□燃料電池ワールド
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■Vol.324 2008/04/13発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■WEB LINK NEWS
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2008/04/07 「株式」 GSユアサ(6674)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
4/2以来の年初来高値更新。昨年8月末以来の300円回復が射程に入っているほか、昨年7/30高値329円が意識されてきている。三菱重の「MRJ」関連、米ボーイングは燃料電池を動力とする有人飛行機に世界で初めて成功したことも手掛かり材料に。3/28時点の信用倍率は0.52倍と需給妙味も大きい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000015-fis-biz
2008/04/07 「株式」 田中化研(4080)−個別銘柄
続伸で3/10以来の4ケタ回復。一目均衡表では雲下限を突破し、遅行スパンは上方転換シグナルを発生させてきている。自動車向けの燃料電池部品製造に参入しており、代替エネルギー関連として。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000017-fis-biz
2008/04/07 コスト、景観、騒音も…「環境にやさしい」風力発電に逆風(産経新聞)
地球温暖化問題と原油高を受け、世界で風力発電所への投資が活発化し、日本でも1000基を超える風車が各地で稼働している。CO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスを排出せず、「環境にやさしい」とされる風力発電だが、風車がもたらす景観への悪影響や騒音などが問題化。さらに電力会社への売電価格のダウンで投資回収の実現も不透明になり、事業者の新設意欲にブレーキがかかってきた。国は平成22年度の「総容量300万キロワット」の風力発電の導入目標を掲げるが、“逆風”を受けた業界からは達成を危ぶむ声が出始めるなど、曲がり角を迎えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000906-san-soci
※写真有り↑
2008/04/08 「アースデイ東京2008」開催迫る−C.W.ニコルさん、来場呼びかけ(シブヤ経済新聞)
代々木公園を中心に行われる環境イベント「アースデイ東京2008」の開催が2週間後に迫り、同イベント実行委員会は4月8日会見を開き、実行委員長のC.W.ニコルさんらが「地球の日(=アースデイ)」への参加を呼びかけた。
代々木公園メーン会場では昨年、会場内で使うすべてのエネルギーを自然エネルギーなどでまかなうことに成功。天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料、水素燃料電池などで発電し、今年もライブステージなどの電力をすべて、これらのエネルギーでまかなう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000002-hsk_sb-l13
※写真有り↑
2008/04/09 エコエネ:導入達成率95.3% 前年比0.1ポイント減の横ばい /大分(毎日新聞)
県内のエコエネルギー導入状況(2月現在)がまとまった。10年度導入目標に対する達成率は95・3%と全国平均の60・6%を大きく上回っているが、前年同期の95・4%と比べると0・1ポイントの減。「頭打ち」ムードも漂う。
目標は二酸化炭素の排出量削減のため、経済産業相の諮問機関が01年度に設定。それを人口を基に、県ごとの目標値に置き換えた。10項目の合計で計算する。目標を達成すれば、県内で5・4%の排出削減が実現する。
県内で、100%を超えている項目は、水力発電の105・7%、廃棄物発電の127・5%。地熱発電の98・3%、コージェネレーション(熱電供給)の95%も高達成率だ。一方で、クリーンエネルギー自動車は6・7%、燃料電池に至ってはゼロ。太陽光発電は38・5%から50%に伸びたが、データの出所を変えたためで、実態は微増。
担当の工業振興課環境・エネルギー班は「地熱などはもう伸びる要素は少なく、廃棄物発電やバイオマスエネルギーに活路を見いだしたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000250-mailo-l44
2008/04/10 弘前大など、「磁気マイクロバルブ」を試作(日刊工業新聞)
【青森】弘前大学大学院理工学研究科の岡崎禎子教授は、並木精密宝石(東京都足立区)の斉藤千尋氏と共同で、磁気を使って微少な気体流量を制御する装置「磁気マイクロバルブ」の試作品を完成した。磁場によって伸縮する磁歪(じわい)合金を動力源に利用。栓の開閉を磁場で遠隔操作できることから放電や発電の心配がない。微少空間で微少流量を制御するマイクロバルブは、水素を燃料とする小型燃料電池や点滴などの医療デバイスへの応用が期待できる。
試作した装置の全長は約7センチメートル。装置内部の磁気に反応する素子が栓を持ち上げて気道を開閉する。素子は長さ20ミリメートル、厚さ0・2ミリメートルの薄い板状で、ニッケルと鉄ガリウム合金を合板したバイモルフ型。ニッケルは磁場で縮み、鉄ガリウム合金は伸びる性質を持つ。この2種類の磁歪(じわい)合金を重ねることで、磁場により素子が反るように変形する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000029-nkn-ind
2008/04/10 清水建設、分散型電源ネットで自立運転確立(日刊工業新聞)
清水建設は技術研究所(東京都江東区)で実証運転している分散型電源ネットワーク「マイクログリッド」で、電力会社が供給する商用系統電力から無瞬断での自立運転への移行と商用系統電力への復帰、自立運転時の安定した電力品質の確立に成功した。工場や大規模ビルにおける通常運転時の省エネルギー化や二酸化炭素(CO2)排出量削減と、災害時の電力確保を両立できる。現在、太陽光を核にしたシステムの導入でユーザーと交渉しており、08年から09年にかけて最初の受注を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000019-nkn-ind
2008/04/10 水田から電気を「収穫」:微生物を利用した燃料電池(WIRED VISION)
オランダの研究チームが、稲の水田1ヘクタール当たり最大330ワットの電力を得られるという、微生物燃料電池(Microbial Fuel Cell:MFC)を開発した。『Environmental Science and Technology』誌に掲載された論文によると、この研究チームが開発したものは、土の中に生息するバクテリアを利用する、超小型の発電装置だ。
バクテリアが有機物を吸収すると、余剰の電子を排出するので、これを装置で収集する。[Ars Technicaの記事によると、イネなどの植物が根から土中に有機物を排出する作用を利用。同研究チームの沈殿型MFC(sediment microbial fuel cells)では、植物の土中に陽極があり、陰極が水のなかにある。]
ハーバード大学のPeter Girgius教授(微生物学)も、半年ほど前に、土壌中のバクテリアをエネルギー源として利用できる可能性を指摘している。Girgius教授は、「テラワット(規模のエネルギー)が、われわれの生物圏を循環している。太陽エネルギーはいずれ土壌や沈殿物に蓄積される。地下にある太陽エネルギーだと考えてほしい」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000002-wvn-sci
※写真有り↑
2008/04/10 ブリヂストン、エコ絵画作品とF-Cellを展示(レスポンス)
ブリヂストンは、東京都中央区京橋の本社ビル1階のコミュニケーションスペースを改装し「第5回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の受賞作品とメルセデスベンツ社の燃料電池自動車『F-Cell』の展示を開始した。
優秀作品の展示は5月末まで、F-cellの展示は5月10日までの予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000019-rps-ind
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2008/04/11 先端技術館@TEPIAがリニューアルして11日より一般公開(ImpressWatch)
財団法人機械産業記念事業財団は、東京都港区の施設「TEPIAプラザ」の展示内容などをリニューアルし、「先端技術館@TEPI」として4月11日より一般公開を開始する。これに先立ち10日に、報道機関向けに内覧会が開催された。
TEPIAプラザではこれまで、'89年より毎年テーマを定めて機械・情報産業を中心とする展示を行なってきた。今回からこの展示手法/内容を改め、先端技術の主要分野を選定し、その最新製品やサービスなどを常設的に展示する。また、これまで日曜日だった休館日を月曜に変更するとともに、年間を通した展示を行なう。
場所は、東京都港区北青山2-8-44。入場料は無料。開館時間は平日が午前10時〜午後6時、土・日・祝日が午前10時〜午後5時。月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日となる。
環境とエネルギー・資源では、自然エネルギーと環境、バイオマス燃料とバイオマスプラスチック、燃料電池について展示。環境・エネルギー・資源の分野が抱える課題を根本的に解決するために進められている技術を紹介。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000022-imp-sci
※写真有り↑
■海外ニュース(4月ー2)
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<輸送>
●Oorja社はフォークリフト用のメタノール燃料電池を公開する(2008/03/19)
Oorja Protonics社は、最初の商業製品「OorjaPacェ」を公開した。「OorjaPacェ」は、フォークリフト、パレットローダー(pallet loader)、その他の運搬取り扱い車両のためのメタノール燃料電池車上充電システムである。同社は最近、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、DAGベンチャーズ(DAG Ventures)、マッケナ・マネジメント(McKenna Management)、そしてスプリング・ベンチャーズ(SpringVentures)から資金として2100万ドルを受け取り、GMとトヨタが合弁で設立した自動車製造会社のニュー・ユナイテッド・モーター・マニファクチャリング社(New United Motor Manufacturing, Inc. ;NUMMI)のような顧客と活動している。
http://www.oorjaprotonics.com/oorjaweb/images/press_releases/oorja-customer-success-with-nummi.pdf
<ポータブル/バックアップ電源>
●バラード社とアイダテック社は非常用電源で攻める(2008/03/27)
バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)とアイダテック社(IdaTech plc)は、バラード社がアイダテック社の次世代電源装置250W級「イゲン(iGen)( tm )」に統合するためにマーク1020ACS( TM )燃料電池製品を提供する3年間の供給契約を結んだ。契約は、1年目にバラード社からアイダテック社に燃料電池製品がおよそ100ユニット出荷される。契約の全期間では1000ユニットを超える可能性がある。
http://phx.corporate-ir.net/preview/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1122609&highlight=
<マイクロ燃料電池>
●ニアパワー・システムズ社は新しい資料を発行する(2008/03/18)
ニアパワー・システムズ社(Neah Power Systems, Inc.)は、「携帯用電子機器の寿命を延ばすニアパワー社――電源ギャップを埋めるシリコンベースのダイレクトメタノール燃料電池」と題する資料(white paper)を発行した。資料は、携帯用電子機器のためのエネルギー需要、燃料電池の原理、そして要求、操作上の問題や効率といった問題を述べていて、同社の技術についての詳細を提供している。
http://www.neahpower.com/media_pr_031808.html
※この資料は、同社のウェブサイトから入手できる。
<報告書/市場調査>
●ORNLの水素レポート (2008/03)
オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)の新しいレポート「水素燃料電池自動車の推移と水素エネルギーインフラ要求の可能性についての分析」は、自動車燃料として水素がはっきりした形をなすであろう変化が起きる2つの理想的な都市として、ロサンゼルスとニューヨークを認定している。特に、この研究は、最初にこれら2つの主要都市圏に焦点を充てて、達成目標として示された政策で、燃料電池車は2030年には50%の市場占有率を達成することができる、と結論づけている。この目的を達成するには、自動車とインフラのための連邦政府の費用の分担と、逆にまた、カリフォルニア州のゼブ規制(ZEV regulations)のような政策を含んだ裏付けとなる政策が要求される。
http://cta.ornl.gov/cta/Publications/Reports/ORNL_TM_2008_30.pdf
※このレポートの全文PDF↑
<その他>
●オンライン燃料電池特許データベースが始まる
法律事務所トンプソン・ハインLLP(law firm Thompson Hine LLP)は、米国特許のデータベースアーカイブと燃料電池産業に関連した一般的な特許出願を特徴とする燃料電池特許ウェブサイトを始めた。
http://www.thompsonhine.com/Practices/Intellectual_Property/FuelCellPatents.php
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■燃料電池ワールド
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□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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