□燃料電池ワールド
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■Vol.310 2008/01/07発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
※年が変わりました。今年もよろしくお願いします。
■燃料電池関連イベント
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☆新潟県コジェネ・燃料電池研究会
オープンセミナー「家庭用燃料電池」
○日 時 1月16日(水)13:20〜15:45
○会 場 新潟大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
○内 容
13:20 あいさつ
梅田 実(長岡技術科学大学教授・新潟県コジェネ・燃料電池研究会会長)13:25 講演1 定置用燃料電池大規模実証事業のこれまでの成果と今後の課題
(財)新エネルギー財団計画本部燃料電池部部長 小俣富男氏14:25 講演2 家庭用燃料電池に関する取組
・新日本石油株式会社
FC・新商品事業本部FC事業部FC総括グループ 蜂須栄一氏
・東京ガス株式会社
リビング技術サポート部家庭用燃料電池プロジェクトグループ 伊戸典子氏
○主 催 新潟県コジェネ・燃料電池研究会、新潟大学、新潟県天然ガス協会
○問い合わせ・申し込み 新潟県コジェネ・燃料電池研究会事務局
新潟県産業労働観光部産業振興課新エネルギー資源開発係 岩浪 行き
FAX:025-280-5508 E-mail:iwanami.haruki@pref.niigata.lg.jp
☆「第2回水素先端世界フォーラム」
水素エネルギー関係の世界的研究者が一同に集う「第2回水素先端世界フォーラム」が、平成20年2月6日〜7日に福岡市で開催されます。
産総研、トヨタ自動車、米国水素協会,欧州水素協会など、世界最前線で活躍する研究者からの講演が予定されています。
○日 程 平成20年2月6日(水)~7日(木)
○場 所 ホテルオークラ福岡,九州大学伊都キャンパス
○参加費 無料(レセプション参加の場合は5,000円/人)
○詳 細 http://www.f-suiso.jp/H19forum.html
■WEB LINK NEWS
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07/12/26 墨田区と早稲田大学、包括的事業連携協定を更新、2期目へ(オーマイニュース)
新東京タワーの建設予定地を擁する東京都墨田区(山崎昇区長)と早稲田大学(白井克彦総長)は25日、産業振興やまちづくりなどの幅広い分野の産学官連携協定「包括的事業連携協定」を更新したと発表した。同協定は2002年12月に締結され、2期目の今回は2007年12月24日から2012年12月 23日までの5年間となる。
墨田区と早稲田大学では、2008年1月19日に墨田区役所に隣接する「すみだリバーサイドホール」で、ロボット操作や燃料電池車の体験コーナーなどを設けた連携5周年の記念イベントを開く。午前10時から午後4時半までで、入場無料。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000003-omn-soci
07/12/26 自然科学観察コンクール:県内4作品が受賞 刈谷南中はダブルで /愛知(毎日新聞)
25日に入賞者が発表された第48回自然科学観察コンクール(毎日新聞社、自然科学観察研究会主催、文部科学省後援、オリンパス株式会社協賛)で、県内から4作品が選ばれた。
◆「走れ!コーヒーバッテリーカー〜コーヒーに蓄電できるのはなぜか?」
◇「科学や技術の面白さ知った」−−刈谷市立刈谷南中3年、鈴木浩貴君と2年、宮田知明君
入賞の知らせに大喜び。鈴木君は「中学卒業前に取れてよかった」、宮田君は「全国1800点もの中から選ばれたと聞いて驚いた」と目を細めた。
フィルムケースにコーヒーを入れ、炭素棒を電極に使って充電したところ、バッテリーになったことが研究のきっかけ。茶やコーラなど他の飲み物で試したが、コーヒーが最も多く蓄電することが判明。その理由を追究した結果、電気分解で発生した水素によって燃料電池になっていることが分かった。
2人とも小学校から科学に興味をもち、中学1年から科学部に入った。「科学や技術の面白さを知ることができた」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000021-mailo-l23
08/01/01 今年の自動車業界 国内販売、高級車、環境対応の動向を占う(産経新聞)
東京モーターショーの開催や相次ぐ小型車、スポーツカーの投入など話題の多かった昨年の自動車業界。しかし、少子高齢化や若者のクルマ離れもあって、国内新車販売は長いトンネルから抜け出すことはできなかった。自動車各社は、新車市場を活性化しようと模索するが、多くの消費者を引きつけるような新型車の登場はあるのか。平成20年の国内自動車市場の動向を占った。
次世代エコカーとして、水素を直接燃焼させる「水素自動車」に注力するBMWジャパンは昨年後半、日本各地で水素社会実現に向けた一大キャンペーンを展開した。欧州だけで行っている水素自動車のリース販売を日本市場に広げる可能性もあるかもしれない。
ホンダは今秋、走行性能を大幅に向上した燃料電池自動車「FCXクラリティ」を国内で一般向けにリース販売する。燃料の水素と空気中の酸素を化学反応させて取り出した電気で走行する燃料電池車は、排出されるのが水だけという「究極のエコカー」。水素を供給するインフラ整備がネックだが、ホンダの新型車投入が普及に向けた“一里塚”になることは間違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080101-00000037-san-ind
08/01/01
飛び出す平成生まれ:ひたむき新世代 未来と向き合う(その1) /茨城(毎日新聞)
◆平成元年生まれ、男女20人夢語る(女性)
夢は一人一人にある――。多くが今春高校を卒業する平成元年生まれの18歳男女20人に語ってもらった。
◇技術者になり燃料電池の開発を−−三鬼陽美さん=竜ケ崎一高3年、取手市本郷
クリーンエネルギーにかかわる技術者になるのが夢。環境に優しい燃料電池に興味があり、その分野を大学理工学部で学びたい。車産業のみでなく心臓ペースメーカーなどの生命にかかわる燃料電池の開発をしてみたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080101-00000002-mailo-l08
08/01/06 現代自がブラジルでも年産10万台工場、今年着工(YONHAP NEWS)【ソウル4日聯合】現代自動車は今年、ブラジルに年産10万台の工場建設に着手する。同社の金東晋(キム・ドンジン)副会長が4日、新入社員向けに開かれた特別講義で明らかにした。
金副会長は、グローバル企業としての力量強化に向け、ブランドパワーの向上、ハイブリッド車や水素燃料電池車などの開発、トヨタ式の革新活動を進めていると説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080106-00000002-yonh-kr
■海外ニュース(12月ー3)
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<輸送>
●潜水艦に燃料電池を供給するUTC社(2007/11/28)
UTCパワー社(UTC Power)は、スペイン海軍のS−80潜水艦に使うために、スペインの造船会社ナバンティア社(Navantia, S.A.)へ300kW級陽子交換膜型燃料電池(proton exchange membrane (PEM) fuel cell、日本では固体高分子型)モジュールを供給する契約を結んだ。スペイン海軍は、大気独立推進システム(air-independent propulsion system)の一環としてS−80型2500トンの潜水艦に燃料電池を設置する予定である。推進システムが空気を必要としないので、沿岸警備用に設計されたS−80潜水艦は、ディーゼルと電気の通常型潜水艦よりも長い期間、潜水したままでいることができる。
http://www.utcpower.com/fs/com/bin/fs_com_Page/0,5672,0238,00.html
※AIP(Air Independent Propulsion System)
大気独立型、非大気依存型、無吸気型等と呼ばれる通常型潜水艦(電池/ディーゼル)の補助機関です。
通常型潜水艦は原子力潜水艦に比べて電池に依存する水中行動力の短さが欠点でしたが、AIP潜水艦は潜ったまま運転出来る低出力の補助機関(AIP)で水中に長時間待機して、電池はいざ戦闘という時のダッシュ用に温存しときます。
燃料電池
電池といっても実質は水素と酸素を反応させて発電する発電装置です。発電効率が高く排出物が水、駆動部が少なく静粛性が高いと潜水艦の補助機関として理想的ですが、燃料が危険な水素であるため安全性や水素の貯蔵技術(高圧水素タンク、液体水素タンク、水素吸蔵合金、水素改質方式等)の確立が必要になります。現在(2004/3)、独海軍がPEM(固体高分子型)燃料電池と水素吸蔵合金タンク、液体酸素タンクを搭載した212A潜水艦の一番艦U-31を公試中。さらに伊やギリシャなども独製API(燃料電池式)潜水艦を購入する予定になってます。
http://www.geocities.jp/dumbo_seal/dumbosseal_006.htmより
●燃料電池UAVは7時間以上連続して飛行する(2007/11/28)
米空軍研究所(U.S. Air Force Research Laboratory ;AFRL)、エアロバイメント社(AeroVironment)とプロトネクス社(Protonex)は成功裏に、小型の燃料電池駆動無人航空機(UAV)の記録的な飛行を記録した。エアロバイメント社の「ピューマ(Puma)」無人航空機システムは、プロトネクス社の「プロコア(ProCore)」無人航空機燃料電池システムの最新世代によって駆動され、7時間以上連続して飛行した。
http://www.protonex.com/11-28-07%20UAV%20Flight.pdf
●ハイトラックはRAIショーでお目見えする(2007/10/25)
オランダの会社ハイトラック社(Hytruck)は、アムステルダムのRAIショーにハイトラックC8HEプロトタイプを展示した。ハイトラックは三菱自動車のキャンターの車台を使うが、技術的には他の型やモデルでも可能である。ハイトラックC8HEは、運転台の下に16kW級燃料電池を取り付けてあり、350バールに圧縮した水素を5.8kg入れてある227リットルの燃料タンクから水素を取り出す。燃料電池は連続してバッテリーを充電する。ハイトラック社はすでに、3つの会社と車両の試用を行う契約をしている。
http://www.hytruck.nl/EN/nieuws_item1.html
●スマート・フュエルセル社はトリガノ社から追加的注文を受ける(2007/11/06)
スマート・フュエルセル社(Smart Fuel Cell AG)は、100万ユーロ以上に評価された600台のEFOY燃料電池のために、トリガノ・グループから別の注文を受けた。トリガノ・グループは、フランスで最大のキャンピングカーの企業である。
http://www.efoy.de/index.php?option=com_content&task=view&id=915&Itemid=177
<定置用電源>
●アイランド・コールド・ストレージは倉庫のために2台のフュエルセル・エナジー社のユニットを購入する(2007/11/05)
アイランド・コールド・ストレージ(Inland Cold Storage)として操業するM&Lコモディティズ(M&L Commodities)は、カリフォルニア州ストックトンにある新しい40万平方フィートの温度と湿度を管理する倉庫に電力を提供するために、フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy)の600kW級ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ ;DFCィ)発電プラントを購入した。新施設は、冷凍と冷凍保管のために532万5000立方フィートを提供する。アイランド・コールド・ストレージは、倉庫を1日24時間、週7日間稼働するために2台の燃料電池からの電力の600kWを使う。そして、熱エネルギーは、建物の床を暖めるか――地面が凍結して建物の土台を痛めるのを防ぐために低温貯蔵で必要とされる――、吸収冷凍(absorption chilling)に提供するために使われる。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=273117
<ポータブル/バックアップ電源>
●エコフィス社はLPGのシステムを実証する(2007.11.07)
エコフィス社(Ecofys)は、液化石油ガス(liquefied petroleum gas;LPG)から水素を取り出す小規模な改質器を使ったコンパクトな燃料電池システムを実証した。このシステムは、ブリンクマン&ニーメイジャー社(Brinkmann & Niemeijer)、JDネーデルランド(JD Nederland)とヴォーラー・エナジー社(Voller Energy)とともに設計された。
http://www.ecofys.com/com/news/pressreleases2006/pressreleasefuelcell.htm
※エコフィス社(Ecofys)は建築環境関係の民間研究調査機関
●ミレニアムセル社とホライゾン社が近く水の活性化製品を完成(2007/11/20)
ミレニアムセル社(Millennium Cell Inc.)とホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies)は近く、ユニークな水の活性化カートリッジシステムを組み入れた携帯電源のベータバージョンを完成させる。製品は、非常時やレクリエーションの目的で使われる。システムの試作品は現在のところ、完成しており、最初の顧客評価は2007年12月に始まる予定だ。ベータ製品は、2008年1月のラスベガス国際家電見本市(Consumer Electronics Show ;CES)でデモを行う予定である。
http://www.millenniumcell.com/fw/main/default.asp?DocID=92&reqid=1080033
●アイダテック社はフォートベルボアに燃料電池を設置する(2007/11/20)
アイダテック社(IdaTech, plc)は最近、バージニア州フォートベルボアの米陸軍電子通信研究開発技術センター(Army Communications-Electronics ResearchDevelopment and Engineering Center ;CERDEC)に3kw級戦術燃料電池発電機(Tactical Fuel Cell Generator ;TFCG)を成功裏に設置し、操作した。軍用燃料で稼働するように設計された試作品は、CERDECの燃料電池チームによって包括的な検査と評価を受ける予定である。
http://www.idatech.com/press185800818.asp
<素材/部品>
●フュエルコン社はテストステーションのために追加的注文を受ける(2007/11/26)
フュエルコン社(FuelCon)は、エバリュエーターC1000−LTテストステーション(Evaluator C1000-LT test station)のためにスペインの科学技術センターと INASMET-Tecnalia調査研究所から再注文を受けた。
http://www.fuelcon.com/cms/pressemitteilungen_details.html?&L=1&tx_ttnews[tt_news]=127&tx_ttnews[backPid]=8&cHash=1adccc799b
<報告書/市場調査>
●燃料電池と地球温暖化ガス排出
バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)とプラグパワー社(Plug Power)は、地球温暖化ガス(greenhouse gas ;GHG)排出における水素と燃料電池技術の影響を評価した。そして、省エネ・再生可能エネルギー技術センター(Center for Energy Efficiency and Renewable Technologies ;CEERT)によって独自に証明した結果を持っている。分析は、特に住宅用コージェネレーション、分散型発電、補助電源システム、運搬(materials handling)と公共交通バスといった極めて近い将来に商業化を達成するために最も有望な燃料電池アプリケーションに焦点を充てた。結果は、これらのアプリケーションによって2025年までに世界的なGHGの削減は、3万から11万5000キロトンの範囲でできることを示している。
http://www.fuelcells.org/fuelcellsclimatechange.pdf
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■燃料電池ワールド
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□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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