□燃料電池ワールド
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■Vol.287 2007/07/15発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
平成19年度 技術者養成コース 8月開催!
九州大学を中心とした一流講師陣の幅広い講義と、自らが体験しながら学べる実習により、水素エネルギーに携わる技術者を養成します。
また、皆様からの要望を踏まえ、今回から日程を3日間とするとともに、「固体酸化物形燃料電池の組立と計測(実習)」をカリキュラムに追加しました。
◇カリキュラム(概要)
・水素の特性【講義】計3.5時間
「水素の物性」「水素の製造方法」「水素の貯蔵・輸送方法」
・水素の安全【講義】
「金属材料の強度に及ぼす水素の影響」 2時間
【実習1】「火災爆発実体験実習」 2時間
【実習2】「水素利用機械システムの実習」 3.5時間
・水素の利用【講義】計5.5時間
「水素と燃料電池材料」「燃料電池性能評価方法」「定置用燃料電池と熱利用」「燃料電池自動車」
【実習1】「燃料電池の組立と計測」 4.5時間
◇概要
・対 象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者
・期 間:8月1日(水)〜3日(金) 3日間
・場 所:九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 915号室
(福岡市西区元岡744番地)
・定 員:20名
・受講料:5万円/人
・交流会:3000円/人(参加者のみ)
・申込締切 : 7月20日(金)(定員に達し次第、申込締め切り)
・その他 : 宿泊先は各自でご手配ください。
◇詳細コース案内は → http://www.f-suiso.jp/H19gijyutsu.html
◇受講申込 : FAXまたは電子メールで、事務局まで
◇受講申込先 : 福岡水素エネルギー戦略会議事務局
(福岡県 商工部 新産業・技術振興課内)
E-mail : info@f-suiso.jp
TEL : 092-643-3448
FAX : 092-643-3436
■WEB LINK NEWS
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07/07/09 2010年までに公共施設に太陽光発電所…釜山(YONHAP NEWS)
【釜山8日聯合】釜山市の許南植(ホ・ナムシク)市長と韓国水力原子力のキム・ジョンジン社長が9日に、再生可能エネルギー発電事業投資に向けた了解覚書(MOU)を締結する。釜山市が8日に明らかにした。
釜山市と水力原子力は太陽光だけでなく、公共施設の環境に応じ風力や水素エネルギー(燃料電池)を用いた発電設備の設置も検討することにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000008-yonh-kr
07/07/10 新エネ財団、29サイトでSOFC小型コジェネの実証実験(日刊工業新聞)
新エネルギー財団は9日、次世代燃料電池である固体電解質形燃料電池(SOFC)を使った小型コジェネレーション(熱電併給)システムの実証研究をスタートすると発表した。設置・運転試験者として6社29サイトが採択され、9月から順次稼働する。
実証研究ではそれぞれ6カ月間以上の運転試験を行い、データ収集を行う。設置・運転試験者では20サイトに設置する大阪ガスが最大で、そのほか東京ガス、北海道ガス、西部ガス、新日本石油、TOTOが参加。業務用設備として2キロワット級のシステムを設置するTOTO以外は、住宅に1キロワット級を設置する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070710-00000022-nkn-ind
07/07/10 「株式」 チノー(6850)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
人気化。一部証券紙が注目銘柄として取りあげていることが背景となっている。燃料電池試験装置の拡大期待など環境関連としての位置づけを評価、昨年1月高値477円更新ならば、収益面からは上場来高値1670円を目指してもおかしくなく、上値余地は大きいなどとしているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070710-00000022-fis-biz
07/07/10 ディーゼル + 電気 の ハイブリッド電車 がいよいよ運行開始!(ギズモード・ジャパン)
すでにJR東日本は 燃料電池ハイブリッド車両 を開発中ですが、今回のはディーゼル車のハイブリッド、キハE200形です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070710-00000004-giz-ent
07/07/11 三菱自 燃費2割向上の新AT 今秋から順次搭載(フジサンケイ ビジネスアイ)
自動車のエンジンや変速機の改良で燃費を向上する技術開発が相次いでいる。三菱自動車は10日、従来に比べて燃費を2割向上できる新型のAT(自動変速機)「ツイン クラッチ SST」を開発したと発表した。今秋発売する新型車から順次搭載する予定。トヨタ自動車やマツダもエンジンの一部改良による燃費向上技術を投入している。燃料電池や電気自動車など究極の環境対応車実用化までの“つなぎ”の環境技術開発競争は今後も激しさを増しそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000013-fsi-ind
07/07/12 出光など、市販灯油使ったSOFCでの発電に成功(日刊工業新聞)
出光興産は11日、石油産業活性化センター(東京都港区)将燃袖ケ浦研究室と共同で、市販灯油を使った固体電解質形燃料電池(SOFC)での発電に世界で初めて成功したと発表した。出光が開発した灯油改質技術を応用している。
燃料電池スタックの発電効率は52%で、都市ガスによる発電と同水準を達成した。
灯油を使ったSOFCでは、新日本石油が硫黄の少ない専用灯油を使ったコジェネレーションシステム(熱電併給)を開発している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000022-nkn-ind
07/07/14 トヨタ エコカー220台を世界陸上に提供(フジサンケイ ビジネスアイ)
トヨタ自動車は13日、8月25日に大阪で開幕する「第11回世界陸上競技選手権大阪大会」の公式車両としてハイブリッド車「プリウス」134台を含む220台を提供すると発表した。
トヨタが世界陸上に公式車両を提供するのは、2003年パリ大会、05年ヘルシンキ大会に続き、今回の大阪大会で3回目。今回は、IAAF(国際陸上競技連盟)による環境負荷の少ない大会運営というコンセプトに賛同し、プリウスのほか、「アルファードハイブリッド」や燃料電池バス「FCVバス」を提供する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070714-00000015-fsi-ind
■海外ニュース(7月ー1)
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<輸送>
●アエロバイロメント社は成功裏に無人の燃料電池航空機を飛ばす (2007/06/27)
アエロバイロメント社(AeroVironment ;AV)は、無人航空機の先進的な推進技術の開発のための米国空軍研究所(U.S. Air Force Research Laboratory ;AFRL)と同社の契約の下で第1課題を終了して、搭載した燃料電池/バッテリー・ハイブリッド・エネルギー貯蔵システムを動力源とした小型無人航空機「ピューマ(Puma)」を約5時間、成功裏に飛行させた。5年間のIDIQ契約である470万ドルは、小型無人航空機システム(unmanned aircraft systems ;UAS)の効率と滞空時間を向上させるように設計された幾つかの開発課題を要求している。契約の他の課題は、電動機効率の改良、航空機翼へのソーラーセルの統合、そして、水素貯蔵技術の調査を含んでいる。この飛行デモンストレーションのためにアエロバイロメント社は、ミレニアム・セル社(Millennium Cell Inc.)からライセンスを供与された水素生成技術を含んだ燃料電池/バッテリー・ハイブリッド・エネルギー貯蔵システムを開発するためにプロトネクス・テクノロジー社(Protonex Technology Corporation)と協働した。
http://www.avinc.com/pr_detail.asp?ID=52
※IDIQ契約(indefinite-delivery,indefinite-quantity contracts) 最小発注量と将来予想最大限(金額)を指定するだけの「納入・数量未確定」契約
<定置用電源>
●AFCはインドネシア政府と覚書を交わす(2007/06/11)
AFCエナジー社(AFC Energy plc)は、インドネシア政府と、そして特にインドネシア共和国の条件不利地域(Disadvantaged Areas)の開発のための庁と覚書(Memorandum of Understanding ;MOU)を交わした。覚書は10年間で、電気と携帯飲料水を提供する能力を3200万世帯に提供することを目的としている。AFCエナジー社は、同社独自の燃料電池であろうと、または他メーカーの燃料電池の代理人としてであろうと、このプログラムのために独占的な燃料電池提供者として指名された。覚書は、1システム当たり4500ドルで3.5kW級を3000台という1350万ドルの初期注文を含んでいる。供給は、2008年第4四半期の辺りで始めることが予定されている。3000ユニットの初期の努力は、ナビレーパプア地域(Nabire-Papua region)である。
http://www.afcenergy.com/2007/06/11/mou-signed-with-the-government-of-indonesia-including-us135-million-initial-order/
<ポータブル/バックアップ電源>
●認定前注文を取るヒドラ・フュエルセル (2007/06/05)
アメリカン・セキュリティ・リソース社(American Security ResourcesCorporation)の小会社であるヒドラ・フュエルセル社(Hydra Fuel Cell)は、同社の先進的な燃料電池「ヒドラスタックス(HydraStax)」のために認定前(pre-certification)注文を取っている。「ヒドラスタックス」ユニットは、標準的なタイプで325Wから5kWの出力を構成することができる。
http://www.americansecurityresources.com/news/20070605.cfm
<燃料/改質器/貯蔵>
●水素ステーションがノルウェーに開設する(2007/06/17)
ノルスクハイドロ社(Norsk Hydro)の最初の水素供給ステーションが、ノルウェーのポルスグルン(Porsgrunn)に開設した。ノルウェーの政府、産業の関係者、そしてノルスクハイドロ社は、「ハイノル(HyNor)」と呼ばれる共同事業に参加している。新しい水素供給ステーションは、オスロとスタバンガー間の「水素ハイウェイ(Hydrogen Highway)」計画の一部である。
http://www.sikunews.com/art.html?catid=7&artid=3308
※↑画像があります。
※「ハイノル(HyNor)」 首都オスロから西部の港であるスタバンガーまで580キロ(360マイル)の経路に沿って、水素燃料電池自動車が日常的に移動するのに十分な数(5カ所)の補給施設を2009年までに作る「水素ハイウェイ」計画。この計画の目的は、HyNor、スウェーデンのHyFuture、及びデンマークのHydrogen Linkが6月に結成したScandinavian Hydrogen Highway Partnershipのもと、スカンジナビア半島のほとんどの地域を結ぶネットワークを拡大することである。
<その他>
●エコタリティがフュエルセル・ストアを買収(2007/06/14)
エコタリティ社(ECOtality)は、燃料電池産業のオンライン小売業者、フュエルセル・ストア社(Fuel Cell Store)を買収した。コロラド州ボールダー(Boulder)に本社を置くフュエルセル・ストア社は、燃料電池スタック、システム、部品そして教材などの燃料電池製品を流通、製造、販売している。
http://www.ecotality.com/pressreleases/FCS.pdf
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