燃料電池ワールド (2006/10/15 23:05)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.252 2006/10/15発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■燃料電池関連イベント
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☆「環境&エネルギーマネジメント戦略特別セミナー」
東京ガス/新日本石油
家庭用・自動車用 燃料電池の最新開発動向
◇日時 10月27日(金) 午後2時〜5時
◇会場 九段会館(東京都千代田区九段南1−6−5)
◇主催 株式会社 新社会システム総合研究所
◇次第
14:00〜 燃料電池・水素社会に向けた開発動向

       南條 敦氏(新日本石油(株)FC事業部FC開発グループチーフスタッフ)
15:30〜 東京ガスにおける家庭用燃料電池“ライフエル”の開発と今後の展望

      小池 俊一氏(東京ガス(株)技術開発本部商品開発部PEFC開発グループ グループマネージャー)
◇受講料  1名につき25,000円(消費税込)
◇申込方法 申込書に必要事項を記入の上,FAXまたはメールで。
       申込み受付FAX 03−5532−8851
       mailto:info@ssk21.co.jp
      または下記フォームから。
       http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_06307.html
◇問い合わせ先 株式会社 新社会システム総合研究所

         105-0003 港区西新橋2−1−1 興和西新橋ビル11階
         TEL 03−5532−8850

■WEB LINK NEWS
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06/10/11 【マレーシア】ETIテックが独社と提携、UPSを共同開発(NNA)

 ETIテック(M)は10日、無停電電源装置(UPS)システム開発の独P21との提携文書に調印した。両社は今後、燃料電池を組み込んだUPSシステムの共同開発を進めていく。同時に、国内に工場を設置し、P21の製品を低コストで生産、国内外の市場に供給する計画だ。

 ミュンヘンを拠点とするP21は2001年設立。燃料電池を組み込んだUPSシステムの開発、製造、販売を手掛け、通信機器向けに特化している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000007-nna-int

06/10/11 松下 家庭用ガス機器から撤退(フジサンケイ ビジネスアイ)

 松下電器産業は10日、給湯機など家庭用ガス機器の生産・販売を2007年3月末で事実上終了する方針を明らかにした。同社は「選択と集中の一環」としている。天然ガスを使う家庭用燃料電池やガス式浴室暖房乾燥機などの事業は継続する。

 生産をやめるのは給湯機▽調理器▽暖房機▽衣類乾燥機−の4品目。06年3月期の売上高は130億円だったが、市場の伸びが見込めないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000020-fsi-ind

06/10/12 「第1回新エネルギー世界展示会」開幕、際立つ風力発電機(フジサンケイ ビジネスアイ)

 「再生可能エネルギー2006国際会議」の併設展で、新エネルギー関連の素材や機器を紹介する「第1回 新エネルギー世界展示会」が11日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。

 会場でひときわ目立ったのが風力発電機だ。シグナスをはじめとするグループ会社が本格的に生産・販売を開始するのが垂直軸型の風車。バックアップ用の補助電源として活用されるケースが多く、ショッピングセンターなどへの納入実績がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061012-00000017-fsi-ind

06/10/12 次世代電気自動車 三菱自、開発で電力5社と共同研究開始(毎日新聞)

 三菱自動車は11日、走行可能距離などの性能を飛躍的に高めた次世代電気自動車の開発に向け、東京電力など電力5社と共同研究を始めると発表した。軽自動車「i(アイ)」をベースにした研究用車両「i MiEV(ミーブ)」を同日公開。今後、電力5社に同車両を提供し、共同で走行データの収集・分析など実用化評価を行い、2010年までの市販化を目指す。

 経営再建途上の三菱自動車は、多額の研究開発投資が必要なハイブリッド車や燃料電池車の開発に本腰を入れることが難しく、環境対策では電気自動車に軸足を置いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061012-00000008-maip-bus_all

06/10/12 電気自動車を実用化へ 三菱自動車が電力5社と共同開発(フジサンケイ
 ビジネスアイ)

 電気自動車は化石燃料をまったく使用せず、二酸化炭素も排出しない。ただ、環境対応車をめぐっては、ガソリンエンジンと電気モーター併用のハイブリッド自動車や燃料電池車、植物由来のバイオエタノール車とさまざまな技術が乱立しており、自動車各社では依然として、どの技術が本命となるか見極められていないのが実情だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061012-00000002-fsi-bus_all

06/10/14 トヨタ、ハイブリッド米で生産 コスト下げ販売拡大(フジサンケイ ビジネスアイ)

 トヨタ自動車は13日、米ケンタッキー工場で中級セダン「カムリ」のハイブリッド車の生産を開始したと発表した。エンジン・電気モーター併用のハイブリッド車を米国で生産するのは日系メーカーでは初めて。トヨタは今年6月、10年にハイブリッドの設定を現在の7車種から14車種に倍増し、世界販売も05年の4倍の100万台に引き上げる計画を打ち上げた。北米での生産開始も、この目標達成に向けた布石となる。

 トヨタの北米での今年1〜8月までのハイブリッド車の販売台数は13万400台と前年同期に比べ35・1%増加した。

 一方、ライバルのホンダの同時期の販売台数は14・1%減の約2万7000台。環境技術でトヨタとホンダはしのぎを削っているが、トヨタが大きく引き離した格好だ。

 燃料電池車やディーゼル車など数ある次世代環境技術車の中で、トヨタはハイブリッド車を「環境問題の解決に貢献できるコア技術」(渡辺社長)と位置づけ、強化を進めている。

 1997年に他社に先駆け「プリウス」を投入以来、今年8月までのハイブリッド車の累計販売は75万1000台に達した。これは、ハイブリッド車「インサイト」(06年に生産中止)で99年から参入したホンダの累計販売数17万台の4・4倍にあたる。

 先行メリットを生かして次々とハイブリッド車の販売を拡大するトヨタは、いち早く生産も世界に広げることで、ハイブリッドの課題であるコストを引き下げ、普及を促す。ハイブリッド車が世界中で使われるようになれば、次世代環境技術の本命となり、トヨタは目前に迫った世界販売・生産の首位奪取はもとより、技術面でも覇権を握ることになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061014-00000014-fsi-ind

■海外ニュース(10月ー1)
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<輸送>
●GMは来年、大きな燃料電池車の隊列を作り、新しい郵便業務燃料電池車を公開する。(2006/09/17、26)

 ゼネラル・モータース社(General Motors Corporation ;GM)は来年、路上実証のために100台以上の燃料電池車の隊列を作ることを計画している。シボレー・エクイノックス(Chevrolet Equinox)をベースにした燃料電池自動車は、GMの第四世代燃料電池システムを主役にして、5万マイルを走るように設計される。「ドライブウエイ・プロジェクト」(Project Driveway)と呼ばれる計画で、GMは、仮フォ留二査収、ニューヨーク市地区、ワシントンDCのさまざまな運転者たちに自動車を届ける。

 GMはまた、ハイドロジェン3燃料電池ミニバンは、カリフォルニアの米国郵政公社(U.S. Postal Service)アービン隊列に加えられると発表した。この隊列は、米国西海岸の郵便配達業務に使われる最初の燃料電池車となる。
http://media.gm.com/servlet/GatewayServlet?target=http://image.emerald.gm.com/gmnews/viewmonthlyreleasedetail.do?domain=74&docid=28560
http://media.gm.com/servlet/GatewayServlet?target=http://image.emerald.gm.com/gmnews/viewmonthlyreleasedetail.do?domain=3&docid=28992

●米国陸軍はGMの燃料電池車を配送される(2006/09/21)

 米国陸軍は、シボレー・エクイノックス(Chevrolet Equinox)燃料電池自動車を受け取った。この車は、GMが設計した試作車で、新しい100台の「ドライブウエイ・プロジェクト」の一部として使われる。軍用車は、主としてバージニアとカリフォルニアの軍事基地で非戦闘用の輸送目的に使われる。この車は、GMの第四世代燃料電池推進システムで動かされる。
http://media.gm.com/servlet/GatewayServlet?target=http://image.emerald.gm.com/gmnews/viewpressreldetail.do?domain=2&docid=28809

<定置用電源>
●メガワットの発電プラントを建設するEnBWとシーメンス (2006/09/12)
 EnBWエネルギー・バーデン・ヒュルテンベルグ社(EnBW Energie
Baden-Wurttemberg AG)とシーメンス・パワー・ジェネレーション社(SiemensPower Generation ;PG)は、高効率のメガワット級燃料電池ハイブリッド発電プラントを建設するために連携している。この研究計画の目的は、70%の効率を記録することである。2008年までに基礎となる初期工事と小さなパイロットプラントを完成させて、2012年に稼働させる予定である。
http://www.enbw.com/content/en/press/press_releases/2006/09/PM_20060912_CU_jm02/index.jsp;jsessionid=4C3F7EEAAE355CA40A49A0FE6EFDEBDC.nbw05

<ポータブル/バックアップ電源>
●アイダテックのユニットはNEBC認証を受け、CERDEC契約を獲得する(2006/08/29、09/05)

 重要な非常用電源陽子交換膜型(PEM、日本では固体高分子型)燃料電池製品であるアイダテック社(IdaTech)の「エレクトラゲン」( ElectraGen)ファミリーは、NEBS(ネットワーク・イクィップメント・ビルディング・システムズ、NetworkEquipment Building Systems)レベル3の認証を受ける
すべてのテスト要件を満たした。NEBSレベル3認証は、多くの北米の通信事業者への販売のための要件であり、極端な気候条件、機体構造の健全性、そして地震、落下、火器やその他の要因からの耐性による操作の継続性を含んでいる。テストはまた、電子放射の安全と追従、そして出荷による損傷と火事による被害にシステムが耐えることを保証する。

 他のニュースは、米国陸軍の通信技術と統合システムセンターである通信用電子機器研究開発センター(Communications-Electronics Research Development Center;CERDEC)は、アイダテック社に3kW級戦術的燃料電池発電機の開発で300万USドル相当の新しい契約を与えた。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=83
http://www.idatech.com/media/news.html?article=84

●SOFCで協働するネックテックとプラグパワー(2006/09/12)

 ネックテック・マテリアルズ社(NexTech Materials, Ltd.)とプラグパワー社(Plug Power Inc.)は、固体酸化物型(Solid Oxide ;SOFC)燃料電池発電システムの開発と、市場調査、燃料電池スタック開発と試験、システム設計と試作品製造を含むいくつかの共同活動を完成する計画で協働している。市場の初期目標は軍、特に米国空軍と陸軍の製品である。他の潜在市場は、無線通信と商業的な定置用バックアップ電源製品を含んでいる。
http://www.nextechmaterials.com/view_page.php?id=56

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■燃料電池ワールド
 □毎週日曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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