□燃料電池ワールド
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■Vol.317 2008/02/24発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2008
○日 程 2月27日(水)~29日(金)
○場 所 東京ビッグサイト西展示棟
○詳 細 http://www.fcexpo.jp
■WEB LINK NEWS
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2008/02/18 光と風だけで街に電力を=温暖化緩和へ−南仏ペルピニャン(時事通信)
【パリ17日時事】フランスで最も日照時間が長いといわれる南部の都市ペルピニャンが2015年までに、太陽光や風力発電だけで人口約20万人の消費電力を賄うことになった。ボルロー環境相によると、脱石油の再生可能エネルギー利用計画としては欧州最大規模。地球温暖化の緩和に向けた世界的な先進モデルになる。
計画では、地中海沿岸産の果物と野菜の集散地である同市のサンシャルル市場で、建物の屋根全体約7万平方メートルに総工費5500万ユーロ(約87億円)をかけてソーラーパネルを設置。このほか風力発電機40基、太陽光発電所3カ所、廃熱利用施設1カ所を市一帯に設ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000013-jij-int
2008/02/18 横内知事:就任1年・単独インタビュー 暮らしやすさ日本一、追求 /山梨(毎日新聞)
17日に就任2年目を迎えた横内正明知事は、毎日新聞との単独インタビューに応じ、「公約達成への道筋を県民に示せた」と1年間を振り返り、「炎が燃えるような熱い1年」と総括した。今後も「暮らしやすさ日本一」の県政実現へ向け、公約実現に努めると約束した。
◆20年後の本県のイメージは?
日本は今、中途半端な状態にある。市町村合併に伴い、都道府県は今後、空洞化を始めるから道州制に移行するのは間違いない。その中で山梨は東京も含めた関東州の一角になる。自然豊かで景観も美しく、ゆとりや癒やしが得られる地域で、世界各地から人々が訪れる。なおかつ燃料電池などクリーンな先端産業が集積し、活力にあふれた「日本のスイス」になるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000006-mailo-l19
2008/02/18 トヨタ科学教室:小学生が模型作りに挑戦−−苅田 /福岡(毎日新聞)
トヨタ自動車とトヨタ自動車九州は17日、苅田町の小波瀬コミュニティセンターで、科学教室「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」を開いた。地元の小学生48人が、ホーバークラフトの模型作りに挑戦した。
苅田小4年、片山拓実君(10)は「下向きのプロペラの力で浮き、後ろ向きのプロペラで前に進む。曲がらずまっすぐ走った」と喜んだ。指導役で燃料電池車の開発を担当するトヨタFC技術部、太田和秀さん(49)は「この教室を、やりたいことに挑戦していくきっかけにしてほしい」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000220-mailo-l40
2008/02/19 横内知事:県議会開会、環境関連技術を育成へ 有識者会議を設置 /山梨(毎日新聞)
2月定例県議会は18日開会し、横内正明知事は環境関連技術の育成を目指し、環境政策を検討する有識者会議を設置、地球温暖化対策条例も策定すると表明した。
◆環境政策
県が設置するのは、有識者で構成する「環境やまなし創造会議」。温暖化対策の推進、廃棄物の減量・再資源化のほか、燃料電池や太陽光発電などクリーンエネルギーの技術向上や活用促進、景観対策など環境政策について議論し、提言する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000077-mailo-l19
2008/02/19 温室効果ガス:10年度までに05年度比35%削減 県が温暖化対策本部設置 /福島(毎日新聞)
県は18日、地球温暖化対策を話し合う「ふくしま地球温暖化対策推進本部」(本部長・佐藤雄平知事)を設置し、県庁で初会合を開いた。10年度までに、温室効果ガスの総排出量を05年度比で計600万トン(35%)削減する「環境・エネルギー戦略」の実施を決めた。
08〜10年度に実施する同戦略は、行政機関やNPO、民間事業者などで「ふくしま県民会議」を設置し、対策を検討。「新エネルギー」普及に力を入れるとし、風力・太陽光発電の供給基地の誘致や、小規模水力発電の整備、燃料電池や天然ガスの利用促進を図るという。環境エネルギーを巡る産業、教育の振興も重点に置く。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000141-mailo-l07
2008/02/19 【東芝/Samsung/日立編】3D超高速メモリや500GBのポストBlu-ray Discなど(Impress Watch)
nano tech 2008は、ナノテクノロジーに関する総合展示会・技術会議で、今回が7回目の開催となる。nano techは年々規模が拡大しており、今年は国内から324企業/団体、海外23カ国から198企業/団体が出展し、史上最大規模で開催された。
東芝ブースでは、現在のSoCの性能向上を妨げているボトルネックを解消する新しいアーキテクチャに関する展示が行なわれていた。そのほか、SiCセラミックス同士を強固に接合するナノ構造接合技術や物体の内部構造を撮影できるX線/中性子線カラーI.I、ポータブル機器向けの燃料電池、熱電発電システム、NANDフラッシュを積層させた3次元NANDフラッシュ、DNA自動検査装置などの展示が行なわれていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000063-imp-sci
2008/02/20 東京ガス・鳥原光憲氏 最新機器の魅力伝える(産経新聞)−−燃料電池にも積極的に取り組んでいる
「年内に高効率な次世代型の燃料電池を投入し、来年以降の普及拡大を目指したい。ただ、燃料電池を本格普及させるには、1台当たりの価格を現在の数百万円から50万円台にしないと厳しい状況だ。2010年代の早い時期にはメドをつけたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000076-san-bus_all
2008/02/20 【EU】現代自、欧州でエコカー3種発表へ(NNA)
韓国の現代自動車はジュネーブ国際モーターショー(3月4〜16日、一般公開は6日から)でエコカー「i10ブルー」「i10ブルーCNG」「i30ブルー」を発表する。現代自は2007年9月のフランクフルト国際モーターショーで燃料電池車「アイ・ブルー(i-BLUE)」をお披露目していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000015-nna-int
2008/02/20 出光興産、燃料電池など研究体制を効率化(レスポンス)
出光興産は、4月1日付けで「先進技術研究所」と「機能材料研究所」を新設する組織改正を発表した。
先進技術研究所は、現在の「中央研究所」を改称し、電子材料、機能材料、機能化学品、合成潤滑油、環境・バイオ、燃料電池といった高付加価値事業を中心に基礎から応用研究する。
これにより、研究所における研究開発の実施責任を明確化するともに、研究開発の効率化、生産性の向上を図り、成果を早期に創出する体制を構築する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000022-rps-ind
2008/02/21 効率運転へセンサー開発 オムロン ガス流量を計測(京都新聞)
オムロンは、微小電子機械システム(MEMS)の技術を応用し、燃料電池システム向けの流量センサーを開発した。ガスの流量を計測して高効率運転に結びつける部品で、4月から販売する。
開発したセンサーは幅3センチ、奥行き8・5センチ、厚さ3センチ。心臓部であるセンサー素子は、半導体の製造プロセスを応用したMEMSにより、縦横1・55ミリ、厚さ0・4ミリと世界最小クラスに抑えた。都市ガスや液化石油ガス、空気の流量をプラスマイナス3%の誤差で高精度に測定する。
燃料電池に取りつける部分も従来のねじ型から留め金型に変え、組み立て工数を8分の1に減らした。価格はオープン。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000022-kyt-l26
2008/02/21 県:08年度当初予算案(その2止) 主な新規事業 /福岡(毎日新聞)
◆産業対策
◇水素エネルギー新生活圏構想−−モデル地域を整備、燃料電池車の走行実証も
水素エネルギー新生活圏構想に2億1119万円を計上。家庭用の燃料電池を集中的に配置するモデル地域を整備する他、燃料電池自動車の走行実証のため、福岡、北九州両市に水素ステーションを設ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000212-mailo-l40
2008/02/21 「株式」 本日の注目個別銘柄(フィスコ)
6645 オムロン 2270 +175
大幅反発。ハイテク株高が支援となって押し目買いの動きが強まる格好。また、燃料電池システムの高効率運転に最適なフローセンサ新商品を4月から発売と前日に発表していることをはやす声も。原油市況上昇ピッチが速まる中で、代替燃料に対する期待感は再度高まりつつもある模様。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000035-fis-biz
2008/02/22 新日石の家庭用燃料電池システムに新エネ大賞(レスポンス)
新日本石油は、2006年3月に世界で初めて商品化した灯油仕様1kW級家庭用燃料電池システム「ENEOS ECOBOY」が、2007年度新エネ大賞・新エネルギー財団会長賞を受賞したと発表した。
同社は、2005年度から国が実施している「定置用燃料電池大規模実証事業」に参画し、これまでに221台のENEOS ECOBOYを設置した。従来、燃料電池システムへの灯油利用については、灯油から水素を製造する改質技術に課題だったが、同社の石油精製技術を活用した新触媒の開発で、この課題を解決したことなどが高く評価され、今回の受賞となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080222-00000037-rps-ind
■海外ニュース(2月ー3)
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<輸送>
●バラード社は運搬のためにH2ロジック社と供給契約を結び、自動車資産の販売を終了する(2008/01/15、31)
バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、運搬(materialshandling)市場に開発した製品を供給するために、デンマークのシステムインテグレーターであるH2ロジック社(H2 Logic A/S)と2年間の供給契約を結んだ。契約の下で、H2ロジック社は、マーク9SSL(Mark9 SSLェ)とマーク1020ACS(Mark1020 ACSェ)燃料電池製品をバラード社から購入する。そして、倉庫や配送センターのためのフォークリフトのようなさまざまな運搬用車両をターゲットにした燃料電池ハイブリッドシステムにそれらを統合する。
バラード社はまた、ダイムラー社(Daimler AG)とフォード社(Ford)に自動車用燃料電池の資産を売却する取引を終了した。
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1096837&highlight=
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=76046&p=irol-newsArticle&ID=1102838&highlight=
<定置用電源>
●セレス社とブリティッシュガスは重要な協定を結ぶ(2008/01/14)
セレスパワー社(Ceres Power)は、ブリティッシュガス(British Gas)の販売部門であるセントリカ社(Centrica)と、家庭用熱電併給(residential combinedheat and power ;CHP)製品のトライアルプログラムと大量先物発注のための資金供給を含む重要で新しい協定を結んだ。この新しい協定期間で、ブリティッシュガスは、2011年に完了すると予定されている初期段階を通じて時差的な支払いをセレス社に500万ユーロを支払う。この段階でセレス社はCHP製品の価値工学(valueengineering)を完了して、ブリティッシュガスとともに家庭用の顧客と商業ベースのテストを行い、初期セールスを始める。ブリティッシュガスはまた、4年の期間で段階的に増大させる基礎として総数で最低3万7500のCHP製品を購入する先物注文を出した。
http://www.cerespower.com/news/BG%20development%20supply%20and%20distribution%20agreement.pdf
●アキュメントリクス社の燃料電池は公園の消灯の間発電し、同社はISO9001認証を達成する (2008/01/18, 30)
カイヤホガ渓谷国立公園(Cuyahoga Valley National Park)の環境教育センターに設置されたアキュメントリクス社製固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuelcell ;SOFC)は、最近の電力網のトラブルで起きた停電期間中26時間にわたって施設に電力を提供した。アキュメントリクス社は、公園に2台のユニットを設置していた。
アキュメントリクス社はまた、ラギッド無停電電源装置(Rugged UninterruptiblePower Supplies ;RUPS)製造ラインの設計、生産ワークフロー、品質システムと手順に関して国際品質規格(2000年版ISO9001)の権威あるものとなった。
http://www.acumentrics.com/4647d23d-4d02-4174-9176-50815ff40166/press-releases-release-details.htm
http://www.acumentrics.com/846c55ab-d258-46c4-ab96-979a4e92a457/press-releases-release-details.htm
<燃料/改質器/貯蔵>
●エレクトリック・ハイドロゲン社は水素容器充てんシステムを配送する(2008/01/15)
エレクトリック・ハイドロジェン社(Electric Hydrogen)は、商業的に利用できる水素吸蔵合金容器の便利な再充てんを可能にする初めての2つの水素吸蔵合金容器充てんシステムを配送した。ユニットは、大学の先駆的再生可能エネルギー工学プログラムを支持して、セント・クレア・パークウェイ・ゴルフコース(St. ClairParkway Golf Course)とラムトン大学(Lambton College)でゴルフカートと実用車の容器を再充てんする。プロジェクトは、オンタリオ燃料電池革新プログラム(Ontario Fuel Cell Innovation Program)を通してオンタリオ州政府から資金を一部提供されている。
http://www.electrichydrogen.com/media/MHF%20Announcement%2020080115.pdf
※写真有り↑
<素材/部品>
●NETLは流量調整装置の特許を受ける (2008/01/23)
米国エネルギー省国立エネルギー技術研究所(National Energy TechnologyLaboratory ;NETL)の大学研究イニシアティブプログラム(University ResearchInitiative Program)は、ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)を研究パートナーとしているが、燃料電池の内部の流量分布を改善するための流量調節装置の特許を取得した。
http://www.netl.doe.gov/publications/press/2008/ResearchersReceiveFourPatents.html
<その他>
●コーギー社とホライゾン社は戦略的提携を整える
コーギー・インターナショナル社(Corgi International Limited)とホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies)は、コーギー・インターナショナル社が環境に優しいグリーンパワーの玩具自動車群を開発するためにホライゾン社の燃料電池技術を利用することを許す戦略的提携協定を整えた。
http://www.horizonfuelcell.com/
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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