燃料電池ワールド (2007/02/25 16:47)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.269 2007/02/25発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
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☆環境&エネルギーマネジメント戦略特別セミナー
「モバイル向け燃料電池の最新開発動向」
 −「国際標準総合戦略」とマイクロ燃料電池
 −モバイル機器向け燃料電池の電源・部材、市場性
○会期 2月27日(火)午後1時〜午後5時15分
○会場 虎ノ門パストラル(東京都港区虎ノ門4−1−1)
○内容
1.「モバイル用燃料電池の普及基盤整備」
福島清司氏((社)日本電機工業会新エネルギー部部長) 
2.マイクロ燃料電池への期待とカシオの取組み
塩谷雅治氏(カシオ計算機(株)要素技術統轄部第三技術開発部次長) 3.マイクロ燃料電池の開発動向とモバイル機器への展開
上野文雄氏((株)東芝ディスプレイ・部品材料統括技師長)
4.モバイル機器向け燃料電池の市場性と将来展望
風間智英氏((株)野村総合研究所技術・産業コンサルティング1部上級コンサルタント)
○受講料 1名につき2万9800円
○申し込み・問い合わせ
新社会システム総合研究所 Tel 03−5532−8850
○詳細は、http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_07068.html

☆国土交通省主催 燃料電池バス報告会&技術展示会・燃料電池バスの試乗【燃料電池バス報告会 】
◇日時 2月28日(水)14:00〜17:00 (12:00より受付開始)
◇会場 コスモスクエア国際交流センター 1階 講堂
◇プログラム
・石谷 久 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授による基調講演、
・公道走行試験にご協力頂いたメーカー及び事業者の講演、
・(独)交通安全環境研究所による燃料電池バス実用化促進プロジェクトについての発表等を予定。
◇備考 参加無料 /事前の参加申込みをお願いします。
【技術展示会】
◇日時 2月28日(水)12:00〜17:00
◇会場 コスモスクエア国際交流センター講堂ロビー
◇展示物 燃料電池バス・燃料電池自動車に関する技術パネルおよび要素部品等の展ヲ
◇備考 参加無料/事前の参加申し込みの必要はありません。多数の方のご参加をお待ちいたしております。
【燃料電池バスの試乗 】
◇日時 2月28日(水)午後(詳細スケジュール検討中)
◇会場 コスモスクエア国際交流センター正面玄関
◇内容 会場周辺の試乗
◇備考 参加無料/事前の参加申込みをお願いします。
●参加申し込み方法
インターネット:2月23日(金) 〆切
財団法人運輸低公害車普及機構のホームページ
http://www.levo.or.jp/event/fcbus/)から申し込みページにアクセスし、必要事項をご記入の上、送信してください。

 または、ウェブからファックス申込用紙をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、お送りください。
※お申し込み多数の場合、定員になり次第締め切らせていただきます。(技術展示会のみ事前申し込みの必要はありません。 )
※国土交通省のプレスリリースは
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090131_.html
●問い合わせ先
 財団法人運輸低公害車普及機構 内 報告会事務局連絡窓口
電話 03-3359-9008(月〜金9:00〜17:00、祝日は除く)  FAX 03-3353-5439E-mail fcbus@levo.or.jp

■WEB LINK NEWS
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07/02/20 SK・新日本石油提携、株式購入は3月末完了予定(YONHAP NEWS)

 【ソウル20日聯合】SKは20日、戦略的提携関係を結んだ新日本石油の株式購入を3月末までに終える方針だと明らかにした。同社は先月新日本石油との提携を発表、資本提携に合意し新日本石油株1432万株(0.98%)を購入するとしていた。

 またSKは、短期的には石油・化学製品の輸送、供給、販売など各分野における共同利用と相互協力を強化し、中長期的には資源開発、精製技術、海外事業研究開発などにも提携の幅を広げることを決めた。特に、自社の高品質アスファルトと触媒技術については、新日本石油が協力強化の意向を示していることから、可能な範囲内でサポートする方針だ。一方、新日本石油がリードする燃料電池技術分野では、技術協力で最大限のサポートを求めていくとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000002-yonh-kr

07/02/20 <経産省>「エネルギー基本計画」改定案 原子力推進前面に(毎日新聞)

 経済産業省は20日、日本のエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の改定案をまとめた。03年の策定から初の改定。原油価格高騰などエネルギー需給が不安定になっているため、原子力発電を推進することや、首脳・閣僚レベルの資源外交の展開、省エネ技術を中心とするアジアとの協力などが柱。3月上旬に閣議決定する。

 計画は02年施行のエネルギー政策基本法に基づき、3年ごとに見直す。同省が昨年5月にまとめた2030年までの長期的な指針「新・国家エネルギー戦略」に沿った内容になった。

 最大の特徴は、原子力推進を前面に押し出した点だ。原発不祥事のさなかにまとめた現行計画では「国民の信頼回復」がうたわれたが、今回は核燃料サイクルの早期確立を掲げた。プルサーマルの着実な推進や高速増殖炉の早期実用化を強調し、ウラン確保に向けた資源外交にも触れた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000086-mai-bus_all

07/02/21 環境省、「気候安全保障」の議論に着手−4月めどに報告書(日刊工業新聞)

 環境省は地球温暖化による悪影響を資源や食糧、国内経済などに対する幅広い脅威ととらえる「気候安全保障(クライメート・セキュリティー)」に関する議論を急ぐ。概念や位置づけを整理した上で、日本が取り組むべき最重要課題として今後の外交方針に明確に盛り込むよう政府全体に働きかける。これにより京都議定書が定めていない2013年以降の温暖化防止の枠組みづくりの主導権発揮を狙う。

 「気候安全保障」は、気候変動を単に環境問題としてとらえるのではなく、食糧やエネルギー問題、テロといった地球規模で生じる脅威の一つとして位置づける考え方。各国首脳がさまざまな場面で言及している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000018-nkn-ind

07/02/21 日産自動車 ハイヤー向け燃料電池車(フジサンケイ ビジネスアイ)

 日産自動車は20日、燃料電池車「エクストレイルFCV」を神奈川都市交通(横浜市)にハイヤーとして初納車したと発表した。神奈川都市交通は3月上旬から運行を開始する。燃料電池車がハイヤーとして営業するのは世界初という。料金は4時間(または走行距離40キロ)で2万900円と、通常ハイヤーと同額で利用できる。

 日産が、神奈川都市交通に燃料電池車導入を提案した。エクストレイルFCVは最高出力が90キロワットで、1回の水素充てんで370キロの走行が可能。最高時速は150キロ。

 神奈川都市交通は、日産が行う燃料電池車の取り扱い講習を受講した5人程度を運転手とし、顧客からの希望があれば、同ハイヤーを使う。燃料となる水素は首都圏10カ所にある水素ステーションを活用するという。

 日産が燃料電池車を納入するのは神奈川県庁、横浜市などに次いで6台目。リース料金は通常1カ月で42万円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000020-fsi-ind

07/02/21 
韓国ポスコ子会社、米フュエルセル株式6.79%取得へ(ロイター)

 [ソウル 21日 ロイター] 韓国の鉄鋼大手ポスコ<005490.KS><PKX.N>傘下の電力会社ポスコパワーは21日、2900万ドルで米燃料電池メーカーのフュエルセル・エナジー<FCEL.O>株式6.79%を取得すると発表した。

 同社はまた、フュエルセルの発電所への電力供給を行うことにも合意した。

 ポスコパワーのスポークスマンは「契約のもと、われわれはフュエルセル・エナジーの韓国内発電所のプロバイダーになる」と述べた。

 フュエルセルの声明によると、ポスコがフュエルセルの普通株を1株当たり7.59ドルで取得する。これはフュエルセル株終値の20日移動平均にプレミアムを乗せた水準。

 ポスコパワーはまた、期間10年間の契約に基づき、フュエルセルに対し燃料電池関連の売り上げの4.1%をロイヤルティーとして毎年支払う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000046-reu-int

07/02/23 
水源がまず枯渇--地球温暖化で専門家が警告(CNET Japan)
 地球温暖化で最初に影響を受けるのは、水かもしれない。

 Lawrence Berkeley National Laboratoryのディレクターであり、代替エネルギーの研究費増額に奮闘する世界有数の科学者、Steven Chu氏をはじめ、多くの識者が、地球の温度上昇によって氷河や湖などの水源が急速に枯渇すると予測している。

 Chu氏は、水の供給が激減すれば、その影響は甚大かつ深刻なものになると述べ、一部ではそうした影響がすでに見られていると話す。同氏は、1997年にノーベル物理学賞を共同受賞した人物だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000004-cnet-sci

07/02/24 <水素駆動機>温度差利用で動力引き出す 函館で実証実験(毎日新聞)

 温冷水の温度差を利用して動力エネルギーを引き出す「水素吸蔵合金アクチュエータ(駆動機)」の実証試験が北海道函館市の函館港旧函館ドック岸壁の建屋で始まった。温水で加熱した合金から放出された高圧水素をシリンダーに送り込み、ピストン駆動させる仕組み。研究グループは揚水や発電などへの応用を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000034-mai-soci

■海外ニュース(2月ー2)
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<輸送>
●ダイムラークライスラーは燃料電池駆動の消防車両を発表する (2007/01/24)

 ダイムラークライスラー社(DaimlerChrysler)は、カリフォルニア州のサクラメント・メトロポリタン消防地区で使用される世界初の燃料電池駆動の消防車両を発表した。消防車両のメルセデスベンツF−cellは、約100マイルを走行し、最高時速85マイルを出す。電気モーターは88馬力(65kW)、16秒で0から時速60マイルに加速できる。燃料電池スタックは、バラード・パワーシステムズ社が開発した。車両は、カリフォルニア燃料電池パートナーシップで設置されているBPエナジー社の水素ステーションで燃料の充てんが行われる。
http://www.greencarcongress.com/2007/01/daimlerchrysler_3.html

<定置用電源>
●アキュメントリクスのユニットが日本の安全性試験に合格する (2007/01/31)

 アキュメントリクス社(Acumentrics Corporation)の3kW級燃料電池は、日本ガス協会(JGA)の安全性試験に合格した。JGAは、211(注:現在は214)の都市ガス事業者と260の関連企業の団体である。JGAプロジェクトは、市場への参入と成功のために日本の電気事業法と消防法の厳格な基準に対して小型固体酸化物型燃料電池(SOFC)の安全性を保証することが目的である。試験は、東京の日本ガス機器検査協会で行われた。
http://www.acumentrics.com/JGA1-07.htm

<燃料/改質器/貯蔵>
●燃料電池駆動のフォークリフトに水素充てんシステムを提供するヌベラ

 ヌベラ社(Nuvera)は、ニューヨーク市グリーンにあるレイモンド社(RaymondCorporation)の工場で燃料電池駆動のフォークリフトを動かすために、同社へパワータップPTH−12(PowerTap PTH-12)水素充てんシステムを提供する。パワータップPTH−12は、第三者のガス事業者またはヌベラ社のパワータップ水素製造システムから使用可能な水素を提供することができる。
http://www.nuvera.com/news/press_release.php?ID=26

<燃料電池コンポーネント>
●フュエルセルエナジーはMTUから部品の注文を受ける(2007/01/25)

 フュエルセルエナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、ヨーロッパの販売代理店であるMTU CFC Solutions GmbH(MTU CFC)から合計1.5MW分の燃料電池スタックの注文を受けた。フュエルセルエナジー社はコネチカット州の同社の工場でそれらを生産して、今年度中にMTU CFC社にスタック部品を提供する。MTU CFC社は、ヨーロッパ市場のために生産しているホットモデュール(HotModuleィ)燃料電池を組み立てるために部品を使う。
http://www.fce.com/#

<報告書/市場調査>
●携帯用電子機器のための動力

 ダニエルグループ(Darnell Group)はこのほど、「携帯用電子機器のための動力」第6版を完成させた。新しく加えられたのは、マイクロ燃料電池のための新興市場の計量分析とその詳細、予測、集積回路のさまざまな電源管理の市場変化の分析である。
http://www.darnell.com/consulting/study.php?mc_id=32

<その他>
●販売契約を結ぶハイドロジェニックスとヘリオセントリス(2007/01/15)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)はヘリオセントリス・フュエスセルズ社(Heliocentris Fuel Cells AG)と、ハイドロジェニックス社の燃料電池モジュールと小型の陽子交換膜型燃料電池(PEM、日本では固体高分子型)電気分解装置をヘリオセントリス社の製品に加えるために販売協定を結んだ。ヘリオセントリス社は製品を販売して、学校、大学そして産業へのサービスを行い、4kWから16kW級の高出力を要求する顧客のためのプロバイダーとなる。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=225625

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■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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