燃料電池ワールド (2007/03/25 23:01)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.273 2007/03/25発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
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☆環境&エネルギーマネジメント戦略特別セミナー
「家庭用燃料電池/水素ステーションの実用化動向」
 −家庭用燃料電池ライフエルの稼動とコジェネシステム
 −燃料電池自動車普及に向けた水素ステーションの実証試験
◇会 期 3月28日(水)午後1時〜4時45分
◇会 場 明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇内 容
1.「家庭用燃料電池コジェネレーションシステムの現状と課題」
立石和文氏(荏原バラード(株)開発統括部電気計装・制御開発室室長) 2.「東京ガスにおける家庭用燃料電池ライフエルの稼動状況と今後の展望について」小池俊一氏(東京ガス(株)技術開発本部商品企画部PEFC開発グループグループマネージャー) 
3.「東邦ガスの水素ステーションに関する取組み」
東馬英治氏(東邦ガス(株)エネルギー技術開発部燃料電池・水素技術課長)
◇受講料 1名につき2万9800円
◇申し込み・問い合わせ
新社会システム総合研究所 Tel 03−5532−8850
◇詳細は、http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_07111.html

■WEB LINK NEWS
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07/03/19 創作展:ゲームや模型、力作ぞろい 水島工高生徒、イオン倉敷できょうまで /岡山(毎日新聞)

 県立水島工業高校(大高正憲校長)の文化系部・同好会に所属する1〜3年生約150人の作品展「水工創作展」が倉敷市水江のイオン倉敷ショッピングセンターで開かれている。

 学校全体でのエネルギー環境教育の取り組みとして、充電式シニアカーをメタノール型燃料電池方式に改造し、長時間の充電を不必要にした車両も紹介。建築科がボディー、工業化学科が燃料電池などと、同校5学科が分担・協力して仕上げた。生徒会長の2年、高岸竜多君(17)は「『てま、ひま、なかま、あたま』をテーマに掲げて協力、工夫をした。ぜひ見に来てほしい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000171-mailo-l33

07/03/19 【ノートPC編】各社がSanta Rosaやモバイル用GeForce 8搭載機を展示(impress Watch)

 TOSHIBAは例年通り、燃料電池対応のノートPCを展示。筐体はCES 2007で展示されたものと同じで、ノートPC本体と燃料電池のモジュールが一体化されたものだが、内部的にはファームウェアを更新し、外的要因に対する耐性を高めたという。

 展示機は燃料電池のみで5〜7時間の動作が可能。今後さらなる小型化を突き詰める予定だが、1月から機内持ち込みに関する規制が緩和されたこともあり、すでに基本的な量産体制は整っているほか、10時間や1週間といった長時間駆動も実現の見込みがついているという。

 ただし、燃料電池パックの流通や、販売形態、形状等の点で業界のコンセンサスが取れておらず、むしろこちらの方が解決すべき課題は多いが、利便性や価格などユーザーが満足できることを前提に話し合いを進めていきたいとしていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000011-imp-sci

07/03/20 東大・トヨタなど、燃料電池触媒のリアルタイム解析に成功(日刊工業新聞)

 東京大学とトヨタ自動車は19日、豊田中央研究所、高輝度光科学研究センター大型放射光施設(SPring―8)、高エネルギー加速器研究機構放射光科学研究施設(PF)、鳥取大学と共同で、燃料電池触媒のリアルタイム解析に世界で初めて成功したと発表した。燃料電池車の実用化に向け必要となる触媒のメカニズムを解明するものとして注目される。

 燃料電池作動条件下でのカソード白金ナノ粒子触媒の酸化還元挙動をSPring―8とPFの放射光を用いて捕らえた。また、これにより電池作動時の電圧変化によって引き起こされるカソード触媒表面の反応メカニズムを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000009-nkn-ind

07/03/21 
GM、フォード工場を訪問=燃料消費削減提案への理解訴え−米大統領(時事通信)

 【ワシントン20日時事】ブッシュ米大統領は20日、カンザス州にあるゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの組立工場をそれぞれ訪問した。10年間でガソリン消費を20%削減する大統領提案への理解を訴えるキャンペーンの一環で、両社の経営問題には言及しなかった。ビッグスリー(三大自動車メーカー)の工場を同大統領が視察するのは異例。

 大統領は、訪問先の工場で、家庭用コンセントから充電できる燃料電池ハイブリッド車などを視察。演説では、エタノールなどを使う代替燃料車やハイブリッド車の普及などを通じ、ガソリン消費削減提案が「達成可能だ」と改めて強調。「議会は(提案を実現するための)エネルギー法案を夏の行楽期が始まるまでに可決する必要がある」と述べ、議会の協力を訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000025-jij-int

07/03/21 
託す・豊かさを求めて:統一選 地方・市民の立場から/4止 就職と雇用 /鳥取(毎日新聞)

 氷点下0・4度を記録した14日早朝、鳥取大の学生ら26人が大学前から大阪行きバスに乗り込んだ。運転席近くには「就職支援」のプレート。同大が06年から始めた“シューカツ”専用バスだ。

 黒色スーツの大学院工学研究科の女性(23)=広島県出身=は4回目の利用で、燃料電池などを作る県外企業を希望。「鳥取には志望会社がない」と白い息を弾ませた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000131-mailo-l31

07/03/21 燃料電池実験や万華鏡作り 光科学館、春のおもしろフェス(京都新聞)

 関西学研都市の「きっづ光科学館ふぉとん」(京都府木津川市梅美台)で21日から31日まで、「ふぉとん春のおもしろ! サイエンスフェスティバル」が開かれる。

 燃料電池や重力式発電機の実験、分光シートを使う万華鏡作りなど、多彩なプログラムを用意している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000024-kyt-l26

07/03/22 「子ども向け科学体験フェス」始まる 木津川市・きっづ光科学館(京都新聞)
写真= 燃料電池を使ったカートに試乗する子ども

 科学の実験を中心に、子ども向けの体験教室を多数そろえた「ふぉとん春のおもしろ!サイエンスフェスティバル」が21日、京都府木津川市梅美台のきっづ光科学館ふぉとんで始まった。 

 燃料電池カートの試乗会では、まず同館職員が燃料電池について紹介した。水素と酸素を反応させて得た電気エネルギーを使う仕組みや、二酸化炭素を排出せず環境にやさしいことを説明し、子どもが1人ずつカートを走らせた。奈良市から訪れた重田佳祐君(10)は「音が静かで気持ちよかった」と乗り心地に満足そうだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070322-00000015-kyt-l26

07/03/23 マツダ、強気の新中期計画 世界販売、2010年度160万台(フジサンケイ ビジネスアイ)

 マツダは22日、2010年度を最終年度とする4カ年の新中期経営計画を発表した。10年度の世界販売を06年度見込みの130万台から160万台以上に拡大する強気の目標を掲げたほか、水素エンジンと電気モーター併用のハイブリッド車など環境対応車も積極的に投入する。

 一方、出遅れていた環境技術でも巻き返しを図り、日米欧で相次ぐ環境規制の強化に対応する。水素を燃料とする独自のロータリーエンジンと電気モーター併用するハイブリッド車を皮切りに、新型ガソリンエンジンやクリーンンディーゼル車を次々に投入。「環境、安全性能の向上で、マツダブランドの価値を高める」(金井誠太専務執行役員)考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000017-fsi-ind

■海外ニュース(3月ー2)
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<輸送>
●アリゾナの燃料電池バスが登場

 エコタリティ社(ECOtality, Inc.)とアリゾナ・パブリック・サービス社(Arizona Public Service (APS) company)は、アリゾナ州へ最初の水素燃料電池バスをもたらすために協力している。エコバス(ECObus)は現在、州全体を回るツアーをしており、水素燃料電池技術の移動教室の役目を果たしている。AVシステムと対話式ワークステーションを備えて、エコバスは、炭素燃料を燃やす自動車の代替となる水素の可能性について小学生から市の意思決定者までコミュニティの教育をしている。APS水素パークに貯蔵された圧縮水素燃料は、ツアーの間中バスを動かす。
http://www.ecotality.com/ecobus/

<定置用電源>
●ポスコとの協定を広げるフュエルセル・エナジー(2007/02/20)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、韓国の戦略的販売代理店であるポスコ(POSCO)と拡大協定を結んだ。10年間のライセンスと販売協定のもとで、ポスコの子会社ポスコパワー社(POSCO Power)は、韓国でフュエルセル・エナジー社の「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ ;DFCィ)」発電プラントの提供者となり、燃料電池以外のプラント設備を製造する工場を建設する。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=FCEL&script=412&layout=-6&item_id=965345

<燃料/改質器/貯蔵>
●ハンボルト州立大学が水素燃料ステーションを建設(2007/02/11)

 ハンボルト州立大学(Humboldt State University)のシャッツ・エネルギー・リサーチセンター(Schatz Energy Research Center ;SERC)の技術者たちは、カリフォルニア州の水素ハイウェイ計画(Hydrogen Highway Program)の一部としてキャンパス水素燃料ステーションを設計して設置している。SERCは、シェブロンUSA社の一部門であるシェブロン・テクノロジー・ベンチャーズ社(Chevron TechnologyVentures)から水素燃料ステーションの設備機材のために35万ドルを確保した。ステーションは、水から水素を製造する電気分解設備、コンプレッサー、貯蔵タンクとディスペンサーを供える。SERCは、施設の設計と設置の費用を資金援助する追加的パートナーを捜している。
http://www.eurekareporter.com/ArticleDisplay.aspx?ArticleID=20386

<素材/部品>
●インテグリスが2つの新しい生産ラインを公開する

 インテグリス社(Entegris)は、メーカーが燃料電池の性能を向上させるのを助ける新しい製品、「パラレル・プレート(Parallel Plate)」と「エアロネクス水素H2(Aeronexィ Hydrogen H2)精製ライン」
を公開した。パラレルプレートラインは、携帯用、定置用そして輸送用燃料電池スタックで使われる圧縮成型バイポーラプレートを均一化するという業界の強まる要望に応えるものである。エアロネクス水素H2ガス精製ラインは、酸素、湿気、炭化水素などの分子汚染物質を1PPB(part per billion)以下に抑える優れた性能で燃料電池評価の大きな関心を呼んだ。水素の汚染物質を最小限に抑える性能で、新しい精製ラインは材料の品質と総合システム性能を向上させるのを助ける。
http://www.entegris.com/Newsroom.aspx

<その他>
●MTU CFCソリューションズはMTUをなくす

 MTU CFCソリューションズ社(MTU CFC Solutions GmbH)は、CFCソリューションズ社(CFC Solutions GmbH)に名前を変えた。会社は、電気と熱のコージェネのために燃料電池技術のさらなる開発を続ける。
http://www.mtu-friedrichshafen.com/cfc/en/cfcs/cfcs.htm

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 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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