS燃料電池ユニットが最低350台製造されることが期待されている。
ヘリオセントリス社はまた、ハノーバーメッセ国際見本市で3台の新しい産業用燃料電池システムを展示した。3台の新しいシステムは、相手先商標製造(OEM)顧客向けに異なる出力と冷却システムを設計した。ヘリオセントリス社の新しい燃料電池システムのうち2つはバラード社の燃料電池が、他の一つはドイツのシュンク・グループのものが使われている。
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1131963&highlight=
http://www.heliocentris.com/en/news_events/news/news_detail//73/heliocentris_launches_campaign_for_new_industrial_fuel_cell_systems_at_the_hanover_trade_show-1.html
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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