燃料電池ワールド (2008/02/18 10:40)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
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■Vol.316 2008/02/17発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
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☆FC EXPO 2008
○日 程 2月27日(水)~29日(金)
○場 所 東京ビッグサイト西展示棟
○詳 細 http://www.fcexpo.jp

■WEB LINK NEWS
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2008/02/14 【デトロイトモーターショー08】写真蔵…クライスラー ecoVoyager(レスポンス)

 クライスラーとしては初の「エコフレンドリー」をテーマとしたコンセプトモデル。1回の燃料注入での継続走行距離300マイル=480kmを実現する水素FCVだ。二次電池のリチウムイオン電池のみでも40マイルの走行が可能。

 Bピラーを取り去ったワンモーションスタイルのエクステリアはクライスラーによると「エレガンスを実現するピュア・アメリカンデザイン」という。モーターの出力は200kW、0-60マイル/hは約8秒。全長4856×全幅1915×全高1600mmというサイズながら約1247kgという軽量ボディを実現していることも特徴だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000014-rps-ind
※写真有り↑

2008/02/15 三菱みなとみらい技術館一部リニューアル、仮想空間で技術紹介(ヨコハマ経済新聞)

 三菱みなとみらい技術館(横浜市西区みなとみらい、TEL 045-224-9031)は2月23日より、環境・エネルギーと最新製品技術を紹介する新しい企画展示ブースを開設する。

 新設するのは、これまで設けていた「環境」と「エネルギー」を解説した2つのコーナーを1つにまとめた「エコ・エネLAND」と、日常生活の中にある最新技術を解説する「みっけTOWN」の2つ。

 「エコ・エネLAND」では、火力・風力発電や太陽光発電、燃料電池などの環境問題を考慮した最新エネルギー技術を紹介。入館時に手渡されるIDカードを利用して原子力の映像仮想プラント内部を自由に見て回ることができる「バーチャルプラントツアー」や、電気自動車の運転を体験できるゲームなどを用意する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000000-hsk_yk-l14
※イメージ図有り↑

2008/02/15 箱根駅伝への車両提供 ホンダに出し抜かれたトヨタ(J-CASTニュース)

 毎年正月に行われる大学対抗男子駅伝大会「東京箱根間往復大学駅伝競争(箱根駅伝)」。テレビ放送の視聴率が高い同大会への車両提供について、ホンダが5年間の契約延長を勝ち取った。ホンダは2004年から2008年大会までの5年間、大会の協賛会社として先導車や監督が乗る伴走車(大会運営管理車)、救護車などを提供してきた。その座をトヨタ自動車が狙っていたが、ホンダは従来よりも1年近く早い時期に主催者の関東学生陸上競技連盟との契約更新を済ませた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000000-jct-bus_all
※写真有り↑

2008/02/15 出前授業:那須清峰高電気科の生徒が隣の大山小で−−エネルギーがテーマ /栃木(毎日新聞)

 那須清峰高校(那須塩原市下永田)電気科の生徒たちが14日、隣の市立大山小学校を訪れ、6年生96人に「エネルギー環境教育」をテーマに出前授業をした。

 教諭役は、荒浪好伸さん(16)ら1年生グループ5人。荒浪さんが代表して画像を使いながら発電の原理やエネルギーと環境問題などについて話し、クリーンエネルギー活用の重要性を解説した。

 また、原子力発電の模型を見てもらったり、自作の燃料電池で動くホーバークラフトに児童を乗せるコーナーもあり、児童は楽しみながら学んでいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000053-mailo-l09

2008/02/17 オール電化住宅が急増 20件に1件の割合に(産経新聞)

 家庭用の熱源を電気でまかなう「オール電化」住宅の普及が加速してきた。昨年12月末までの導入戸数は前年同月比26%増の256万世帯に急増。国内全世帯に占めるオール電化住宅の割合は5%を突破し20軒に1軒が家庭内の熱源をすべて電気でまかなう住宅になった。

 急増の背景には、火を使わない安全性やガス併設の住宅に比べ割安な料金体系が消費者に受け入れられたことがある。石油価格の上昇も普及を後押しした。

 一方、電力の強力な販売攻勢で顧客を奪われているガス業界も、CM出稿やキャンペーンの増加などでガスの普及拡大に躍起。エネルギー業界間の顧客競争は激しさを増している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080217-00000919-san-ind

■海外ニュース(2月ー2)
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<輸送>
●5台のカルスタートの燃料電池バスプロジェクトが進行中(2008/01/29)

 カルスタート(CALSTART)は保証して、連邦運輸機構(Federal Transit Administration ;FTA)とともに、カリフォルニアで5つの主要な燃料電池バス技術開発プロジェクトのための契約を始めた。それは、複数の燃料電池と駆動システムのリーダー、3つの公共交通機関(transit district)、そして3つの主要なバスメーカーを含む2400万ドルの取り組みである。
http://www.businesswire.com/portal/site/google/index.jsp?ndmViewId=news_view&newsId=20080129005365&newsLang=en
※カルスタート(CALSTART) 1992年に設立された。現在は、
WestStart-CALSTARTのカリフォルニア事業部門。環境汚染を防ぐ運輸技術やサービスを開発する企業約200社からなる非営利団体。電機、ハイブリッド、天然ガス等、環境を考えた新しい運輸システムを開発する企業が会員である。詳しい説明が、http://iisemi.w3.kanazawa-u.ac.jp/iisemi_files/ronbun/12/12_yasuno.pdfの3ページ目に載っている。

●ハイドロジェニックス社は7台のパワーモジュールの注文を受ける(2008/01/15)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、エアバス S.A.S社(Airbus S.A.S.)の子会社であるドイツ・エアバス社(Airbus Deutschland GmbH)とドイツ航空宇宙センター(DLR Deutsches Zentrum fur Luft- und Raumfahrt e.V.)から合計7台のハイドロジェニックス社製12kW級HyPM燃料電池パワーモジュールの注文を受けた。燃料電池パワーモジュールは、ドイツ・エアバス社とDLRによって民間航空機の範囲内でさまざまなテストを受ける。ハイドロジェニックス社は、全ての7台の燃料電池パワーモジュールは2008年の第1四半期の終わりまでに配送されると予想している。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=287241

<定置用電源>
●日本市場向けにパロマ社とユニットを開発し、他のパートナーにユニットを出荷するセラミック・フュエルセルズ社 (2008/01/17, 10)

 セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited ;CFCL)は、日本市場向けに統合した燃料電池とマイクロ熱電併給(micro-combined heat and power ;m-CHP)製品を評価・開発するために、日本のパロマインダストリーズ社(Paloma Industries Ltd)と契約を結んだ。協同の一部として、CFCLは、パロマ社が12カ月間日本の自社サイトで操作するために、2008年の半ばにパロマ社へ1台の「ネットゲンプラス(NetGenPlus)」ユニットを提供する。実証試験の結果を使って、CFCLとパロマ社は、日本市場の仕様書にあわるために統合したマイクロ熱電併給製品を設計・開発する。

 CFCLはまた、イギリス市場のマイクロ熱電併給製品の開発のためにイーオン・ユーケー社(E.On UK Ltd)とグレッドヒル・ウォーターストレージ社(Gledhill Water Storage Ltd)との契約の一部としてイギリスに1台のNetGenPlusユニットを出荷した。CFCLはまた、フランスとベネルクス諸国(Benelux)市場向けの商用マイクロ熱電併給製品の開発のためのCFCLの契約の一部として、De Dietrich Remeha Groupの一員であるパートナーのDe Dietrich Thermique社に1台のNetGenPlusユニットを出荷する。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20080117_CFCL_Paloma_
Collaboration_Announcement.pdf
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20080110_CFCL_Net_Gen_
plus_shipments_v2.pdf
※パロマインダストリーズ社(Paloma Industries Ltd) パロマ株式会社の海外関連会社。

<ポータブル/バックアップ電源>
●アイダテック社とミクロム社は販売契約を結ぶ

 アイダテック社(IdaTech)は、ミクロム社(Microm S.A. de C.V)とカリブ海及び中南米地域の販売契約を行った。この契約の調印と並行して、ミクロム社は今年早々の配送に続いて複数のライブ・コミュニケーションサイトに展開するために、水素改質器と一体となったアイダテック社の完全に統合した「エレクトラゲン(ElectraGen)」バックアップ電源燃料電池システムを10台購入した。
http://www.idatech.com/press191161471.asp

<燃料/改質器/貯蔵>
●ナノプテック社は資本金を470万ドル調達する(2008/01/16)

 ナノプテック社(Nanoptek Corporation)は、クワーカス・トラスト(Quercus Trust)、アーダー・キャピタル・インベストメンツ(Ardour Capital Investments, LLC)、マサチューセッツ技術協力機構
(Massachusetts Technology Collaborative ;MTC)と個人投資家によって導かれた470万ドルのシリーズA株式発行による資本調達ラウンドを終了した。この投資で、ナノプテック社は、野外に配置可能な太陽光水素製造器の開発を完成し、パイロット製造能力を開発して、カーボンフリーの水素製造のための最初のパイロットプラントを設置することを期待されている。
http://www.nanoptek.com/newsPR.html#Nanoptek%20Corporation%20Secures%20$4.7M%20in%20Series%20A%20Round
※同社サイトのトップページに写真有り↑

<素材/部品>
●SOFCのコンポーネントを開発するセラミック・フュエルセルズ社とエイチ・シー・スタルク社 (2008/01/29)

 セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited ;CFCL)は、エイチ・シー・スタルク社(H.C. Starck)と先進的な固体酸化物型燃料電池(SOFC)のコンポーネントである特殊なアノード支持体セル(anode supported cell)を開発する契約を結んだ。供給契約の下で、エイチ・シー・スタルク社はCFCLのために長期コストを保証して、2011年12月まで合意した価格で燃料電池を供給する。燃料電池の供給は2008年の中頃に始まると期待されている。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/Starck_final_Eng.ASX.pdf

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■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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