燃料電池ワールド (2007/04/01 11:44)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.274 2007/04/01発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■WEB LINK NEWS
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07/03/27  米大学、砂糖電池を開発(ITmediaニュース)

 米セントルイス大学のシェリー・ミンティア教授らが、砂糖をエネルギー源とする燃料電池を開発した。炭酸飲料から樹液まで、糖分が含まれた液体であれば何でも利用でき、1度の補給でリチウムイオン電池の3倍から4倍持続するという。研究成果は3月25日、米国化学会(ACS)第233回全米会議で発表された。

 ミンティア教授はプロトタイプとして切手サイズの電池を用い、電卓を動かす実験に成功した。今後の実験で性能向上が認められれば、3年から5年で実用化できるとミンティア教授は言う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070327-00000023-zdn_n-sci

07/03/28 温暖化対策“切り札”エタノール 米で効果に「?」(産経新聞)

 【ワシントン=渡辺浩生】ガソリンの年間消費量を10年間で20%削減する目標を掲げたブッシュ米大統領は26日、ビッグスリー(米3大自動車メーカー)首脳と会談し、代替燃料バイオ・エタノールの普及拡大に努める考えで一致した。しかし、原料となるトウモロコシの価格が高騰。エタノールが普及しても温室効果ガスの削減効果は限定的という見方も出るなど、石油依存体質からの脱却と地球温暖化対策の“切り札”に早くも疑問が噴出している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070328-00000012-san-int

07/03/29  NASA開発の「オンデマンド水素生成装置」、燃料電池車の救世主となるか(CNET Japan)

 新興エネルギー企業の Ecotality は米国時間3月27日、代替エネルギー競争で水素燃料を強力に後押しする可能性を持つ、画期的な発表を行った。米航空宇宙局(NASA)の ジェット推進研究所(JPL) が開発した新技術を採用しているのとのふれこみだ。

 その発表によると、Ecotalityはマグネシウムと水を反応させて、水素燃料を発生させる装置「 Hydratus 」の試作品を作成する計画を立てているという。この装置では、燃料電池を搭載した自動車の必要に応じて、その都度水素が生成される。

 JPLが開発した新型のHydratusは、大きさと重さは従来型と同じながら、従来比で2倍の走行距離を実現した。アリゾナ州スコッツデールに本社を置くEcotalityは2007年中にHydratusの試作品を発表する予定で、それまでの時間を使ってさらに改良を加えるつもりだと、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるJonathan Read氏は述べている。JPLはNASA傘下の研究所で、その運営はカリフォルニア工科大学が行っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000002-cnet-sci

07/03/29 風力発電設備:串間のシンボル休止 設置7年で−−赤字続き、来月から
 /宮崎(毎日新聞)

 串間市は同市の第二高畑山(標高382メートル)山頂の風力発電設備を4月から休止する。赤字が続いているため。羽根の直径約30メートルの巨大風車は市街地のどこからでも見えるシンボルタワーだったが、わずか7年で動きを止める。

 設備はドイツ製で、高さ41メートル、定格出力250キロワット。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業で、00年に設置された。耐用年数は約20年。九州電力に売電し、年間400万円前後の粗利益を生む予定だった。

 しかし、NEDOとの試験操業が終わり、市の単独事業となった04年ごろから設備の不具合や故障が目立ち始め、休止期間が年間60日を超えることも。このため発電量が減る一方、修理費用がかさんで年間100万円を超す赤字に転落した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000189-mailo-l45

07/03/29  ポスコが燃料電池工場建設へ、浦項で今秋着工(YONHAP NEWS)

 【浦項29日聯合】ポスコは29日、グループの成長原動力育成と未来の環境配慮型新エネルギー開発を目指し、年産10万キロワット規模の燃料電池工場を慶尚北道・浦項に建設することを明らかにした。30日に浦項市と投資了解覚書(MOU)を締結するという。

 燃料電池工場は迎日湾近くの団地に2万4000坪の用地を確保して建てられる。10月に着工し、まずは2008年8月までに5万キロワット規模の生産工場を稼動させ、さらに2010年下半期中に同規模の工場を完工させる。2011年までに建設費と燃料開発費に総額2250億ウォンを投資する計画だ。

 燃料電池は、水素をエネルギー源として電気を発生させる高効率の無公害発電システム。ポスコはこの事業を鉄鋼事業を補完する成長原動力と位置づけ、2月には燃料電池を世界で唯一商用化した米フュエルセル・エナジー(FCE)と技術移転、事業提携契約を締結している。ポスコ側は完全な国産化を推進する計画だと話す。工場操業で200人余りの雇用が創出されるほか、新エネルギー生産基盤造成が地域に及ぼす経済的な波及効果も相当大きいと見込まれる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000043-yonh-kr

07/03/30 りそな銀、住宅ローン固定金利優遇 東京ガスなどと提携(フジサンケイ
 ビジネスアイ)

 りそな銀行は29日、新築住宅向けローンで東京ガス、住宅金融公庫と業務提携した、と発表した。東京ガスのサービス利用者を対象に、長期固定金利型住宅ローン「フラット35」の金利を店頭表示から年0・1%優遇する。期間は4月1日から来年の3月末まで。ローン期間は最長35年。公庫の証券化支援事業を活用し、りそな銀行で受け付ける。

 住宅ローン優遇制度「快環暮らしローン・フラット35」の対象となるのは、東京ガスが提供する都市ガスを利用し、温水床暖房や都市ガスで発電しその際に発生する熱でお湯もつくる「エコウィル」、燃料電池「ライフエル」を、新築住宅に採用する顧客。東京ガスはみずほ銀行などとも共同で同様のローンを提供しているが、固定型は今回がはじめて。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000006-fsi-bus_all

07/03/30 DJ-ホク・サイエンティフィック、傘下会社が銀行から与信枠(ダウ・ジョーンズ)

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)燃料電池開発を手掛けるホク・サイエンティフィック(Nasdaq:HOKU)は29日、傘下のホク・マテリアルズが銀行のバンク・オブ・ハワイから1300万ドルの与信枠を受けたと発表した。

 ホク・マテリアルズはこの与信枠を活用して、ポリシリコン(多結晶珪素)生産施設をアイダホ州に建設する予定だ。これによって、同社が予定したとおり、2009年初めまでの生産・顧客納入の計画に間に合うことになるという。ホクの本社はハワイ州にある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000029-dwj-biz

07/03/31 日本の先端環境技術をPRへ=国際会議でパネル復活−米ロサンゼルス(時事通信)

 【シリコンバレー30日時事】米有力シンクタンク、ミルケン研究所が毎年開催する国際会議の第10回大会で、日本企業によるパネル発表が復活することが30日までに決まった。日本が誇る最先端の環境技術を世界注目の舞台で情報発信し、日本経済の健在ぶりをアピールする。

 10回大会は4月下旬、ロサンゼルス郊外で開かれる。日本のパネルは24日の予定で、送電ロスが少ない超電導ケーブル(住友電工)、燃料電池車(ホンダ)、太陽電池(シャープ)などが紹介される見通しだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070331-00000047-jij-int  

■海外ニュース(3月ー3)
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<輸送>
●フォルクスワーゲンがトゥーラン・ハイモーションを披露 (2007/02/09)

 最近の持続可能性に関するイベントで、フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、同社の画期的な高温燃料電池とともに水素燃料電池自動車「トゥーラン・ハイモーション(Touran HyMotion)」を披露した。
http://media.vw.com/article_display.cfm?article_id=10079

<マイクロ燃料電池>
●NTTドコモはアクアフェアリーと新しい協定を結ぶ (2007/02/20)

 NTTドコモは、アクアフェアリー社(Aquafairy)の水素燃料電池技術を使った携帯電話の充電器の発展のために、共同研究開発システムを強化する新しい基本協定をアクアフェアリー社と結んだ。
http://www.sda-asia.com/sda/news/psecom,id,13979,srn,4,nodeid,4,_language,Singapore.html

<素材/部品>
●DOE資金を受け取るデラウェア大学

 デラウェア大学(University of Delaware)の研究者は、低コストでナノサイズの触媒、希少金属化合物、水素の液体燃料への化学変換を促進するものを発見するために、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy ;DOE)から96万ドルの資金を受け取った。
http://www.udel.edu/PR/UDaily/2007/feb/fuelcell020207.html

<その他>
●水素と燃料電池バスを含むDOTの2008年度予算要求

 運輸省(Department of Transportation)の2008年度予算要求には、研究・革新技術局(Research and Innovative Technology Administrationユs ;RITA)の研究開発プログラムのための1200万ドルが含まれている。プログラムは、水素燃料を含む革新的な輸送技術を進歩させ、推進する。DOTはまた、燃料電池バスを含むクリーン燃料バスの購入またはリースのために資金を提供するクリーン燃料助成金プログラムに490万ドルを要求した。
http://www.dot.gov/bib2008/pdf/bib2008.pdf

●ノースカロナイナに製造工場を開設するマイクロセル (2007/02/05)

 マイクロセル社(Microcell Corporation)は、東部ノースカロナイナ州の8万フィート(7400平方メートル)の燃料電池製造工場のためにマーチン郡経済開発社(Martin County Economic Development Corporation)との協定をまとめた。工場は、同地域に100以上の仕事をもたらすと期待されており、戦略的パートナーや他の顧客からの製品の注文に対処するために同社の自動車用、分散電源用の燃料電池製造に注力する。
http://www.microcellcorp.com/news.html#

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■燃料電池ワールド
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 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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