燃料電池ワールド (2008/04/27 13:30)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.326 2008/04/27発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

※恒例により次週5月4日は休刊にします。次号は5月11日号です。
■WEB LINK NEWS

2008/04/21 毎日新聞移動支局:アースデイ東京08 コンサートやイベントで環境保護PR /東京(毎日新聞)

 代々木公園(渋谷区)で開催された「アースデイ東京2008」は、20日もコンサートや多彩なイベントで環境保護をPRし、新緑に包まれた会場は7万5000人(主催者発表)の来場者でにぎわった。

 会場では、イベントなどに使用する電力にも自然のエネルギーを活用しようと、太陽光発電や燃料電池、バイオディーゼル燃料の発電機が置かれ、関心を集めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080421-00000080-mailo-l13

2008/04/21 DJ-バラード・パワー、リライアンスと提携について交渉=インド紙(ダウ・ジョーンズ)

 ニューデリー(ダウ・ジョーンズ)インドの石油化学大手リライアンス・インダストリーズ(500325.BY)とカナダのバラード・パワー・システムズ(Nasdaq:BLDP)は、インドでの提携の可能性について交渉している。21日付のインド紙デーリー・ニュース&アナリシス(DNA)が、リライアンスの関係筋の話として報じた。

 同紙は、燃料電池システムの開発を手掛けるバラードの代表者らが、すでにリライアンスの上級幹部らとの会合を数回持ったと伝えた。詳細には触れていない。

 また同紙によると、リライアンスは、インド政府が推進する半導体技術促進スキームの下で、3000億ルピーを投じて2つの製造施設を建設する提案を最近提出したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080421-00000024-dwj-biz

2008/04/22 「風力発電で電力を100%自給」全米初の町(WIRED VISION)

 米国のある町が、自分たちで消費する電力を補って余りある量のリニューアブル・エネルギー(持続的利用可能エネルギー)を生産する、米国初の自治体になると宣言している。

 米Wind Capital Group社が運営する大規模な風力発電基地が4月18日(米国時間)に稼動を開始するおかげで、この市では年間1600万キロワット時の電力を生産できるようになる。同市のこれまでの消費電力は年間1300万キロワット時だ。

 喜ばしいニュースだが、本当に驚きなのはこの町の所在地だ。名目上、100%風力発電で電力をまかなう米国初の町となる自治体があるのは、カリフォルニア州でもフロリダ州でもなければ、そうした沿岸部の近辺ですらない。

 その都市があるのは、米国の縮図的性格を持ち、米国全体の動向を占う指標とされる、ミズーリ州だ。人口1395人、平均所得2万8571ドルのロックポート市は、リニューアブル・エネルギーの未来をわれわれに垣間見せようとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000001-wvn-sci
※写真有り↑

2008/04/24 社長・島耕作が人気マンガに“出張出演”(オリコン)

 1983年の掲載開始から25年が経過し、ついに社長まで出世を果たした島耕作を祝して、イブニングでは「島耕作祭り」を開催。イブニング連載中の喰いしん坊探偵・高野聖也が、味覚を駆使して事件を解決する「喰いタン」と、昭和16年、第二次世界大戦中にタイムスリップした青年が日本を勝利に導くために戦う「夢幻の軍艦大和」というまったく異なる作品に島耕作が“出張”。どのような形のコラボレーションとなるかが注目される。

 また、「島耕作祭り」の一環として『弘兼憲史氏×木村芳幸氏“エコの未来を語る!!”』も掲載。「島耕作」の生みの親でもある弘兼憲史と、東芝燃料電池システム株式会社代表取締役社長の木村芳幸が最新のエコロジーについて熱く語る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000016-oric-ent

2008/04/24  <燃料電池自動車>4車種に試乗 「サミットで紹介したい」(毎日新聞)

 日本自動車研究所(JHFC)は24日、環境に優しい次世代の自動車、燃料電池自動車(FCV)の説明会と試乗会を東京・日本自動車会館で開いた。7月の北海道洞爺湖サミットでは会場の人員輸送にFCVが利用されることから、自動車各社は「燃料電池の技術を体験してもらい世界中に紹介したい」と意気込みを見せた。

 洞爺湖サミットでは、会場とメディアセンターのシャトルバスとしてトヨタと日野自動車で開発した大型バス「FCHV−BUS」が使われる。トヨタFC開発本部の加藤孝さんは「現地は山岳地帯。バスがスムーズに動くか試験走行を繰り返している」と語った。サミット会場には国内の自動車メーカーがハイブリッド車やFCVといった最先端の環境対応車約100台を集め、国内外のメディアに技術を体験してもらうという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000036-maiall-soci
※写真有り↑

2008/04/25 ローム、日産と高信頼性のSiCダイオードを開発(レスポンス)

 ロームは、日産自動車と共同で、高信頼性を実現した新構造SiCダイオードを開発したと発表した。

 今回開発したSiCダイオードは、ロームの高信頼性デバイス開発技術と、日産自動車が新たに開発した新構造HJD(ヘテロジャンクションダイオード)を融合したもので、従来に比べてアバランシェ耐量を約10倍に改善、耐破壊性を約10倍高めた。

 今後、普及が見込まれているハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池車などのインバータ用途で高耐圧、大電流容量のダイオードが求められているが、現在主流となっているSi(シリコン)ダイオードでは、オン抵抗が5 - 10mΩ平方cmと大きく、電力ロスが発生することに加えて、その電力ロスに伴う放熱対策が必要だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000014-rps-ind

2008/04/26 講演:「岡野工業」代表が経営哲学を披露−−秋田 /秋田(毎日新聞)

 「刺しても痛くない注射針」などの開発で知られる金属加工業「岡野工業」(東京都墨田区)代表の岡野雅行氏が24日、秋田市で「不可能を可能にする経営哲学」と題して講演した。秋田銀行が開いた経営者向け相談会「第2回あきぎんBiscom」の一環。

 岡野氏は、金型製造業を営む父の下で10〜20代にかけ、独学で身に着けた金属加工の手法を生かし、金属素材メーカーと提携して自動車のラジエーターや電子レンジの部品を開発した経験を披露。「みんなと同じことをやっていてはだめ。まっとうするには勇気と信念が必要だが、そのままでは何も変わらない」と訴えた。また「チャンバラ遊びが楽しくて幼稚園を3日でやめちまった」などと、べらんめえ口調で、時折ユーモアを交えて話し、会場に集まった経営者ら約250人の笑いを誘っていた。

 岡野工業は従業員6人ながら、燃料電池や直径0・2ミリでほとんど痛みを感じない注射針など、多くの高付加価値の金属製品を開発し注目されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080426-00000017-mailo-l05

■海外ニュース(4月―4)
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<輸送>
●UTC社のシャトル燃料電池は10万時間の飛行操作を越える(2008/03/27)

 過去40年間の米国の全ての有人宇宙飛行のためにスペースシャトルの全電力を生産してきたUTCパワー社(UTC Power)の燃料電池は、最近終了したエンデバー号によるSTS-123ミッションの期間で10万時間の飛行操作を越えた。宇宙船本体には3つの燃料電池があり、それぞれが12kWを生産することが可能であり、70%以上の効率を持っている。極低温を必要としている水素と酸素は、それぞれが自己充足的なユニットを持っていて、乗組員区画のちょうど背後にある貨物室の下に設置されている。
http://www.utcpower.com/fs/com/bin/fs_com_Page/0,5672,0265,00.html

●フォードはデトロイト空港に2台の水素シャトルバスを配送する(2008/03/17)

 フォードモーター(Ford Motor Company)は、ミシガン州のデトロイト国際空港(Detroit Metropolitan Airport ;DTW)で飛行機とターミナル間の旅客の輸送に使うために、ウェイン郡空港(Wayne County Airport Authority)に2台の水素燃料のフォードE−450シャトルバスを配送した。バスは、空港のそばにある水素ステーションから燃料を充てんされる。
http://media.ford.com/article_display.cfm?article_id=27904

<燃料/改質器/貯蔵>
●ロンドンバスに水素を供給し、サウスカロライナ州に技術を提供するエアー・プロダクツ社(2008/03/18,24)

 エアー・プロダクツ社(Air Products)は、燃料ステーションを設置して、2010年からロンドンの道路を走る10台の水素駆動バスに水素を提供するために、ロンドン市交通局(Transport for London)と協定を結んだ。サウスカロライナ州では、エアー・プロダクツ社の自動車の水素燃料技術がアイケン郡の水素燃料実証プロジェクトのために使われる。燃料の供給は、水素駆動の内燃エンジンを持つピックアップトラックのために水素が提供されている。
http://www.airproducts.com/PressRoom/CompanyNews/Archived/2008/17Mar2008.htm
http://www.airproducts.com/PressRoom/CompanyNews/Archived/2008/24Mar2008b.htm
※画像有り↑

<報告書/市場調査>
●クリーンな未来への道(2008/03)

 米国肺学会(American Lung Association)は、『クリーンな未来への道(Road toa Cleaner Future)』を発表した。この報告は、2010年から2030年の間に、ガソリンエンジン自動車から燃料電池を含むゼロエミッション自動車(zero-emission vehicle ;ZEV)技術へカリフォルニア州を走る全ての自動車を転換すると、人間の健康と地球温暖化減少利益は1420億ドルとなると結論づけている。ティアックス社(TIAX LLC)によって行われた研究はまた、低排出ガソリン技術に頼ることに代えて排出ゼロ自動車(ZEV)に転換することによる危険な粒子状物質(particulate matter)の削減で、カリフォルニア州は少なくとも年間の健康コストを22億ドル避けることができることが分かった。
http://www.californialung.org/downloads/RoadToACleanerFuture20080320.pdf
※全文PDF↑

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