□燃料電池ワールド
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■Vol.306 2007/12/02発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆水素エネルギーシンポジウム
○日時 12月6日(木)7日(金)09:40−18:00 (09:10開場)
○会場 タワーホール船堀5階小ホール(東京都江戸川区船堀4 Tel 03-5676-2111)
都営地下鉄新宿線船堀駅北口正面
○主催 水素エネルギー協会(HESS:Hydrogen Energy Systems Society of Japan)
○協賛 エネルギー・資源学会、(社)化学工学会、(社)自動車技術会、(社)電気化学会、(社)日本エネルギー学会、(社)日本化学、(社)日本機械学会、(社)日本生物工学会
○特別講演
・General Motors Asian Pacific Japan. Mr. Matthew Ivity
(燃料電池自動車の開発と展望)
・韓国水素協会会長.KIER Hydrogen Energy R&D Center. Dr. Jong Won Kim
(韓国における水素・燃料電池技術開発の現状)
・水素エネルギー協会 岡野一清
(アメリカにおける水素インフラの開発)
・佐賀大学海洋エネルギー研究センター教授、センター長 門出政則
(水素充填時の水素と容器壁の温度上昇の解析:実用的シミュレーション技術)
○論文発表トピックス:水素政策、水素エネルギー(全般)、水素の物性、水素製造、水素の利用、水素の安全性と対策、水素エネルギーシステム、貯蔵と輸送、燃料電池、他
○参加登録申込方法
http://www.hess.jp/から申込書をFAX、E-mail(secretary@hess.jp)で。
○参加費:
・参加登録費:主催、協賛会員; 8,000円(学生2,000円)、非会員;15,000円 (学生3,000円)
・懇親会会費(12月6日); 5,000円 (学生1,000円)
・振込み先
郵便振替:口座番号; 00190−3−119581 水素エネルギー協会
銀行振込:りそな銀行等々力支店 口座番号普通預金0930893水素エネルギー協会
○問合せ先:水素エネルギー協会事務局
横浜国立大学教育人間科学部 谷生(たにしょう)研究室内(谷生、光島、米富)
E-mail: secretary@hess.jp、Fax 045-339-4020
☆有機ハイドライド研究会特別講演会
○日時 12月10日(月)午後1時〜午後6時
○会場 弘済会館会議室「菊」(東京都千代田区麹町5−1)
○参加費 会員無料(法人会員は3名まで無料) 非会員 8,000円/人
○テーマ 有機ハイドライド利用技術を中心とした水素貯蔵・供給分野の最新動向
・ポスト京都に向けたわが国のエネルギー戦略
東京工業大学 統合研究院 教授 柏木孝夫氏
・有機ハイドライド利用技術の展開と実用化にむけて
北海道大学 名誉教授 市川勝氏
・CVD法による大孔径シリカ膜の開発
東京大学大学院 工学系研究科化学システム工学専攻 教授 中尾真一氏
・有機ハイドライド法における低品位水素の有効利用
埼玉大学 理工学研究科 物質科学部門 教授 三浦弘氏
・高圧水素・液体水素・有機ハイドライド等の水素輸送方法と、
経済性のある水素供給を実現するための技術課題
(財)エネルギー総合工学研究所 プロジェクト試験研究部
主管研究員 プロジェクトリーダー 中村恒明氏
※講演内容講師時刻が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
○申込方法 氏名、勤務先、連絡先住所、TELおよびFAX番号を記入の上お申込み下さい。
○申込先 有機ハイドライド研究会事務局 担当 加藤 美咲
E-mail: kato@hrein.jp FAX:(011)209-9778
○詳細は以下のホームページをご覧ください。
当会ホームページ http://www.organic-hydride.com/
特別講演会開催案内PDF http://www.organic-hydride.com/20071210.pdf
■WEB LINK NEWS
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07/11/26 フォーラム:環境問題の取り組み、学校など18団体紹介−−盛岡 /岩手(毎日新聞)
「いわて環境フォーラム2007in盛岡」(環境学習交流センター主催)が盛岡市内であり、化粧品メーカーや学校など計18団体が環境問題への取り組みを紹介した。
黒沢尻工高電気科は「燃料電池の存在自体があまり知られていない」として、水素と酸素から電気エネルギーを取り出す燃料電池の仕組みを紹介。3年の高橋剣輝さん(18)らが、自作の発電装置を来訪者に動かしてもらい、原理を説明した。一関市立山目小5年の加藤玲衣さん(11)は「燃料電池を世界でたくさんの人が実際に使えば、地球温暖化がこれ以上進まないのではないか」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000037-mailo-l03
07/11/27 “実利関係”強化へ 中仏首脳会談、サルコジ氏初の公式訪問(産経新聞)
【北京=野口東秀】中国の胡錦涛国家主席は26日、同国を初めて公式訪問したサルコジ仏大統領と首脳会談を行った。新指導部発足後、「初の西側大国の指導者訪中」(国営メディア)と重視する中国は、同大統領との関係を強め、“実利関係”を強化する方針だ。
また両国は、地球温暖化防止を視野にした「気候変化の共同声明」にも調印。水資源や砂漠化など多方面での協力や、再生エネルギー、燃料電池の各技術で協力関係の強化などを明記し、環境分野でのパートナーぶりも内外にアピールした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000974-san-int
07/11/27 「株式」 強弱材料(フィスコ)
[強弱材料]
強気材料
・家庭用燃料電池、各社量産観測報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000005-fis-biz
07/11/27 新日石、簡易ガス団地に燃料電池を集中設置−年内愛媛に22台(日刊工業新聞)
新日本石油は26日、簡易ガス団地に燃料電池システムを集中設置すると発表した。同社傘下の簡易ガス会社が、愛媛県今治市の「夢が丘団地」に22台を年内に設置。簡易ガス会社が燃料電池システムを設置するのは今回が初めてという。オール電化攻勢の強まりから、今後も同様の事例が増えていきそうだ。
同システムを設置するのはコーアガス愛媛(松山市)。出力750ワットの液化石油ガス(LPG)仕様の家庭用燃料電池システムで、大規模実証事業で新日石が07年度に設置を計画する396台に含まれる。新日石では今回の集中設置によって工事の効率化を進め、設置にともなうコスト削減効果の検証も行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000024-nkn-ind
07/11/27 「株式」 荏原製(6361)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
しっかり。家庭用燃料電池の量産報道が材料視されている。藤沢工場を増設、08年度に年1500台規模で量産を開始、09年度にも1万台規模の生産能力を整えると伝わっている。プラント関連事業の先行き懸念が拭えない中、成長分野での展開に対する期待感は高まりやすいようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000015-fis-biz
07/11/27 <温室効果ガス>大幅削減へ20の革新技術を選定 経産省(毎日新聞)
経済産業省は27日、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの大幅削減に向けた「エネルギー革新技術計画」の骨子案を、産業界代表らで作る有識者会議に提示し了承された。世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに半減する政府目標の達成には、革新的技術の開発が不可欠と指摘。排ガスからCO2を分離・回収し海底などに貯留する技術を使いCO2排出をほぼゼロにする石炭火力発電の実現など、重点的に取り組む20項目を選定した。今年度内に計画を策定し、来年7月の北海道洞爺湖サミットで提案する。
計画に盛り込まれたのは▽燃料電池自動車▽ウラン利用率を大幅に向上させる先進的な原子力発電▽送電ロスを3分の1に低減する超電導高効率送電−−などで、30年ごろの実用化を目指す。また、技術発展の道筋などを示した50年までの工程表を作成する。経産省は初年度の08年度に800億円を充て、09年度以降は予算増額を検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000126-mai-pol
07/11/28 大ガス、燃料電池用改質触媒の低コスト化に成功−貴金属量1/3(日刊工業新聞)
大阪ガスは天然ガスの水素変換に使う燃料電池用改質触媒の低コスト化に成功した。触媒機能を持つ貴金属の粒子を細かく分散し、反応部分を増やすことで性能を維持しながら貴金属量を従来比約3分の1に削減した。同社は固体高分子形燃料電池(PEFC)採用の家庭用コジェネレーション(熱電併給)システムを08年以降に商品化する計画で、新触媒を同システムに搭載してコスト引き下げに役立てる。
新触媒はアルミナ担体と触媒機能を持つ貴金属粒子からなる。今回は貴金属の粒子数が増えるように、直径のサイズを通常の数十ナノメートル(ナノは10億分の1)から数ナノメートルレベルに抑えた。さらに貴金属粒子を反応促進に寄与しやすいように、担体表面に集めるなどの改良を施し使用量を削減している。新触媒の貴金属量は従来の約3分の1となり、生産コストも半分で済む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071128-00000022-nkn-ind
07/11/28 Google、石炭より安い再生可能エネルギー開発イニシアチブを発表(ITmediaニュース)
米Googleは11月27日、「石炭燃料より安い再生可能エネルギー」を開発するためのイニシアチブ「RE<C」を立ち上げた。REは再生可能エネルギー(Renewable Energy)、Cは石炭(Coal)の頭文字。同社自身による研究開発に加え、有望な技術や関連企業に投資し、再生可能エネルギーの開発を加速する狙い。
GoogleはRE<Cにより、研究開発を行うエンジニアやエネルギー関係の専門家などの雇用を進め、太陽熱発電を手始めに、風力発電、地熱発電など、さまざまな分野について研究開発を行う予定。同社はこのイニシアチブに数億ドル規模の投資を見込んでおり、2008年には数千万ドルを研究開発などに充てる予定。
RE<Cの目標は「石炭燃料より安い、1ギガワット規模の再生可能エネルギー発電能力を得ること」とGoogle共同創業者ラリー・ペイジ氏。これは、米サンフランシスコと同規模の市に電気を供給できる量だという。ペイジ氏は、目標が「数十年ではなく、数年で成し遂げられるのでは」と期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071128-00000041-zdn_n-sci
07/11/28 ハイブリッドカーは本当にエコなのか?(オーマイニュース)
そんな中、自動車のエコロジーの代名詞として定着してきた言葉が、「ハイブリッドカー」だ。
1997年にトヨタが、初代プリウスを東京モーターショーで発表して以来、「トヨタ=エコロジーに最も先駆けている会社」というブランドイメージが定着している。その後、ホンダ等の競合他社も、ハイブリッドカーを開発・生産している。しかし、そんなハイブリッドカーにも、弱点があることを知る人は少ないのではないだろうか。
結果として、ハイブリッドカーは、投資家の心をくすぐる株価上昇には有効なアイテムなのかもしれないが、その裏は、消費者のうわべの知識を巧みに利用した戦略とも言える。
本当に地球温暖化対策を考えるならば、燃料電池車の早期実用化や電気自動車の充実、そしてこれらの技術のコストダウンの方が、非常に有用な方策ではないだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071128-00000004-omn-ind
07/11/29 新日石と三洋電、燃料電池の新会社設立で午後4時に発表(ロイター)
[東京 29日 ロイター] 新日本石油<5001.T>と三洋電機<6764.T>は、午後4時から燃料電池の新会社設立について発表する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000096-reu-bus_all
07/11/29 新日本石油、三洋電機の燃料電池事業を事実上買収(レスポンス)
新日本石油は、三洋電機の燃料電池事業を事実上買収することで合意した。2008年4月を目処に実行する。
新会社の社名は未定で、本社は群馬県邑楽郡に置く。新会社は三洋電機が定置用燃料電池事業を分社化する。資本金は1億円で、新日石が81%、三洋が19%出資する。
新会社は、燃料電池システムの開発企画・システム設計・生産管理を実施する。製造・組み立ては、三洋東京マニュファクチャリングに委託し、新日石は新会社からシステムを仕入れて販売を担当する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000029-rps-ind
07/11/30 固体水素化合物に思わぬ発見 東北大金研グループ(河北新報)
固体状の水素化合物「リチウムボロハイドライド」がリチウムイオン電池の電解質として使用されている液体と同レベルの電気伝導効率を持つことが、東北大金属材料研究所の折茂慎一准教授(材料工学)らの研究で分かった。リチウムイオン電池は携帯電話などに利用されており、固体の電解質が実用化されると、安全性向上などが見込める。
グループの中森裕子助教(材料工学)は「もともとは水素貯蔵材料として注目していた素材で、思わぬ発見となった。今後は室温でも同様の伝導機能が得られるよう研究を進めていきたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000002-khk-l04
07/11/30 ブリヂストングループ、エコ絵画コンクールの作品を募集(レスポンス)
ブリヂストンは、ブリヂストンサイクル、ブリヂストンスポーツと共同で、「第5回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」を開催する。応募期間は12月1日から2008年1月31日まで。
昨年と同様、応募絵画作品の中から、厳正な審査を行い、優秀作品101点を受賞作品としてメルセデスベンツの燃料電池自動車『F-Cell』にデザインされる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000014-rps-ind
07/12/01 「失速」米市場に挑むホンダ 環境技術で難局打開(産経新聞)
日本の自動車メーカーの「生命線」ともいえる米国市場に、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題や原油高の影響が忍び寄っている。とくに乗用車の半数を米国で売り上げるホンダにとって米国経済の失速は死活問題だ。従来から「北米依存」を指摘されてきたホンダだが、環境技術で、難局を打開しようとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000067-san-ind
■海外ニュース(11月ー3)
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<輸送>
●ホライゾン社はマイクロ航空機のための新しい滞空記録を定める
ホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies)が製作している水素動力のマイクロ無人航空機(unmanned aerial vehicle ;UAV)「Pterosoar」は、水素動力のマイクロ航空機のために78マイルの新しい滞空記録を定めた。28マイルの飛行――それは、2006年にエストニアで行った前回の記録の50%に当たる――のために「Pterosoar」は、機上に格納された水素の25%を使っただけである。
http://www.horizonfuelcell.com/UAV.htm
※写真有り↑
<定置用電源>
●アキュメントリクス社とMTSは壁に設置された住宅用SOFCユニットのデモを行う(2007/10/22)
アキュメントリクス社(Acumentrics Corporation)とMerloni Termosanitari(MTS)社は、ドイツでいくつかの主要なヨーロッパの公益企業に、壁に取り付ける新しい住宅用熱電併給発電ユニットのデモを行った。この初めての完全に密封された壁掛けが可能な熱電併給ユニットは、天然ガスを使用して、24kWの潜熱回収型ガス給湯器と組み合わせた1kW級固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell;SOFC)を使って平均的なヨーロッパの家庭の電気と熱の需要に適合するよう設計されている。複数の追加されたユニットは2008年第4四半期に、野外評価のためにイタリアの大学に提供される予定である。
http://www.acumentrics.com/68b129f8-30c9-4d74-a638-1e2ca0765eb9/press-releases-release-details.htm
<素材/部品>
●ハイドロゲン社は触媒研究の資金を授与される(2007/10/16)
ハイドロゲン社(HydroGen Corporation)は、先進的な燃料電池触媒システムの開発を支援するために、ペンシルバニア州ナノ材料商品化センター(PennsylvaniaNanoMaterials Commercialization Center)から23万ドルを授与された。ハイドロゲン社はこのプロジェクトを、ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)のナノ理工学ピーターソン研究所(Peterson Institute of Nano Science andEngineering)と共同で取り組む。
http://www.hydrogenllc.net/hydrov2/index.php?id=18,50,0,0,1,0
<報告書/市場調査>
●発電のための燃料電池
米国燃料電池協議会(U.S. Fuel Cell Council)は、燃料電池業界で著名ないくつかのメーカーの最新情報を元に、無料の読みやすいパンフレット「発電のための燃料電池」を改訂した。会員企業の仕事が、商業的に利用可能で完成間近な燃料電池システムのさまざまな写真で強調されている。パンフレットは、分散型電源、CHP、そして非常時のバックアップ電源として使われる定置用燃料電池を見直している。適切なコードや規格と同様に技術や環境の利益のような話題も載っている。
http://www.usfcc.com/resources/outreachproducts.html
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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