燃料電池ワールド (2006/11/19 18:13)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.257 2006/11/19発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆「エコプロダクツ2006」のボランティア募集

 今年も12月14日(木)から16日(土)までの3日間行われる「エコプロダクツ2006」に出展します。PEMーDREAMは今、長らく放置してきたのホームページのリニューアルを来春に向けて準備しています。どんなリニューアルを計画しているか、説明と提案を行います。会場は東京ビッグサイト東展示ホール、時間は毎日午前10時から午後5時までです。

 この期間中のボランティアを募集します。可能な日と時間帯で結構ですので、志のある方はご連絡ください。→info@pem-dream.com

■燃料電池関連イベント
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☆日本水素エネルギー産業会議(JHIF)第5回会議
「エネルギー建築」の時代 これからの地域社会開発とエネルギー供給
○日 時 11月22日(水)13:30〜15:00
○会 場 東京ビックサイト西3ホール(エコビルド展特設セミナー会場)
・アクセス案内 http://www.bigsight.jp/
・会場案内 http://www.bigsight.jp/guestguid/guid/guid_west.html
○内 容
・講演1 加納寛之氏(クレイトン・ユッツ法律事務所 特別顧問弁護士)
 「オーストラリアでの新エネルギー開発の事例と課題」
・講演2 吉川邦夫氏(東京工業大学大学院 総合理工学研究科 教授)
 「バイオマス資源からの燃料製造・水素製造」
○参加費 無料(要事前登録。当日参加は入場料1000円)
→事前登録はこちら(http://www.ecobuild.jp/seminar/index.php)
○主 催 日本水素エネルギー産業会議
○後 援 エコビルド実行委員会、財団法人建築環境・省エネルギー機構
○問い合わせ 日本水素エネルギー産業会議事務局

 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5−3−20 仙石山アネックス4F
       ユニバーサルエネルギー研究所内
TEL:03-5408-1118(代) FAX:03-5408-0058

☆イワタニ水素エネルギーフォーラム
  〜明日の水素社会をめざして〜
○日 時 12月11日(月)13:00〜17:30
○会 場 経団連会館11階「国際会議場(ゴールデンルーム)」
      東京都千代田区大手町1-9-4 TEL 03-5204-1757
○内 容
1.来賓挨拶 

   安藤晴彦氏(経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課長・燃料電池推進室長)
2.基調講演 「長期的視点から見た水素エネルギーの役割と課題」

   茅 陽一氏(東京大学名誉教授、(財)地球環境産業技術研究機構副理事長)3.特別講演 「エネルギー事情と水素の可能性(仮)」
   松村幾敏氏(新日本石油株式会社常務取締役)
4.特別講演 「CO2回収型化石燃料利用と水素製造・利用の統合システムの展望」
   岡崎 健氏(東京工業大学大学院教授)
5.パネルディスカッション
 「水素エネルギー普及のために今何をなすべきか」

  モデレーター 太田健一郎氏(横浜国立大学教授、水素エネルギー協会会長)
  パネリスト  岡崎 健氏(東京工業大学大学院教授)
         駒橋 徐氏(日刊工業新聞編集委員)

         佐藤嘉晃氏(新エネルギー・産業技術総合開発機構燃料電池・水素技術開発部総括主幹)

         広瀬雄彦氏(トヨタ自動車株式会社FC開発本部FC開発部主査)

         松田昌平氏(東芝燃料電池システム株式会社機器開発部部長)
○定 員 150名(応募者多数の場合は抽選)
○参加費 無料
○申し込み方法 申込書をプリントアウト
http://www.iwatani.co.jp/jpn/osirase/pdfs/0611.pdf)のうえ、必要事項を記入して下記までFAXにてお申し込み下さい。

  イワタニ水素エネルギーフォーラム事務局宛 FAX 03-5405-7022
○締め切り 11月15日(水)必着
○後援 水素エネルギー協会
    燃料電池実用化推進協議会
○問い合わせ イワタニ水素エネルギーフォーラム事務局 TEL 03-5405-5808
       (受付時間9:00〜17:30 土、日、祝日除く)

■WEB LINK NEWS
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06/11/13 DJ-フュエル・システムズ7−9月は黒字、通期売上高見通し引き上げ(ダウ・ジョーンズ)

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)代替燃料システム開発持ち株会社、フュエル・システムズ・ソリューションズ(Nasdaq:FSYS)(旧イムコ・テクノロジーズ)は9日、7−9月期決算が黒字転換したと発表した。好決算を受け通期売上高の見通しを上方修正した。
 7−9月期の純利益は340万ドル、1株利益は22セントとなった。前年同期は920万ドル(1株当たり63セント)の赤字だった。売上高は前年同期比13%増の5540万ドル。

 同社によると、7−9月期ではBRCガス・イクイップメント部門と燃料電池車用の水素燃料貯蔵タンク技術を手掛けるイムコ・テクノロジーズ部門がいずれも好調だったことに支えられ、さらに05年に推進した費用抑制の効果が表われたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061113-00000014-dwj-biz

06/11/13 <プレスリリース>日立製作所、ナノインプリントの生産性向上技術を開発(毎日新聞)

 日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、池上金型工業(代表取締役会長:池上 恵蔵)、日立プラントテクノロジー(執行役社長:住川 雅晴)と共同で、微細パターン転写加工の生産性を約100倍(当社比)向上するシートナノインプリント技術を開発しました。本技術は、被転写体となるフィルムを上下のベルト状に並べたナノ金型の間に挟んで搬送するもので、フィルムの加熱、パターン転写時の加圧、フィルムとナノ金型の剥離などプリント工程の連続処理を可能とするもので、大面積への転写と生産性の向上を実現することができます。

 今回開発した技術は、今後、ディスプレイパネル部材の光学シートや、燃料電池の電解質膜、ナノバイオ分野における細胞培養シートなどのプリント加工への応用展開が期待されます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061113-00000003-maibz-ind

06/11/14 <BMW>「世界初の量産型」水素自動車をリース 来年3月(毎日新聞)

 ドイツの自動車大手BMWは13日、「世界初の量産型」と銘打った液体水素が燃料の水素自動車のリースを来年3月から世界で始めると発表した。最大半年の期間限定リースで、100台を生産し、米国で50台弱、日本でも5台程度お目見えする。水素スタンドはドイツに5カ所しかないが、来年には欧州や米国にも新設する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000006-mai-bus_all

06/11/14 独BMW、水素自動車を来年対日投入(日刊工業新聞)

 独BMWは13日、07年から量産限定販売する水素自動車「Hydrogen7(ハイドロジェン・セブン)」を日本に投入する計画を明らかにした。来年後半に2―5台程度を日本に持ち込み、販売はせず、まずはデモンストレーション用に利用する見込み。

 日本は水素補給などインフラが未成熟。現在、東京・有明にある水素ステーションは充填口が古い。そのため、ハイドロジェン・セブンの充填口を日本仕様に改良し、デモ用に輸入する予定。同時に移動式の水素ステーションもドイツから持ち込み、全国を縦断走行し水素自動車の良さをアピールする計画を立てている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000007-nkn-ind

06/11/14 DJ-ハイドロジェニックス、7-9月期は減損で赤字12倍

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)燃料電池システム開発を手掛けるカナダのハイドロジェニックス(Nasdaq:HYGS)は、第3四半期(7-9月期)決算で赤字が9070万ドル、1株当たり99セントとなった。

 前年同期の赤字は750万ドル、1株当たり8セントだったことから、赤字が12倍に膨らんだ。同社によれば、一部事業部門における減損費用7990万ドルや、研究開発費が前年同期の908,000ドルから270万ドルに増えたことなどが影響した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000016-dwj-biz

06/11/15 【中国】内モンゴル:石炭由来の燃料用DMEプラント建設(サーチナ・中国情報局)

 内モンゴル自治区で、石炭を原料とするクリーンな新エネルギー源、DME(ジメチルエーテル)生産プラントの建設計画が始まる。自治区発展改革委員会も承認した。完成後は、パイプラインを使って北京市に供給し、発電と暖房用の燃料として使用する計画だ。14日付で中国新聞社が伝えた。

 DMEはディーゼル燃料としても適しており、扱いやすく安全性が高い固体高分子形燃料電池の燃料としても期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061115-00000010-scn-cn

06/11/16 科学教室:中学生ら、燃料電池の原理学ぶ−−日光 /栃木(毎日新聞)

 日光市の「日光水素エネルギー社会促進協議会」による、中学生向けの「水素エネルギー・燃料電池科学教室」が15日、同市小林の市立小林中であり、燃料電池の仕組みを学んだり、体験試乗会があった。22日まで市内4中学校で開かれる。

 同中の3年24人を対象に、この日は、理科教室で水素の性質や安全な取り扱い方、水素から電気を取り出す燃料電池の原理を学んだ。燃料電池カートの体験試乗会もあり、試乗した大橋幸子さんは「水素の力はすごいと思った」と話していた。

 市は今年8月、官民で水素エネルギーと燃料電池への理解・普及を目指す協議会を設置、その活動の一環として開かれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061116-00000041-mailo-l09

06/11/18 きょうから北京モーターショー 日本車メーカー、中国市場で決戦(フジサンケイ ビジネスアイ)

 トヨタは「トヨタ」車と高級車ブランド「レクサス」車などを過去最大の28車種展示する。目玉は「カローラ」中国仕様車と、中国初出展のレクサス「RX400h」(日本名ハリアーハイブリッド)。このほか、参考出品として1人乗りのモビリティー「i−スウィング」と燃料電池ハイブリッドシステム搭載の「ファイン−T」も出展。これら車種の出品により、トヨタの新型車と技術力をPRする。

 マツダは、3ドアハッチバックの試作車「颯爽(さっそう)」や4シーターロータリースポーツカー「マツダ先駆(せんく)」、水素ロータリー車「マツダ5ハイドロジェンREハイブリッド」(プレマシー)など次世代自動車を出展。スポーツカー「マツダ MX−5」(日本名ロードスター)を中国初公開するなど、出品数は10車種13台。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000022-fsi-ind

■海外ニュース(11月ー2)
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<輸送>
●ベロフォームが燃料電池自転車のデモンストレーション(2006/10/06)

 ベロフォーム社(Veloform)は、燃料電池で動く3輪電動自転車「シティ・クルーザー2(City Cruiser II)」のデモンストレーションを行った。シティ・クルーザー2は、SFCスマート・フュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell AG)が製造する商業利用が可能なEFOY燃料電池を使う。
http://www.efoy.de/index.php?option=com_content&task=view&id=892&Itemid=177&lang=en
※ベロタクシー・シティクルーザー ベロタクシー(VELOTAXI)は1997年にドイツで開発された高性能な自転車タクシー及びその運営システムである。VELOとはラテン語で自転車のこと。日本でも2002年から運行が始まり、各都市でNPO団体などが運行している。「シティ・クルーザー2(City Cruiser II)」は2006年5月に初めてのフルモデルチェンジ車両として発表された。

●ゼネラル・ハイドロジェンに2900台の燃料電池を供給するバラード(2006/10/10)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)はゼネラル・ハイドロジェン社(General Hydrogen Corporation)と、およそ2200万USドルで2900台の燃料電池「マーク9SSL(Mark 9 SSLェ)」を供給する契約に署名した。契約でバラード社は、2007年から2008年にかけて4〜20kW級燃料電池を出荷する。
http://www.ballard.com/be_an_investor/news/2006/10/10/General%20Hydrogen%20ESA

<定置用電源>
●ミルクは燃料電池に役立つ。FCEはリゾートに燃料電池を販売(2006/10/25)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy)は、日常の廃棄物処理(牛乳生産で発生する廃棄物)から継続的に供給される燃料で動く750kW級ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ)発電プラントを供給する。燃料電池は、カリフォルニア州のサンホワキン渓谷(San Joaquin Valley)地域の市営汚水処理プラントの動力となる電力を生産する。フュエルセル・エナジー社はまた、カリフォルニア州で同社のホテル・宿泊地で3番目となる主要な娯楽リゾートに750kW級ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ)発電プラントを販売した。燃料電池は、ホテルの需要のために24時間基幹電力を提供する。そして、副生熱を顧客のための温水に変え、システムの総合効率を高める。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=FCEL&script=412&layout=-6&item_id=921161

<ポータブル/バックアップ電源>
●空軍のために燃料カートリッジを開発するミレニアム・セル(2006/10/18)

 ミレニアム・セル社(Millennium Cell Inc.)は、未来の動力源としてより高いエネルギー密度の目標に取り組むために、次世代のナトリウム/ホウ化水素をベースにした燃料カートリッジ開発で米国空軍研究所(Air Force Research Laboratory;AFRL)から配送指示書を受け取った。配送指示書は、軍が完全に利用するなら、技術と製品の購入で5年間に400万ドル以上を提供する。
http://www.millenniumcell.com/fw/main/default.asp?DocID=92&reqid=918025

<燃料/改質器/貯蔵>
●フォードとBPはミシガン州に水素燃料ステーションを開設(2006/10/17)

 フォード社とBP社はミシガン州テイラー(Taylor)に、市の公用車として使われるフォードの燃料電池車「フォーカス(Ford Focus)」に燃料を供給する水素燃料ステーションを開設した。フォード社はまた、2006年後半に水素動力バスの配送を始めると発表した。
http://media.ford.com/newsroom/release_display.cfm?release=24585

●リンデはドイツに水素センターを開設(2006/10/06)

 リンデ社(Linde)はドイツに、水素燃料ステーションを併設して試験や訓練のセンターとしても使う300万ユーロの水素センターを開設した。燃料補給ステーションは、現在実証走行している燃料電池車とバスに水素燃料を供給する。このセンターはまた、技術の展示にも使われる。
http://www.linde.com/international/web/linde/like35lindecom.nsf/0/BB18326F0DC99ED2C1257211005F07E2

<報告書/市場調査>
●大規模定置用製品(2006/11/01)

 フュエルセル・トゥデイ(Fuel Cell Today)は、新しい市場調査「大規模定置用製品2006」をリリースした。
http://www.fuelcelltoday.com/FuelCellToday/IndustryInformation/IndustryInformationExternal/IndustryInformationDisplayArticle/0,1588,1130,00.html

<その他>
●燃料電池に投資するペンシルバニア(2006/10/05)

 エドワード・G・レンデル知事は、ペンシルバニア州は16のクリーンエネルギー・プロジェクトに640万ドルが投資されると発表した。これには、コークス炉の操業からでる水素リッチな余剰ガスを燃料に使うUSスチール社のモンバレー工場に2MW級燃料電池を設置するための25万ドルと、燃料電池産業に焦点を当てた「先進エネルギーシステム産業のためのエクセレンスセンター(Center for Excellence forAdvanced Energy Systems Manufacturing)」を設立するクチェラ・ディフェンス・システムズ社(Kuchera Defense Systems Inc.)への39万1548ドルが含まれている。
http://www.ahs.dep.state.pa.us/newsreleases/default.asp?ID=4258&varQueryType=Detail

●水素研究クラスターとなるCSIRO(2006/10/18)

 オーストラリアの科学政府機関であるオーストラリア連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization ;CSIRO)は、持続可能な水素経済を調査する新しい1060万オーストラリアドル(803万ドル)の研究クラスターに着手する。CSIROは、ニューサウスウェールズ州のニューカッスル(Newcastle)にクラスターを開設する。それは、水素製造と水素吸蔵合金、燃料電池技術のオーストラリアの専門家を集めた12の大学と公的資金を供給された調査機関を含んでいる。
http://www.csiro.au/csiro/content/standard/ps2ea,,.html

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■燃料電池ワールド
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 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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