燃料電池ワールド (2007/10/08 16:06)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
■□□□□□□□□□
■Vol.298 2007/10/08発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
□□□
☆福岡水素エネルギー社会近未来展2007

 燃料電池・水素分野で日本有数の見本市である「福岡水素エネルギー社会近未来展」が開催されます。

 燃料電池・水素分野の最新技術・製品を紹介する「技術展」「専門技術セミナー」の他、特別企画として「家庭用燃料電池システム 補機プロジェクトの成果品展示」「優れた技術・製品を有する地元企業の紹介展示」「燃料電池車・水素エンジン車同乗会」などが予定されています。
○会 期 :10月17日(水)〜19日(金)
○会 場 :西日本総合展示場 (福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8-1)
○入場料 :無料 (専門技術セミナーは事前申込が必要です。)
○ホームページ : http://www.he-t.jp

■WEB LINK NEWS
□□□
07/10/02 自動車用触媒の貴金属使用量 マツダ、最大90%削減(フジサンケイ ビジネスアイ)

 マツダは1日、自動車の排ガスをクリーン化する触媒に使う高価な貴金属を大幅に削減する技術を開発したと発表した。この技術を利用すれば、白金やパラジウムなどの貴金属を従来比70〜90%削減しても、触媒の排ガス浄化性能を維持できるという。世界的に環境規制が強まるなか、こうした素材レベルの技術蓄積にも力を入れる考えだ。

 また、ダイハツ工業は、燃料電池向け電極触媒材料に貴金属を使わない技術を開発した。これまで燃料電池車の電極触媒材料として高価な白金が必要で、1台当たり100グラム以上使用していたが、新技術では白金以外の安価な金属(コバルトやニッケル系)を使うことで、大幅なコスト削減を実現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071002-00000012-fsi-ind

07/10/02 マツダ、「水素ロータリー」ハイブリッドと「エアロデザイン」(産経新聞)

 マツダは2日、今月24日から開かれる東京モーターショーの出展概要を発表した。目玉はスポーツタイプのコンセプトカー「大気」と、新型の水素自動車「プレマシー

 ハイドロジェンREハイブリッド」。いずれも“未来形”スポーツカーと環境対応車で、ショーでは話題を呼びそうだ。

 一方、新型水素自動車はマツダのミニバン「プレマシー」がベース。水素を直接燃焼させる「水素ロータリーエンジン」に加えて、電気モーターも動力源とするハイブリッド車に仕上げた。従来の水素カーから走行可能距離や加速性能を大幅に向上しており、来年度にもリース販売を開始する予定だ。

 マツダは各社が開発にしのぎをけずる燃料電池でなく、同じ水素を使う車でも「コストや実現性を考慮」(開発担当者)した水素エンジンに注力している。昨年からはスポーツカー「RX−8」をベースにした水素カーをリース販売している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071002-00000942-san-ind

07/10/02 [イベント]アジア最大の家電イベントCEATEC開幕、テレビの薄型争いなどが焦点に(BCN)

 10月2日、アジア最大のIT・家電イベント「CEATEC JAPAN 2007」が千葉県千葉市のイベント会場「幕張メッセ」で開幕した。

 東芝では、液晶テレビ「REGZA」シリーズや携帯オーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズなどを展示。燃料電池や有機ELを使用した携帯オーディオも公開した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071002-00000020-bcn-sci

07/10/03 セグウェイ+スケボー=iSide(ギズモード・ジャパン)

 セグウェイといえば、あんま格好良くないハイテクの代名詞みたいになっています。

 一方で同じ街乗り用のツールでも、スケートボードは格好いい。じゃあこの2つを組み合わせたらどうなるんだろう? というのが「iSide」のコンセプトです。

 ぐんにゃりとした不思議な形のスケボーに燃料電池を積んで、セグウェイのバランスメカニズムを取り入れたこの乗り物。格好いいかどうかは正直微妙ですが、乗り心地はかなり楽しそうです。実際に発売されたらかなり乗ってみたいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000000-giz-ent
※写真有り。↑

07/10/03 家で使うPCは“電力線”につないでほしい(+D PC USER)

 なお、PC系の展示ではないが、東芝ブースでは“恒例”の燃料電池も展示されている。バッテリー駆動時間を10時間程度と短くすることで、バッテリーの体積を現実的なレベルまで小さくすることが可能になった。「20時間駆動できて大きいよりも10時間程度でも小さいほうがユーザーは使いやすい」ということで、従来のデバイスと変わりない大きさが可能になったと、東芝のディスプレイ・部品材料統括マイクロ燃料電池技師長の上野文雄理学博士は説明してくれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000067-zdn_pc-sci

07/10/04 「CEATEC JAPAN 2007」:東芝ブースに見る新技術(CNET Japan)

 東芝はまた、燃料電池搭載の小型テレビを出展した。燃料にはメタノールを使用して連続10時間のテレビ視聴ができる。従来の試作品では、燃料電池は本体とは分かれていた。

 東芝は燃料電池を搭載した製品の販売を視野にいれており、同社の広報担当によると2008年か2009来年の販売開始を想定しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000013-cnet-sci

07/10/05 ヤマハ、燃料電池車など東京モーターショー出展モデルを発表(マイコミジャーナル)

 ヤマハ発動機は、10月27日より開催される「第40回東京モーターショー2007」において、"The Art of Engineering"をブースコンセプトに、参考出品車19台を展示すると発表した。

 「FC-Dii(エフシーディ)」は2005年9月に発表し、研究開発を進めてきたメタノール水溶液を燃料とする燃料電池二輪車「FC-me(エフシーミー)」を発展させたモデル。(1) 1kWレベルではトップ水準の出力密度をもつヤマハ独自開発の小型セルスタックを搭載、(2) 脱着して充電可能なリチウムイオン電池の併用、(3) 実用化に向けた各部モジュール設計、部品の共用と整備性の向上、(4) DMFC(ダイレクトメタノール燃料電池システム)としては最高レベルのシステム効率30%の達成、などを特徴としている。なおこの車両は、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」からの助成を受けて開発された。

 「FC-AQEL(エフシーアクエル)」は、35MPaの圧縮水素を燃料とした「ヤマハ水素燃料電池システム」搭載の燃料電池二輪車。二次電池とのハイブリッドシステムに加え、燃料電池に金属セパレータを採用し、小型・軽量化を達成。また駆動部には超薄型パワーユニット(YIPU)技術を応用し、環境性能とコミューターとしての手軽さを実現している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071006-00000092-myc-sci

07/10/07 プチ温暖化対策:水素自動車に試乗 四日市で防止イベント /三重(毎日新聞)

 地球温暖化防止について考えるイベント「今日からできるところからプチ温暖化対策」が6日、四日市市安島の市民公園周辺などで開かれた。有識者や市民などでつくる「四日市地球温暖化対策地域協議会」(会長、田中正明・四日市大教授)が主催した。

 「触って見て聞いて」をテーマに▽水素自動車車の試乗▽水素の作り方などを学ぶ科学教室▽先進事例を発表するシンポジウム――などが行われた。

 同公園周辺で行われた、二酸化炭素を出さない水素自動車と燃料電池車3台の試乗は、九州―北海道を縦断している岩谷産業のキャラバン隊から車を借りて実施。参加者はエンジンルームをのぞくなど興味津々で、3台すべてに試乗する人もいた。約5分の試乗を終えると、「環境を考えるきっかけになる」「子どもの教育のため、少々高くても買ってもいいな」などと話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071007-00000022-mailo-l24

■海外ニュース(9月ー4)
□□□
<輸送>
●キャンピングカーにSFC社のEFOYを注文するコンコルド社(2007/08/24)

 コンコルド社(Concorde、ドイツ)は、キャンピングカーの5つの全モデルのために新しいコンコルド電源自立パッケージ(Concorde Power Autonomy Package)を発表した。コンコルド電源自立パッケージは、M10燃料カートリッジを含んだSFCスマート・フュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell)の燃料電池「エネルギー・フォー
・ユー(Energy For You ;EFOY)1600」と、120Wの太陽電池、マスターボルト社(Mastervolt)の組み合わせ充電器で構成されている。太陽電池が天候によって十分な発電ができないときにはいつでも、EFOY燃料電池はバッテリーがいつもフル充電するように自動的に充電モードに切り替わる。
http://www.efoy.de/index.php?option=com_content&task=view&id=908&Itemid=177

<定置用電源>
●韓国の公益企業とパートナーシップを組むポスコ社の農場(2007/08/23)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、戦略的提携パートナーであるポスコ社(POSCO)を通して、世界で5番目に大きい電力会社・韓国電力公社(Korean Electric Power Company)と、フュエルセル・エナジー社が製造する燃料電池スタックモジュールを組み込んだ発電プラントの開発と市場化を共同して行うために、パートナーシップを形成した。両社は、セクターの開発に関する覚書(MOU)に署名して、有望な海外市場で消費者の要求と期待に応える超クリーンで高効率な燃料電池技術を展開する。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=261371

<ポータブル/バックアップ電源>
●ミレニアムセル社とホライズン・フュエルセル社は開発協定に署名する(2007/08/14)

 ミレニアムセル社(Millennium Cell Inc.)は、20W以上の電力を提供する燃料電池ベースの電源製品を市場化する目的で、共同開発とライセンスに関する契約をホライズン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies)と署名した。この新しい関係の一環として、ホライズン社は、同社が2008年に市場に出す次世代の燃料電池製品のためにミレニアムセル社のハイドロジェン・オン・デマンド(Hydrogen on Demand)技術の使用を許可された。ホライズン社の新しい燃料電池製品シリーズの第1弾は、災害救助専門家をサポートして、停電の間コミュニケーションを可能にし、遠隔地に電力を提供する50Wの非常用電源ユニットである。
http://www.millenniumcell.com/fw/main/default.asp?DocID=92&reqid=1040161

<燃料/改質器/貯蔵>
●BASFから60万ドルを受け取るコロンビア大学(2007/08/17)

 BASFカタリシス・リサーチ社(BASF Catalysis Research)は、不均一系触媒を使った環境に優しい技術の大学院と博士課程修了後の研究のために、コロンビア大学(Columbia University)工学部(Fu Foundation School of Engineering andApplied Science)地球環境工学科(Earth and Environmental EngineeringDepartment)と3年間の研究委託を決めた。プログラムは、水素経済のための再生可能エネルギーと公害防止の有望な領域を探究している4人のコロンビア大学の学生の研究を支援する。
http://www.basf.com/corporate/news_2007/news_release_2007_00009.htm
※バーディシェ・アニリン・ウント・ソーダ・ファブリク社(BASF社) ドイツの世界最大級の化学薬品会社。日本では、一般に「バスフ」と読まれることが多いが、社名は「ビーエーエスエフ」である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/BASFより。

──────────────────────────────────────

■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

 □解除:「まぐまぐ」と「melma!」から直接ご購読の方が解除される場合は、「まぐまぐ」か「melma!」から直接解除の手続きを行ってください。PEM−DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □連絡先: info@pem-dream.com
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1