燃料電池ワールド (2007/03/11 14:09)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.271　2007/03/11発行

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆燃料電池ＮＰＯ法人ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
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☆触媒学会山梨地区講演会及び施設見学会
　−燃料電池研究の最近の話題−
◇主　催：触媒学会関東地区
◇日　時：２００７年３月１４日（水）１３：００〜１７：００
◇会　場：山梨大学メディア館　（総合情報処理センター５階）
　　　（山梨県甲府市武田４−７）
〔交通〕ＪＲ中央線甲府駅下車、甲府駅北口　山梨大学・武田神社行きバス（11および13番）又はタクシー　５分、徒歩15−20分
◇内　容
開会挨拶
13：00〜　渡辺政廣（山梨大学クリーンエネルギー研究センター）
講演
13：10〜　「燃料電池用燃料改質・精製触媒の開発」
　山下寿生（山梨大学クリーンエネルギー研究センター）
14：00〜　「触媒反応の関わる燃料電池用水素吸蔵材料の開発研究」
　秋葉悦男（産業技術総合研究所）
15:05〜　「リアルタイムＸ線表面分光で観る貴金属上のCO酸化反応と水生成反応」
　近藤　寛（東京大学理学部）
15:45〜　「ＸＰＳおよびＳＴＭを用いた燃料電池電極触媒の研究」
　脇坂　暢（山梨大学クリーンエネルギー研究センター）
見学会
16:30〜　クリーンエネルギー研究センター
◇参加費　無料（懇親会は3000円）
◇懇親会　講演会終了後、山梨大学生協食堂で懇親会を開催します(17:20-19:00)。講演会参加ご希望の方は、懇親会の参加も含めて3/9（金）までに下記宛にご連絡下さい。
◇連絡先
犬飼潤治　山梨大学クリーンエネルギー研究センター
〒400-0003山梨県甲府市宮前町７−３２　
TEL/FAX 055-220-8470 E-Mail:jinukai@yamanashi.ac.jp

☆環境＆エネルギーマネジメント戦略特別セミナー
「家庭用燃料電池／水素ステーションの実用化動向」
　−家庭用燃料電池ライフエルの稼動とコジェネシステム
　−燃料電池自動車普及に向けた水素ステーションの実証試験
◇会　期　３月２８日（水）午後１時〜４時４５分
◇会　場　明治記念館（東京都港区元赤坂２−２−２３）
◇内　容
１．「家庭用燃料電池コジェネレーションシステムの現状と課題」
立石和文氏（荏原バラード（株）開発統括部電気計装・制御開発室室長）　２．「東京ガスにおける家庭用燃料電池ライフエルの稼動状況と今後の展望について」小池俊一氏（東京ガス（株）技術開発本部商品企画部ＰＥＦＣ開発グループグループマネージャー）　
３．「東邦ガスの水素ステーションに関する取組み」
東馬英治氏（東邦ガス(株)エネルギー技術開発部燃料電池・水素技術課長）
◇受講料　１名につき２万９８００円
◇申し込み・問い合わせ
新社会システム総合研究所　Tel ０３−５５３２−８８５０
◇詳細は、http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_07111.html

■ＷＥＢ ＬＩＮＫ ＮＥＷＳ
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07/03/05　トヨタ、ハイブリッド車次世代バッテリー開発で他社と提携の可能性（ロイター）

　［デトロイト　２日　ロイター］　トヨタ自動車<7203.T>は、外部電源からバッテリーに充電した電気エネルギーを使って、電気自動車と同様のモーター走行が可能となるプラグイン・ハイブリッド車の研究開発に取り組んでおり、バッテリー開発で他社と提携する可能性がある。同社の北米事業を統括する北米トヨタのジム・プレス社長が２日、ロイターのインタビューで述べた。

　同社長は、プラグイン・ハイブリッド車の開発に関する質問に対し「現在、製品開発に加え、顧客調査を進めている」と語った。

　また、大きな課題となるのは、次世代バッテリーの開発だと指摘。現在、開発は社内で進められているが、「共有の機会があれば、その余地はあるだろう」と述べ、他社と提携する可能性について言及した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070305-00000621-reu-bus_all

07/03/06　温暖化、87％が懸念＝EU世論調査（時事通信）

　【ブリュッセル5日時事】欧州連合（EU）欧州委員会は5日、EUのエネルギー政策に関する世論調査結果を公表した。それによると、87％が気候変動や地球温暖化を懸念していると回答、欧州市民の関心が極めて高いことが改めて示された。

　調査によれば、EU27カ国平均で50％が気候変動・温暖化を「強く懸念している」と回答、37％が「ある程度懸念している」と答えた。「懸念していない」は12％にとどまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070305-00000179-jij-int

07/03/07　名古屋の消防署もエコ　瑞穂・堀田出張所に燃料電池（中日新聞）

　【愛知県】名古屋市は、瑞穂消防署堀田出張所（同市瑞穂区塩入町）に、液化石油ガス（ＬＰＧ）を燃料とする新日本石油の１キロワット級家庭用燃料電池を設置、今月２７日から本格的に稼働する。

　燃料電池は「ＥＮＥＯＳ　ＥＣＯ　ＬＰ−１」で、電気と熱を同時に発生させる「コージェネレーション」方式。発電した電気は出張所で使用される電気の６割以上と、給湯の全量をカバーする。効率がよく、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量を従来の３０−４０％削減できるという。設置費用は約１０００万円。半額は政府の補助金、残りは市の予算支出。

　出張所は現在改装中で、２７日からハイパーレスキュー隊ら１０人が常駐し、燃料電池設備の利用が始まる。これに先立ち６日、同所で関係者出席による完成式が行われ、燃料電池の仕組みや地球温暖化対策への取り組みがわかる「環境啓発パネル」も掲示された。堀場好広瑞穂消防署長は「環境都市・名古屋として、この燃料電池システムは誇れる装置だ」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070307-00000015-cnc-l23

07/03/08　ジュネーブショー、１８日まで開催−環境対応車一堂に（日刊工業新聞）

　世界の自動車が一堂に会するジュネーブ国際自動車ショーが１８日まで、スイスで開催されている。日系メーカーや欧米各社は発売予定の新車に加え、ハイブリッド車（ＨＶ）や燃料電池車などのコンセプトカーも出展。環境技術をアピールしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070308-00000007-nkn-ind

07/03/08　ジェットのような水素エンジン搭載車「Vadho」（ギズモード・ジャパン）
　バットモービル？　違います…。

　イタルデザインのジウジアーロが生んだコンセプトカー「Giugiaro Vadho（通称Vadho）」です。

　環境にもやさしいんです。「BMW Hydrogen 7」と同じ、V-12と7速SMGを組み合わせたエコ仕様。クルマ専門の『Motortrend』ではこんな風に紹介してます。

　「ジュネーブで公開が予定されるこのタンデムのツーシートは航空宇宙産業にインスパイアされたクルマ。あたかも本物のジェットを操縦しているようなドライブ感を実現しました。コックピットではジョイスティック2本でクルマを操縦します。「Drive-by-wire（四車輪を個別に電気制御する）」技術の採用により、左利きから右利きに簡単に切り替えが可能です。」

　う〜ん、このスタイリッシュな外観は、プリウスに比ぶべくもないような…。コチラに別アングルの写真あげときますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070308-00000004-giz-ent

07/03/09　三菱マテなど３社、廃触媒から希少金属回収の技術を共同開発（日刊工業新聞）

　三菱マテリアル、三菱商事、フルヤ金属の３社は８日、石油化学系の廃触媒などスクラップから白金族系の希少金属を回収する技術を共同開発すると発表した。三菱マテの湿式精錬技術とフルヤ金属の白金族金属加工技術を組み合わせ、回収技術を確立する。

　当面は燃料電池やハードディスク（ＨＤ）に使われるルテニウム、イリジウムの回収技術を開発する。

　また、三菱商事の価格ヘッジやスクラップ集荷の情報収集ノウハウを加え、早期に事業化を目指す。

　３社は今後、燃料電池やＨＤ向け需要の拡大とともにリサイクル需要も高まると見て、ルテニウムやイリジウム回収技術の開発を加速する。

　プラチナ、ロジウム、パラジウムを含む白金族金属は南アフリカなど特定地域に偏在し、生産量が限られるなど希少性が高い。代替する材料・技術が少なく、回収技術の開発が進んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000022-nkn-ind

07/03/09　＜ホンダ＞米女優に燃料電池車をリース販売　個人客は２人目（毎日新聞）

　ホンダは、二酸化炭素（ＣＯ２）を排出しないエコカー、燃料電池車「ＦＣＸ」を、米国のハリウッド女優、クオリアンカ・キルヒャーさんにリース販売した。映画「ニュー・ワールド」（０５年）にヒロイン役で出演したキルヒャーさんは、運転免許を取得したばかりの１７歳。ホンダによれば燃料電池車の世界最年少個人客で、「初めての車は燃料電池車にしたいという夢が、現実になった」と喜んでいるという。ホンダは日米で燃料電池車を官庁などに３０台以上リース販売しており、個人客は２人目。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000098-mai-bus_all

07/03/09　＜ＥＵ首脳会議＞自然エネの利用目標合意　温室ガス削減狙う（毎日新聞）

　欧州連合（ＥＵ）首脳会議は９日、２０２０年までに水・風力などの再生可能（自然）エネルギーの利用を、ＥＵ全体で現在の約６％から２０％に増加することを決め閉幕した。京都議定書後（１３年以降）を想定し、温室効果ガスの大幅削減を狙ったもので、米国や中国、日本などの今後の地球温暖化対策にも影響を与えそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000138-mai-int

■海外ニュース（２月ー４）
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＜輸送＞
●マイクロセルが１ｋＷ級燃料電池コアを提供(2007/01/04)

　マイクロセル社（Microcell Corporation）は、新しい超極細繊維構造を基礎とした自動車用の最初の１ｋＷ級燃料電池コアを提供した。燃料電池コアは、電流の収集と熱交換システムを統合する、小さくて、簡単に移動ができるチューブのような燃料電池ユニットの塊である。より大きい５０〜１００ｋＷ級ユニットの設計と製造は、これらの燃料電池コアのモジュール方式に基づく。
http://www.microcellcorp.com/news.html#

＜ポータブル／バックアップ電源＞
●軍用プログラムに選ばれたスマート・フュエルセル

　ＳＦＣスマート・フュエルセル社（SFC Smart Fuel Cell AG）は、先進的な発電ソリューションを米国陸軍試験評価部（US Army Test and Evaluation Command ;ATEC）に提供するために選ばれた。ＳＦＣ社は、陸軍の運用試験部（Operational TestCommand ;OTC）のために２５０Ｗ級代替電源燃料電池を開発する。
http://www.efoy.de/index.php?option=com_content&task=view&id=901&Itemid=177&lang=en

＜燃料／改質器／貯蔵＞
●ＤＯＥは第一応答者のための水素安全講座を始める

　米国エネルギー省（ＤＯＥ）は、消防、警察、救急医療スタッフなどの水素の意識レベル（awareness level）の概要を提供する第一応答者（First Responder）のためにウェブによる講座を始めた。このマルチメディアによる個別指導は、水素について、基本的な特性やよく知られている他の燃料との比較を第一応答者に熟知させる。輸送と定置用の燃料電池での水素利用、潜在的な危険、事故に立ち会う応答者の最初の防御措置、そして、水素の安全に関連したビデオや補足資料、リンクしたサイトについて。
http://www.hydrogen.energy.gov/firstresponders.html

＜報告書／市場調査＞
●日欧の燃料電池市場の戦略分析

　フロスト＆サリバン社（Frost & Sullivan）は、主要な市場の動向、挑戦、運用と制限を十分に分析して日本の燃料電池市場の概観を提供する「日本の燃料電池市場の戦略的分析」を発表した。フロスト＆サリバン社は、以下の市場を調査する。家庭用燃料電池システム、大規模な定置用システム、携帯用燃料電池と燃料電池自動車について。フロスト＆サリバン社はまた、いろいろな燃料電池技術のユニット販売と利益の予測に沿って定置用燃料電池市場を分析した「ヨーロッパの定置用燃料電池市場」を発表した。
http://www.researchandmarkets.com/product/8c1774/strategic_analysis_of_the_japanese_fuel_cell
http://www.researchandmarkets.com/product/744d92/european_stationary_fuel_cells_markets

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■燃料電池ワールド
　□毎週日曜日発行
　□編集・発行：燃料電池ＮＰＯ法人ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭ　

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