□燃料電池ワールド
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■Vol.288 2007/07/22発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■WEB LINK NEWS
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07/07/16 ジャパンエナジーなどが移動式水素ステーション(フジサンケイ ビジネスアイ)
ジャパンエナジーは、大陽日酸とバブコック日立と共同で、移動式水素ステーションの運用を開始した。
経済産業省が進める「水素・燃料電池実証プロジェクト」(JFHCプロジェクト)の一環。ジャパンエナジーの船橋油槽所(千葉県船橋市)を拠点に、燃料電池自動車を使ったイベントなどに出向いて協力するほか、定置式ステーションとしても機能させる。
同社の船橋油槽所に「JFHC船橋水素ステーション」として用意された設備は、すべて車載が可能。水素の連続充填(じゅうてん)能力は乗用車2台分という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000013-fsi-ind
07/07/16 出前授業:江津工高生、浜田・松原小で 児童を前に燃料電池の実験 /島根(毎日新聞)
県立江津工業高校の生徒がこのほど、浜田市浅井町の市立松原小学校で、4年の児童28人を前に、精製水を使った燃料電池についての「出前授業」を行った。
出前授業をしたのは、佐々木雅典・総合電気科長と同科3年の下谷明夫さんと佐々木陽平さん。理科の授業で「電気の働き」を学ぶことから、昨年、担任の玉木敦教諭が出前授業を依頼。今年も高校生に指導してもらうことになった。
下谷さんが「電気は基礎が分かれば難しくない」、佐々木さんが「存分に楽しんでください」とあいさつし、児童たちが6グループに分かれて授業に入った。ドイツ製の燃料電池カーのタンク2カ所に燃料の精製水を入れ、太陽パネルを取り付けた。太陽の光を当てると精製水から水素と酸素が発生、スイッチを入れて反応させると燃料電池カーが走り出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000122-mailo-l32
07/07/20 【ワイヤレスジャパン2007 Vol.13】電池切れの心配無用――東芝の携帯用メタノール型燃料電池(RBB TODAY)
東芝のブースでは、携帯電話やモバイル充電器に用いる「小型ダイレクトメタノール型燃料電池」を展示していた。
「小型ダイレクトメタノール型燃料電池」は、メタノールを燃料とする小型の発電機で、携帯電話やモバイル充電器向けに開発されているもの。98%〜99%メタノールが入った専用のカートリッジを機器に差して注入すれば、数秒で発電する。なお、100%メタノールにも対応するが、100%の場合は劇物指定となり販売時の扱いが難しくなるため、純度を落として提供するという。早ければ、2008年の年末には製品化される予定だ。
また燃料電池は、単体でも携帯電話のバッテリーとして利用可能だが、製品化に際しては、従来のバッテリーとの併用が計画されている。自宅や会社では従来どおりAC電源につないで充電し、外出先でバッテリー切れした場合には燃料電池を利用するといった使い方が可能だ。
容量は未公開だが、1回(数cc)の燃料充填で、携帯電話のフル充電2〜3回分の充電が可能という。また、バッテリー切れの状態でも、充填すれば、数秒から1分程度で通話やメールが可能になるという。実用化すれば、外出先で電池切れに悩まされる心配はなくなりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000041-rbb-sci
※※↑画像があります。
07/07/21 工場排熱で水素製造 九大と企業5社が成功 中温で水蒸気電気分解 CO2出さず新エネルギー(西日本新聞)
半導体製造のデンケン(大分県由布市)と九州電力(福岡市)、キューキ(同)など企業5社と九州大学工学研究院の石原達己教授は、600度の水蒸気を電気分解して水素を製造する装置を開発した。工場や火力発電所、焼却炉の排熱を利用した水素の量産に道を開くもので、熱エネルギーを再利用し、二酸化炭素(CO2)を排出しないため、省エネと新エネルギー創出を両立する技術として注目されそうだ。
クリーンエネルギーである水素の量産に向け、水蒸気を電極上で水素ガスと酸素イオンに分解する水蒸気電解は、日米の研究機関や企業が開発を競っている。しかし、約1000度の高温の排熱が必要で、原子力発電施設でしか応用できないのが難点だった。
石原教授は、従来より酸素イオンの伝導性が高い電解質を開発。デンケンなどがこの電解質を用いた電解装置を製造し、排熱としては中温の600度の水蒸気でも効率的に水素を製造することに成功した。排熱エネルギーを利用することで常温水の電解に比べ、電力を25%削減できる。
電解の過程で取り出した酸素は焼却炉などに戻し、燃焼効率を向上させる。製造装置は既存設備に簡単に取り付けることができ、近く北九州市のごみ溶融炉で実証実験を始め、10年後の実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070721-00000024-nnp-soci
■海外ニュース(7月ー2)
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<輸送>
●H2ロジック社は船舶用補助電源装置の注文を受ける(2007/06/19)
H2ロジック社(H2 Logic)は、船舶に積載された燃料電池ベースの補助電源装置の注文を受けた。プロジェクトは、アイスランディック・ニュー・エナジー社(Icelandic New Energy)によって「スマートH2(SMART-H2)」と名付けられた350万ドルのアイスランドのデモンストレーション・プログラムの一部である。
http://www.h2logic.com/com/shownews.asp?lang=en&id=143
<定置用電源>
●ポスコパワー社は5.1MWの発電プラントを販売する(2007/06/04)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)の販売店パートナーであるポスコパワー社(POSCO Power)は、韓国に5.1MWの新しい発電プラントを販売した。3つのプロジェクトのそれぞれは、既存の電力ネットワークに直接エネルギー出力を供給して、電力網を支える立場で操業する。ポスコパワー社を通じて「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ ;DFCィ)」発電プラントを購入する公益事業の顧客は、最近投資家によって形成された独立系発電事業者だけでなく、韓国電力公社(Korea Electric Power Company)の2つの発電子会社を含んでいる。それぞれの発電プラント購入には、韓国の産業資源部(Ministry of Commerce, Industry andEnergy)によって昨年から実施されたグリーン・エナジー・プログラム(greenenergy program)の下で利用できる政府資金を使う。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=246885
<マイクロ燃料電池>
●MTIは韓国のパートナーに次世代試作品を配送する
MTIマイクロフュエルセル社(MTI MicroFuel Cells Inc.)は韓国のパートナーに、省電力で先進的な産業デザインの次世代型試作品を配送した。これらの次世代型燃料電池試作品は、100%メタノールの「モビオン(Mobionィ)」技術をベースとして、現状よりサイズを30%小さく、主さを20%軽くしている。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=285
<燃料/改質器/貯蔵>
●パワー+エナジー社は燃料処理装置を実証する(2007/06/21)
パワー+エナジー社(Power+Energy, Inc.)は、パラジウム合金膜の反応器技術を使ってエタノールから利用可能な水素を90%以上抽出する、エネルギー効率の良い燃料処理装置を開発して実証した。システムは、E−85、ガソリン、メタノール、プロパンそしてディーゼルを含む種々の液体燃料を利用するように設定されることが可能である。P+E社は、低コストのディーゼルで働くように設計された50kWの硫黄免疫の水素分離膜反応器を配送する国防総省(Department of Defense)との契約下にある。
http://www.powerandenergy.com/news_documents/press_release_06-21-2007.html
<報告書/市場調査>
●大平原の電力
ミネソタ、アイオワ、ノースダコタ、サウスダコタ、ワシントンそしてマニトバの産業、農業、州および州政府、環境団体は、その地域のエネルギーの将来のための50年間のロードマップで合意に達した。上部中西部(Upper Midwest)で初めてのロードマップは、グレート・プレインズ委員会(Great Plains Institute)のパワーリング・ザ・プレインズ(Powering the Plains ;PTP)計画によって招集され、促進されたこれらのリーダーたちの3年間の熱心な教育と議論の結果である。
http://www.poweringtheplains.org/
※上部中西部(Upper Midwest) ミネソタ、ウィスコンシン州を中心とする地域
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