□燃料電池ワールド
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■Vol.278 2007/04/30発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
次週5月6日はお休みします。次号は5月13日号です。
■WEB LINK NEWS
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07/04/24 【中国】上海汽車:2008年にハイブリッド車の生産に着手(サーチナ・中国情報局)
上海汽車の胡茂元董事長は24日までに、「2008年に自主ブランドのハイブリッド車の生産を開始する」と述べた。台数は「小規模」とした。また2010年までに燃料電池車のテスト走行を行うことを目指すという。広州日報が伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000012-scn-cn
07/04/24 【中国】ホンダ:中国で「シビックハイブリッド」発売へ(サーチナ・中国情報局)
ホンダは上海で20日から始まった第12回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)に合わせて、中国で07年内にもハイブリッド車「シビックハイブリッド」の輸入販売を開始すると発表した。中国・東風汽車との合弁会社である東風ホンダの特約販売店120店舗を通じて販売する。
今回のモーターショーでは、広州汽車との合弁会社である広州ホンダ、東風ホンダと共同で、「シビックハイブリッド」の他、燃料電池車、06年末にブラジルで発売した「フィットFFV」など、環境配慮の技術を使用した自動車などを展示。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000021-scn-cn
07/04/25 燃料電池車を提供 トヨタ、ヤマト運輸に(フジサンケイ ビジネスアイ)
トヨタ自動車は24日、ヤマト運輸に燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を納車した。トヨタの乗用車タイプの燃料電池ハイブリッド車として初めて事業用の緑色ナンバーを取得、ヤマトに無償で貸し出す。ヤマトは27日から、水素供給施設のある愛知県常滑市の中部国際空港周辺で営業運行によるテストを実施し、燃料電池ハイブリッド車の実用化に向け燃費データなどを収集する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000015-fsi-ind
07/04/26 次世代燃料電池で走るおもちゃのクルマ「Horizon's Hydrocar」(ギズモード・ジャパン)
昨年6月発売でTIMEやBusiness 2.0の各賞に輝いた排出ゼロのミニチュアカー「 H-Racer 」の後継モデル「Hydrocar」です。
次世代イオン交換性高分子膜(Ppolymer Electrolyte Membrane=PEM)の燃料電池は低温・低圧で動くのが特徴。Horizon社から来月、価格79ドルにて発売。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000000-giz-ent
07/04/26 燃料電池メーカーMedis Technologiesが提訴される--MSとの契約発表をめぐり(CNET Japan)
Medis Technologiesが、Microsoftと燃料電池に関する契約を結んだとする発表をめぐり、提訴された。MedisはMicrosoftとの契約を4月に入って発表したばかり。Medisの株式保有者らを代表してニューヨークの Rosen Law Firm が集団訴訟を起こした。株式公開企業であるMedisは契約の規模に関し、投資家らに誤解を与えたというのが提訴の理由。Microsoftは原告側に名前を連ねてはいない。
Medisは4月の プレスリリース において、同社の「24/7 Power Pack」燃料電池の出荷を開始したこと、そして最初の顧客はMicrosoftであることを発表した。
ウェブサイト Inside Greentech は、Microsoftは同燃料電池を世界中で販売し、最終的にその受注数は何百万台にもなるだろうと、Medis幹部が発言したと報道している。しかしMedisは、Microsoftがどのように燃料電池を使用するのか、また何台購入する予定なのかについては述べていなかった。
その後、Microsoftからの燃料電池の注文数は比較的少量で、販売促進のための無料贈呈品として使用する予定であることが明らかになった。Microsoftのロゴを燃料電池に付加したことが、「Microsoftブランドの24/7 Power Pack」となるのかどうかが、今回の訴訟における最大の論点となりそうである。
それでもポータブル燃料電池に関していえば、50台の出荷は、かなり歴史的な受注数であるといえる。これまでのところ、ほとんどの企業が、数個のプロトタイプを製造し披露した程度である。
Medisは24日、今回の訴訟にメリットはなく、同社の4月13日付けのプレスリリースに誤りはないと主張した。また同社は、「原告側の訴状に引用された、第三者がでっち上げたプレスリリースに関する記事は事実に反しており、Medisはその記事の掲載前に記事執筆者にその旨を連絡し、記事を掲載しないように伝えた」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000005-cnet-sci
07//04/26
温暖化抑制に原子力は役に立たず 気候ネットなど14団体見解(京都新聞)
チェルノブイリ原発事故から21年目となる26日、気候ネットワーク(京都市)、グリーン・アクション(同)、グリーンピース・ジャパン(東京)、日本消費者連盟(同)など14団体が共同で、「原子力の拡大は地球温暖化の抑止に役立たない」とする見解を発表し、「ガイア仮説」の提唱者として知られ、最近の著書や講演で地球温暖化防止対策として原子力推進を求めているジェームズ・ラブロック博士(英国)に対し公開質問状を出したことを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000067-kyt-l26
07/04/27 風乱れ発電20%ロス 伊根の太鼓山風力発電所(京都新聞)
京都府が丹後半島の伊根町に設置した太鼓山風力発電所の発電ロスが、周辺の起伏に富んだ地形のため風が乱れる「ウェーク」現象により、当初予想(5%)の4倍に当たる約20%に上ることが26日までに分かった。このため、売電収入は計画より年間約2000万円少なくなっており、府は「修繕費などの支出を抑え、なんとか経営を安定させたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000001-kyt-l26
07/04/27 情報通信業界のCO2排出量は航空業界並み――米試算(ITmediaニュース)
世界の二酸化炭素排出量の2%を情報通信技術(ICT)業界が占める――調査会社の米Gartnerは4月26日、こんな試算を発表した。2%という数字は、航空業界並みだという。
ICT業界関連の排出量には、PCやサーバ、冷却設備、電話やプリンタなどの使用時の排出量のほか、PCや携帯端末などの設計、製造、配送時、ITや電話通信インフラなどでの排出量も含まれる。一方、PCおよび携帯端末以外の家電製品に関するものは含まれていないという。
Gartnerでは、ICT業界に対する「より環境に優しく」との圧力が、今後5年ほどでさまざまな方面で強まると予測。一方、ICT業界はまだ企業の社会的責任や環境に関する方針を確立できていないと指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000036-zdn_n-sci
07/04/28
<中国>35年ぶり非共産党員の閣僚誕生(毎日新聞)
【上海・大谷麻由美】中国政府閣僚に、共産党員でない人物が35年ぶりに就任した。民主化への努力を印象づけたい狙いがあるとみられる。
全国人民代表大会常務委員会が27日に科学技術相に任命した万鋼氏(54)は、民主諸党派の致公党副主席。
新華社通信によると、万氏は85年ドイツに留学し、91年にドイツの自動車メーカー「アウディ」に入社。エンジニアとして、新エネルギーの自動車開発を研究した。00年に帰国し、01年から自動車の開発研究で有名な同済大で研究を続けた。04年7月から同大校長。01年9月には、中国政府がスタートさせた燃料電池車の開発で首席科学家に任命された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070428-00000083-mai-int
07/04/29 上海モーターショー大盛況のうちに閉幕―上海市(Record China)
2007年4月28日、20日から9日間にわたって上海新国際博覧センターにおいて開催された、「第12回上海モーターショー」が閉幕した。今回のショーには21の国から1300のメーカーが参加、過去最大の規模となった。開催期間中、世界107の国と地域から50万人を超す入場者があり、中でもオープン初日の入場者数は10万3000人で、1日における入場者数の最多記録を更新した。
今回のモーターショーのテーマは「環境保護」や「省エネ」「調和」。海外の有名メーカーは競ってハイブリッドカーやコンセプトカーを展示したが、中国も国産のハイブリッドカーや燃料電池車を多数発表。独自に開発・研究した国産カーの性能の高さを国内外にアピールしていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070429-00000018-rcdc-cn
■海外ニュース(4月ー3)
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<輸送>
●帆船に設置されたヴォーラーの燃料電池補助電源装置
ヴォーラー・エナジーグループ(Voller Energy Group PLC)は、セーリング・クルーザー「ベネトウ・オセアニア・クリッパー411」に1kW級燃料電池を搭載した。システムは、カロルガス社(Calor Gas、注:ヴォーラーはカロルガス社と水素供給契約を結んでいる)、液化石油ガス(LPG)やすでに船上で調理に用いられているプロパンで動く。燃料電池は、船尾のロッカーにうまくはめ込んで、普段は従来の発電機のために使われ、自動的にモニターしているバッテリー電圧で動く。バッテリー電圧が下がると自動的にスイッチが入り、バッテリーの再充電を行う。バッテリーが完全に充電されると、燃料電池は燃料を保存するためにスイッチを切る。ヴォラーはの発電機はまた、キャビンに熱と同様に温水も供給する。
http://green.sailingnetworks.com/green/product/106
<定置用電源>
●富士通はシリコンバレーのキャンパスにUTCのユニットを購入する(2007/03/07)
UTCパワー社(UTC Power)は、カリフォルニア州シリコンバレー・キャンパスに割り当てる電気と熱のために、燃料電池「ピュアセル(PureCellェ)」モデル200を富士通アメリカ社(Fujitsu America, Inc.)に提供する。UTCパワー社は15年間、ユニットのサービスを行う。
http://www.utcpower.com/fs/com/bin/fs_com_Page/0,5672,0205,00.html
<燃料/改質器/貯蔵>
●水素製造のために協力するアイダテックと日本のパートナー (2007/03/12)
アイダテック社(IdaTech)は、大規模な水素製造システムの開発のために日本のパートナーと複数年契約を結んだ。プロジェクトは、アイダテック社が特許を持っているハイピュリウム(HyPuriumェ)金属膜を基礎とする産業プロセスから水素を精製することに焦点を当てている。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=88
<素材/部品>
●デラウェア大学は二つのDOE交付金を獲得 (2007/03/27)
デラウェア大学の教授は、純プラチナの代わりに低濃度のプラチナで変性したタングステンカーバイドといった材料を使うことで燃料電池のコストを下げるために、DOE(エネルギー省)から460万ドルの研究助成金を使っている。別の資金では、デラウェア大学の別の二人の科学者が、輸送用燃料電池の研究開発のために500万ドルのDOE資金を獲得したヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells Inc.)とWLゴア&アソシエイツ社(WL Gore & Associates)、SGLカーボン社(SGLCarbon Inc.)が率いるチームのメンバーである。
http://www.fuelcells.org/news/www.udel.edu/PR/UDaily/2007/mar/cells030607.html
http://www.udel.edu/PR/UDaily/2007/mar/cells032707.html
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□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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