□燃料電池ワールド
■□□□□□□□□□
■Vol.270 2007/03/04発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
□□□
☆有機ハイドライド利用システム研究会・特別講演会
「水素エネルギーならびに有機ハイドライド利用技術の最新動向」
◇日 時: 3月8日(木)13:00〜17:00
◇場 所: 弘済会館(東京都千代田区麹町5−1)
講演会場:4F「楓」
http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html
◇参加費: 会員は3名まで無料
会員以外は1人8000円(資料代含む。当日現金払い)
◇特別講演: (会員以外の方も参加できます)
(1)東京農工大学大学院 柏木孝夫 教授
「わが国のエネルギー政策の最新動向について」
(2)北海道大学 市川 勝 名誉教授
「水素インフラ技術と水素ビジネスを展望する」
(3)独立行政法人 産業技術総合研究所
コンパクト化学プロセス研究センター
触媒反応チーム長 白井誠之
「二酸化炭素溶媒と担持金属触媒を用いた有機ハイドライド合成」(4)株式会社フレイン・エナジー
代表取締役 小池田 章
「有機ハイドライドを利用した地域プロジェクト等への取り組みについて」
◇申込方法(3月7日(水)申込締切)
メール(奥田okuda@hrein.jp)またはファックス(011−209−9778)にて下記の項目を明記の上、お申し込み下さい。定員となり次第、締め切りとさせて頂きます。
・件名:「3月8日特別講演会 参加希望」
・参加者貴名(フリガナ)
・貴団体名(フリガナ)
・参加者の部署・役職名
・電話、ファックス
・電子メールアドレス
☆環境&エネルギーマネジメント戦略特別セミナー
「家庭用燃料電池/水素ステーションの実用化動向」
−家庭用燃料電池ライフエルの稼動とコジェネシステム
−燃料電池自動車普及に向けた水素ステーションの実証試験
○会期 3月28日(水)午後1時〜4時45分
○会場 明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
○内容
1.「家庭用燃料電池コジェネレーションシステムの現状と課題」
立石和文氏(荏原バラード(株)開発統括部電気計装・制御開発室室長) 2.「東京ガスにおける家庭用燃料電池ライフエルの稼動状況と今後の展望について」小池俊一氏(東京ガス(株)技術開発本部商品企画部PEFC開発グループグループマネージャー)
3.「東邦ガスの水素ステーションに関する取組み」
東馬英治氏(東邦ガス(株)エネルギー技術開発部燃料電池・水素技術課長)
○受講料 1名につき2万9800円
○申し込み・問い合わせ
新社会システム総合研究所 Tel 03−5532−8850
○詳細は、http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_07111.html
■WEB LINK NEWS
□□□
07/02/27 イノベーション会議 「空気を清浄化する車」実現 20年後の日本(産経新聞)
20年後の日本のあるべき姿を議論している政府の「イノベーション25戦略会議」(座長、黒川清内閣特別顧問)が26日開かれ、安倍晋三首相が出席するなか、環境とエネルギー技術を「経済成長の最大のエンジン」とするよう求めた中間報告をまとめた。20年以内に実現可能な技術として、「走れば走るほど空気をきれいにする自動車」や「被害を劇的に減らす災害予測」などを挙げ、実現に向けた戦略を5月末にまとめる最終報告に盛り込む。
「空気をきれいにする自動車」は、二酸化炭素(CO2)を吸収してエネルギーを取り出す人工光合成技術や、燃料電池技術の進展で可能になるとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000019-san-bus_all
07/02/27 出光興産 燃料電池用の水素供給、移動式ステーション実証実験へ(フジサンケイ ビジネスアイ)
出光興産は、2007年度から燃料電池車用に燃料の水素を供給する「移動式ステーション」の実用化に向けた本格的な実証実験に着手する。愛知製油所(愛知県知多市)で製造した水素をトレーラーに搭載して運搬し供給するもので、水素の製造・運搬に関するコスト低減の方策などを検証する。
移動式ステーションは、工場で大量生産した水素を機動的に供給できるメリットがあり、多額の投資が必要で、設置場所にも制約の多い定置式ステーションに比べ大幅にコストを削減できると期待されている。
実証実験は、愛知県知多市で実施。工業ガスの大陽日産のほか県と市の自治体も参加し、県が所有するトヨタ自動車の燃料電池車「FCHV」を使い実験を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000000-fsi-bus_all
07/02/27
岩手大:花巻に電子デバイス研究サテライト 産業振興に期待 /岩手(毎日新聞)
岩手大学の工学部付属複合デバイス技術研究センター花巻サテライトが、花巻市二枚橋の市起業化支援センター内に設置された。花巻市が開設費用を負担し誘致したもので、市は産学連携による産業振興に期待を寄せる。
岩手大工学部としては、▽金型技術研究センター北上サテライト(03年5月開設、北上オフィスプラザ内)▽鋳造技術研究センター水沢サテライト(06年1月開設、鋳物技術交流センター内)に続く3カ所目の出先研究教育機関。開設にあたり花巻市は5年間で8708万円を岩手大に寄付する。
研究対象となる電子デバイスは、コンピューターシステムの中で特定の機能を果たす周辺装置。マウス、プリンター、発光ダイオード、トランジスタ、コンデンサー、燃料電池……と幅広い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000025-mailo-l03
07/03/01 出光など、燃料電池の熱を融雪と暖房に利用する実証運転を開始(日刊工業新聞)
出光興産は青森県工業総合研究センター(青森市)と共同で、燃料電池(FC)から発生する熱を融雪と暖房に利用するシステムの実証運転を開始した。FCを使った熱電併給(コジェネレーション)システムは、発電にともなう排熱を給湯に利用するのが一般的。ただ、実際には必要以上に熱が発生するケースが多い。このため実証運転では、給湯以外で熱利用するための最適な制御システムの構築を目指す。
青森県工業総合研究センター内に床暖房パネルを約5畳分と融雪パネルを約30平方メートル設置して、定格出力が700キロワット級のFCから熱を供給する。
融雪パネルは屋外に設置し、熱回路のパターンを変えながら実際に雪を溶かし、効果を比較する。実証運転期間は08年3月までの1年間。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000021-nkn-ind
07/03/02 新日石、家庭での灯油シア確保へ機器販売に本格着手(日刊工業新聞)
新日本石油は灯油需要を下支えするため、自ら機器販売に本格的に乗り出す。昨年末に高効率給湯器「エコフィール」の販売を始めたのに続き、4月1日付で機器マーケティング機能まで統合した家庭向け事業の新組織を発足する。マンション業者への灯油採用も積極的に働きかける。将来の燃料電池システムの投入などを見据え、家庭での灯油シェアを守るには自ら機器の普及に努めることが必要と判断した。
新日本石油は昨年末にノーリツ、年明けには長府製作所が従来機よりも熱効率が10ポイント以上高いエコフィールを商品化したのを機に、100%子会社である新日石トレーディング(東京都港区)を通じて卸販売を始めた。灯油機器の大半は風呂釜業者や量販店などが販売しており、新日石が自ら灯油機器を特約店へ卸すのは約30年ぶりという。これまでに150台以上を販売し、07年度は1000台の販売を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000021-nkn-ind
07/03/02 DJ-米プラグ・パワー、10−12月期は損失幅が縮小(ダウ・ジョーンズ)
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)水素燃料電池開発を手掛けるプラグ・パワー(Nasdaq:PLUG)は1日、10−12月期(06年12月期第4四半期)決算を発表した。売上高が減少したものの損失幅は縮小した。
プラグ・パワーの10−12月期純損失は1650万ドルから1330万ドルに縮小した。1株当たりでは19セントの損失から15セントの損失となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000027-dwj-biz
■海外ニュース(2月ー3)
□□□
<輸送>
●ハイドロジェニックスとリフトワンがフォークリフトのための賞を受賞(2007/01/09)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)とカロナイナ・トラクター社(Carolina Tractor)の一部門であるリフトワン社(LiftOne)は、南カロライナのいくつかの製造設備でフォークリフトでの水素燃料電池の開発を助けるための賞を受賞した。このプロジェクトは、大コロンビア燃料電池チャレンジ(GreaterColumbia Fuel Cell Challenge)のイニシアチブで行われ、ハイドロジェニックス社の HyPXェ燃料電池パワーパックをリフトワン社が提供した2台のクラス1リフトトラックに組み込む。可動の水素充てん機は充てんのために提供される。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=224933
<定置用電源>
●フュエルセル・エナジーはリンデとの協定に入る(2007/01/04)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、リンデ・グループとマーケッティングと販売に関する契約を結んだ。早急に実施される協定の期間の下で、リンデは、フュエルセル・エナジー社がすでに独占的販売契約を承諾した地域を除いて世界中に「ダイレクト・フュエルセル(DFCィ)」発電プラントを販売する包括的権利を得る。初めは北アメリカに焦点を合わせて。
http://www.fce.com/#
<燃料/改質器/貯蔵>
●ミレニアムセルが生産能力を確立(2007/01/17)
ミレニアム・セル社(Millennium Cell Inc.)は、規格品の商業販売を含む同社のビジネスモデルを広げるステップとして、燃料カートリッジ「ハイドロゲン・オンデマンド(Hydrogen on Demandィ)」の生産能力を確立した。この展開で、同社はまた、特注された燃料カートリッジデザインを部品に組み込む使用権取得者からの注文を遂行する能力を持つ。同社は、生産技術の開発と燃料カートリッジ部品の材料の選択で、ダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)、エジソン溶接研究所(Edison WeldingInstitute)と協力した。計画の中で、主要な部品は、軍隊の仕様環境条件下で低コストでの高い信頼性と性能を達成するために新しい材料で再設計された。
http://www.millenniumcell.com/fw/main/default.asp?DocID=92&reqid=951036
<その他>
●プロジェクト認定のための任命を引き受けるIPHE
水素経済のための国際的パートナーシップ(International Partnership for theHydrogen Economy ;IPFE)は、2007年にIPHEによって公式認定が検討されている水素・燃料電池目的基礎研究(pre-competitive research)プロジェクトの任命を引き受けている。
http://www.iphe.net/ilccommittee.htm
──────────────────────────────────────
■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
□解除:「まぐまぐ」と「melma!」から直接ご購読の方が解除される場合は、「まぐまぐ」か「melma!」から直接解除の手続きを行ってください。PEM−DREAMでの代行はできません。
まぐまぐ http://www.kaijo.com/
melma! http://melma.com/contents/taikai/
□連絡先: info@pem-dream.com
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)
**H2**