□燃料電池ワールド
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■Vol.281 2007/05/28発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆日本水素エネルギー産業会議(JHIF)第6回会議
◇日 時 6月15日(金)13:30〜17:45
懇親会 18:00〜19:00
◇会 場 芝浦工業大学 豊洲キャンパス(交流棟501教室)
(東京都江東区豊洲3−7−5)
◇内 容
・開会あいさつ
笠木伸英氏(東京大学大学院工学系研究科教授、JHIF幹事)
・基調講演1
小林敏雄氏(財団法人日本自動車研究所所長)
「エタノール自動車の導入・プラグインハイブリッド車の展望について(仮題)」
・基調講演2
大聖泰弘氏(早稲田大学創造理工学術院教授)
「自動車の環境・エネルギー技術の将来展望」
・研究報告
高坂幹氏(青森県エネルギー総合対策局副参事)
「六ヶ所村地域エネルギー供給構想
−プラグインハイブリッド自動車導入によるエネルギー・環境・経済効果―」
・提案
堀雅夫氏(エネルギー高度利用研究会・代表、JHIF幹事)
「地域エネルギー供給構想検討分科会」
・閉会あいさつ
平田賢氏(芝浦工業大学学長、JHIF会長)
・会議終了後、懇親会を予定しております。
◇参加費 会員団体 3名まで無料
非会員団体 一人3万円(銀行振込又は当日現金払い)
協賛団体(日本機械学会、日本原子力学会、日本シンクタンクアカデミー)の会員 一人1万円
懇親会 3000円程度
◇主 催 日本水素エネルギー産業会議事務局
◇協賛(予定) (社)日本機械学会、(社)日本原子力学会、(社)日本原子力産業協会、エネルギー高度利用研究会、原子力水素研究会、日本シンクタンクアカデミー
◇申し込み方法 e-mail(info@ueri.co.jp)で。
申込みの際に、件名を「6月15日 JHIF第6回会議 参加希望」として、
・貴団体名(フリガナ)
・部署・役職、参加者貴名(フリガナ)
・電話、ファックス、電子メールアドレス
・会員/非会員の別 を記入してください。
◇締 切 6月13日(水)
◇開催案内及び申込書はこちらからも
http://www.ueri.co.jp/jhif/070615C6flier_ver1.pdf
◇問い合わせ 日本水素エネルギー産業会議事務局
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-3-20 仙石山アネックス4F
ユニバーサルエネルギー研究所内
TEL:03-5408-1118(代) FAX:03-5408-0058
■WEB LINK NEWS
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07/05/21 徐々に成果を上げつつある水素エネルギー開発(CNET Japan)
水素が燃料として普及するという考えには多くの人が懐疑的だが、だからといって研究が進んでいないわけではない。
パーデュー大学の教授Jerry Woodall氏は、アルミニウムとガリウムの合金を水と反応させて水素を取り出す方法を発見した。Woodall教授によると、この生成技術を利用すれば水素を貯蔵する必要がないという。ペレット状にした合金と水をタンク内で混合すれば、小型のエンジン、つまり自動車のエンジン程度を動かす燃料が得られるというのだ。
Woodall氏は、同技術で天然ガスに匹敵する燃料が1ガロン3ドルで生産できると見積もっている(現在のアルミニウムの実勢価格、1ポンド1ドルあまりで算定)。実際の燃料になるともう少し高価になるだろうが、水素エンジンは燃料効率が高いため、コストの差は相殺できるという。
ほかにも水素エネルギーのソリューションに取り組んでいる企業がある。Ecotalityは酸化マグネシウムのペレットを使って水素を生成する方法を開発し、一方、ニューヨークのSiGNa Chemistryは、ナトリウムと水とシリコンを反応させると水素を取り出せると主張する。
スタンフォード大学教授のJames Swartz氏は、これとは対照的に、太陽光を取り込んで水分子を分解する微生物を発見したという。Swartz教授の研究成果をもとに、Fundamental Applied Biologyという新興企業が事業を進めている。
燃料電池メーカーもまた、アルミニウムを使って駆動する乗り物の開発に取り組んでいる。Horizon Fuel Cell Technologiesは最近、水素で飛ぶ小型の無人飛行機を披露した。DaimlerChryslerも、まもなく新しい水素自動車の試作車を発表する予定で、2012年から2015年の間にこの車が公道に登場する見込みだという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070521-00000013-cnet-sci
07/05/22 燃料電池向け水素にアルミ付きパックを再利用(中日新聞)
【富山県】トナミ運輸と富山工業高等専門学校などの研究グループは21日、清涼飲料水に使われるアルミ付き紙パックの廃棄物から高純度のアルミを取り出して水素を発生させ、クリーンエネルギーの燃料電池の燃料として再利用する技術を開発したと発表した。燃料電池を搭載した運送用トラックに水素を供給する試験用プラントを3年をめどに稼働させる考え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000011-cnc-l16
07/05/22
<米ガソリン価格>史上最高値を2週連続で更新(毎日新聞)
【ワシントン木村旬】米エネルギー省が21日発表した最新の全米ガソリン平均小売価格は、前週比0.115ドル高の1ガロン(3.78リットル)=3.218ドル(1リットル=約103円)に上昇し、史上最高値を2週連続で更新した。老朽化している米石油精製施設でトラブルが相次いだためで、米景気が減速する中、景気を下支えしてきた個人消費を圧迫する懸念が出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000026-mai-bus_all
07/05/22 米国、サミット宣言案で地球温暖化の緊急性訴える部分の削除要求(ロイター)
[ロンドン 21日 ロイター] 米国は、主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)の地球温暖化に関する最終宣言案の事前交渉で、温暖化の緊急性を訴える部分の削除を求めるなどの動きを強めている。サミットは、6月6─8日に開催される。
ロイターが入手した宣言の草案によると、米政府は、地球温暖化という危機の緊急性に関する部分と、12月にバリで開く国連会合で新たな枠組みに関する協議を開始する必要性を訴える部分について、宣言からの削除を求めているという。
草案によると、米国が削除を支持している文言は「世界の温暖化ガス排出量を削減し、共通の生活基盤を維持するため、国際社会が協調して断固とした措置をとることが緊急に必要、という点でわれわれは見解がしっかりと一致している」という部分と「この目的のため、今年末に開く気候変動に関する国連会議を前に、気候変動に対処するための国際的な枠組みをさらに発展させるべく明確なメッセージを送る」の部分。
米国は、これらの文言に代わって「気候変動への対応は長期的な問題であり、世界的な参加と多様なアプローチにより、変化する状況を考慮することが必要」という内容を最終宣言に盛り込むことを求めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000755-reu-int
07/05/23 BMW、日本で水素自動車を公開−7月から試乗会・全国キャラバン(日刊工業新聞)
独BMWの日本法人、ビー・エム・ダブリュー(千葉県美浜区、ヘスス・コルドバ社長、043・297・7070)は、世界初の量産型水素自動車「ハイドロジェン7」を2台輸入し、7月から試乗会や全国キャラバンを実施、水素自動車の普及活動に乗り出す。京都議定書が採択された12月11日にはシンポジウムを開催し、水素社会実現へ署名活動も行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070523-00000006-nkn-ind
07/05/24 中国エネルギー統計、実態反映せず=衛星観測で判明−海洋機構など(時事通信)
中国の公式統計で1996年から2000年までのエネルギー消費量が減少しているのは、実態を反映していない可能性が高いことが分かった。海洋研究開発機構と国立環境研究所、アジア経済研究所の共同研究チームが24日までに、千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で発表した。欧州の衛星で観測した中国都市部上空の二酸化窒素(NO2)濃度を分析すると、上昇していた。
海洋機構の秋元肇ディレクターは「エネルギー消費量の統計が正しくないと、温室効果ガスの排出量を正確に計算し、予測することができない。日本など周辺国がガス削減に努力しても、中国の排出量推計の誤差の範囲内にとどまってしまう」と話した。統計が実態から懸け離れた理由は、酸性雨の原因となる硫黄含有量の多い石炭の消費量を少なく見積もったと考えられるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000017-jij-soci
07/05/24 【オーストラリア】温室効果ガス税、航空便に導入提唱(NNA)
豪州が温室効果ガスの削減目標を満たすためには、国内線の航空便搭乗券に対し30豪ドルの特別税を課すことが不可欠――キャンベラに拠点を置くシンクタンクの豪研究所が23日に発表したリポートの中で指摘した。2050年までに60%の削減目標を実現した場合、航空分野が排出ガス全体の半分以上を占める可能性があるという。各メディアが伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000009-nna-int
07/05/25 経産省・自工会など、イニシアティブ策定−車燃料複合化へ一丸(日刊工業新聞)
経済産業省と日本自動車工業会、石油連盟は、バイオ燃料など自動車燃料の複合化を柱にした「次世代自動車燃料イニシアティブ」を28日に策定する。経済成長戦略大綱で示された運輸部門の石油依存度を2030年までに2割削減を実現するため、バイオ燃料やクリーンディーゼル車の普及、電力化・次世代バッテリーの開発促進、燃料電池開発による水素社会の実現を官民で推進することを再確認する。今回まとめた内容は経済財政諮問会議に提出し、「骨太の方針07」に盛り込まれる計画だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000001-nkn-ind
07/05/25 06年度の住宅用太陽光発電、初の導入減−補助打ち切り響く(日刊工業新聞)
住宅用太陽光発電の導入実績が06年度は6万2544件となり、初めて前年度を下回った。94年度に始まった国の補助金制度により、05年度までは一貫して伸びが続いたが、補助事業終了と同時に1万件ほど減少した。国は今後、フィールド事業や面的普及などで市場を伸長していく方針だが、これまで太陽光発電を先導してきた住宅用は、電池のコストが大きく下がらないと回復は難しいとの声もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000023-nkn-ind
07/05/28 次世代自動車・燃料はエンジン・燃料・インフラ革新で推進=経産省(ロイター)
[東京 28日 ロイター] 経済産業省と日本自動車工業会、石油連盟は28日、「次世代自動車・燃料イニシアティブ」を策定し、高騰する石油価格や環境問題への対応として、エンジンや燃料の技術革新、インフラ整備などを複合的に推進することを打ち出した。
具体的には、本格的な電気自動車や燃料電池自動車の普及に向けたバッテリー開発や水素・燃料電池、クリーンディーゼル、バイオ燃料、2030年までに都市部の平均走行速度2倍を目指すインフラ整備という5つの戦略で実現を目指す。
燃料電池自動車は、2030年までにガソリン車並みの価格実現を図るほか、バイオ燃料は、現在1リットル=150円前後の価格を2015年に40円程度まで引き下げる方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000542-reu-bus_all
07/05/28
家庭用燃料電池の販売、09年度から補助金対象へ…経産省(読売新聞)
経済産業省は28日、家庭用燃料電池の販売時にも、2009年度から補助金を支給する方針を固めた。メーカーにも製造原価の削減を促し、家庭で設置する際の初期費用を100万円以下に抑えることを目指す。
各社は現在、家庭向けに有料で貸し出す方式を取っており、経産省が補助金を支給することで料金を低く抑えている。
今後は順次、貸し出しから販売方式に切り替わっていくとみられるが、製造にかかる費用が高く、販売すれば最低でも400万円近くになるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000306-yom-bus_all
07/05/28 赤レンガで国内最大規模の「エコカーワールド」−試乗会も開催(ヨコハマ経済新聞)
横浜赤レンガパーク(横浜市中区新港1)で6月2日・3日の2日間、エコカーワールド2007」が開催される。
期間中は、燃料電池自動車やハイブリット自動車など約80台のエコカーを展示するほか、会場内での試乗会や桜木町駅前から会場まで燃料電池バスによる試乗を予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000002-hsk_yk-l14
■海外ニュース(5月ー2)
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<輸送>
●バンクーバーは水素バスのための基金を発表する (2007/04/30)
ブリティッシュ・コロンビア州知事ゴードン・キャンベルはバンクーバーで、州は20台の水素燃料バスの製造とウィスラーとビクトリアの水素燃料ステーションの開発に4500万カナダドル(4000万米ドル)を提供すると発表した。キャンベルは、ゴールは2009年末までに道路に燃料電池バスを走らせることだと表明した。
http://www.fuelcellsworks.com/Supppage7274.html
<定置用電源>
●東邦ガスに1kW級燃料電池を供給するトヨタ(2007/04/26)
トヨタ自動車は、東邦ガスに都市ガス使用の1kW級家庭用燃料電池コージェネシステムを提供することを計画している。家庭用燃料電池コージェネシステムは、アイシン精機の定置用燃料電池と温水貯蔵タンクを結合する。トヨタは、2010年3月まで2年間にわたるデータを集めるために、東海地方の愛知、岐阜、三重の3県の家庭に設置する計画で、東邦ガスのために28台のユニットを製造する。
http://www.webwire.com/ViewPressRel.asp?aId=34027
<ポータブル/バックアップ電源>
●プラグパワーはインドのゲンコア市場のためにTCILと結合する(2007/04/05)
プラグパワー社(Plug Power Inc.)はテレコミュニケーションズ・コンサルタンツ・インディア社(Telecommunications Consultants India Ltd. ;TCIL)と、インドの国有通信事業者とインド外の特定の
TCIL社のプロジェクトのために、同社のゲンコア(GenCore)製造ラインの配送とサービスを行う非独占的契約を結んだ。
http://www.plugpower.com/news/press.cfm?sr=5&yr=2007
<素材/部品>
●アルゴンヌの研究者たちはナノスケールの工学的ブレークスルーを達成する(2007/03/02)
アルゴンヌ国立研究所(Researchers at Argonne National Laboratory ;ANL)の研究者たちは、水素駆動の自動車のための高分子電解質膜型燃料電池(polymerelectrolyte membrane fuel cell、日本では固体高分子型PEFC)を大規模な商業化に近づける実験とシミュレーションを結合したナノスケール触媒工学の先進的コンセプトを開発した。
http://www.anl.gov/Media_Center/News/2007/MSD070302.html
<報告書/市場調査>
●最良の燃料電池要覧
フュエルセル2000は、燃料電池産業に関係している1000以上の企業、政府機関、協会そして非営利組織を収録した燃料電池要覧第9版を発表した。項目は、会社概要と現在の研究計画、並びに住所、電話、会社のURL、銘柄記号、そして連絡者名とメールアドレスを含んでいる。要覧の印刷版は125ドルだが、電子版(アクセスまたはワード)は無制限使用のため500ドルである。
http://www.fuelcells.org/directoryorderform.pdf
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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